76ページ かっこ,Bの5,スポーツ・文化芸術・余暇活動の支援  就労や主な日中活動以外の場所や時間における,レクリエーション,スポーツなどの余暇活動,学習活動を支援します。  前計画期間の振返り  障害の重さや社会的障壁を理由にスポーツ等余暇活動を行う機会が少ない障害者に対し,余暇活動の場を提供する,障害者余暇活動支援事業,かっこ,ホリデープランを平成30年度から本格実施し, FC東京や東芝ブレイブルーパス東京等のトップスポーツチームとも連携し,運動不足の解消と地域生活の充実を図っています。 令和2年度,3年度は新型コロナウイルスの影響に伴い,開催回数を減少し,実施規模及び参加人数を縮小して実施しました。  東京ニーゼロニーゼロパラリンピック開催を契機とした,パラリンピックレガシーの創出を目指し,共生社会の重要性を市内外に発信する取組として,パラハートちょうふ,つなげよう,ひろげよう, 共に生きるまち,を独自のキャッチフレーズに掲げ,障害者スポーツ体験会,小中学校でのパラ教育など,心のバリアフリーの推進や障害に対する理解の促進に向けた取組を進めました。かっこ,スポーツ振興課。  スポーツを通じた共生社会の充実を図るため,スポーツ・福祉・医療分野の関係団体による,調布市障害者スポーツの振興における協議体を令和元年度に設置し,障害者がスポーツに 親しむ機会の創出における課題の解決に向けた話し合いや事業を実施しています。かっこ,スポーツ振興課。  市内の福祉作業所等で活動する障害児者のアート作品の展示会,調布市パラアート展を調布市福祉作業所等連絡会と共催により毎年開催しているかっこ,令和2年度は 新型コロナウイルスの影響により中止,ほか,かっこ,公益財団法人,調布市文化・コミュニティ振興財団との連携により,障害の有無,年齢,国籍などに関わらず,誰もが音楽や演劇など多彩な文化芸術活動に親しめる機会の創出に取り組んでいます。かっこ,文化生涯学習課 77ページ  今後の課題  多様な余暇活動の場・機会の確保  就労や施設での日中活動以外での,地域生活をよりゆたかにしていくものとして,障害特性に応じた様々な余暇活動,学習等を経験し,楽しむことのできる場,機会の充実が必要です。 活動を広げていくに当たり,ボランティアを含めその担い手を継続的に確保していくことも課題です。  スポーツ・運動機会の充実  東京ニーゼロニーゼロラリンピックのレガシーとして,障害の有無に関わらず,誰もが生涯を通してスポーツ・運動に親しみ,楽しめる機会を創出するなど,スポーツを通じた共生社会の充実を図ることが重要です。 そのためには,障害者が参加しやすいイベントや事業の開催,日常的に身体を動かすことができる場の確保などに取り組み,障害者の生活の充実や健康づくりを進めていくことが必要です。  文化芸術活動の充実  障害児者が絵画,音楽などの文化芸術活動に参加したり,楽しんだりする場,機会の充実が必要です。障害児者本人の新たな能力の発揮による生活の充実に加え,活動を通じた地域との交流や障害理解の推進も期待されます。 78ページ  取組の方向性 多様な余暇活動の場・機会の確保  障害者余暇活動支援事業,かっこ,ホリデープランの拡充を検討し,就労や通所施設での日中活動以外の場での余暇活動の充実を推進します。また,杉の木青年教室等,様々な社会体験に参加する機会の提供に努めます。 スポーツ・運動機会の充実  市のスポーツ施設や事業において,障害のあるかたの利用への配慮やバリアフリー化など,障害のあるかたが使いやすい環境づくりを進め,障害の有無に関わらず多様な活動や施設利用ができる機会の充実を図ります。  福祉分野とスポーツ分野の関係団体により構成した,障害者スポーツの振興における協議体において,障害者向けのスポーツや運動活動事業,地域の担い手の育成・充実のための事業を行い,障害者スポーツの振興を図ります。 文化芸術活動の充実  市の文化施設や事業において,障害のあるかたの利用への配慮やバリアフリー化など,障害のあるかたが使いやすい環境づくりにより,障害の有無に関わらず多様な活動や施設利用ができる機会の充実を図ります。  文化芸術の振興を通じた共生社会のより一層の充実に向けて,多様な主体との連携により,多彩なアートとの出会いを通じてパラハートちょうふを広める取組を実施します。 79ページ  事業計画 主要事業 ナンバー,Bの5の01,障害者余暇活動支援事業 事業概要,主に重度知的障害のあるかたを対象とした余暇活動イベントを定期的に開催することで,余暇活動の充実のほか,運動不足の解消や家族の負担軽減を図ります。 また,イベント開催に当たり,ボランティアや地域住民,関係機関の協力を得ることで,障害理解の推進を図ります。 今後の方向性  活動を広げていくに当たり,ボランティアを含めその担い手を継続的に確保していくことを検討します。担当は,障害福祉課。 ナンバー,Bの5の02,地域活動支援センター事業 事業概要,障害者への創作的活動や生産活動の機会の提供,地域との交流促進,障害者への相談や助言,支援,関係機関との連絡調整,ボランティア育成支援,障害者に対する理解促進のための普及活動と 啓発活動などを行うことで,障害者等が地域において自立して日常生活又は社会生活を営むことができるよう支援し,その促進を図ります。 障害者地域活動支援センタードルチェ,かっこ,身体障害 障害者地域生活・就労支援センターちょうふだぞう,かっこ,知的障害 地域生活支援センター希望ガオカ,かっこ,精神障害 今後の方向性  コロナ禍において,活動が縮小していた創作活動や生産活動をコロナ禍以前に戻し,回数や利用者等を増加させます。  障害者の日中活動の場を確保するだけではなく,相談や助言といったきめ細かい生活支援に対する需要は増えており,ますます必要性は高まっています。 今後も,地域の障害のある市民の要望や意見に耳を傾けながら,実情に合わせて事業の拡充を図ります。 担当は,障害福祉課。 ナンバー,Bの5の03,誰もが,かっこ,障害の有無に関わらずスポーツ活動のできる環境づくり 事業概要,スポーツ協会やスポーツ推進委員会,総合型地域スポーツクラブ等と連携し,障害の有無に関わらず誰もが参加できる事業を展開するとともに,スポーツ施設においては,安全かつ快適に利用いただける施設の管理運営・維持保全に努めます。 今後の方向性  障害当事者の運動機会の創出・定着に向けた取組を充実させるとともに,パラスポーツの普及・啓発を図ることで,障害理解の促進を行います。  施設の維持保全・管理運営においては,当事者の意見を踏まえ,安全かつ快適に利用いただける施設を目指します。担当は,スポーツ振興課。 80ページ ナンバー,Bの5の04,調布市障害者スポーツの振興における協議体 事業概要,障害者スポーツの振興という目的のもと,福祉・スポーツ・医療分野の関係者が一堂に会し,各団体の現状や課題について情報共有・意見交換等を行い,課題解決に向けた連携の可能性を探る場を設けています。 今後の方向性  分野間の連携を強めるとともに,教育等の新たな分野との連携も検討し,より一層充実した場となることを目指します。  また,障害当事者のニーズを把握し,現在実施している運動プログラムの見直し・改善や,ニーズに寄り添った新たな取組についても検討を進めます。担当は,スポーツ振興課。 ナンバー,Bの5の05,障害児者フットサル事業,かっこ,あおぞらサッカースクール 事業概要  利用者の障害特性に応じた受入れ体制を整備した市内事業者に対し,事業の運営経費の一部を補助することにより,障害児者が継続的に運動できる場を提供し,運動不足の解消と健康維持を図るものです。 今後の方向性  今後もFC東京との連携を強め,事業拡充による利用希望者の受入れ拡大を目指すことで支援を行います。担当は,障害福祉課。 ナンバー,Bの5の06,デフリンピックに向けた取組 事業概要 令和7,かっこ,2025年に夏季デフリンピック競技大会が日本で開催され,武蔵野の森総合スポーツプラザがバドミントンの競技会場となる予定です。 今後の方向性 大会へ向けた機運醸成を図るとともに,障害理解促進,パラスポーツの啓発活動,障害当事者の余暇活動の支援に取り組みます。担当は,スポーツ振興課。 ナンバー,Bの5の07,読書環境の整備 事業概要 音訳・点訳資料の製作・収集・貸出,マルチメディアデイジー図書の製作・収集・貸出,布の絵本・遊具の製作・収集・貸出,各種資料製作の協力者養成講座の実施,来館できない市民のための宅配サービスの実施,大活字本の収集・貸出,デイジー再生機など機器類の貸出 今後の方向性 資料の製作・収集・貸出等の現行サービスは継続して行います。 各種機関と連携を強め,サービスを必要とする人に届けられるよう広範囲への広報を行います。 要望が増大する宅配サービスの管理運用体制を整備します。担当は,図書館。 81ページ ナンバー,Bの5の08,誰もが,かっこ,障害の有無に関わらず文化芸術活動のできる環境づくり 事業概要  文化施設において,指定管理者である,かっこ,公益財団法人,文化・コミュニティ振興財団と連携し,様々な鑑賞サポートをはじめとした障害の有無に関わらず参加できる事業展開や,安全かつ快適に利用いただける施設の管理運営・維持保全を行います。  また,文化・コミュニティ振興財団においては,障害理解の促進に向けた職員研修を実施するなど,障害者の文化芸術活動を支える人材を育成します。 今後の方向性  年齢や障害の有無,国籍などに関わらず誰もが文化芸術に触れることができる事業企画を行うとともに,鑑賞サポート等により,アクセシビリティの向上を図ります。  施設の維持保全・管理運営においては,当事者の意見を踏まえ,安全かつ快適に利用いただける施設を目指します。 担当は,文化生涯学習課。 ナンバー,Bの5の09,パラハートちょうふ ミーツ アート 事業概要  市内の福祉作業所や特例子会社等で制作されたアート作品を展示する,調布市パラアート展を核として,多彩なアート,かっこ,文化芸術との出会いを通じて共生社会の重要性を広く発信します。 今後の方向性  福祉団体はもとより,民間事業者や文化・コミュニティ振興財団,プロスポーツチームなど,調布市パラアート展で培ってきた多様な主体との連携により,文化芸術の振興を通じた共生社会の充実を図ります。 担当は,文化生涯学習課。 その他関連事業 ナンバー,Bの5の10,杉の木青年教室事業 事業概要 市内在住で中学校特別支援学級を卒業した知的障害のあるかたを対象に,スポーツやレクリエーション活動などの様々な社会体験や集団行動に参加する機会を提供します。 担当は,社会教育課。