135ページ かっこ5,児童通所サービス,かっこ,第3期障害児福祉計画  サービスの概要  障害のある,又は障害のおそれのある児童について,施設への通所などにより,必要な療育を実施するサービスです。かっこ,児童福祉法に基づくサービスです。 児童発達支援の内容は,障害児に対し,通所により日常生活における基本的な動作の指導,知識技能の付与,集団生活への適応訓練などを行います。市内事業所数は,9か所。 医療型児童発達支援の内容は,肢体不自由のある児童に対し,児童発達支援と同様のサービスに加え,医療機関での治療を行います。市内事業所数は,0か所。 放課後等デイサービスの内容は,就学している障害児に対し,授業の終了後又は休業日に通所により生活能力の向上のために必要な訓練,社会との交流の促進などの活動を行います。市内事業所数は,23か所。 居宅訪問型児童発達支援の内容は,重度の障害等の状態にあり,障害児通所支援を利用するために外出することが著しく困難な児童に対し,居宅を訪問して発達支援を行います。市内事業所数は,1か所。 保育所等訪問支援の内容は,障害児が通う保育所等を専門スタッフが定期的に訪問し,その施設における障害児以外の児童との集団生活への適応のための専門的な支援を行います。市内事業所数は,1か所。 136ページ  第2期計画の評価と今後の課題 かっこ,児童発達支援,放課後等デイサービス 児童発達支援,放課後等デイサービスとも引き続き量的拡大が進み,第2期計画の期間中に事業所数も増加しています。一方で,閉鎖に至った事業所も2か所あり,事業者からの新規開設の相談件数も減少傾向にあります。 第2期計画中の事業所開設数 令和3年度,開設数,3か所,備考,うち1か所は重症心身障害児対象。 令和4年度,開設数,2か所。 令和5年度,開設数,0か所。 令和3年5月に,市内に2か所目となる重症心身障害児を対象とした,児童発達支援,放課後等デイサービス事業所が開設しています。しかし,現在も肢体不自由児,重症心身障害児が利用できる事業所は限られています。 かっこ,居宅訪問型児童発達支援 子ども発達センターで令和3年2月から事業を開始しましたが,利用希望者がいなかったため,現在まで実績はありません。 かっこ,保育所等訪問支援 子ども発達センターでの利用が一定数ある一方で,民間事業所の利用も増加しています。 137ページ 児童通所サービスの表を,サービス種別,単位,区分,令和3年度,かっこ,2021年度,令和4年度,かっこ,2022年度,令和5年度,かっこ,2023年度の順で読み上げます。 児童発達支援 延べ利用日数,計画,14,700日。15,050日。15,400日。 実績,17,114日,計画比,116.4%。17,464日,計画比,116.0%。17,263日,計画比,112.1%。 実利用者数,計画,210人。215人。220人。 実績,226人,計画比,107.6%。245人,計画比,114.0%。247人,計画比,112.3%。 医療型児童発達支援 延べ利用日数,計画,300日。300日。300日。 実績,209日,計画比,69.7%。164日,計画比,54.7%。249日,計画比,83.0%。 実利用者数,計画,6人。6人。6人。 実績,7人,計画比,116.7%。7人,計画比,116.7%。7人,計画比,116.7%。 放課後等デイサービス 延べ利用日数,計画,48,000日。49,200日。50,400日。 実績,45,975日,計画比,95.8%。46,397日,計画比,94.3%。49,623日,計画比,98.5%。 実利用者数,計画,400人。410人。420人。 実績,416人,計画比,104.0%。431人,計画比,105.1%。450人,計画比,107.1%。 居宅訪問型児童発達支援 延べ利用日数,計画,120にち。144日。168日。実績,0日。0日。0日。 実利用者数,計画,5人。6人。7人。実績,0人。0人。0人。 保育所等訪問支援 延べ利用日数,計画,72日。84日。96日。 実績,87日,計画比,120.8%。174日,計画比,207.1%。152日,計画比,158.3%。 実利用者数,計画,6人。7人。8人。 実績,12人,計画比,200.0%。18人,計画比,257.1%。19人,計画比,237.5%。 138ページ  第3期計画におけるサービス見込み 基本的な考え方 利用ニーズの拡大は継続している一方で,新規事業所の開設ペースは鈍化していることから,今後も提供体制の整備が必要と考え,利用量の増加を見込みます。 肢体不自由児,重症心身障害児,医療的ケア児,強度行動障害を含む重度知的障害児など,現在の提供体制においては利用できる事業所が限られる児童の通所先の確保に優先して取り組みます。 居宅訪問型児童発達支援は,子ども発達センターでの事業利用者を主として見込みます。 保育所等訪問支援は,子ども発達センターでの事業利用者のほか,近隣市の民間事業所の事業利用者も含めて見込み量として定めます。 サービス見込み量 サービス見込み量の表を,サービス種別,単位,参考,令和5年度,かっこ,2023年度,第7期計画,令和6年度,かっこ,2024年度,令和7年度,かっこ,2025年度,令和8年度,かっこ,2026年度の順で読み上げます。 児童発達支援 延べ利用日数,17,263日,112.1%。18,973日。19,729日。20,485日。 実利用者数,247人,112.3%。252人。262人。272人。 医療型児童発達支援 延べ利用日数,249日,83.0%。実利用者数,7人,116.7%。 放課後等デイサービス 延べ利用日数,49,623日,98.5%。51,000日。52,200日。53,400日。 実利用者数,450人,107.1%。460人。470人。480人。 居宅訪問型児童発達支援 延べ利用日数,0日。24日。24日。24日。 実利用者数,0人。2人。2人。2人。 保育所等訪問支援 延べ利用日数,152日,158.3%。171日。180日。189日。 実利用者数,19人,237.5%。19人。20人。21人。 医療型児童発達支援は,令和6年度から児童発達支援に統合。現,医療型児童発達支援分は,児童発達支援に含んで見込んでいます。 139ページ 提供体制確保のための方策 事業所開設経費の補助を継続するとともに,補助対象の選定に当たっては事業者の公募を行い,より利用者のニーズ及び市の課題に即したサービスの拡大を図ります。 施設運営に係る各種補助制度を継続し,事業所の安定的運営の支援とサービスの質の確保,向上を図ります。 多様な療育ニーズへ対応するため,より良い支援を提供できるよう,子ども発達センターの運営体制・方法を見直し,機能の充実を図ります。 コラム 力を合わせて福祉のまち調布を実現しよう 調布市福祉作業所等連絡会の代表として,本計画の策定委員会に参加させていただきました。 普段は福祉作業所を通した障害者支援という立場にあるため,総合計画の中で議論されている内容は,当然ながら多方面であり,時には意見の対立もあり,闊達な意見交換が繰り広げられる意義深い委員会だったというのが,率直な感想です。 この計画を実りあるものにしていくために,福祉作業所に集うかたたちと力を合わせ,地域の皆様と協力しながら,福祉のまち調布の実現に向けて尽力していきます。ありがとうございました。 おおさわ ひろあき,かっこ,本計画策定委員,調布市福祉作業所等連絡会 代表