【8】 市報ちょうふ 令和6(2024)年3月20日 No.1759 【9】 ●いざという時に慌てないためにLet's防災 水+トイレ編 ◎能登半島地震で見えてきたこと 断水による水の確保やトイレ不足が課題に 地域での助け合いの大切さを改めて認識  災害が発生時、自分や家族の安全を守るため、一人一人が災害に備えた日常品の備蓄を進めるとともに、防災訓練に参加するなど地域での防災力も高めましょう。 ◎まずはどれくらい必要か知りましょう!  東京備蓄ナビホームページで、各家庭に合わせた備蓄目安が計算できます。自分の家族構成などを入力して、シミュレーションしてみよう。 ◎読んで備えましょう  防災ブック「東京くらし防災」「東京防災」を、市内各家庭に配布しました。都外から転入した・届いていない方には、総合防災安全課(文化会館たづくり西館3階)でお渡しします。 ◎Let's BOSAI.1 家族で必要な飲料水の量は? 災害時には断水になることも。断水になっても慌てないように備えておきましょう  水は飲料としても調理用としても必需品です。災害時に体調を崩さないためにも備えておきましょう。 ◇計算してみましょう 1人1日3リットル×3日分(最低)×家族の人数( )人=必要な飲料水の量( )リットル 例えば、4人家族では、36リットル(2リットルペットボトル18本)が必要です。 ◇災害時給水ステーションを確認しましょう  断水時に飲料水を配布します。清潔なウォータータンクを持参しましょう。  断水などの情報、工事などでの使用停止情報は、東京水道局ホームページやX(旧ツイッター)で確認してください。 ○市内の災害時給水ステーション(給水拠点) 上石原配水所(上石原1丁目34番地7) 仙川配水所(仙川町3丁目6番地27) 深大寺給水所(深大寺南町5丁目56番地1) 調布西町給水所(西町717) ○そのほかの飲料水の提供場所 文化会館たづくり西館(小島町2丁目33番地1) 慈恵医大第三病院(狛江市和泉本町4丁目11番地1) 震災用流水タンク(市内6カ所)  給水拠点まで水を取りに行くことに備えて、ウォータータンクも用意しておきましょう。 問い合わせ/東京都水道局多摩水道改革推進本部調整部管理課(調査担当)電話042-548-5353 ◇コラム 水道水の保存方法  飲料水をくみ置きする時は、蛇口から直接、清潔な容器(ウォータータンク)に口元いっぱいまで水道水を入れて蓋をします。直射日光を避ければ、常温で3日、冷蔵で10日程度は飲料水として使用できます。 ◎Let's BOSAI.2 家族で必要な携帯用トイレの数は? 災害時には絶対に必要になるから準備しておきましょう  災害時には、停電や断水で水洗トイレが使えなくなるだけでなく、排水管が損傷すると、汚水の逆流、漏水が発生することもあります。携帯トイレを準備しておきましょう。 携帯トイレは、電気や水がなくても便器に取り付けて使用でき、車の中でも使えます。 ◇計算してみましょう 1人1日5回×3日分(最低)×家族の人数( )人=必要な携帯トイレの数( )枚 (注)トイレ周りの臭いを抑えるために、消臭袋や消臭スプレーもあるとなお良い ◇コラム トイレを気にして水分補給を我慢すると体調不良に  避難所でトイレに行く回数を減らすために、水分補給を我慢すると、脱水症状、便秘、エコノミー症候群などのさまざまな不調の原因になります。 ◎Let's BOSAI.3 地域で協力するって大切なの? 地域での助け合いはとても重要。地域防災力を高めましょう  自治会などへの加入や、地域で開催される防災訓練に参加して地域とのつながりを持つことで、災害が発生した時の助け合いや日頃の防犯などにつながります。  防災訓練は、地区協議会・地域の自治会などでも行われますので気軽に参加してみましょう。 ◇いざという時には、地域での助け合いが大きな力に(能登半島地震でも共助の力が発揮されました。) ○避難所の運営  みんなで役割分担をして、可能な範囲でできることをすることで、避難所がより良い環境になります。 ○人命救助  災害時は負傷者が多くなります。周りの人と協力し、ひとりでも多くの人を救助することが重要です。 ○支援等を必要とする人への手助け  支援等を必要としている人への声掛け・手助けで、みんなが安全に避難することができ、安心して避難所での生活を送ることができます。 ◇防災市民組織・自治会の方へ ○啓発用防災備蓄品の配布  団体加入1世帯につき、ウォータータンク(10リットル)か携帯トイレのどちらか1つを配布します。(注)団体からの申請が必要。先着順 申し込み・問い合わせ/10月31日(木曜日)までにファクス、Eメールまたは直接、総合防災安全課電話481-7346・ファクス481-7255・Eメールbousai@city.chofu.lg.jp(注)重複申し込み不可 受け取り場所/総合防災安全課または地域福祉センター(申込時に指定) ○市民の方は 市の総合水防訓練や総合防災訓練などに参加するとウォータータンク(10リットル)か携帯トイレがもらえます。 ○防災市民組織とは?  自主的に災害から地域を守る活動を行う団体です。市からの補助金・防災訓練や研修会などの情報提供・協力が受けられます。 ◎3月11日から木造住宅耐震助成制度の拡充と耐震シェルター・ブロック塀等への助成制度を新設 住宅やブロック塀の倒壊などによる被害を防ぐため、助成制度を活用して住宅の耐震化を進めませんか。 ◇木造住宅の耐震化に関する助成制度 対象/昭和56年5月31日以前に建築された市内の一戸建て木造住宅、または昭和56年6月1日から平成12年5月31日に工事着手された市内の2階建て以下で、在来軸組工法の一戸建て木造住宅 内容/耐震アドバイザー派遣(無料):市が依頼した専門機関が訪問し、相談や簡易診断を実施 耐震診断:診断費用の3分の2を助成(限度額15万円) 耐震改修:改修工事費用の2分の1を助成(限度額80万円) 建て替え(旧耐震の一戸建て木造住宅のみ):除却工事費用の23%を助成(限度額80万円) ◇耐震シェルターの設置に対する助成制度 対象/65歳以上の高齢者や身体障害者(1級から4級)が居住する耐震性が十分でない木造住宅 内容/都が安価で信頼できると公表している耐震シェルターなどの設置:設置費用の10分の9を助成(限度額30万円) ◇ブロック塀等の撤去等工事費に対する助成制度 対象/市内の倒壊の危険があるブロック塀など 内容/撤去工事:撤去費用の2分の1または、延長(メートル)に1万円をかけた額のいずれか低い額を助成(限度額10万円) 建替工事(撤去と同時にフェンスなどを新設する場合):新設費用の2分の1または延長(メートル)に1万円をかけた額のいずれか低い額を助成(限度額10万円)(注)木塀新設は助成金が加算される場合あり その他/いずれの制度も契約前に申請が必要。各制度の詳細は市ホームページ参照または問い合わせ 問い合わせ/住宅課電話481-7545 ●J:COM(地デジ11チャンネル)「テレビ広報ちょうふ」 〈5日号〉5日から19日 職員インタビュー、ミニコーナーなど 〈20日号〉20日から翌月4日 職員インタビュー、特集など 放送内容は調布市公式YouTubeでも配信中 ●調布FM83.8メガヘルツ市政情報番組「調布市ほっとインフォメーション」 月曜日から金曜日 午前9時15分から、午後1時30分から、4時から、9時から(各15分)/5時30分から(5分) 土曜日 午後5時30分から(5分) 日曜日 午後3時30分から(5分)(注)放送が休止・時間変更になる場合あり。インターネットでも聴取可。詳細は調布FMホームページ参照