【2】 市報ちょうふ 令和6(2024)年7月5日 No.1767 【3】 ●今年の夏は、子どもも大人も夢中になれることを見つけてみませんか  市内には、子どもも大人も気軽に楽しく学べ、貴重な体験ができる魅力的なスポットがたくさんあります。  今回は、多摩川を中心とした市内の自然環境を紹介する環境学習施設、多摩川自然情報館をご紹介します。館内には多摩川の魚や植物、昆虫などの実物が見られる展示室、自然環境に関する本をそろえた学習室があります。ほかにも、子どもの頃に夢中になった経験を活かして、スペシャリストとして働く解説員もいます。夏休みに行ってみてはいかがですか。 ◎多摩川自然情報館 多摩川や自然に関する質問は2階展示室に設置してある質問箱へ 住所/染地3丁目8番地26 開館日/毎日(年末年始、臨時休館日を除く) 開館時間/午前9時から午後5時 入場料/無料 (注)解説員は土曜日・日曜日、祝日、7月22日から8月30日の平日に対応可 ◎スペシャリストに聞きました!夢中になっているものの魅力はなんですか? ◇「好きこそものの上手なれ」というのは至極名言だと思います 多摩川自然情報館解説員 蛾の帝王 石川さん  就学前に出掛けたキャンプで、蛾を採集し名前を調べたのが、蛾に夢中になるきっかけです。それぞれの生き物が、多種多様な外観や生態、行動などを持っていて、見ていて飽きないし、面白いです。  現在、仕事では生物を中心とした環境調査、個人活動では生物の分布調査や記録・観察会の実施などをしています。学生時代は、今は亡き祖母に「そんなに虫ばっかり取って将来どうなるのか」と心配されていましたが、社会人になって、図鑑などの出版に関わるようになりとても喜んでくれたことが一番うれしかったです。  まずは、気になることや興味があることに手を出してみることだと思います。人の目や言動にとらわれず、続けていきたい、これだけは負けたくないと思えるものがあれば、それを続けていくと良いと思います。 ◇多摩川好きの仲間の輪が広がっていくことが嬉しいです 多摩川自然情報館解説員 竹内さん  情報館での飼育は、日々変化があり、観察できる生き物が全く同じという日がありません。私は、子どもの頃から山や川で生き物を観察することが好きでした。観察では、暑くても寒くても野外にいる時間が多いので、続けていくためには、よく食べよく寝て健康でいることが大切だと思います。  この仕事をしていて良かったことは、情報館の活動を通じて身近な生き物に興味をもつようになりました!という声を利用者からいただいたことや、多摩川好きの仲間の輪が広がったことです。  ぜひ、情報館に遊びに来てください。今まで何気なく見ていた自然環境に夢中になるかもしれませんよ。 ◎多摩川自然館では何をしていますか? ◇展示室でムカシツチガエルを飼育しています 多摩川自然情報館解説員 紺野さん  現在、ニホンアカガエルと一緒に展示中です。シュッとイケメンのニホンアカガエルに比べて、のほほんとしたムカシツチガエルがなんとも可愛くて、夢中になっています。 ◇生き物に合わせた餌を与えて飼育をすることが大切です 多摩川自然情報館解説員 鎌田さん  展示用の魚とり、展示している生き物に餌やり・水槽の清掃などをしています。多摩川へ行き、投網やタモ網などを使って魚を採っています。生きた餌しか食べないカエル類などには小さな昆虫を採ってきます。 (注)多摩川自然情報館では多摩川漁協組合に加入しており、魚を採る許可を得ています ◎夢中になれることを続けていくとこんなにすごい! ◇多摩川の生態系の豊かさを知ってほしいです 生物部の高校生石川さん  昆虫に夢中になったきっかけは、中学・高校の生物部の昆虫班で、採集を本格的に行ってからです。昆虫は種ごとに大きさ、色、形などが異なり、種数も豊富で、採集を行っているとさまざまな個性を持った昆虫や予想しなかった昆虫に出会え、採れることもあるため、全く飽きることがありません。  現在は主に市内の多摩川沿いで採集を行っており、絶滅危惧種を含む316種の昆虫を採集しました。その標本を情報館に寄贈したことで、生物多様性保全を仕事としている方々に接する機会ができました。これからも多摩川の生態系の豊かさを広める活動を行っていきます。 ◎365日野草生活(R)のんさんと行く!どんな野草が生えているかな? 野草を観察してみよう  多摩川自然情報館では、多摩川の自然を守り大切にしていく必要性をさまざまなイベントを通して伝えています。今回は、野草愛好家の365日野草生活(R)のんさんを講師としてお招きした、野草観察会の様子をレポート。野草に興味のあるたくさんの方が参加してくれました。 ◇野草を見つけることは「宝物さがし」、植物は毎日変化するため飽きません  私は多摩川を中心に、日本全国で年100回ほど植物観察会を開催しています。サバイバル番組、クイズ番組、ドラマ、メディアでの植物の監修やYouTubeチャンネルへの出演、講演会登壇を通して、「身近な植物の面白さを広める活動」をしています。  会社員時代は、全く植物に興味がなかった私が、365日野草生活をするようになったきっかけは、10年前に野草が好きなうさぎと一緒に暮らし始めたこと。もし災害で物流が停止したら、うさぎの餌は手に入るのだろうかと疑問に思い、図鑑を片手に野草を学びはじめました。最初はうさぎの好物のタンポポやクローバーを探しに多摩川に行きましたが、そのころの私は図鑑と見比べても、植物の細かい違いが分かりませんでした。調べていくうちに、これは面白いぞと、野草に夢中になっていきました。  価値観が多様化する中で「好き」を貫くことは難しいかもしれませんが、熱中するものを見つけたときに、自身が興味関心を持っていることを客観的に見つめなおせます。好きなことであれば、時間を忘れるほど没頭し、継続して努力することができます。夢中になることで自身も成長できるのです。 ●参加しませんか?環境・自然にふれる夏のイベント ◎水辺の楽校「Gasa Gasa in野川」  野川で手網を使った魚捕りなど、生き物の観察や川遊びを行います。 日時/7月28日(日曜日)午前9時から 会場/佐須町4丁目1番地(祇園寺通り大橋脇の公園) 対象/市内在住の小学生と保護者(同伴が必要。保護者も川に入ります) 定員/20人(多数抽選) 費用/1人100円(保険料) その他/川に入るための靴(古靴可。長靴・サンダルは厳禁)、飲み物、帽子 申し込み/7月20日(土曜日)までに申し込みフォームから申し込み 問い合わせ/調布水辺の楽校事務局・石川電話090-1811-4894 ◎南方系の昆虫類を探せ! 蛾の帝王と昆虫採集をしよう  多摩川で見つけた昆虫類や近年温暖化などの影響で増えている昆虫類について楽しく解説します。 日時/8月10日(土曜日)午前9時から11時(受付8時50分から) 会場/多摩川自然情報館(注)小雨決行 対象/満3歳から小学生(3年生以下は保護者同伴) 出演/石川和宏(蛾の帝王) 定員/10組(多数抽選。保護者1人につき子ども2人まで) 費用/1人100円(保険料) その他/歩きやすい服装、帽子、雨具、飲み物、タオル、筆記用具、虫かご、虫あみ 申し込み/7月22日(月曜日)までに申し込みフォームから申し込み 問い合わせ/株式会社セルコ(調布市多摩川自然情報館運営等受託事業者)電話03-3406-1724(平日午前10時から午後5時30分) 夏休みのイベントはまだまだあります。4面・5面をご覧ください ●J:COM(地デジ11チャンネル)「テレビ広報ちょうふ」 〈5日号〉5日から19日 市政情報、ミニコーナーなど 〈20日号〉20日から翌月4日 市政情報、特集など 放送内容は調布市公式YouTubeでも配信中 ●調布FM83.8メガヘルツ市政情報番組「調布市ほっとインフォメーション」 月曜日から金曜日 午前9時15分から、午後1時30分から、4時から、9時から(各15分)/5時30分から(5分) 土曜日 午後5時30分から(5分) 日曜日 午後3時30分から(5分)(注)放送が休止・時間変更になる場合あり。インターネットでも聴取可。詳細は調布FMホームページ参照