64ページ かっこ,Bの3,放課後等の活動の支援  障害児が学校以外の場所でのレクリエーション,スポーツなどの余暇活動をして過ごすことや,障害に応じた専門的な療育を受けることを支援します。  前計画期間の振返り  令和2年4月に既存の学童クラブでは受入れが困難な障害児が利用できる,ゆずのき学童クラブを開設しました。 学童クラブ内には,医務室やスヌーズレンルーム,エレベーター等を設置し,一人ひとりの障害特性に応じた支援を提供しています。 また,市内各学校と学童クラブの間,学童クラブと児童宅の間の車両による送迎事業を実施しており,市内全域から障害児の利用を可能としています。かっこ,児童青少年課  児童館や青少年ステーション,キャプスにおいてスタッフを対象とした研修等を通じ障害者の応対に関するスキルの向上を図るとともに,中高校生世代の様々な活動を支援できるように努めています。かっこ,児童青少年課  平成30年度から,FC東京の協働により障害児者向けの,あおぞらサッカースクールを実施しています。  ゆーいんぐ事業,のびのびサークルの各事業は,令和2年度及び令和3年度は,コロナ禍での中止や回数を減少しての開催となりましたが,令和4年度及び令和5年度は予定どおり開催しました。  障害児通所支援事業所の運営費補助は,利用者定員の区分に応じた補助基準額をもとに,別途市が定める指標に応じたポイントにより補助率を決定することとし,事業者の取組推進やサービスの質の向上を図っています。  市が設置する総合福祉センター放課後等デイサービス,ぴっころは,民間事業所の増加の一方で,受入先の少ない肢体不自由児の貴重な通所先となっており,高校生以降も引き続いて 利用を希望する声が多かったため,平成30年度から,主に肢体不自由や重症心身障害のある高校生の受入れを拡大しました。  令和元年10月から,日中一時支援事業を拡充し,通所施設における延長支援について,市独自の助成制度を設けました。 65ページ  今後の課題  放課後等デイサービスの充実  障害のある児童の活動場所として,様々な障害種別やニーズに対応できる放課後等デイサービス事業所は今後も充実が必要です。事業所の増加の一方で,受入れ可能な事業所が限られる肢体不自由児や重症心身障害児の行き先を確保していくことも課題です。  市が設置する総合福祉センター放課後等デイサービス,ぴっころは,総合福祉センターの移転に伴い,送迎の実施を含む移転後の事業実施体制を検討する必要があります。  多様な活動機会の確保  放課後等デイサービスに限らず,学童クラブなどで健常児と共に活動する機会や,スポーツ・運動やレクリエーション活動など,多様な活動を経験できる場や機会の充実が必要ですが,ボランティアを含めその担い手を継続的に確保していくことが課題です。  障害児を主な対象とした活動の場だけでなく,民間の習い事・教室での受入れ機会を広げていくことが必要です。 66ページ  取組の方向性 放課後等デイサービスの充実  今後も事業者からの開設相談や,市独自の開設費補助,運営費補助における補助金の採択,交付条件等を通じて,肢体不自由児,医療的ケアが必要な児童,強度行動障害を含む重度知的障害児など多様なニーズに対応可能な事業所の拡充を図ります。 放課後等デイサービス事業所の設置支援を行い,拡大を図ります。  放課後等デイサービス事業所が,相談支援事業所や教育機関,その他の放課後活動事業などと連携しながら,より一体的に児童を支援できる体制を整備します。 児童発達支援から放課後等デイサービスへ切り替えを円滑に進め,切れ目のない支援をします。  市が設置する放課後等デイサービス,ぴっころについて,総合福祉センターの京王多摩川駅周辺への移転にあわせ,送迎サービスの実施を検討します。 多様な活動機会の確保  医療的ケア児の受入れが可能な学童クラブの設置をはじめ,各学童クラブでも加配職員の配置や送迎事業を実施することなどにより,障害がある児童や配慮が必要な児童が健常児とともに過ごせる機会を提供していきます。 また,放課後子供教室あそビバ・児童館における配慮,支援などにより,障害児と全ての児童との交流を促進します。  障害者差別解消法の一部改正,かっこ,令和6年4月1日施行により,事業者による障害のある人の合理的配慮の提供が義務化されることについて普及啓発を進め,民間の習い事・教室での受入れ拡大を広めていきます。 67ページ  事業計画 主要事業 ナンバー,Bの3の01,日中一時支援費支給事業 事業概要,見守り支援を必要とする障害者を一時的に預けた場合に要した費用を支給します。日中活動の場を提供し,見守り及び社会に適応するための日常的な訓練を行います。 今後の方向性  障害児の放課後等デイサービス利用終了後の延長支援,障害者の平日夕方以降の過ごし方,障害児者の休日の過ごし方などへの活用を想定し,事業所登録要件や支給額の見直しを含め,事業のあり方を検討していきます。  医療的ケア児等の一時預かり,入所に対応した加算の創設について検討を進めます。 担当は,障害福祉課。 ナンバー,Bの3の02,総合福祉センター放課後等デイサービス事業,かっこ,ぴっころの運営 事業概要  調布市総合福祉センターにて,障害児を対象として音楽療法を主体とした児童福祉法に基づく放課後等デイサービスを運営し,適切な療育の推進を図ります。かっこ,定員,平日各10人 今後の方向性  総合福祉センターの移転に併せて,新たに送迎サービスの実施とともに,肢体不自由児,重症心身障害児の受入れ等,市立施設に求められる役割,あり方等を検討し,必要に応じて事業内容の一部見直しも視野に入れながら事業継続を図ります。 担当は,障害福祉課。 ナンバー,Bの3の03,学童クラブ事業 事業概要,就労等により,保護者が昼間家庭にいない小学生を対象に,適切な遊びと生活の場を提供し,放課後の児童の健全育成を図っています。今後の児童数の推移等を見据え,必要が生じた地域には,地域の需要に応じた対策を行います。 障害のある在籍児童に対しては,職員が送迎を行うことで保護者の負担を軽減します。  ゆずのき学童クラブでは,既存の学童クラブでは受入れが困難な障害児を受け入れています。 今後の方向性  新たな学童クラブの開設に当たっては,バリアフリー対応を基本とするとともに,運営面においてはより利用しやすくなるよう,調布心身障害児者親の会と意見交換を行うとともに,運営事業者等と協議・調整します。  また,障害児に対する加配職員の配置や学校から学童クラブまでの道のりを職員が徒歩で付添する,付添送迎等,地域の学童クラブにおいても,障害児の受入れ体制が充実している旨を保護者等に対し丁寧に説明していきます。 担当は,児童青少年課。 68ページ ナンバー,Bの3の04,放課後子供教室事業,かっこ,あそビバ 事業概要  放課後の学校施設を利用し,市内在住の小学生,かっこ,特別支援学級及び国立・私立小学校・都立特別支援学校に通う小学生を含むに対して,安全・安心な放課後の居場所を提供するとともに, 地域等の様々な技能・経験を有する人材の参画のもと,児童に学習,体験,交流活動等の様々なプログラムを提供することで児童の健全育成を図っていきます。 今後の方向性  地域等の様々な技能・経験を有する人材の参画を促しながら,様々な遊びのプログラムの提供を行っていきます。  あそビバでは,障害の有無に関わらず地域の子どもたちが分け隔てなく交流できるよう事業を継続します。担当は,児童青少年課。 ナンバー,Bの3の05,児童館事業 事業概要 地域における児童の安全な日常の遊び場として施設を開放するとともに,ウルトラキャンプや児童青少年フェスティバル等の全館事業のほか,工作の会や遠足などの各カン事業を実施し,児童の健全な育成を図ります。 市内全児童館にワイファイを設置し,eスポーツを導入する等児童同士の新しい交流を促進します。また,調布市公共施設マネジメント計画に基づく児童館改修工事の実施に計画的に取り組んでいきます。 今後の方向性  施設の老朽化等に伴い大規模改修等を実施する際には,バリアフリー化も視野に入れた整備となるよう努めます。  また,合理的配慮の観点から,障害児の利用しやすい環境づくりに努めるとともに,障害児対応の研修も継続的に実施して参ります。担当は,児童青少年課。 ナンバー,Bの3の06,青少年ステーション,キャプス 事業概要  中高校生世代を対象にした健全な居場所を提供し,多様な分野,かっこ,音楽,スポーツ,ダンス,学習スペース等の活動を支援します。また,多感な世代の様々な悩み・相談に対応する相談事業を展開していきます。 今後の方向性  今後も中高校生世代における様々な自主的活動を支援することで,健全な居場所となるよう事業を継続します。担当は,児童青少年課。 このページには上にも音声コードが貼付されています。 68ページの続きです。 その他関連事業 ナンバー,Bの3の07,ゆーいんぐ事業 事業概要  特別支援学級に在籍する児童・生徒を対象に,スポーツや工作,映画鑑賞など楽しく遊びながら社会体験の機会を提供します。 担当は,社会教育課。 ナンバー,Bの3の08,のびのびサークル事業 事業概要  特別支援学級及び特別支援学校在籍者・卒業生を対象に,ダンスなどを開催し,社会体験の機会を提供します。 担当は,社会教育課。