ともに生き ともに創る 彩りのまち調布 市報ちょうふ 【1】 No.1763 令和6年(2024年)5月20日号 ■発行:調布市(毎月5日・20日発行) ■所在地:〒182-8511東京都調布市小島町2丁目35番地1 ■編集:行政経営部広報課 ■市ホームページ:https://www.city.chofu.lg.jp/ 市役所代表:電話042-481-7111 CONTENTS(主な内容) 窓口受付時間を変更…3 郵便等投票制度のご利用を…3 もしもの時の大雨に備えよう…7から10 FC東京ニュース…16 市報ちょうふの配布に関する問い合わせ 市報ちょうふ配布コールセンター(配布受託業者株式会社小平広告) 電話042-300-3131 ●5月31日は世界禁煙デー 受動喫煙のない社会を目指して禁煙について考えてみませんか。  世界禁煙デーは、WHO(世界保健機関)が定めた禁煙を推進する日です。日本では毎年5月31日から6月6日を「禁煙週間」としています。 問い合わせ/健康推進課電話441-6100 詳細は2面をご覧ください ●手をつなぐ樹(442) 忍音とは?  もう随分前のことになるが、ある時、無性に童謡が聴きたくなってビデオの童謡全集を買い求めた。里山や浜辺などの幼い時代への郷愁の念を心に呼び覚ますような情景を目にしながら、小学校時代に習い覚えた歌の数々を口ずさめば、わけもなく胸に熱い思いが(グラスを傾けるときなど特に)こみ上げてきた。  四季折々の数多い童謡の中で、人によって愛唱歌は異なり蘇る思い出も様々だろうが、たとえば今の季節、毎年のように私が自然に口ずさむのは、「夏は来ぬ」。「卯の花の匂う垣根に ほととぎす早も来鳴きて 忍音(しのびね)(註)もらす 夏は来ぬ」。  この歌も例外ではないが、唱歌の多くは明治・大正時代につくられ、歌詞は現代語とは文法が異なり、子どもには理解し難い単語も使用されている。だが、そのような要因を超えてなお、幼心の感性に素朴に何かを訴える力が叙情歌としての童謡にはあるのではないだろうか。  それだけに、時代が移り生活環境が変化したとしても、現代において歌詞の意味を理解しがたい、というだけの理由で特定の歌を排除しようとする動きに、安易に同調するわけにはいかない。たとえ「ふいごの風さえ息をもつがず」の「村の鍛冶屋」の存在を確認することが今では容易でないとしても。古い時代の日本ののどかさをなんとなく心に思い浮かべることができれば、それだけでその歌の存在価値があると私は思うのだが。 調布市長 長友貴樹 (註)ほととぎすの声をひそめるような鳴き声。 ●令和6年第2回調布市議会定例会は、6月3日(月曜日)開会の予定です(議会中継は市ホームページから視聴可)。 ●市報5月20日号の掲載情報は5月13日時点のものです