85ページ 2,安心して住み続けられる地域の環境づくり C,障害福祉サービスの基盤の充実 かっこ,Cの1,福祉人材の育成・確保  各種障害福祉サービスに従事する有資格者などの福祉人材の育成と確保により,サービスの拡大と質の向上を推進します。  前計画期間の振返り  福祉人材育成センターでは,コロナ禍を踏まえ,専門研修や講演会等を中心にオンライン開催への切替えを進め,受講者が増加しました。 受講機会を柔軟に確保できると,受講者からも今後も継続の要望がある状況です。市独自で通所事業所に交付している補助金の補助要件に研修受講を組み込んだことも,専門研修受講者の増加につながっています。  福祉人材育成センターでは令和4年度から,新たに創設されたト補助金を活用して,医療的ケアに関する有資格者向けの技術向上研修を開始しました。  手話講習会では,コロナ禍により一部の講座が中止となったり,オンラインによる実施に変更したりしています。  今後の課題  福祉人材の育成・確保  障害児者と家族の地域生活を支える障害福祉サービスを一層充実させていくため,サービス提供の現場で支援を担う福祉人材の育成・確保が課題です。 人材の掘り起こし,新たな資格者の養成による量的拡大と,強度行動障害,医療的ケアなどを含めた支援への専門性の向上によるサービスの質の向上を進めていくことが必要です。  あわせて,事業所を超えた人材同士のネットワークやサポート体制による離職防止や定着を進めることも課題です。 86ページ  取組の方向性 福祉人材の育成・確保  調布市福祉人材育成センターでの取組を一層充実させ,市民全体からの人材の掘り起こしを含め,障害福祉サービスに従事する資格者の育成・確保を図ります。  調布市福祉人材育成センターにおいて,現に障害福祉サービス等に従事しているかたの専門性向上やネットワーク構築を推進し,福祉人材の定着と質の向上を図ります。事業者や市民のニーズに応じた研修内容について,検討してまいります。  事業計画 主要事業 ナンバー,Cの1の01,福祉人材育成センター 事業概要,調布市福祉人材育成センターの運営費の補助を行い,専門性を備えた地域の福祉人材の確保及び育成を総合的に推進します。 ・福祉人材の養成・専門性の向上・市民参入に向けた普及啓発・事業所間・職員間のネットワーク形成 今後の方向性  引き続き従業者養成研修を実施し,従事者,かっこ,ヘルパーの育成を通じて量的な確保と質の向上による提供体制の整備を推進します。あわせて,研修による資格取得者の就職へのマッチング強化を図ります。  新たに事業所の強度行動障害等への対応力向上を図るため,スーパーバイザーを事務所に派遣して行う研修の実施に取り組みます。担当は,障害福祉課。 ナンバー,Cの1の02,手話講習会事業 事業概要,社会福祉協議会が行う手話講習会に市が補助を行います。手話の普及啓発クラス,かっこ,入門・基礎,通訳者養成クラス,かっこ,2年を設けて,人材養成に努めています。 また,中途障害者のための手話講習会を実施し,卒業後は互いに交流できる場のサロンを運営しています。 今後の方向性  引き続き手話の普及と手話通訳者の養成を行います。また,今後の人材確保とよりよい運営を目指し,講習会の講師を担う当事者や手話通訳者と意見交換を行っていきます。担当は,障害福祉課。 その他関連事業 ナンバー,Cの1の03,スーパーバイザー相談,かっこ,支援者向け 事業概要,精神保健福祉に関する一般相談・社会復帰相談を行う担当者に対し,利用者の病状等の把握や支援方法について,専門医及び精神保健福祉士から助言・教育等のスーパーバイズを行い,人材の育成・指導を図ります。担当は,障害福祉課。