平成24年7月5日 議会改革検討代表者会議 ○開議時刻 午後2時0分 ○散会時刻 午後4時2分 ○場所 全員協議会室 ○出席委員(10人)  伊藤 学  座長  川畑英樹  副座長  大須賀浩裕  委員  林 明裕  委員  井上耕志  委員  小林市之  委員  雨宮幸男  委員  高橋祐司  委員  大河巳渡子  委員  ドゥマンジュ恭子  委員 ○欠席委員(0人) ○事務局  大和田正治  事務局長  小林明信  事務局次長  宮川節夫  事務局主幹  小島伸夫  庶務係長  高橋慎一  議事係長  佐野竜也  議事係主査 ○案件  1 第11回代表者会議における合意事項………………………………………………… 1   (1)議会運営委員会について……………………………………………………………… 1   (2)広報活動の充実について……………………………………………………………… 2   (3)一問一答方式の試行について………………………………………………………… 2  2 検討・協議事項………………………………………………………………………… 6   (1)陳情・請願の取り扱いについて(国・都への意見書提出陳情の取り扱い)…… 6   (2)議会報告会・市民との意見交換会について………………………………………… 11   (3)少数会派について……………………………………………………………………… 23    午後2時0分 開議 ○川畑副座長  皆さん、こんにちは。ただいまから第12回調布市議会改革検討代表者会議を開催させて いただきます。  初めに、伊藤座長からごあいさつをいただきます。座長。 ○伊藤座長  改めまして、こんにちは。第12回調布市議会改革代表者会議のお呼びかけをいたしまし たところ、委員さんの皆さんには全員の御出席をいただきまして開催をできますこと、ま ずもってお礼を申し上げたいと思っています。  九州北部におきましては、大変な豪雨に見舞われておりまして、今までに経験のないよ うな大洪水ということであります。  思い返しますと、昨年の3.11には東日本大震災ということで、私ども、この改革協議会 の中におきまして、皆様方の御賛同をいただいて、調布市議会災害支援要綱を定めたとこ ろでございます。その要綱の内容に従いまして、昨日は市議会議員の多くの方に御参加を いただいて、普通救命講習を受講していただきました。全員見事にペーパーテストまで合 格をされ、そしてその証明書を受け取ったということでございます。  今後も、そうした意味からも、市議会の責務といいましょうか、そうしたものはそうい うことのみならず、議会運営全般におきましても、いろいろな意味でこれからの改革の中 身に関係してくることだろうというふうに思っていますので、どうぞよろしくお願いいた します。  限られた時間でありますので、皆様の御忌憚のない意見を拝聴しながら進行させていた だければと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○川畑副座長  ありがとうございました。  それでは、日程に従いまして進行させていただきます。  最初に日程の1、前回第11回代表者会議におきまして合意されました事項について確認 するため、その内容を合意資料7及び資料35で配付させていただいておりますので、御確 認ください。  内容といたしましては、議会運営委員会は法定委員会であり、座長案で示した資料28に 基づき、幹事長会議との役割分担を図り、速やかに実施すること。また、討論の申し出が あったときの取り扱い、緊急質問の基準については、議会運営委員会の協議にゆだねるこ と。  広報活動の充実については、議会独自のホームページは、予算、管理を含め、引き続き 検討していくこととし、当面は現行のホームページの内容の充実を図っていくこと。市議 会だよりは全戸配布をする方向で準備していくこと等の合意資料7で配付させていただい ているとおりでございます。  また、前回の代表者会議では、第2回定例会から試行した一般質問の一問一答方式につ いての改善点等の御意見をいただきました。それらを踏まえ、座長から提案の発言につい て資料35としてお配りしてありますので、御確認の上、御了承くださいませ。  前回の合意資料について座長から補足説明がございますので、伊藤座長、お願いいたし ます。座長。 ○伊藤座長  それでは、合意資料の7で、最初に広報活動の充実についての中において、提案番号59、 議員紹介情報をホームページにリンクする提案については、ホームページ等を開設してい ない議員さんもおられることから、全議員の意見をお聞きして、その方向性を検討いたし ました。  つきましては、全議員さんあての調査票を資料34として作成いたしましたので、御異議 がなければ7月20日金曜日までに必要事項を御記入いただき、事務局まで提出をお願いい たしたいと思っているところでございます。  内容につきましては、それぞれのホームページの、私の表現がうまく伝わるかどうかわ かりませんが、アドレスだとか、そのほかいろいろと、そこへたどり着く何か暗号がある わけですね。それをそれぞれの方に書いていただくということになると思うんです。これ を資料配付しておりますので、それぞれの議員さんにお書きとめいただきたいということ でございますので、よろしくお願いいたします。 ○川畑副座長  ありがとうございました。座長の説明は終わりました。説明に対して何か質問等はござ いますでしょうか。――よろしいですか。今、座長が見ておりますけども、提出資料につ いて。ありませんね。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○川畑副座長  それでは、続きまして、一問一答方式について座長のほうから発言があります。座長、 お願いします。 ○伊藤座長  続きまして、一問一答方式の改善案の件であります。前回の代表者会議で、私が口頭で 発言した改善提案を資料35として本日配付させていただきました。  質問通告書に具体的な質問内容を書いていただき、大局的な見地からの一般質問をお願 いしたいという内容でありました。特に、1番目と3番目の項目については、既に先例申 し合わせで確認しており、一般質問の発言通告書の裏面にも印刷しておりますので、改め て確認するようお願いいたします。  また、4番目に書いてありますが、自席からの質問はしにくいという意見もありました ので、質問者席を設置していきたいと考えております。具体的な設置場所でありますが、 お配りしてあります資料36をごらんいただきたいと存じます。本会議場の議長席に向かっ て左端あたりに設置していきたいと考えております。  なお、一問一答方式は試行中でありますので、質問者席設置についても試行中の位置づ けで設置してまいりますが、この先、皆様の御同意が得られた場合には、質問者席を確定 してまいりたいと思っているところでございます。  また、設置に当たっては、最も経済的な方法で設置をしていきたいと考えております。  なお、この質問者席の設置については、御了承をいただきましたならば、創政会さん、 提案番号70番、民主・社民の会さんの提案番号71番、みんなの党調布さん、提案番号72番 から提案され、継続協議となっておりました対面演壇設置等の提案につきましては、今回 の質問者席設置で協議終了といたしたいと考えているところでございます。よろしくお願 いいたします。 ○川畑副座長  説明は終わりました。説明に対して皆様から何か御質問等はございますでしょうか。雨 宮委員。 ○雨宮委員  今の最後の座長説明の中の質問席の問題なんですけど、この図面で見る限り、市長が何 か一番遠い位置になってしまうという問題があって、最初はこれでやるとしても、設置場 所については協議終了ということではなくて、引き続き協議の対象にするという位置づけ でよろしいんでしょうかね。 ○川畑副座長  はい、座長。 ○伊藤座長  まず、この質問者席をこの場所にということを考えた要因をまず説明したいと思います。  現在の本会議場のビデオ撮影というんですか、カメラの設置位置が本会議場の議長席に 向かって左右両方に一個一個ついているということがございまして、そのカメラから映し 出す画面がちょうど今回提案をいたしました場所に設置すると、インターネットで中継を しているときに、真正面からきちっと撮影ができるという場所としてまず御認識いただき たいと思います。  例えば、速記者席のすぐ後ろというか議員席との真ん中あたりに設置した場合に、左右 のカメラから撮影するために、現在のカメラ位置では、すべて発言者の横顔からしか映ら ないということがございます。いずれの協議の中で質問席を真ん中にということであれば、 そのカメラの設置がそこでいいのか否か、いろいろと経済的なことも考えますと、余りそ ういった部分では費用をかけたくないということも一方ではあります。ぜひその辺の御理 解をいただきたいのと、もう一方、市長の席が一番遠いねというような御意見であります が、例えばうちの元木議員が一般質問を想定すると、現在の段階でも一番遠い状況になり ますね。ですから、遠い近いでいうと、現在もそういった弊害はあるということも認識を していただければなと思います。  以上です。 ○雨宮委員  私は金をかけろということが趣旨じゃないんですけども、今の座長の発言を返すという 意味じゃないんですけど、もともと理事者、答弁者と質問者の関係というのは、今回、一 問一答式を採用することについて、自席でという暫定的な措置の結果生まれているわけで すよね。それまで従来は登壇して、ある意味では、質問者も市長に一番近いところでやり とりしていたと思うんですよ。だから、そういう一連の経緯にかんがみてみたときに、こ の場所では絶対だめだという意味じゃないんだけれども、やっぱり質問者と答弁者の距離 関係というのは非常に重要な要素になってくるんじゃないかなというふうに私は考えてい るんで、それはひとつ頭の隅っこにでも置いておいてもらえればと思います。 ○川畑副座長  御意見でよろしいですね。 ○雨宮委員  はい。 ○川畑副座長  座長。 ○伊藤座長  当然意見としては、すべての議員さんに御理解をいただかなければならないと思ってお りますので、試行的にやっているという意味は、今後の協議は続行していかなければいけ ない課題の1つかと。今回、試行的に発言席をその場所に設置するということをまずこの 委員の皆さんに御了承いただいて、直近の議会から対応を図っていくと考えておりまして、 ぜひその辺の進め方につきましても御理解をいただければと思っていますので、よろしく お願いいたしたいと思います。  以上です。 ○川畑副座長  小林委員。 ○小林委員  私も雨宮委員のおっしゃったことに賛同させていただきたいというふうに思っておりま す。インターネットに映る映らないは別として、端の中で一般質問等々、議場全体を見渡 したときにちょっとどうなのかなと。やはりここの議場の真ん中で質問等を行うのが一番 いいんじゃないかなというふうに思いました。  先日、ちょっと議場を見させていただいて、試行的ですから、議長の言われるように、 ここでこの提案でやっていただくのもよしとしますけれども、例えば今、ふだん使ってい る演壇でできないのかなという部分も、逆に言えばそういうこともできるんじゃないかな と。これは議員側に発言する形になりますけれども、そういうこともいろいろ試行してい き、いろんな形を見ていったほうがいいんじゃないかなというふうに思いました。  以上でございます。 ○川畑副座長  御意見でよろしいですか。 ○小林委員  はい。 ○川畑副座長  はい、ドゥマンジュ委員。 ○ドゥマンジュ委員  私もあそこで実際に立ってみて、市長と目が合うかなと思って見たんですが、ちょうど 速記の方がいらっしゃって、市長から質問している人が直に見えるかなというのがちょっ と懸念される点でした。  今、お2人からも意見がありましたけれども、席をどこにするかということとともに、 質問の仕方なんですけれども、前にもここの場でも出たと思うんですけれども、小平なん かでは、まずは総括的に質問を前のほうで出てやって、それで自席に戻ってから一問一答 の再質問をするというような形もとっていますので、またそういう方法にすれば、今おっ しゃったように、前の演壇でやるとか真ん中でやるとかということも考えられると思いま すので、そういうやり方も含めて試行していくということですので、考えていければと思 います。  以上です。 ○川畑副座長  ほかにございますか。大河委員。 ○大河委員  私も今回、車いすの傍聴席をこちら側にした関係もあって、なかなかそこの前にという 話にはなりにくいのかなとは思いましたが、やはり一問一答にした意味合いというのは、 1つは、緊張感を持って行政と向かい合ってやりとりをしていくという部分もありますの で、今後、やはり議会としてさまざまな活性化を考えていったときに、必要な経費という んでしょうか、そういったことがいろいろおいおい出てくると思いますが、もちろん基本 的にはできるだけかけないように工夫してということはありますが、しかし、やっぱり必 要な部分が、合意がとれたものに対しては初期投資といいますか、そういったことも必要 ではないかと思いますので、おいおいそういうハード面でのもので必要なものはどうかと いうことについても検討をしていくべきではないかなというふうに思います。これは意見 です。 ○川畑副座長  ほかにございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○川畑副座長  それでは、説明のあったとおり御了承をお願いいたします。  それでは、続きまして、日程の2、検討・協議事項に入らせていただきます。  参考資料33をごらんいただき、順次進めさせていただきたいと思います。  日程の2の (1)、陳情・請願の取り扱いについて。この案件は、第9回代表者会議、4 月27日におきまして、陳情と意見書の取り扱いについて他市の状況を調査するということ で継続協議となっていたものであります。  調査結果が出ましたので、資料37を配付してあります。まず、その資料37の調査結果に つきまして事務局からの説明をお願いしたいと思います。では、主幹。 ○宮川事務局主幹  それでは、資料37、陳情と意見書についての調査結果を御説明いたします。  まず、調査内容でございますが、意見書の提出を求める陳情を含めます陳情の委員会審 査状況と意見書の提出要件の人数について、東京都の26市議会を対象に調査を行いました ので、その結果を説明いたします。  まず1ページ、陳情と意見書についての調査結果(その1陳情)でございます。表の左 側から右方向に向かって説明してまいります。  1、陳情の審査(運営方法)についてでございますが、本会議上程・委員会付託をしな いから始まりまして、5つの区分に分けて調査をいたしました。  その中で、左から4つ目、議会運営委員会で協議して決定する市議会の実態でございま すが、※を打ちまして3ページに記載しましたので、3ページをごらんいただきたいと思 います。  真ん中から下、※1から9まででございますが、大きく分けますと、陳情は原則委員会 付託する市議会は4市ございます。付託しないで審査しない、付託し審査することが少な いなどの市議会は5市となっております。これら5つの区分を整理した結果を申し上げま すと、26市中8市は陳情を審査しない、ほとんど審査しない、あるいは審査の例は少ない という結果になりました。残り18市議会は、陳情を原則委員会で審査対象としております が、その18市議会のうち、意見書の提出を求める陳情を審査対象から除外している市議会 が1市ございます。したがいまして、26市中17市が意見書の提出を求める陳情については、 委員会審査を行っているということになります。パーセンテージで言いますと、約65%と なります。  恐れ入りますが、1ページに戻っていただきます。次に、2の本会議上程・委員会付託 しない場合の議員への周知についてでございますが、写しを配付しているとのことでござ います。  続いて、3の陳情の取り扱いを見直すことについてでございますが、しばらくなさそう というところと、まだ検討に至っていない市の合計が20市となっておりまして、見直しを 検討中の市議会は6市ございますが、その内容はそれぞれ違いがございまして、同一では ございません。その内容につきましては、趣旨採択となった場合は意見書の提出はしてい ないので、その取り扱いについてということと、陳情を委員会へ付託し、提出者の趣旨説 明を受ける。陳情が項目別になっている場合は、項目別に採決することができる。陳情を 審査せず、参考送付とすることの基準の明確化、陳情事項が複数の委員会に属する陳情の 取り扱いということになります。  次に、意見書の取り扱いについてでございますが、4ページをごらんいただきたいと思 います。意見書の提出に要する提出者、賛成者の数でございます。調査の結果、多かった 順に整理しますと、2人以上を要件としている市議会が14市ございます。調布市議会と同 様に3人以上としている市は5市、全会一致を原則としている市は4市ございますけども、 その4市のうち7割以上賛成であれば実質的に上程しているという市が1市ございます。 4人以上を要件している市が1市、議員定数の6割以上を要件としている市が1市ござい ます。  この調査結果から、約半数の市議会が2人以上を要件としていることが明らかとなりま した。なお、この2人以上が多いという理由でございますが、議員定数が関係しているも のと思われます。条例案は、議員定数の12分の1以上の提出者が必要でございますが、議 員定数が24人以下、13人以上ですと、その数が2人以上となりますので、意見書も条例案 に合わせ2人にしているということが考えられます。  また、この議員提出議案の運営方法の見直しを検討している市議会は1市だけでござい まして、他の25の市議会はしばらく見直しはしないということでございます。  以上でございます。 ○川畑副座長  ありがとうございました。ただいまの事務局からの説明がございましたが、その説明に 対して何か皆様から質問、御意見等がございましたらお受けいたします。挙手にてお願い いたします。はい、雨宮委員。 ○雨宮委員  前回、この問題を議論したときのやりとりというのは、1つは、実際に創政会さんが提 案されている国に対して意見書の提出を求める陳情が、調布の議会の中で実態としてどの くらいあるのかということが1つの論点にあったと思うんです。それともう1つは、今説 明された資料のように、他団体、他議会の現状がどうなっているかということが課題とし て提案されて、それで継続協議になったというのが今日までの経緯だというふうに思うん ですね。  それで、今改めてこの資料に基づいて説明を受けた範囲の中においては、私が考えるに は、創政会さんの提案は根拠を失ったというふうに見ました。意見ですけどね。この一覧 表を見てもわかりますように、調布市は1ページ目の8番目に位置しておりますけれども、 実際に現状のやり方でやっても、実績値としては3年間にわたって3件。だから、そうい う意味で言えば、その3件のためにわざわざ従来の、いわゆる先例というのか、運用方法 を切りかえる必要がどこにあるのかというふうに非常に大きな疑問を改めていただきまし た。したがって、私としては、現状のままで何ら差し支えないんじゃないかというのがき ょうの調査結果をいただいた1つの結論めいた到達です。 ○川畑副座長  御意見でよろしいですね。 ○雨宮委員  意見です。 ○川畑副座長  ほかにございませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○川畑副座長  なければ、この案件につきまして座長からございますか。はい、座長、お願いします。 ○伊藤座長  それでは、陳情・請願の取り扱いにつきまして、先例申し合わせにおいて審査になじま ない等の陳情書の取り扱いは、なじまない内容は7項目規定されておりますが、それ以外 の扱いにつきましては、議会運営委員会の協議を経た上で議長が審査になじまないものと 認めたものについては陳情審査になじまないものとする。他の審査になじまないものと同 様の取り扱いをすることにしているということであります。陳情審査になじまないものの 取り扱いは、陳情は受理をするが審査をせず、各会派の幹事長に写しを送付するとともに、 議長が認めたときには関係する市の部署等にもその写しを送付することとしております。  こうしたことから、今回の国、都への意見書提出の陳情の取り扱いの提案についても、 議会運営委員会の協議を経た上で議長の判断にゆだねることといたしたいと思っています。  具体的には、今、雨宮委員からも発言がありましたが、その内容の中に、毎年定例的に 同様の趣旨の内容で提出される国、都への意見書提出を求める陳情については、議会運営 委員会の協議を経た上で委員会に付託するのか、委員会に付託せず、写しを送付するのか 等を議長が判断する取り扱いにしたいと考えております。よろしく御理解をいただければ 大変ありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○川畑副座長  ただいまの座長からの提案につきまして質疑等はございますでしょうか。はい、雨宮委 員。 ○雨宮委員  私のこの問題に対する原則的というか原点的な態度はさっき申し述べたとおり、必要な いということなんですが、今そういうことを踏まえて座長からの提案というか方向性が示 された件についてなんですが、陳情文書上の文言は一言一句変わらないとしても、例えば その陳情が出されてきている背景、あるいは土台になっている制度が変わるような場合が あるんですよね。そうすると、そこの部分については陳情文書上出てこないと、その制度 の内容について変わったか変わらないかということが議運段階でかなり精査されないと、 文言が一緒だから従来と一緒だということで見過ごされちゃって、仮にもそのことをもっ て議運の判断で、要するに上程付託する必要がないというふうなことになるとしたら、そ れはそれで大きな禍根というか問題を残すんじゃないかというふうに思いますけども、そ の辺のところに対する認識というか、とらえ方はどんなふうになっているんでしょうか。 ○川畑副座長  はい、座長。 ○伊藤座長  私がこのことを先ほどお願いした内容は、今のような懸念が、例えば陳情文書表の中に なくても、陳情者が何らかの形で提出するときに、以前と内容が異なるので、この辺も例 えば説明をしたいというようなことがあるとすれば、それはどういうところなのかどうか、 これは事前にお聞きしたいというふうに思うんですね。もし精査した段階で文書表の内容 が同じであって、中身が変わるというのは余り私も想定できないんですけれども、もしそ ういうことが発生するとすれば、これは議運の中で方向性を示し、最終的に議長が○○委 員会にこれを付託したいと。こんな形で決めればいいことであって、前回同様、その内容 がほぼ変わりないと確定できるような内容であれば、これはその場において委員会付託を 省略し、各会派に資料配付ということで相済ませたいなと、こんなふうに思っております が、その手続では何か瑕疵が出てしまう可能性がありますでしょうか。 ○雨宮委員  そうすると、事前の説明というふうに今おっしゃいましたよね。要するに、提出者から 説明を受けるという。それは、陳情提出者のほうからそういう申し入れがあったというこ とが当然前提になるんですけども、あった場合には、それは議運として受けるということ なのか、それとも議長が受けるということなんですか。 ○伊藤座長  提出関係のときに、今の段階は議長が直接提出を受け付けておりませんので、議会事務 局が受け付けるときに、今までと大きく変わったところがあるのかないのか含めて、もし くはあるとすれば先方からは当然申し出があるでしょうし、文書表の中身や表現が違って くる可能性が当然ありますので、その辺の調査を受け付ける段階でお聞きしたらいかがか なと思っています。 ○雨宮委員  実務的、事務的には事務局が受理作業をやっていますから、それはそれでこれまでと変 わらないと思いますけど、今、座長が言われた、要するに受け付け段階での事務局側から の今の話の説明、丁寧に陳情提出者に説明をしてもらう、そのことは改めて確認をしてお きたいなというふうに思いますが、それはそういうことでよろしいですか。 ○伊藤座長   丁寧に説明を受けるということは、今までもそうであると私は思っております。その中 で、ここにも先ほど説明をいたしましたように、毎年同じ団体から同じ内容の陳情として 国へ意見書提出をお願いしたいということであるとすれば、これは委員会に付託せずして、 それぞれの議員提出議案に対応していくということになっていくというふうに思うんです。  ですから、今までと何ら変わりなく、むしろ委員会付託を省略するということは、議会 が方向性をまず示しているという意味合いでは、むしろ今までよりも強い意見書になるん ではなかろうかなと、このように私は感覚的に覚えているところであります。 ○川畑副座長  よろしいですか。 ○雨宮委員。  はい。 ○川畑副座長  林委員。 ○林委員  先ほど座長のほうからこの件についての方向性が示されました。その件については尊重 したいと思っております。  以上でございます。 ○川畑副座長  ありがとうございました。ほかにございませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○川畑副座長  それでは、伊藤座長の説明、提案のとおり御了承をお願いしたいと思いますが、よろし いでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○川畑副座長  ありがとうございます。  次に、 (2)議会報告会・市民との意見交換会等についてを議題といたします。この案件 は、前回5人の委員さんから具体的な議会報告会の提案がされました。創政会さんと民                                                                                 主・社民の会さんにつきましては、持ち帰って検討するということになっておりました。  最初に、創政会さんにお持ち帰りいただいた検討結果をお聞きし、その後、民主・社民 の会さんにお聞きしたいと思います。林委員さん、持ち帰り結果の御報告をお願いいたし ます。林委員。 ○林委員  先日、5会派から御提案をいただいたものにつきまして、我が会派は持ち帰らせていた だきまして検討させていただいたところでございます。当然ながら、私どもの会派は9人 おりますので、さまざまな意見が交わされたところでございますけども、基本的な立場と しては、以前から申し上げているとおり、否定的な立場に変わりはございません。全国の 自治体において、議会報告会の実施が行われていることは承知しておりますし、その事例 についても私どもなりに検討はさせていただいているところでございまして、議会として 市民の声、また民意を吸い上げることは当然であるというふうに思っております。  しかし、それは二元代表制の一方であります市長のそれとはやはり異なるというふうに 思っているところです。議会は議会としてみずからの活動実態というものを市民に報告し て、市民の声を聞いていくことで市民の知る権利にこたえていくということが基本だとい うふうに思っていますし、そのことが市民の自分たちの理解者をふやして、議員としての 支持基盤も確立させて活動の幅を広げていくと。そして、志とか考え方とか方向性を同じ にするものが集って会派を構成して、議会活動を行うことで自分たちの掲げた政策の実現 を図っていくと。  一方で、この議会報告会、見方によってですけども、その主義、主張の異なる議員さん とかの会派、個々の議員とか会派が一堂に会して議会としての活動を報告することが、ど こまで実質的なというか深まったものとなっていくのか。一歩間違えると表面的、形式的 なものとなりかねないというふうな思いも持っているところです。  もし、仮に実施した場合ということも議論させていただきました。当然、仮に実施した 場合は、偏った報告ではなくて、あくまで客観的かつ公正な報告内容としなければならな いと思いますし、また、御提案の中では、市民からの御意見は広聴の観点から聞き置く程 度とするというふうになっているかと思うんですけども、実際、シミュレーションしてみ て、ただ意見とか要望を受けた際に、ただ聞き置く、それを理事者に伝えるとか、要望す るとか、その程度で果たして済むんだろうかと。今、議会としての権能が問われていると きに、その程度で済ませることで果たして許されていいのかなと。逆に、議会の権能とい う意味が問われてしまうんじゃないかなという思いも持っているところでございます。  また、市民の意見、要望として出された意見については、多くの市民の意見を代表して 出された意見なのか。それとも、ごく一部の方々の意見なのかなどを、議員としてではな く、議会として――議員としては主義、主張がありますから、それぞれの考えがあるわけ ですからいいんですけども、議会として見きわめるというのが非常に難しいんじゃないか なと。そして、議会としてどういうふうに対応していくかということについて、いろんな 意見が取り交わされたところでございます。  こうした議論が白熱したわけでございますけども、我が会派の答えとしては、最終的に は私に一任をされたところでございまして、冒頭申し上げましたとおり、私自身は否定的 な見解を崩すまでには至ってはいませんけども、会派の議論、そしてまた御提案された皆 様方の議論、そしてまたこの会派の代表者会議での議論等々を踏まえて、最終的に座長か らお考えが何か示されれば、総合的にかんがみて判断をさせていただきたいというふうに 思っております。  以上です。 ○川畑副座長  続きまして、井上委員さん、お願いします。井上委員。 ○井上委員  我々の会派といたしましては、この資料32の目的及び趣旨に記載されておりますとおり、 市民に議会のことをよく知ってもらうためという目的、趣旨には大いに賛同させていただ くものでありまして、こうした趣旨のもと、議会報告会を実施するという方向性について はおおむね理解をさせていただいているというところであります。しかしながら、内容の 部分等でさまざまな意見が出されまして、創政会の林委員さんとも若干かぶる部分もござ いますけれども、会派の中で出た意見ということでちょっと御紹介させていただきたいと いうふうに思います。  まず、二元代表の市長が、現在、ふれあいトーキングを実施されているわけであります けれども、予算権を持っている市長がやられるそうした市民の方との意見交換会、あるい は公聴会とか説明会というんですか、そういうものと議会が報告会ということで実施する ものというのは、実質的に内容がちょっと違うんじゃないかという点があります。  あわせて、市民の意見は広聴の観点からお聞きするというふうに記載があるんですけれ ども、実際、広聴の観点からお聞きしたとしても、市民の方の考え、そして議会の考え、 その双方向のやりとりというのが少なくとも最低必要になってくるのではないかという点 が意見として出されております。だから、実際やってみても、市民の方からしてみれば、 自分たちの主張とかというものが何も受けとめられないというようなことであるとすると、 果たして実施する必要があるのかないのかというところも意見として出されました。  あと、内容については、これからさらに協議がされればというふうには考えるんですけ れども、各常任委員会委員長から、あるいは特別委員会の委員長からの報告というような 形での内容が案として出されているんですけれども、実際、28人の議員が報告会に出席し たというような体制というふうに記載があるんですけども、それ以外の議員の役割という のもやはり考えていかないと、ただ会場に座っているだけというわけにもいかないだろう と。その辺についても実施する方向が決まってくるということなのであれば、より具体的 に、全議員が何らかの形でかかわりを持っていかないといけないのではないかというよう な意見も出されたところであります。大体そのような形でございます。  以上です。 ○川畑副座長  ありがとうございました。2会派から報告いただきました。  それでは、この案件につきまして皆様から御意見等がございましたら挙手にてお願いい たします。御質問等ございましたら、よろしくお願いいたします。雨宮委員。 ○雨宮委員  質問というか、本来で言えば小林さんが発言されてもいいのかもしれませんが、提案者 の1人として、今、お2方から出されたような、言ってみれば、具体化するに当たっての 課題ですよね。それは当初の提案のときにも小林委員から説明されているように、まさに 具体段階での議論の対象ということですから、それはその段階段階で合意をつくりながら やっていけばいい話だろうというふうに思いますし、それから、特に市民の皆さんから意 見を伺う点については、これはまだ始まる前から余りかっちりとコンクリートしてしまう と、かえってそれに縛られて、今後の運用、運営に差しさわりがあるんではないかという 5会派というか5人の相談の中で懸念がありましたもので、言ってみれば、まだまだどう いう形で発展させることができるのかという将来的な見通しをつくりながら進めていくと いう意味合いでの提案というふうに受けとめてもらえればいいんじゃないかなというふう に思っています。もし間違っていたら何か言ってください。 ○川畑副座長  小林委員。 ○小林委員  提案をさせていただいている者として、今、各ほかの市でも議会報告会をやって、いろ いろ賛否というか、戸惑いというか、市民側にもやっぱりそういうのがあるのかなという ふうにも思います。  逆に言えば、実施時期は前回お話ししたように、ちょっと期間が先でございますので、 そういうところを調べるなり、皆さんとともに調査するなり、あるいは作業部会等々でも っと議論を深めていく。そういうことをしながら、まずやってみるということが大事かな と。やっぱりちょっと御懸念されている市民からの御意見、御要望等々、私どもに予算執 行権はないわけですので、そこでの明確に市民からの要望におこたえすることはなかなか 難しいかもしれませんけれども、それをお聞きしながら、じゃ、戻って、やはり28人の議 員で、その意見についてどうなんだろうということの議論もまた後でできるんじゃないか なというふうに思いますので、まずは1段階進めていくという方向で何とかお願いできれ ばなというふうに今思っておりますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○川畑副座長  ほかにございませんか。高橋委員。 ○高橋委員  私も提案させていただいた側の立場としてちょっと意見させていただきますが、今、御 懸念の中で2会派から出されて、今、小林委員からもお話がありましたけれども、市民の 意見を聞くという部分については、当然のごとく主義、主張が違っている議員と会派とい う形になってくるとあるんですけども、議会としてという形でのお聞きするという、その 立ち位置に置く市民の声というのは、今お話があったように、それを持ち帰って議会の中 で議論のするのもそうですし、逆にそういった意見がありましたよという形のものを、ま た市民に対して、議会として情報を告知していく、広めていく、そういったことによって、 ほかの、実際説明会に参加されなかった市民の方も、その意見に対して知り、なおかつそ れをまた考えていただく機会をつくれるというようなことにもつながるのではないかなと いう気がいたします。  それから、先ほど井上委員がおっしゃった全員の役割みたいな部分なんですが、これも 今後、作業部会等で議論していくことになるんだろうと思うんですけれども、全員が何ら かの形できちっとかかわれるような形はやっぱりとるべきだと思いますし、一部の委員長 さんだけとか、議長だけとかというような形での進行にならないような、そういう運営の 仕方というのは考えていく方向で議論していけばいいのかなというふうに感じております。  以上です。 ○川畑副座長  ほかにございますか。大河委員。 ○大河委員  いろいろな意見が出ているのを聞かせていただきました。やはり議会という機関を住民 の方にまず知っていただくということが私は重要ではないかなと思います。やはり行政の 組織が見えていても、なかなか選挙以外のところで議会というものを市民の人が認識する ことが大変少ないと思います。しかし、実際は議決しなければ予算は執行できないという 事実があるわけですから、やっぱり議会がどんな組織で、どんなふうな形で動いているか ということを実際に市民の皆様のところに出すということが今回の議会改革で言う開かれ た議会の第一歩ではないかと私は思います。  また、今、市長が予算権という話がありましたけれども、市民が出す意見というのは全 部ハードで何をしてほしいとか、つくってほしいということばかりではなくて、役所の機 能のことでこういう点が問題じゃないかとかというふうなさまざまなソフトの部分での意 見もあると思います。そういったことを実際聞くことで、私たち自身が問題を深め、そし て必要なものであれば、当然、先ほど小林委員さんがおっしゃったように持ち帰って、問 題を共有して、そして逆に議会の機関として執行部に届けていくということはとても重要 なことだと思いますので、今までやってこなかったことですが、そういったことをやって みることで、より市民の人にとって議会というものがどれだけ大事かということが理解さ れないと、今、大阪でもいろんな動きがありますけども、議会というのは首長の下に従属 している機関ではないということをやっぱりよく理解していただいて、むしろチェック・ アンド・バランス、行政がおかしかったときに、それを議会がしっかりとチェックをして いく、そういう機関でもあるということですので、市長だけが市民の側に行って説明する のではなく、私自身もより積極的に出ていって説明をしたり、理解してもらっている中で、 双方がいい緊張感を持ってやっていくのが、やっぱりこれからの求められている議会のあ り方ではないかと私は思いますので、いろいろ御意見を聞いていると、少し前へ出ていく のかなという気はいたします。  ですから、今、意見がありましたように、いろんな議員それぞれが1つずつ役目を持ち ながらして、私たち自身もそういうことにかかわることで、議会を超えてメンバーだとい うこと、一人一人が議会をつくっている機関としてのメンバーだということをこれで再認 識できたら、私は大変いいことではないかなというふうに思っております。 ○川畑副座長  はい、ドゥマンジュ委員。 ○ドゥマンジュ委員  持ち帰って、創政会さんのほうと、民主・社民の会さんのほうからも意見が出されまし たけれども、そこで確認できたのは、やはり市民の方の声を聞くだけではなくて、そこは 双方向でしっかりと話をしていく必要があるんではないかとか、またそれは議会の権能と してしっかりそこは問われるので、聞くだけではなくて、市民の要望とか一部の意見とい う見きわめは難しいけれども、しっかりそれは議会として聞くべきではないかというよう なところは、私たち提案した側と共有できたのではないかと思います。  提案する中では、まずはスタートすることが大事だということで、そこは余りハードル を高くしないで、そこは徐々に議会としてあるべき姿でやっていこうというふうに提案さ せていただいたので、そこがやるとしたらば、そこは一緒になっているのだなということ は今はっきりしました。  議会改革をやる中で、進める中で、やはり議会報告会というのは、私も何度も言ってい ますけれども、やはり議会改革の生命線でもあるのかなと思います。今、全体でも2割の 自治体がこの議会報告会をやっているということですし、これからもやるところはもっと ふえてくると思います。  市民の方が報告会というのを、議会として会派の意見もいろいろあるだろうけれども、 そこはしっかりと議会はどういうふうに決めたのかというのを聞きたいというのも、それ も流山市というところが、今回グローカルのほうで出されている雑誌のほうで、議会改革 がナンバーワンということが示されているんですけれども、ここの議会でも見ますと、今 までに5回ぐらい行われているんですが、その中でも市民の皆さんから聞いた声をアンケ ートとして、それで皆さんの声もいろいろあって、行政側に出しているのも、議会に聞い ているのもみんな一緒くたになっているので、それは議会で聞いたほうで分けて、これは しっかりと行政に伝えますというのと、市議会として聞かれていることは、それに対して しっかりと答えを返しているというのも、ホームページのほうで見られるようになってい ます。  こうした双方向の報告会を通したやりとりというのもできてくると、より市民の皆さん に議会というものがわかっていただけると思いますし、私たち市議会としても、市民の皆 さんの声を聞ける本当に貴重な機会になると思います。それをもとに議会としての政策を つくっていくということもこれから問われるところだと思いますので、ぜひこの報告会、 前向きに進めていただきたいと思います。 ○川畑副座長  ほかにございますか。座長、お願いします。 ○伊藤座長  それでは、議会報告会・市民との意見交換会等についてでありますけれども、お持ち帰 りをいただいた会派の発言、そして提案会派の皆様からの発言、そうしたことをお聞きい たしておりました。現段階では、慎重に対応したほうがいい、もしくはなお一層開かれた 議会のためには、前向きに考えたほうがよろしいんじゃないかというような御意見の中を 総合的に判断いたしまして、開かれた議会を目指すということは前提でありますので、こ れまで以上に市民への情報提供と説明責任を果たすとともに、多様な市民の意見や要望等 を的確に把握することも求められているところでございます。  こうしたことから、私の考えといたしましては、まず1つ目に、市民への議会報告会を 実施していくということをまず結論から申し上げたいと思います。ただ、この議会報告会 は、試行ではできないと思っております。あくまでもやった以上は責任を持って回数を重 ねていかなければなりません。途中でやめたということには決してできるものではありま せんので、行っていく上での改善を図りながら進めていくということになろうかと思いま す。  そして次に、全議員が参加するということを基本として実施していきたいと思っており ますので、その辺もまず御理解をいただければと。  次に、実施方法や時期、内容等を検討、または準備をするために議会内に、これ、仮称 でありますが、私のほうから提案をさせていただきますと、議会報告実行委員会を組織す るというふうに考えています。この実行委員会のメンバーは、各会派から1名ずつ選出を させていただくということにいたしたいと思います。  以上がこの議会報告会を進めるに当たっての準備段階から実施に至るまで、それぞれ今 後努力を重ね、議論を重ね、実施に向けていくということでまず御提案をしたい、このよ うに思っています。しかし、それ以外のカテゴリーからの御提案がありました常任委員会 等の出前議会、または土日、夜間議会開催の提案等につきましては、当面見送るというこ とで御理解をいただきたいと存じますので、どうぞ皆様の御賛同をいただければと、この ように思っています。  以上です。 ○川畑副座長  ただいま、座長からの提案がございました。座長からの御提案につきまして、質疑等は ございますでしょうか。雨宮委員。 ○雨宮委員  基本的には大歓迎というふうに思います。  それで、1点は、この試行を進めるために、議会内に議会報告実行委員会という別の機 関を設置するという提案までされたことについては非常に歓迎したいというふうに思って おります。  同時に、実施時期、もっと言えば実行委員会の立ち上げ時期はいつごろに考えられてい るのかということをちょっと確認しておきたいと思います。 ○川畑副座長  座長。 ○伊藤座長  皆さんの御賛同をいただくならば、なるべく早い段階で委員会は設置をしなければなら んだろうというふうに思っております。そして、その目的である次年度の3月の定例会の 後という、まずそこの期間の中で、いかようにもいろんな課題含めて、もしくはほかの議 会の調査も含めてお願いできればなと、こういうふうに思っておりますので、なるべく早 く立ち上げるべきと、このように思っています。 ○雨宮委員  わかりました。 ○川畑副座長  ほかにございますか。大河委員。 ○大河委員  私も大変ありがたい御提案だと思いますが、この実行委員会の実行委員長というのは議 長というふうに認識してよろしいんでしょうか。 ○川畑副座長  はい、座長。 ○伊藤座長  これは、各会派の代表者によって委員会をつくってほしいということでありますので、 原則は各会派の代表者の中で議論をしていただくと。その中から副を含めて選出していっ たほうがよろしいのかなと。また、その方向性が定まったならば、最終的に議長に報告を いただくという流れになったほうが私は自然かなというふうに思っています。 ○川畑副座長  ほかにございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○川畑副座長  それでは、ただいま座長からの説明、提案のとおり御了承をお願いしたいと思いますが、 皆さん……林委員、どうぞ。 ○林委員  今の議長からの御提案を伺いました。先ほど我が会派の持ち帰っての結論について、そ の後、各委員からそれに対する意見を聞いた限りは、必ずしも私どもの懸念を払拭するも のではないところではございますけども、全体的なこの議論の流れからすると、つくるこ とについては、そういう全体的な流れなんだろうなということについては感じております ので、座長の提案を受け入れたいというふうに思っております。  ただ、やはり先ほどから結論の中で申し上げたように、さまざまな懸念材料があるわけ でございますので、実行委員会を立ち上げた暁には、その中で慎重なる検討を深めていっ ていただくことを条件とさせていただきたいと思っております。  以上です。 ○川畑副座長  小林委員。 ○小林委員  座長案について了承したいと思いますが、実行委員会の経過報告というか、3月を目指 してということだと思いますけれども、どういう形でその内容が決まっていくのか、いっ ているのか、その辺の経過報告を節目節目にこの代表者会に、途中経過等々について御報 告を、だれが委員長になるかわかりませんが、委員長、副委員長のほうからいただくと。 そこで確認をしていくという流れでお願いできればなというふうに思っているんですが、 どんな感じでしょうか。 ○川畑副座長  座長。 ○伊藤座長  その辺については、私も今の段階で固めた意見を持っているわけじゃないんですが、例 えば、この代表者会議で方向性が出されたものについては、議論の内容によっては議会運 営委員会にお渡ししたり、もしくは幹事長会議で報告、了承を得たり、そういう流れが今 までの議論した内容で推移してきた経過ではないかなと思っています。したがって、今議 案もできるならば、方向性が定まったわけですから、その定まった中で実行委員会を立ち 上げ、そして議論をし、議論した結果については、この場所よりも、むしろ私は幹事長会 議の場で報告、議論をされたほうがよろしいのかな、こんなふうに思っていますが、いか がでしょうかね。 ○小林委員  議長のお考えで私はいいんじゃないかなと思いますが、気がついてみると全くわからな い状態で進ませてもちょっと困りますので、議長を中心に幹事長会で確認をさせていただ ければと思います。  以上です。 ○川畑副座長  ドゥマンジュ委員。 ○ドゥマンジュ委員  座長が前向きな方向に向かって提案をしてくださったのは大変意義深いと思います。た だ、実行委員会の組織なんですけれども、またこの代表者で行うということなんですが… …(「違う、違う」と呼ぶ者あり)。実行委員会は各会派……(「それはだれが出るかわか らない」と呼ぶ者あり)。そうなんですね。そこは…… ○川畑副座長  まだ結論は出されておりません。 ○ドゥマンジュ委員  そこはまだどのようにされるかということで、各会派から1名ということですね。私、 議会報告会をやるというと、また全議員で出るということですので、いずれかの場で、全 議員と議会改革を共有するような場があっていいのではないかなと思うんですね。実行委 員会でまた報告会というのを進めても、各会派からどのような方が出てくるかわからない ですけども、余りメンバーが変わらないのだとしたら、ここだけでまたやってしまうとい うことになると、ほかの議員の方たちとのギャップが開くと、これは、みんなで一緒に報 告会に向かうというところが、そこでまたちょっと温度差が出てきてしまってはいけない のかなと思うんですね。なので、また報告会を行う、議会改革を今やっているというよう なところ、どこか一度皆さん全部の議員の方と共有するようなところが、今こうやって前 向きに提案されたところで、一度そういうふうなこともするべきではないのかなと思うん ですが、いかがでしょうか。 ○川畑副座長  座長。 ○伊藤座長  現段階では、そこまで広げた会議は私は必要がないと、このように感じています。なら ば、なぜだといいますと、28人が会してこのことを議論する、このことによってまとまり のある答えがすぐに導き出されるかというと、非常に難しい部分が私はあると思っていま す。  したがって、各会派から代表者の方々に集まっていただく中でこの実行委員会を立ち上 げるわけですから、実行委員会の中で議論をし、その議論を、例えば持ち帰る議案もある かもしれない。その持ち帰る議案を持ち帰っていただいて、それで各会派で方向性を示し ながら、いかに成案にしていくかということだと思っていますので、その成案ができ上が った段階で初めて、例えば議会報告会をするわけですから、それは全議員集めて説明しな ければまずいですよ。ですから、その段階以前、もしくは2回、3回前なのかわかりませ んけれども、そのいずれかの時期に全議員を集めて説明、もしくは理解を求める会議を持 つという、これは必要というふうに私も理解しますけれども、今の段階で最初から全議員 集めてというのは私は必要がないなと、このように思っていますんで、よろしくお願いし たいと思います。 ○ドゥマンジュ委員  全議員に対してとおっしゃるとおり、みんなが集まって議会報告会のことを話せば、ま たそれぞれに意見が出てきてしまうのかなと思うんですが、また、さっき実行委員会の中 でいろいろ他の議会の調査をしたりというようなこともおっしゃっていましたけれども、 であれば、何か作業部会みたいな形で、実行委員会の組織の下に何かそういうようなもの を設けてみんなで考えていくというのはいかがですか。 ○伊藤座長  それは実行委員会の中で議論していただければと、こんなふうに思っていますので、こ こで、あくまでも方向性をすべてコンクリートしたものを委員会に渡すと、逆に言うと失 礼ですよ。ある意味では、その委員会にお任せして、そして議論をしていただくという、 このことが自然じゃないかなと私は思いますが、いかがでしょうかね。 ○ドゥマンジュ委員  わかりました。実行委員会というのは、そのぐらいいろいろに幅広く考えていくという こと、今わかりましたので、それで結構です。 ○川畑副座長  ほかにございませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○川畑副座長  それでは、ただいま座長説明、提案があったとおり御了承をお願いしたいと思いますが、 よろしゅうございますか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○川畑副座長  ありがとうございます。それで、決まったことに関しまして幹事長会議でまた了承をさ せていただくことになりますので、よろしくお願いいたします(「経過報告を幹事長…                                                                                 …」と呼ぶ者あり)。済みません、言葉が足りない。実行委員会の経過報告を幹事長会議 という形になるかと思いますので、御了承いただきたいと思います。失礼いたしました。  それでは、次に移らせていただきたいと思います。 (3)でございます。少数会派につい てを議題といたします。これも前回からの継続協議となっておりますことから、初めに林 委員さんに改めて説明をお願いしたいと思いますが、林委員さん、お願いいたします。林 委員。 ○林委員  この代表者会議の中では、どちらかというと異端児の存在になりつつあるような気もし ないでもないんですけど、これはこれで我が会派としての意見ということで、お耳を拝借 させていただければと思いますけども、私どもの会派の中においては、今回、少数会派に ついて、交渉団体(会派)は2名以上とするということ、それと、代表質問、幹事長会議、 議運は交渉団体が参加資格要件であるということ、1議案に対する会派意見は1つとする ということ、この3点を取り上げさせていただいているところでございます。  今、議会においては、先例申し合わせ事項に基づいて、それを尊重して、確認の上、議 会運営がされているということは皆さんも御承知のとおりだと思うんですけども、その上 で、政治上の主義、理念、政策等、共有する者が集って会派というものを形成して、それ ぞれ議会活動を行っているところでございます。私ども複数で構成する会派においては、 理事者等から提出された議案については、会派内で時間をかけて協議、検討して、議論を 重ねて、今回もそうでしたけども、苦渋の決断、そういう場合もありますが、会派の統一 した意見というものを導き出してきているところです。このことが、例えば28人それぞれ が1人の会派でそれぞれの意見を言い合っていたら物事もなかなか決まらないですし、こ れは議会として、自分たちで組んだ以上は、議会の能率的な審議とか、議会運営の効率性 にもつながると。それが議会の責任でもあると思っていますし、そういう上で続けてきて いるわけでございます。  今現在の状況を見てみますと、幹事長会議においては、正・副議長、幹事長、議運の委 員長で構成されて、単数会派の方はオブザーバーとして出席することができるというふう になっていますよね。あくまでオブザーバーとして出席することができるということにな っている。構成員というわけではないという扱いになっています。  もう1つ、議会運営委員会においては、その委員と正・副で構成されておりまして、単 数会派については、あくまでこれもオブザーバーとして出席することができるというふう になっているわけで、委員というわけではございません。同席して、認識を共有するとい うか、ともにするという扱いになっているわけでございます。  一方で、議会運営上、代表質問については、若干区別はされていますけども、事実上、 代表質問もできると。複数会派と同様の扱いとなっているわけでございまして、このこと については、複数で構成される議会会派の中からは、少なくともうちの中からは、公平性、 公正性の観点からもいかがなものかという意見が出ているのも事実です。  あと、うちの中でいろいろ出ている意見としては、一方で今回、会派というものについ ては、今現在、調布市議会の中では、地方自治法に規定されているわけでもなく、規則で 規定されているわけでもなく、冒頭申し上げたように、申し合わせによって運営されてい るわけでございますね。したがって、会派としての位置づけというものが非常にあいまい な状況になっていると。単数会派と会派、交渉団体との明確な区分というものが非常にあ いまいな状況になっているという認識を私たちは持っております。ここをきっちりと明確 にするということは、やはり私は、これから地方分権が進んでいく時代の中で明確にして いくということは大切なことだと思っています。  場合によっては、必要に応じて、今後、規則とか条例とかを整備していくことも検討す る必要があるんじゃないかなと思っていますし、これから分権時代を担っていく、こうい った議会運営の能率の効率性の向上ということについても議会としての責務ですから、28 人がそれぞればらばらにやっているわけにはいかないわけですから、やはりその辺の改革 というものは、これからますますしっかりと取り組んでいかなくてはならないなというふ うに思っているところでございます。  とにかく現在の現状というものが、一人会派の扱いというものが調布市議会の中におい ては非常にあいまいな状況になっているということ、これをまずきっちりと整理していく ことからスタートしなくてはいけないというふうに思っておるところでございます。  とりあえず以上でございます。 ○川畑副座長  ありがとうございました。説明が終わりました。  なお、この案件につきましては、資料の33におきまして、提案番号9番、10番が関連さ れますので、一括で協議してまいります。その後に提案番号11番を、そしてまた提案番号 12番から14番を一括で協議し、その後に15番を協議してまいります。このカテゴリーは4 つに分け協議してまいりますが、協議の中で関連性があれば柔軟に対応してまいりたいと 思いますので、御了承をお願いいたします。  それでは、協議に入ります。まず、カテゴリーの中で提案番号9番、10番、今、2つと も創政会さんから出されている部分でございますけれども、代表質問、幹事長会議、交渉 団体の資格等に関しましてでございますが、御意見、あるいは質問がございましたら、挙 手にてお願いいたします。雨宮委員。 ○雨宮委員  林さんに質問です。交渉団体という言葉が多用されているんですが、交渉というのは言 うまでもなく相手がある問題ですよね。ここで言っている交渉団体というのは、だれが交 渉相手になるんですか。まず、地方議会の中における交渉団体という概念がわからない。 ○川畑副座長  林委員。 ○林委員  交渉団体、会派というのは基本的に、やはり集団を構成するメンバーとしては複数以上、 つまり2名以上が原則だと思っているんですよ。これは、ほかの地方議会、国政において もそうだと思います。これがやっぱり基本的な原則じゃないかなと思っています。それが 交渉する団体の基本になると私は思っているんですよ。 ○雨宮委員  それは会派間の交渉という意味なんですか。 ○林委員  会派として名乗るには一人会派でもそれは自由ですけれども、少なくともさっき言った ような幹事長会議とか議会運営委員会を構成するメンバーというのは、その会派としては 一人会派は認められていないわけじゃないですか。オブザーバーでしょう。ですよね。と いうふうな認識で立っているわけです。 ○雨宮委員  そこがよくわからなくて、別の言い方としては、議会としての公平性、公正性がいかが なものかという話が今あったわけです。公正性、公平性という用語というか概念は、基本 的には一人一人の議員に当てられるものなんだというふうに私は思っているんですよ。会 派というのは、確かに議会の運営上、一定の利便性があることは認めますよ、それはね。 だけど、同時に調布の議会としての歴史をひもといたときに、歴史的に振り返ってみると、 実は単数会派や一人会派と言われている議員さんが一番多いのは自民党や自民党系の議員 なんですよ。選挙に出るときは無所属で名乗って出て、それで議員になったら自民党と言 ったり何とかかんとか、いろんな政党の名前があるんですけど。  これ、この前もちょっと見せましたけれども、これは昭和50年から、一番新しいので23 年、この間出たやつ、24年の3月出た分まで4年ごとに出ているんですよね。それを読み 返してみますと、例えばこれ、54年から58年のときの4年間のやつなんですが、一番最初、 これは58年、この期の一番最後の年になるんですけど、そのときのまさに会派構成が出て いるんですよね。これを見てみますと、市民クラブ1、それから新自由クラブ1、これ、 いずれも自民党系ですよね。それから、そういうふうに追いかけていきますと…… ○伊藤座長  ちょっと先に座長から。 ○川畑副座長  座長、お願いします。 ○伊藤座長  今の表現なんですが、雨宮委員、固有的な政党名を例にしての発言は少し差し控えてい ただきたいと思います。なぜかといいますと、まずは自民党系というふうに決めつけてお りますが、過去の経緯を見ると、あくまでも政治活動をしている段階で何らかの機会のと きに自民党に入ったという、この方が多いんです。ですから、もともと自民党系ではない んですよ。自民党に魅力を感じて自民党に来たということですから、ぜひその辺は表現を 改めていただきたいなと、こんなふうに思います。 ○川畑副座長  雨宮委員、よろしいですか。 ○雨宮委員  今の発言は受け入れます。それで、ただ言いたかったのは、そういう一人会派が昭和50 年のときから、三十数年前から記録上は残っているんですよ。中には同じ人が、一たん1 人になって、また戻って、また1人になったみたいな方もいるし、それから、特定のまさ に会派から出て一人会派をつくってきている、これも三十数年間ずっとあるんですよね。 それはこれにも書いてあるし、それから4年ごとに代表者会議をやりますよね。あの代表 者会議の中でも一番最初に確認されるんですよ。4年ごとにいろいろ議論はあるんだが。 だから、そういうことを通じても、一貫して一人会派は認められている。それから、その ときの代表者の人も、もちろん一人会派はその人が出てくるわけだから、発言も全く制限 されていないんですよ。だから、それがある意味では調布の議会としての歴史のよさなの かなと私なんかは個人的に思っていますが、そういうことを尊重するということが1つ。  それから、先ほど言われました公平性、公正性ということを言うんであれば、一人一人 の議員に担保されなければならない公平性、公正性が、一人会派だからということで、例 えば代表質問は認めないよとか、幹事長会議にしても議運にしてもオブザーバーだから、 実質的な権限というか権利はないんだというふうにしちゃうとすれば、現状は確かにそう なっているんだけど、原理的に言うと、まさに公平性、公正性を奪ってしまうということ にならないんでしょうかね。そこが私、一番わからないところなんですよ。 ○川畑副座長  林委員。 ○林委員  まず、これまでの歴史については、私もそれを引っ張り出すほど見てはいませんけど、 私もいつの間にか中堅以上になっちゃいましたから、ある程度過去の歴史からひもといて いればわかっているつもりでおります。ただ、それは、その当時の状況、時代の状況とか それぞれの時代があったわけですから、それはそのときの判断があったというふうに思い ますよ。ただ、今、議会としての権能を高めるという意味の中で、議会の存在意義が問わ れている中で、分権が進んでいく中で、あいまいな一人会派の取り扱いの状況というのを いつまでもこのままにしていいのかということをまず申し上げさせていただきたいという のが1つ。  あと、一人一人の議員がそれぞれ市民によって選ばれているんだから、その権利という か、何とおっしゃいましたかね、持つべき職責、そんなことは言っていない、使っていな い。要するに、28人それぞれみんな選挙で選ばれてきているんじゃないかとおっしゃいま すけども、そうしたら、会派構成している意味がだんだん失われていくことになりません か。28人それぞれが一人会派と同じような権限とか権利とかそういうものを主張していく ことになってしまったら、これから先、効率性とかそういうものが非常に失われていくこ とにつながっていきませんかね。議会にとって効率性というのも非常に重要なことだと思 いますよ。28人それぞればらばらなことを言っていって、同じ権利を主張していたら、ま とまる話もまとまらなくなってきますよ。と思いますが。 ○雨宮委員  それは、論理というかロジックの、すりかえという言葉は余りふさわしくないけども、 そうだと思いますよ。だって、会派というのはあくまでも、皆さん盛んに言われているよ うに政策集団と言われるものなんでしょう。それは、政治的、政策的な意思が一致するか らまとまっているだけの話で、言ってみれば議会の、あるいは議員さんそれぞれの内部問 題なんですよ。内部規律の問題なんですよ。  だから、それは、例えば今、調布の議会には2人というか2つの単数会派がありますけ ども、じゃ、一緒になればいいんじゃないかといったって、一緒になれないから一緒にな っていないわけであって、だから、別にそれは、28人が全部ばらばらの意見を言えば混乱 するという話とは違うと思うんです。8人なら8人、9人なら9人が政治的、政策的に同 じですよというスタンスが確認されているから、それぞれ8人なら8人会派、5人なら5 人会派を組んでいるわけですからね。だから、そういうそれぞれのところと相入れること ができませんよというわけで、こちらのお2人はそれぞれ単独でいるわけじゃないですか。 それを認めないというのは、原理的に言って私はおかしいと思う。 ○林委員  別にお1人でいることについて、それはだめよと言っているつもりは毛頭ございません けども、ただ、今、幹事長会議で現状を見てみると、あくまでオブザーバーという存在で すけども、結局、手を挙げていらっしゃるじゃないですか。運営は副議長に任されていま すけども、事実上、幹事長と同じような立場でお話をされていますよね。ましてや今回の 議会改革代表者会議の議論の中でも、オブザーバーという呼称をやめて幹事長としての名 前にしてくれと、たしかそんな話もありましたよね。一人会派の扱いと、ますますあいま いじゃないですか。今の議運と幹事長会議においては、あくまでオブザーバーという存在 であるにもかかわらず、事実上、それがなし崩し的に、さらに呼称までほかの会派と同じ ようにしようとしているということ。これをどんどん認めていくと、我々複数で構成して いる会派としてはやり切れない思いを持っていきますよ。 ○雨宮委員  いきなり感情論。 ○林委員  やり切れない思いというのが感情論、正直に吐露しましたけど、であれば、私たちも第 1自民党から第9自民党まで変えて幹事長会議に出たいぐらいですよ。 ○雨宮委員  同じことの繰り返しになるからこの辺で一たんはやめますけど、扱いがあいまいという 言い方を盛んにされているんですが、この提案内容を見てみると、明白に権利というか権 限を奪うということなんですよ。オブザーバーはオブザーバーという問題があるにしても、 もう1つ重要な要素としては代表質問。この提案だと、代表質問についても資格要件とし ては交渉団体だということでしょう。それは明白に代表質問権というものを1人の会派さ んからは認めない、奪ってしまうということになるわけですよ。それのどこが公正なんで すか。公平なんですか。というふうに、これは答えはいいです。 ○川畑副座長  小林委員。 ○小林委員  創政会さんからこういう御提案を出していただいて、それはそれでいろんな考え方があ るんで、ただ、何か不都合というか、大きく不都合になっていることもないかなというふ うに思っています。ただ、多数会派の方々の思いもわかるし、単数会派の、お一人会派の 思いもわかるし、だから、余り両方で言い合っていても先に進まないかなというふうに思 います。ですから、両方がその方々の思いを受けとめながら進んでいけば調布はいいのか なという部分と、先ほどちょっと代表質問の話があったんだけれど、別に、していただく のは今までどおりでいいんだけれども、例えば多数側から見れば、じゃ、字数はもう少し 応分にしてもらいたいよとか、そういう話があるんであれば、これは検討する余地もある かなと。だから、全くなしではなくて、そういうものも逆に言えば今後譲歩するみたいな 部分も、時間数が短くなっているわけですから、例えば市議会だよりの文字数もそれに応 じて配慮してあげれば、両方ばさっと切るんじゃなくて、いろんな考え方をお持ちなんだ から、うまくやってもらえればいいかなというのが私の今聞いていての意見でございます。  以上です。 ○川畑副座長  ありがとうございます。ほかにございませんか。大河委員。 ○大河委員  今、とても内容の濃い、意味深い発言をいただいたというふうに思っております。私も、 皆さん御存じのように、一人会派を長年やっておりまして、そして、今、議会にいらっし ゃる方でも一人会派を御経験された方もいたり、幹事長と呼ばれたり呼ばれなかったり、 さまざまな経緯があります。  しかし、調布の議会は、冒頭にも書いてあるように、調布では一人会派が認められてい ますということと、全国フォーラムの青森のところの資料を見ますと、一人会派を導入し ている議会も16市ということで、なくもないということと、国会と主には同じだけど、会 派について違うのは、地方は少なくない地方議会で1人でも会派の構成をしているという ことが国会との違いだというふうに物の本にも書いてあります。それと、効率性、そうい うお話もありましたけれども、今、直接民主主義、議会制民主主義ですとか、多様な意見 を議会で反映させていくというふうな話もありますし、これまでの申し合わせ等もいろい ろあるわけですし、私たちが代表質問のやりとりを短くするときの経緯、議事録はないよ うですけれども、そのほかのことに対しては変えていかないというふうなやりとりがあっ た中で、時間制限を受け入れるというふうな話もしてまいりました。  ただ、今、小林委員さんがおっしゃったように、じゃ、一切ほかに見直すところはない のかというと、それはいろんな御意見もあるでしょうから、お互いに歩み寄ってというこ とは必要だとは思いますが、やはり議会の中で、では本当にそうかというと、例えば私た ちは一人会派で、代表質問とかそういったところには出られますが、逆に言えば、会派数 によって議会を代表してドント方式でさまざまな議会の委員さんを皆さん、多いところは 大変たくさんの市民やいろんなところへ意見を持っていって、代表して御発言もされてい るわけですので、そういった意味からすれば、どんなに長くしていても1人であるという ことは、議会の中での役員構成やそれぞれの組合議会、さまざまな市長の行っているそう いったところに関して行く可能性はほとんどゼロなこともあるということからすれば、や はりそれなりに大勢の方は議会での政策実現の場をより多く持っていらっしゃるというこ ともぜひ知っていただきたいと思いますので、私は今回の議会改革の中で議長がベストミ ックスというお話がありましたけれども、そういう全体を総合した中で、やはりいろいろ な多様な意見を整理された中で、交渉会派という新しい概念も出ておりますけれども、調 布の議会で今までしたことがきちんとした形で決めるんであれば、一人会派をぜひ認めて いただいて、従来、そして少し検討すべきときは見直ししながら、ともによりよい議会を つくっていければというふうに思っておりますので、多数の皆さんもいろいろおありでし ょうけれども、ぜひ大きく受けとめていただいて、お考えいただければと思います。 ○川畑副座長  御意見ですね。ほかに。ドゥマンジュ委員。 ○ドゥマンジュ委員  私も一人会派の1人として、今、大河さんのほうからいろいろとおっしゃっていただい たので多くは言いませんけれども、林委員のほうから効率性という言葉が出たのはやはり ちょっと気になるところでして、議員はやはり推してくださった市民の方たちの声を代表 して発言するというような立場にあるものですから、それを効率性だけを優先して話され るというのは、やはり今、この議会改革を行っていく中では、またちょっと逆行する流れ になってしまうのではないのかなと思います。多様な意見をしっかりと話し合って、その 中で議会としてどういうふうに決めていくかということを、自由討議なども含めてしっか りやっていくというのが、大きな議会改革の流れの中であると思いますので、私としても この議会改革の中でこの問題についてどうこうする、変えていくというのは、やはり受け 入れられないところです。  でも、いろいろ多数会派の方の御意見もありますし、そこは小林委員のほうからもお話 があったように、お互いの立場を認め合いながら歩み寄って、またそこでいろいろと出て きた問題については考えていくということでやっていきたいと思います。  以上です。 ○川畑副座長  ほかにございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○川畑副座長  それでは、次の提案のほうに移らせていただきます。提案番号11、これも創政会さんか ら提案されている部分でございますが、1議案に対する会派意見は1とするという提案が 出されておりますので、これに対して林委員さんのほうから提案理由の説明をまずお願い したいと思います。はい、林委員。 ○林委員  これについては、過去の議会において……前、これ、提案理由を申し上げませんでした かね。何かしゃべったような覚えが。今ここまで来て思い出したんですけど。 ○川畑副座長  もう一度よろしければ。 ○林委員  同じことを言えるかどうかわからないんで、できれば避けたいけど、じゃ、いいですわ。 思い出しながらしゃべりますけど、常任委員会で…… ○伊藤座長  説明を受けてなかったか。今のやつ、説明を受けてる? ○林委員  うん。 ○伊藤座長  もう受けていますよ。 ○林委員  ですよね。何かしゃべった覚えがあるんですけど。 ○伊藤座長  では、全体的に私のほうからあれかな。もし、ほかにこの部分についての逆に意見を聞 いてもらいたい。 ○川畑副座長  済みません。提案番号11に関して御意見ございますか(「意見でなくて、ちょっと質問 をいいですか」と呼ぶ者あり)。雨宮委員。 ○雨宮委員  文字面は読めばわからないわけじゃないんですけど、実質的な意味合いがいま一つ理解 し切れないんですけど、どういうことなんですか。 ○川畑副座長  はい、林委員。 ○林委員  それについて提案理由を前回申し上げて、今、途中まで申し上げようとしたんですけど (「もう一度」と呼ぶ者あり)、もう一度言うんですか。  今思い出す限り申し上げますと、今、手元にぱっと資料が出てこないんですけど、常任 委員会で、ある会派の議員さんが反対をしたと。本会議場での最終的な議案の採決のとき に、その議員さんが所属する会派が賛成をしたと。そういったことがありましたというこ ととか、本会議においての退席、退場が……(「退席しちゃだめだと」と呼ぶ者あり)、だ めとかそういうことを言っているつもりは……いかん、いかん、反応しちゃいけないです ね。退席とかそういうのをだめとか言っているつもりはないんですけども、余りにも頻繁 に行われるということがいかがなものかということを申し上げたい。  これは、会派というものは、さっきの話にもちょっと出ましたけども、同じ政策とか主 義主張とか目的とか志とかが集まって――うちの場合、結構違いますよ。右から左までい ろいろありますけど、でもやっぱり集まって頑張ってやっているわけですよ。話をまとめ ながら。なかなかまとまらないんですけど。そういった中で、見方によっては人事を有利 にするためにとか、そういうふうにもとられかねないような行動とも見られかねないよう な、そういう1つの議案に対してその会派の中でいろいろそんなにあっていいのですかと。 そういうことを念頭に申し上げたと思いますけど。 ○川畑副座長  よろしいですか。 ○雨宮委員  はい。 ○川畑副座長  ほかにございませんか。大河委員。 ○大河委員  議案についてはそういうことも言えるのかなとは思いますが、ただ、今まで、この間の 3ない議会という話をフォーラムで聞いたときに、この間の先生もそう言っていましたけ ど、個々人の議員は賛成だったのか反対だったのか、その議員に1票入れた市民の人が知 りたい。しかし、会派の賛否しか載っていないので、そこがよくわからないから、そこを 明らかにしてほしいという話も一方であります。ですから、例えば三鷹では全部、会派の 下に個人の名前が出ていて、場合によっては意見書のときに態度が違ったりというのがあ ります。  いろんなところに行くと、やっぱり会派拘束というのは、国会のように国の方針やそう いったところでマニフェストもしたり、今ちょっとよくわからないんですけども、そうい うことがあるときに、それに従わない場合には除名だとかいろいろあるから、それはわか るんですけども、地方議会においては大選挙区制で、市民の人は会派やそういうことに1 票入れているのではなく、議員個人に入れているわけですので、そういう意味からすれば、 個々人の議員が最終的にどう考えても会派で出した結論に例えば従い切れないという場合 は、そういう行動を示すということがいかがなものかということは、ちょっと私はなじま ないと思うので、やっぱり会派拘束をするかしないかはその会派がお決めになる問題なの かなと。例えば我が会派に入ったからには会派拘束は全部するんだとするのか、あるいは、 こういう内容についてここまではお互いにやるけど、その後は個々人を尊重するというこ とをその会派がそう決めれば、それはその会派を私は尊重すればよいのではないのかなと いうふうに、私が一人会派でこういうことを言っても余り説得力はございませんけれども、 でも、今までの議会の流れを見ると、やはりなかなかに難しい会派構成をしている場合、 そういうことも起こり得るんではないのかなというふうに思いますので、地方議会におい ては、その会派の中で考えて協定を結べばよろしいのではないかなと思います。 ○川畑副座長  ほかにございませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○川畑副座長  それでは、12番から13番、14番、これ3つ一括でお願いいたします。少数会派の意見尊 重という同一の意見であります。御意見ございましたら挙手にてお願いいたします。はい、 井上委員。 ○井上委員  提案会派の皆さんに端的に教えていただきたいんですけども、現状で意見が尊重されて いないというふうにお感じになられてこういう提案を出されているのか、ちょっとその辺 を端的に。 ○川畑副座長  はい、大河委員。端的にお願いします。 ○大河委員  御質問ありがとうございます。最初のプレゼンテーションでも議長からもそういう質問 がありましたけど、現時点では調布市議会は少数会派に対して大変皆さんがいろいろ認識 していただいて尊重していただいているというふうに今は認識しております。 ○川畑副座長  雨宮委員。 ○雨宮委員  私も、これは言いかえれば現状を維持するという意味です。 ○川畑副座長  ドゥマンジュ委員。 ○ドゥマンジュ委員  私も同様です。 ○川畑副座長  ほかに御意見ございませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○川畑副座長  なければ、次に移ります。15番、共産党さんが出されております呼称の問題でございま す。皆さんから御意見ありましたら挙手にてお願いいたします。ございませんか。林委員。 ○林委員  先ほどの議論の中で申し上げたとおり、名前なんかどうでもいいということも一見ある ように思うんですけども、幹事長会議、議運とかではあくまでオブザーバーという扱いに もなっている以上、構成員ではない以上、幹事長という名前にするのは、なるべくこっち を見ないようにしてしゃべりますけど(笑声)、おかしいというふうに思っております。 ○川畑副座長  ほかに御意見ございませんか。はい、井上委員。 ○井上委員  呼称についてということなんですけれども、我々の会派は、本来、幹事長会議から議会 運営委員会のほうに、議会運営については法定委員会である議会運営委員会で議論してい くということが合意事項で決められてきたという経過がある中で、その次にこの呼称の話 が出てきていますので、別に幹事長会議という会議の名称、例えば各会派の代表者が幹事 長というふうに現状で称されていて、それで幹事長会議というような形の会議体があるん だと思うんですけども、例えばこれが各会派代表者会議というような名称の会議体ができ れば、現時点でまだ結論は出ていないですけども、1人の方も複数の方も各会派の代表と して出られているという現状はあるわけだから、幹事長会議という会議の名称にこだわら ずに、各会派代表者会議でお1人でも例えば大河代表とか、それはだから会派の代表で出 ているわけですから、そういう考え方というんですか、現状で幹事長会議では確かにオブ ザーバーというふうに規定されているわけですから、それはそれで林委員がおっしゃるよ うに粛々とそれを守っていくというのが、別に何ら違和感を私は持たないですし、逆に会 議体の名称が変わったときに、そういう考え方も持てるんじゃないかなというような意見 を述べさせていただきたいと思います。  以上です。 ○川畑副座長  御意見として承ります。ほかにございませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○川畑副座長  それでは、座長、お願いします。 ○伊藤座長  少数会派、カテゴリーで7項目についての御提案をいただき、それぞれの意見交換をし ていただいたところでございます。  最初に、基本的なことも含めて御提案をさせていただきたいと、このように思っている ところでありますが、考え方をまず座長案としてお示ししてみたいと、このように思って います。  まず、議会は合議制の機関であり、その特性を十分発揮することが求められ、またこれ からも市議会に期待をされているところであると考えているところであります。そのため、 選挙で選ばれた各議員は、市民の声を聞きながら、市長の市政運営のチェック、あるいは 政策提言等、議会という場において皆さんは議員活動を展開されているところであります。  地方議会は国政と異なり、より市民に身近な議会ということで、会派単位ではなく、議 員一人一人の活動、行動の責任において議会活動を行うことが望ましいという御意見もあ りました。しかしながら、市民生活の福祉の向上を目指し、市政運営のチェックや政策提 言等を目的とする議会の責務、また役割を果たしていくためには、議会において目的や考 え方をともにするグループ――これを政策集団と言ってもいいでしょうか――を結成し活 動していくことは、これまでの調布市議会の歴史的経緯を顧みても当然の活動であります。  また、議会は合議制の機関であること、効率的な議会運営を進めることから考えても、 会派を結成し、その時々の課題を会派内で議論し判断を導き出していく、議会における議 論、ひいては市政運営に反映させる会派の存在は、議会運営上においても合理的、必然的 であると、このように考えておるところであります。そのために、調布市議会における会 派という位置づけを改めて確認し明文化することにより、市民への説明責任、あるいは議 会の透明性を図ってまいります。  こうしたことから、議員は議会活動を行うため会派を結成することができることを改め て確認するとともに、会派は政策立案、政策決定、政策提言等に関し会派間で調整を行い、 合意形成に努めなければならないと考えているところでございます。したがって、調布市 議会においても、改選後において新たな体制においての会派届を提出していただき、確認 をしているところでもあり、現行の会派届では1人の会派も会派届の上では確認をしてい るところであります。  こうしたことから、議会活動及び議会運営の効率化、活性化を図るためにも、新たに交 渉会派という位置づけを確認し、会派の役割を明確にしたいと考えているところでありま す。具体的に申し上げますと、会派という言葉は、現在、会派届において使用されている ことから、改めて交渉会派という名称において会派の位置づけを確認してまいりたいと思 っています。  この会派の定義でありますけれども、会派、交渉会派とは、議会内で同じ政策を持つ複 数議員の集団をいうと。  会派の要件でありますが、2人以上の議員で結成する会派を交渉会派とすること。2人 以上とした理由は、複数の構成議員の最低人数が2人であるからということであります。  会派としての役割でありますが、交渉会派は幹事長会議、議会運営委員会の構成メンバ ーとし、代表質問をすることができると。交渉会派は、交渉会派及び交渉会派以外の会派 の意見を尊重する。これは先ほどもお話しいたしましたが、議会活動において会派を結成 するのであれば、会派は政策立案、政策決定、政策提言等に関し会派間で調整を行い、合 意形成に努めなければならないと考えているところからであります。  次に、議会活動における交渉会派の意見は原則1つとする。これは、少なくとも議会活 動で目的、行動をともにすることから、会派を構成したのであれば、会派としての意見を 表明する段階では1つにしていただきたいと考えているところであります。  会派以外、これは1人、単数会派のことでありますけれども、議員さんの扱いでありま すが、交渉会派以外の会派は、幹事長会議、議会運営委員会の会議に出席することができ るということでございます。呼称に関しましては、幹事長会議における交渉会派以外の会 派呼称は従来どおりでいくと。もしくは、幹事長会議の名称を含めて、先ほど井上委員さ んからの御提案にもありましたけれども、代表者会議の名称に改め、すべてを代表者で呼 称するということも1つの案かなと、このようにも感じているところでありますが、るる 御説明を申し上げましたけれども、全般的な考え方を申し上げました。  ただ、すべてこれをそのまま皆さんに押しつけるということではありませんので、ぜひ その辺の理解をしながら、お互いに歩み寄る努力、このことが私は必要ではないかなと、 このように思っておりますので、ぜひ御理解と御協力を賜ればと思っています。  以上です。 ○川畑副座長  ただいま座長から提案がございました。ただいまの座長の提案に対しまして質疑等がご ざいましたら挙手にてお願いいたします。大河委員。 ○大河委員  途中まではそうかなと思って聞いておりましたけれども、今の議長提案は、最後の含み もあるので、こういう考え方もあるがという話だというふうに受けとめさせていただきま した。  やはり先ほどから言っていますように、調布の市議会は今まで一人会派であっても、例 えば私、皆さん御存じのように、予算にも反対しておりますし、お隣の方は賛成していら っしゃって、なかなか、じゃ一にしてということは全く可能ではない話であります。  また、最初までそうかなと思って聞いていましたけど、やはり合理性とかいろいろなお 話がるるありましたけれども、今までそのことで大変時間をとって何かがあったかという と、代表質問でも時間を短縮したり、さまざまな改革が進められてきた中で、私たちなり に対応してきたわけでありますので、先例申し合わせということにこだわらずという話が ありましたが、全国的に見ても地方議会では一人会派が、それが複数でないと政策集団と 言わないとは申し上げていない議会も当然あるわけです。会派は1人から結成できると。 要するに、1人で出てきても、バックについている市民のいろいろな考え方の総意として 出てきているわけですから、それぞれそういうことがあるということは見ていただければ わかるようなことでありますので、私は、今まで言った内容的なものはわかりますが、や はり会派を交渉会派で2に変えていくことが、今回の議会改革で市民の意思を市政に反映 できるため、競い合い協力し合いながら、できるだけ緊張感を持って進めていくというふ うな議会改革のどの部分の根幹に触れるのかということがよく理解できません。ぜひとも この内容については、会派ということが結成できるとかそういった内容については議長の 言っている内容に対して十分理解できますが、交渉団体が2だということに関しては受け 入れられるものではありませんということを明言させていただきます。 ○川畑副座長  ほかにございますか。雨宮委員。 ○雨宮委員  会派そのものについては、別に認めないとか認めるとかという議論は私なんかでも一切 ないんですよね。会派は実際、現に存在するわけだし、一人会派も一人会派ということで これまでは認められてきているわけですよ。  ただ問題は、今、大河さんも言われたけども、いわゆる交渉団体という何かよくわかっ たようなわからないような概念を持ち込んで、それで2に、複数にするというところが私 には、はっきり言うけど、議会改革に背を向けるものだと言わざるを得ません。ですから、 座長の提案は提案として慎重にというか受けとめるつもりではありますけれども、今言っ た交渉団体という名称をかぶせることによって、事実上の一人会派の皆さん方の議員とし ての権利を奪うような方法、やり方、運営には、私は納得できないということだけははっ きり申し上げておきたいと思います。 ○川畑副座長  ほかにございますか。ドゥマンジュ委員。 ○ドゥマンジュ委員  今の議長提案なんですが、今の話し合いの中で言えば、議長が提案されたことは、林委 員から出ていることがそのままなのかなと思うんですが。すべてを押しつけるわけではな いけれども、歩み寄る努力が必要とおっしゃっていましたけれども、でもその前に言われ ていることと最後に言われたことが、うまく私の中で一致できないんですが、これはどの ように具体的にはおっしゃっているんですか。やはり一人会派は会派として認めないとい うことをおっしゃっているのかどうか。そうだとしたら、私はちょっと賛成はできないん ですが、そこは明言しないほうがいいのでしょうか。それとも、この後もまた考えていく ということなんでしょうか。 ○川畑副座長  はい、座長。 ○伊藤座長  まだ皆さんの御意見を聞いてから、慎重に私のほうからは発言に対しての答えをいずれ したいと思いますので、現段階では差し控えたいというふうに考えています。  ただ、それぞれの立場でそれぞれの発言が当然されてくるだろうと、想定される大きな 問題だと思っています。2名以上抱えていらっしゃる会派の方の御意見もなるほどなと。 単数で活動されている議員の皆さんの発言もなるほどなと。それをどういうふうにミック スするかというと、これは大変難しい問題が中身に多く含まれていると思います。この部 分においては1人の方を認めていこう、この部分においては認めないということを言って いるんじゃないということをまず理解していただきたいと思うんですね。  ですから、全体で1人の皆さんをそれなりに今後も調布市議会としては活動を認めてい くという方向性は否定するものでもないし、権利ですから、お1人で活動することは十分 担保しているわけでありまして、ぜひそのところを勘案した段階での意見調整を今後図っ ていきたいというふうに思っています。  ですから、私もこの議論が出るのがこのくらいの時間かなと想定してきたんですけれど も、ちょうど想定時間の中に入ってきていますので、私が今発言したことを皆さんのほう に文書で、正確な発言の内容をお配りしたいと思っています。その発言内容に沿って、次 回以降、このことについては御議論をしていきたい。ただ、先ほども申し上げましたけれ ども、お互いに歩み寄る努力、これはぜひ御協力をいただきたいということは申し上げて おきたいと思っています。  以上です。 ○川畑副座長  ただいま座長からございましたとおり、この協議案件に関しましては本日の協議内容を 踏まえて継続協議としたいと思いますが、皆さんよろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○川畑副座長  ありがとうございます。  皆様と協議、議論をさせていただいてまいりましたが、本日の会議は時間がなくなって まいりましたので、先ほども申し上げましたように、残った協議は次回以降の協議とさせ ていただきたいと思います。  それでは、日程の3、その他に入ります。  代表者会議の日程についてでございますけども、次回、第13回代表者会議は7月24日火 曜日午後2時から、ここ、全員協議会室で開催いたしますので、よろしくお願い申し上げ ます。  以上で本日予定しておりました日程は終了いたしました。  傍聴の皆様には、感想などがございましたら記入の上、事務局までの提出をお願い申し 上げます。  それでは、第12回代表者会議を終了いたします。お疲れさまでございました。    午後4時2分 散会