102ページ かっこ,Dの4,障害理解と交流  市民全体に障害に関する理解を広げ,障害の有無に関わらず地域で交流しながら共生できる社会の実現に取り組みます。  前計画期間の振返り  東京ニーゼロニーゼロ大会の開催を契機として,共生社会の重要性をこれまで以上に発信していくため,市のキャッチフレーズとして,パラハートちょうふ,つなげよう,ひろげよう,共に生きるまちを定め,ロゴを作成しました。 より印象的にわかりやすく,一体感を持って展開していくために,取組を象徴するアートデザインを様々な刊行物や,ポスター,イベント等に用いて,効果的なPRを図りました。 令和3年からは毎年12月3日から9日までの,障害者週間を含む12月の1か月を,パラハート月間と定め,普及啓発活動を行っています。  市の出前講座のメニューに障害者差別解消法の理解を設け,一般企業からの研修依頼に対応しました。  障害者差別解消支援協議会は年3回実施しています。障害者差別に関する相談対応事例を情報共有し,合理的な配慮の在り方について意見交換,検討を行いました。  今後の課題  障害者差別解消のための普及啓発  障害者差別解消法の施行以降,差別の解消や合理的配慮の普及はまだ十分とは言えません。市民全体への普及啓発の継続や,障害者差別に関する相談窓口の充実などを通じて,合理的配慮の広がりと共生社会の充実へ継続的に取り組んでいくことが必要です。  地域全体への障害理解の推進と交流  誰もが暮らしやすい共生社会の充実のためには,市民の間に様々な障害への理解や,相互に助け合える意識が広がることが不可欠です。 障害理解推進のための普及啓発に当たっては,当事者が参加し,自ら交流していくことを通じて,普段障害のある人と接する機会のない市民に対しても積極的に発信していくことが必要です。 103ページ  取組の方向性 障害者差別解消のための普及啓発  障害者差別解消法の改正を踏まえ,障害者差別に関する相談,市民,民間事業所への普及啓発,市役所における職員研修など様々な取組を充実させ,障害者差別のない地域づくりを進めます。  ヘルプカード,ヘルプマークの普及啓発をします。また,共生社会の重要性をこれまで以上に発信するため,パラハートちょうふのキャッチフレーズを掲げ,様々な分野で共生社会の充実に向けた取組を展開して,様々な障害に関する市民全体の理解を広げます。 地域全体への障害理解の推進と交流  市立施設の地域開放や,事業,イベント等を通じて,市民と施設利用者の交流と理解の推進を図ります。  調布市障害者地域自立支援協議会のワーキングにおいて,市民全体に障害理解を広げるための方策を当事者や関係機関とともに検討していきます。  障害当事者講師養成研修の実施を通して,当事者による障害理解の促進・普及啓発を行うための人材育成や発信する場の充実を図ります。  事業計画 主要事業 ナンバー,Dの4の01,障害者差別に関する相談 事業概要  各部署に寄せられた障害を理由とする差別に関する相談等を取りまとめ,差別を解消するための取組について障害者差別解消支援地域協議会等の場で情報共有します。 今後の方向性  継続します。担当は,障害福祉課。 ナンバー,Dの4の02,市役所における研修・合理的配慮の推進 事業概要 障害に対する考え方,合理的配慮についての研修を実施して,合理的配慮の推進を図ります。 今後の方向性  受講対象者の範囲や実施時期・回数,効果的な内容を検討します。 担当は,障害福祉課。 104ページ ナンバー,Dの4の03,障害者差別解消法の普及啓発 事業概要,共生社会の充実を目指し,各種イベントや研修会等を通じて,障害者差別解消法の概要や合理的配慮について,市民や市内事業者に向けて普及啓発を行います。 今後の方向性,継続します。担当は,障害福祉課。 ナンバー,Dの4の04,ヘルプカード・ヘルプマークの普及啓発 事業概要,東京都が作成したヘルプマークと,調布市が作成したヘルプカードの普及啓発を行います。 今後の方向性,継続して,ヘルプカード,ヘルプマークの普及啓発を図ります。ヘルプカードについて,今後デザイン等の見直しを検討します。担当は,障害福祉課。 ナンバー,Dの4の05,パラハートちょうふの普及啓発 事業概要,東京ニーゼロニーゼロ大会開催を契機として,共生社会の重要性をこれまで以上に発信するため,パラハートちょうふのキャッチフレーズを掲げ,様々な分野で共生社会の充実に向けた取組を展開します。 今後の方向性,12月3日から9日の障害者週間を含む12月の1か月間を,パラハート月間として,障害理解推進のための普及啓発を図ります。担当は,障害福祉課。 ナンバー,Dの4の06,市立障害者施設を活用した地域交流 事業概要,市立施設において,スペースの地域住民への貸し出し,施設行事,地域イベントへの参加等を通じて,地域住民との交流及び障害者施設への理解促進を図ります。 希望の家,会議室の貸出,施設内での地域交流イベント,かっこ,地域のつどいの開催,地域美化活動の実施,イベント等への出店 知的障害者援護施設,地域交流室の一般開放,すずかけフェスタ ちょうふだぞう,活動室の貸出,カフェ,ほっとれーる運営 こころの健康支援センター,団体室の貸出,施設内での地域交流イベント,かっこ,地域のつどいの開催 今後の方向性,引続き,施設の貸出,地域のイベントへの積極的な出店や,施設主催の地域の方々を招いたイベント開催による地域交流の促進を図り,各施設が地域に溶け込んだ施設となるよう運営していきます。 担当は,障害福祉課。 ナンバー,Dの4の07,障害者差別解消支援地域協議会 事業概要,地域における障害者差別に関する相談等の情報を共有し,差別を解消するための取組を協議します。 今後の方向性,継続します。担当は,障害福祉課。