令和6年度 第1回調布市廃棄物減量及び再利用促進審議会 議事要旨 1 開催日時:令和6年6月24日(月)13時00分から18時00分まで 2 開催場所:八王子バイオマス・エコセンター,調布市役所市長公室 3 委員出欠:出席11人,欠席3人 ・出席委員:江尻会長,山下副会長,森下委員,村門委員,市川委員,佐々木委員,杉崎委員,田波委員,阿部委員,千草委員,横山委員 ・欠席委員:増田委員,安塚委員,亀田委員 4 事務局:花岡環境部次長,三ツ木環境部副参事兼ごみ対策課長,中尾課長補佐,雨宮減量対策係長,井手業務係長,中島,寺園 5 傍聴者:1人 【議事次第】 1 施設見学会 八王子バイオマス・エコセンター 2 報告事項 (1) 令和5年度ごみ量について (2) 一般廃棄物処理実施計画に基づく重点事項の取組について 3 事務連絡その他 4 閉会 配布資料 資料1 令和5年度ごみ量について 資料2 令和5年度一般廃棄物処理実施計画に基づく重点事項の実績について(報告) 資料3 令和6年度一般廃棄物処理実施計画について 資料4 令和6年度一般廃棄物処理実施計画に基づく重点事項について   【施設見学会】 1 施設見学会 八王子バイオマス・エコセンター (施設概要)  地域で発生した生ごみ等の食品廃棄物を発酵堆肥化処理する施設。 ・所在地:東京都八王子市南大沢三丁目24番地 ・事業会社:株式会社イズミ環境 ・設立:平成21(2009)年4月 ・事業内容:一般廃棄物,産業廃棄物の処理及びリサイクル       堆肥の生産及び加工・販売 (見学概要) (1) 荒幡センター長による説明 ・当施設では,ホテルやスーパー等の食品廃棄物を受け入れている。調布市を含む学校給食残さも受け入れており,出来た堆肥は各学校に無償提供している。 ・環境学習・食育活動や環境保全型・食の安全等を通じSDGs(持続可能な開発目標)への取組にも繋がっている。 ・本施設の稼働は平成21(2009)年であったが,臭気問題が生じ早々に施設を休止した。約10年間臭気対策や周辺住民との協議等に取り組み,令和3(2021)年に再稼働した。 ・小口の事業所からの食品廃棄物の回収に対応するため,八王子市の一般廃棄物収集運搬業の許可取得を検討している。 ・施設で受け入れた生ごみは,ビニール袋等の異物を除去した後,副資材(木質チップ)を混合し含水率を55%程度になるよう調整し,発酵させている。発酵期間は約15日間である。含水率やpHを調整しながら5~6回程度発酵処理を行った後,およそ1~2ヶ月間熟成し製品として出荷する。 ・脱臭設備は,高濃度対応が600m3/分,低濃度対応が400m3/分の能力があり,臭気指数の規制値27に対し,24を自主規制値に設定している。 (2) 施設見学 ※写真参照。 [見学写真] 受入設備 受入設備 発酵槽 発酵槽 脱臭設備 モニタリング設備 熟成・製品棟 熟成・製品棟   (3) 質疑 Q 副資材の木質チップはどこから入手しているか。 A 秩父などの製材所から入手している。 Q 処理物の臭いは耐えられそうなものなのか。 A 施設では臭気指数で臭いを管理している。臭気指数は人間の鼻の感度を元にした指数なので,規制値以下であれば大丈夫である。 Q 年間どの程度受け入れているか。 A 現在月100トン程度,季節変動もあるが年間1,000トン以上の生ごみを受け入れている。製造される堆肥は受け入れる生ごみ量の5%程度である。 Q 堆肥の販売,供給先はどこか。 A 千葉県や宮城県の農家,ボランティア活動団体,学校に供給している。安定供給が課題である。環境教育で無償提供していることもあり,売上比率としては生ごみの処理9に対して堆肥販売1程度である。 Q 生ごみ排出事業所はどのようなところか。 A スーパーマーケットやホテル等である。 Q 調理くずや食べ残しに含まれる塩分は大丈夫か。 A 少量であれば大丈夫である。 Q 八王子市で収集運搬業許可申請するとのことであるが,一般家庭の生ごみの処理も進めるのか。 A 八王子市の「生ごみ資源化モデル事業」に協力し,約600世帯の生ごみを受け入れている。また,調布市の家庭生ごみ堆肥化実験の生ごみも受け入れている。 Q 食品工場などの産業廃棄物は受け入れられるのか。 A 食品工場の食品廃棄物は,内容が偏っている物が多く,成分のバランスが難しい。 Q 臭気対策として,エアカーテンは設置しなかったのか。 A 設備投資の関係で設置できなかった。   【審議会】 (開会:17:00) 事務局(寺園)  それでは,定刻となりましたので,ただ今から,令和6年度第1回,第10期第13回,調布市廃棄物減量及び再利用促進審議会を開始します。今回は,対面での開催とさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。本日は,増田委員,安塚委員から,欠席のご連絡を頂いています。加えて,4月の人事異動に伴い,事務局に新しく1名が加わりましたので,ここで皆さまにごあいさつをさせていただきます。 事務局(井手)  4月の異動で着任しました業務係長の井手です。どうぞよろしくお願いします。 事務局(寺園)  それでは,開会に当たり,江尻会長から一言お願いします。 江尻会長  はい。皆さん,お疲れさまでした,と言ったほうがいいでしょうか。こんにちは,ではなく,お疲れさまでした。イズミ環境に行き,それなりに勉強をして,いい時間を過ごせたと思います。ご一緒できなかった方は,お忙しい中で大変だったと思いますが,また後半部分ではよろしくお願いします。  今日通った道の途中に,清掃工場があったのはご覧になったでしょうか。イズミ環境の少し手前のところです。そこに啓発施設があり,ほぼ毎日のように,今日の道を通り,私はあそこまで通っているという状況です。また機会があれば,ぜひ皆さんをご案内したいと思います。1名から,清掃工場も含めてご案内しますので,ちょっと耳打ちしていただければと思います。またよろしくお願いします。 江尻会長  それでは,出席者が過半数に達しており,調布市廃棄物の処理及び再利用の促進に関する条例第78条に基づき,審議会を開会します。傍聴の方はおいででしょうか。 事務局(寺園)  今回は1名いらっしゃいます。 江尻会長  それでは,入っていただいてよろしいですか。それでは,始めたいと思います。審議に入る前に,まず,事務局から資料の確認をお願いしたいと思います。 事務局(寺園)  はい。それでは,配布資料の確認をします。本日の資料は,資料1から4まであります。資料1は,令和5年度ごみ量についてです。資料2は,令和5年度一般廃棄物処理実施計画に基づく重点事項の取組実績についてです。資料3は,令和6年度一般廃棄物処理実施計画についてです。資料4は,令和6年度一般廃棄物処理実施計画に基づく重点的な取組についてです。以上,ご確認をお願いします。 江尻会長  よろしいでしょうか。皆さん,お持ちですか。皆さん大丈夫そうなので,それでは早速,報告事項から入りたいと思います。令和5年度ごみ量についてです。事務局,いいですか。 事務局(寺園)  はい。大丈夫です。 江尻会長  お願いします。 2 報告事項 (1) 令和5年度ごみ量について 事務局(寺園)  それでは,資料1,「令和5年度ごみ量について」をご覧ください。まず,1ページ目の表1について説明します。人口については,令和5年度は23万8,820人となり,令和4年度と比べ107人増加しました。総排出量は5万8,871トンで,前年度と比べ1,854トン減少し,3.1%の減少でした。一人一日当たりの総排出量である総ごみ原単位は673.5グラムで,令和4年度実績と比べ23.4グラムの減少となりました。家庭系ごみ原単位は359.2グラムで,令和4年度実績と比較し13.8グラム減少しました。総資源化率については,速報値ですが,40.0%となりました。最終処分量については,ゼロを継続しています。  次に,2ページ目をご覧ください。総ごみ量の推移についてです。令和5年度は,前年度比で1,854トン,3.1%減少し,大幅な減少となりました。総ごみ原単位も,前年度比で23.4グラム減少しました。総ごみ量の内訳としては,事業系のごみ量が前年度から121トン増えたものの,家庭系のごみ量が前年度から1,103トン減少しました。資源物・集団回収量も,873トン減少しました。  次に,3ページ目をご覧ください。括弧1,家庭系ごみ量の推移についてです。令和5年度の家庭系ごみ排出量は,前年度より1,103トン減,3.4%の減少となり,3万1,396トンでした。家庭系ごみ量を構成する,可燃ごみ,不燃ごみ,有害ごみ,粗大ごみ,共に減少しています。家庭系ごみ原単位は,3.7%減少の359.2グラムでした。歴史的な円安の影響などを背景に物価高騰が続いている状況から,節約志向が高まり,ごみの減少にも影響している可能性が考えられます。  続いて,4ページをご覧ください。括弧2,事業系可燃ごみ量の推移についてです。令和5年度の事業系可燃ごみ量は,7,868トンと,前年度比121トン,1.6%の増加となりました。令和2年度は,コロナ禍における巣ごもりのため一時的に減少したものの,依然として緩やかに上昇傾向が続いています。  5ページをご覧ください。括弧3,資源物・集団回収量の推移についてです。令和5年度の資源物・集団回収量は,昨年度から873トン減の1万9,606トンで,4.3%の減少となりました。1ページの表2に,資源物の品目別排出量を記載していますが,ペットボトルを除き,前年度から軒並み減少しており,特に古紙類の減少量が,資源物の排出量の低下に大きな影響を与えています。  続いて,6ページ目をご覧ください。2,総資源化率の推移についてです。速報値ではありますが,令和5年度の総資源化率は40.0%となりました。令和4年度より総ごみ量は減少しましたが,その減少割合以上に,資源物全般の排出量の減少割合が大きくなったため,前年度より0.8ポイントの減となりました。  本件については,以上です。 江尻会長  ありがとうございました。今ご説明いただきましたが,質問や,もう少し詳しく聞きたいことはありますか。よろしいですか。では,次に進みたいと思います。ありがとうございました。それでは,報告事項2,「一般廃棄物処理実施計画に基づく重点事項の取組について」に移りたいと思います。それでは,これに関してご説明をお願いします。 (2) 一般廃棄物処理実施計画に基づく重点事項の取組について 事務局(寺園)  はい。まず,本取組は,基本計画および実施計画に基づき,施策の推進状況を踏まえつつ,単年度ごとに市が取り組むべき目標を設定し,その実施状況を審議会に報告するものです。また,取組の実績については,従来は当該年度中に報告していましたが,令和5年度の実績については,取りまとめに時間を要したため,今回報告させていただくこととなりました。報告が遅れてしまいましたことを深くおわび申し上げます。  それでは,令和5年度の取組から説明します。資料2,「令和5年度一般廃棄物処理実施計画に基づく重点事項の取組実績について(報告)」をご覧ください。令和5年度の重点事項について,それぞれの取組に対する実績や,達成状況をお示ししています。なお,事前にご確認いただいていることと思いますので,本日は説明を割愛し,達成状況が不十分であったもの,達成できなかったものについて,一部抜粋してご説明します。  大変申し訳ありませんが,2枚目の達成状況の評価指標について,Cの「達成が不十分であった」という指標より低い,評価D,「達成できなかった」の印字ができていません。大変申し訳ありません。  それでは,説明に入ります。取組4,「せん定枝の資源化推進」をご覧ください。せん定枝のチップ化支援事業について,市報やホームページでの広報に加え,環境フェアやふじみまつりなどのイベントにて,チッパー車の展示やチップ化の実演を行い,PRを行いました。一方で,令和5年度の処理量は28トンと,令和4年度から4トン減少し,処理実績は減少となりました。今後は,事業の継続を図りつつも,近隣自治体等の先行事例を参考にしながら,新たなリサイクル方法について調査,研究を進め,せん定枝の資源化推進に取り組んでいくこととしました。  次に,取組5,「ごみ減量・リサイクル協力店の拡充及び制度の見直し」についてです。事業者のリサイクル活動の実態を把握するため調査を行ったところ,ごみ減量・リサイクル協力店以外の店舗においても,積極的な自主回収活動が定着していることを確認できました。事業者の経済活動としてリサイクル活動が定着している今,社会情勢の変化に合わせた制度の見直しが必要と考えており,審議会へ意見を伺いながら,検討を進めていくこととしました。  続いて,取組12,「市民団体等との連携強化」についてです。市民団体等との協働による幼少期向けイベントを実施するため,地元自治会や施設と調整を図りながら検討を進めましたが,実現には至りませんでした。また,審議会との共催で実施した「第8回エコフェスタちょうふ」は,小学生をターゲットにコンテンツの充実を図ることができた半面,事前周知,広報の不足もあり,集客面で課題を残すこととなりました。これらの経験を踏まえながら,令和6年度中の,市民団体等と連携した幼少期向けイベントの開催を,改めて目標としています。  ここで,いったん説明を終了します。 江尻会長  ありがとうございます。今,前年度の取組実績について,評価がCとDだったところを中心にお話を頂きましたが,ご質問などはありますか。今ご説明がなかった部分についてでも構いません。令和5年度の取組実績についてという,この2枚の資料についてのご質問やご意見などがありましたら,お願いします。 C委員  はい。 江尻会長  では,Cさん。 C委員  取組12の中のエコフェスタの開催なのですが,それについては,場所的な問題もとても大きいと思います。今回は駅前が使えなかったこともあり,場所が,あまり人通りのない市役所のところでした。これを,例えば駅前でできたら,多くの収集車に来ていただいたりしていたので,もっと集客ができたのではないかと思います。これは致し方ないところもかなりあるのではないかと,私は思います。 江尻会長  ありがとうございました。また,次回にうまくつなげていただければと思います。 事務局(寺園)  ありがとうございます。 江尻会長  その他,いかがでしょうか。よろしいですか。 山下副会長  では,よろしいですか。 江尻会長  はい,どうぞ。 山下副会長  12番の件なのですが,今後の方向として,小さい子どもたちをターゲットに,という話になってはいるのですが,もう一つ,ターゲットになっていないところで,高校生をターゲットに,というのも新しい方向性として取り入れていただくとよいのではないかと思います。  というのは,カリキュラムが数年前から少し変わり,高校生で「探究の時間」というものが必修になっているからです。要は,自由研究のようなものを1年から2年かけてやるのですが,他自治体などでは,ごみ減量をテーマにそれに取り組んでもらうような関係をつくっています。市からボールを投げてもいいと思います。「このような課題の解決策を考えてほしい」というような提案をしていただき,それについて高校生が研究をし,その成果発表の場として使っていただくような形にすると,今まで届いていなかった世代にも届くようになると思います。そして,いいものには「三ツ木賞」などを出していただけるとよいのではないかと思います。 事務局(三ツ木)  私ですか。 山下副会長  「長友賞」でもいいのですけれども。そのような活用事例が,他自治体でもぼちぼち出てきています。高校側でも,たぶんテーマ探しは苦労されていると思うので,出張講義あたりからリンクを張り,そこで関心を持った生徒さんたちをうまくリクルートすると,スムーズに始められるのではないかと思います。以上です。 事務局(寺園)  ありがとうございます。 江尻会長  ありがとうございます。いいご提案を頂いているので,次にうまくつなげられるように,企画していただき,またこちらにも投げていただければと思います。よろしくお願いします。 事務局(雨宮)  はい。 江尻会長  その他,いかがでしょうか。よろしいですか。それでは,一応,次の6年度のところについても説明をしていただかなければいけないので,また少し戻りたいと思います。まず,次に行きたいと思います。では,今年度,令和6年度の実施計画について,ご説明をお願いします。 事務局(寺園)  はい。それでは,続いて,令和6年度の取組について,資料3,「令和6年度一般廃棄物処理実施計画について」をご覧ください。令和6年3月29日付で告示している実施計画です。ページ番号を振っておらず恐縮ですが,4ページ目に当たる,2枚目の裏面をご覧ください。7,「基本計画推進のための施策」ですが,調布市一般廃棄物処理基本計画(第3次)を推進するための方策を記載しています。こちらの方策を実現するために,令和6年度に重点的に行う取組をまとめたものが,資料4,「令和6年度一般廃棄物処理実施計画に基づく重点事項について」です。  資料4をご覧ください。今年度は,基本計画の6つの重点事項を推し進めるべく,全16項目に取り組むこととしています。こちらも,お時間の都合上,説明を割愛させていただきますが,代表的なものを幾つかご紹介します。  重点事項である,プラスチックのリデュース,リサイクルについては,取組2で,脱プラスチックに取り組む事業者について広報,PRを進めること,取組3では,事業者と連携したプラスチックの回収品目,拠点の拡充を図ること,としています。  また,取組5では,昨年度に引き続き,ペットボトルの水平リサイクルの推進に向け,コンビニの店頭回収や関係業者との調整を図っていくこととしています。  続いて,取組10では,昨今収集・処理時の課題となっている小型充電式電池の回収拠点の拡充や,行政収集の有害ごみとしての品目追加などについて,関係者との調整を図っていきます。  続いて,取組11では,昨年度策定した災害廃棄物処理計画に基づき,災害発生時のごみの出し方について周知を図るために,リーフレットの作成・全戸配布や,出前講座の実施を予定しています。  その他,取組13は,今年度に試験運用を実施している「調布ごみナビ」に関して,令和7年度の本格導入を目指し,広域的な試験運用の実施により,精度向上,機能拡充に努めていくこととしました。  説明は,以上です。 江尻会長  ありがとうございました。今年度も,16というたくさんの項目が出ていますが,今,その中でも重点的なもの,代表的なものをご説明いただきました。それでは,こちらのペーパーと先ほどの5年度のものを併せ,ご質問やご意見などがありましたら,お願いします。いかがでしょうか。特にありませんか。それでは,よろしいでしょうか。 山下副会長  では,よろしいですか。 江尻会長  はい。 山下副会長  重点事項にはならないかもしれないのですが,少なくとも実施計画のほうには入れておいていただきたかったのが,脱炭素の話です。二酸化炭素排出量というのは,調布市は目標にしなかったでしょうか。 事務局(雨宮)  基本計画の計画目標として位置付けています。 山下副会長  はい。だとすると,当然その実施計画にも,新しくかもしれませんが,入ってきていいはずなのですが,全く触れられていません。ふじみ衛生の問題もあるので,どのようにモニタリングしていくのかということを私は気にしていましたが,今日もそのあたりの話が全く出てきていないので,非常に心配しています。こちらできちんと扱っていただかないと,環境審議会のほうで,また私が騒がなければいけなくなってしまいます。すみませんが,まずはごみのほうできちんとやるべき業務なのだということで位置付けていただけていない計画になってしまっているので,そこはぜひ対応していただきたいと思います。 事務局(雨宮)  はい。失礼しました。 江尻会長  事務局のほうはいいですか。大丈夫ですか。 事務局(雨宮)  はい。今頂いたご意見を踏まえ,今後の実施計画のほうに,きちんとその旨位置付けさせていただきたいと思います。 山下副会長  よろしくお願いします。 江尻会長  ありがとうございます。その他,お気付きのことなどがあれば,このようなことを加えるべきではないか,というようなことも含めて,今の山下委員のようにご発言を頂ければと思います。今始まったばかりなので,事業の中に入れていくことも可能だと思います。いかがでしょうか。よろしいですか。ありがとうございます。  それでは,5年度の報告と今年度の実施計画について,ご意見も含めて頂きましたので,見直すところは見直し,加えるところは加え,実施していっていただきたいと思います。また委員会でもご報告いただきながら,委員のアイデアなども頂きながら進んでいくと,うまくいくと思います。よろしくお願いします。  今の「一般廃棄物処理実施計画に基づく重点事項の取組について」で,報告事項は終わりになります。それでは,3番目の「事務連絡その他」に移りたいと思います。よろしいでしょうか。 3 事務連絡その他 事務局(寺園)  来月の7月をもって,第10期の委員任期が満了となります。8月から第11期体制が始まり,第10期については,今回が最後の審議会となります。 江尻会長  ありがとうございます。メンバーは,代わる方も代わらない方もいらっしゃるとは思いますが,一つの区切りということもあります。前半戦が長かったので,私も含め,お疲れの方もおいでだと思いますが,一言ごあいさつと言いますか,次に向かって何かメッセージを頂ければと思います。では,Cさんから回りましょう。 C委員  はい。立って言いますか。 江尻会長  いいえ。座ってでいいです。 C委員  分かりました。私は,クリーンプラザふじみというところで,小学生の社会科見学の説明をしています。もう11年やっています。その中で,自分自身でいろいろな勉強もしてきたのですが,調布市の学校全校が来るので,こちらの審議会で頂いた資料,特にこのような数字的なもの,そして,今回のような取組や今後の目標などは,実際に聞くことができ,質問もできるので,それを生かしています。それが非常にありがたく,今後も生かしていきたいと思っていますので,よろしくお願いします。ありがとうございました。 江尻会長  ありがとうございました。では,次,お願いします。 K委員  私は,アガパンサスというグループ名で,子ども関係の,リサイクルを利用した工作の活動をしているということで,ここに入りました。もともとは,子育てひろばに関わっていて,子どもやその親御さんとの関係があったということで入ったのですが,ごみに関しては本当に普通の一般人の状態で,なんとなくの情報しか分からなかったのですが,今回,すごく細かい状況を勉強させていただきました。今日は参加できなかったのですが,現場を見せていただいたりして,すごく勉強になりました。  ただ,私にはあまりにも難し過ぎて,なかなか意見が言えないのは,毎回なんだか心苦しい感じでした。子ども関連の工作などに関しては,現場で,リサイクルをしたり,いろいろなものを利用して楽しいイベントをしたりということは得意としてやってきたので,そのあたりは少し生かせるのではないかと思ったのですが,なかなか活躍の場がないという形になってしまいました。なかなか活躍できないもので,来年は,申し訳ないのですが,引退させていただければと思っています。いろいろと勉強になりました。ありがとうございました。 江尻会長  ありがとうございます。では,お願いします。 B委員  私は,公民館の「サステナブルを学ぶ会」で勉強しています。その関係でこちらに応募したのですが,非常にさまざまな業種の方と,市民の方がいらっしゃって,すごくいい経験をして良かったと思っています。今,公民館のその活動では,食に関してもう少し追究しよう,ということをしています。今後の活動としては,やはり,生ごみをどのように家庭の中で少なくし,また,出たものを肥料にするか。そして,プラスチック問題をどうするか。食から出るごみ問題について,その2つに絞って取り組んでいこうと思っています。そこで市民の方から出るアイデアなどをこちらでフィードバックし,何かが解決できるようになればいいと思っています。また次期もよろしくお願いします。 江尻会長  ありがとうございます。では,Jさん,お願いします。 J委員  はい。調布市に,むさし野紙業という古紙の会社の事業所があり,私は,そこの責任者を務めながら,今回この審議会に参加させていただいています。今まで,自分の中でも,プラスチックやせん定など分からないことがあったのですが,この審議会に参加して,いろいろと勉強させていただきました。今日の見学会もそうなのですが,やはり楽しみながらやることがすごく重要だということを,この活動をしながら,自分の中ですごく覚えさせていただきました。  これからもまだまだ,リサッチョというキャラクターの活用もしていきたいですし,LINEを使ったアプリなどは,私自身が使ってみてすごく楽しかったので,このようなものを子どもたちにも伝えていければ楽しいと思います。工場見学のようなもので,子どもたちが来て喜んでくれる顔を見て,大人たちも一緒に勉強していくというような場所や活動も考えていきたいです。これからも,微力ながら皆さんと一緒に活動していければと思います。次期も,微力ですがいろいろと頑張りたいと思っています。よろしくお願いします。ありがとうございました。 江尻会長  ありがとうございます。ではお願いします。 L委員  この1年間,どうもありがとうございました。第10期の審議会ということで,この審議会の名称は「廃棄物減量及び再利用促進審議会」となっています。今年度第1回ということで,先ほど業務係長の井手の着任のごあいさつをさせていただきましたが,三ツ木ごみ対策課長が,この4月1日から,環境部の資源循環推進担当副参事,兼ごみ対策課長となりました。資源循環推進ということで,循環型社会の形成に向けた取組というものをイメージし,今回,副参事,次長職として,新たな担当が付いたということです。この審議会の名称も,資源循環,循環型社会をイメージしたものにしてもいいのではないかと思います。まだ会長にはご相談していないのですが。 江尻会長  はい。 L委員  今日,まさに資源循環の一つである生ごみの資源化,堆肥化の施設に視察に行かせてもらったということもありますので,新たな展開として,われわれの体制も,これからの審議会の在り方も,循環型社会に向けた取組についてより一層議論ができるものになるとありがたいなと思いながら,第10期の審議会を終え,また次に向けて努力をしていきたいと思っています。以上です。 江尻会長  ありがとうございました。 E委員  はい。Eです。このところ日程が合わず欠席をさせていただいていたのですが,私は,商工会から,3期6年参加をさせていただきました。この間(かん),今日のような見学会にも何カ所も行かせていただき,エコフェスタも2回ほど経験させていただきました。企業として,今,サステナビリティーやSDGsなどへの取組がかなり重要視されている中で,この審議会でいろいろと勉強をさせていただき,本当にためになったと思っています。非常に重要な,非常に大事な6年間だったと思っています。商工会も体制が少し変わり,役職も変わったので,次期はまた別の者が参加させていただくようになると思います。会長をはじめ審議会の皆さまには,本当にお世話になり,ありがとうございました。 江尻会長  ありがとうございました。 江尻会長  では,Dさん,お願いします。 D委員  はい。パルコのDです。パルコとしては,今まで,食に関し,フードドライブという活動を年3回,調布市さんとトリエさんとやっていました。このたび,食品以外で何かできないかということで,衣類と雑貨について,リサイクルやリユース,アップサイクルなどを行う,株式会社ECOMMITという企業さまと提携し,お客さまに,もちろん市民の皆さまに,気軽にお洋服を投函(とうかん)していただき,それをパルコのほうで回収し,そちらの会社にお流しするというシステムを構築しました。  6階のユニクロ前のエスカレーター横に,「次の人につなげますよ」という意味の「PASSTO(パスト)」という青いボックスを作っています。ぜひお持ちいただければと思います。今まで,ユニクロさんと無印良品さんには,個別に,ユニクロで買ったもの,無印良品で買ったものを入れるボックスがあったのですが,今回うちでは,「どこで買ったものでも大丈夫です」ということでボックスを設置しましたので,ぜひお持ちいただければと思います。よろしくお願いします。あと,今後も続けますので,どうぞよろしくお願いします。 江尻会長  ありがとうございます。 事務局(寺園)  お願いします。 江尻会長  Fさん,お願いします。 F委員  はい。今日は,八王子のバイオマス・エコセンターで,非常にふらふらになりながらいい経験をさせていただきました。中で働かれている方は,さぞやご苦労があるのではないかと思いました。この産業廃棄物減量の委員会に参加をして,いろいろな現場を見せていただき,やはりそれが一番なのではないかと思いました。最初の頃に書面でいろいろと勉強したのですが何も分からず,いろいろなところに行くことで,「ああ,こういうことなのか」ということを皆さまと共に勉強させていただきました。  また,先ほど副会長さんからもお話があり,J委員からもお話があったのですが,学生さんたちや子どもたちにとにかく声を届けていくということが,このごみの問題に関してはいかに大事なのかということです。大人たちにアナウンスするよりも,やはり未来の日本を背負っていく子どもたちにいかにアナウンスをし,一緒に,先ほどのいろいろな問題を考えていくかということが,とても大事なのではないかと思います。そのような点では,やはりこの委員会が非常に大事なところを握っているのではないかと思っています。次回からも,また一兵卒として勉強させていただきますので,よろしくお願いします。以上です。 江尻会長  ありがとうございます。Gさん,お願いします。 G委員  吉野清掃のGです。収集の現場に携わっています。2年間ですか。もう2年かという感じがします。いろいろと勉強させていただくことばかりでした。いろいろな情報も共有させていただき,本当に勉強になりました。このようなことを知ることは,収集の作業担当者のモチベーションの向上にもつながると思いますので,そのあたりはしっかりと持ち帰り,今後も安定した収集業務を提供できるよう役立てたいと思っています。皆さん,2年間本当にありがとうございました。 江尻会長  ありがとうございました。 山下副会長  皆さん,2年間お疲れさまでした。この期の間に始まった事業としては,生ごみの分別が新しい取組かと思います。うちも参加しており,最初の1カ月ほど,出す時に重さを量ってみたのですが,うちの場合は,可燃ごみ全体のうち,生ごみで出せたものが3分の2くらいになりました。そのため,今まで可燃ごみは週2回出していたのですが,週1回で済むようになりました。これを本当に全市展開したら,だいぶごみが減るのだろうなという印象を持ちました。  一方で,今日の行き先ですと,結構大変なところだったので,いろいろな選択肢がある中で,ではどのようにして循環させていくかというところは,また次の期でご相談させていただければと感じました。引き続き,よろしくお願いします。 江尻会長  皆さん,ありがとうございました。皆さんのそれぞれのお話を聞いて,私がここでそれに対しての感想を述べるというのも変な話なのですが,それぞれのお立場の中でこの審議会が活用されていたということ,そして,逆に審議会にとっては,皆さんの立場でご発言いただくことが調布市のごみを減らしていくことにも結び付いていったということで,非常に有意義な2年間だったのではないかと思っています。  コロナがようやく落ち着き,今日も対面でということになりました。社会情勢によりますが,今後も対面でやっていくことをぜひ続けられるといいと思います。たぶん,顔を合わせながら意見交換や情報交換をしていくということは,非常に重要なことなのではないかと思います。社会が落ち着いていくといいなという思いがあります。  この廃棄物減量及び再利用促進審議会については,確かに私も,この長い名前はどうかと思うところがありました。今,部長から一つご提案があり,それは私が決めることではもちろんないのですが,この「廃棄物」というところをポイントとしてやっていくということはぶれないようにしていきたいという思いはあります。環境というのは非常に分野が広いところがあるので,その広い部分を全部網羅していくことは,まず無理があります。その中で,ピンポイントと言うと言い過ぎですが,一つの視点として,立ち位置として,廃棄物,ごみのことを考える,そこから世の中を考えていく,社会を考えていく,というような立場での審議会,という進め方ができたらいいのではないかと思っています。これが逆になるとたぶん視点がずれてくると思うので,ごみを減量していく,廃棄物の審議会なのだというところはぶれないようにしながら,いい名前を考えていくといいのではないかと思います。引き続き,皆さんのご意見を伺いながら進められたらいいなと思っています。次期もまたよろしくお願いします。  いろいろなお立場の方で,今期でお目にかかることができなくなる方もいるかもしれませんが,ここでせっかく顔見知りになったので,また調布の町の中で会ったら,「こんにちは」とぜひ声をかけ合いながら,一人一人がごみを減らしていくと同時に,町を良くしていく,暮らしやすくしていくというところに結び付くようにしていければと思っています。よろしくお願いします。 事務局(雨宮)  一点よろしいでしょうか。 江尻会長  はい。 事務局(雨宮)  本日,皆さんには,八王子バイオマス・エコセンターに視察に行っていただきました。皆さん,お疲れさまでした。今,ちょうど山下副会長からご意見を頂きましたので,参考までに事業の計画だけお伝えしたいと思います。  生ごみについては,組成分析調査の結果からもお示しできているとおり,可燃ごみに,大体4割から5割含まれています。そのうちの8割が水分を含んでいるもので,処理の観点からも水分の多いものはあまり好ましくありません。また,堆肥化することで資源循環ができます。そもそも,三ツ木ではないですが,資源循環の推進ができるものであるということに着目し,今年度の5月下旬から参加者を募り,今,開始しているところです。  今,山下副会長とC委員にご参加いただいているのですが,現状,モデル事業ということで,収集しやすい戸建て住宅を中心に,市内の巡回と併せて周知をしているところです。今19世帯に参加していただいており,1回に平均30キロから40キロ収集しています。収集量の世帯ごとの目安が大体つかめてきたところです。  また,先ほど副会長もおっしゃったとおり,少し距離が離れているということもあり,エネルギーバランスではないですが,CO2も当然排出されます。一応,搬送する際には軽車両で行くという工夫はしていますが,いったん9月30日までの実施としています。途中経過を踏まえつつ,この事業の継続や評価については,今後も審議会の皆さまのご意見等を頂きながら検討していきたいと思っています。よろしくお願いします。 江尻会長  ありがとうございます。それほどたくさん,あちこちにあるような施設ではないので,そのような意味で非常に難しい状況で実施するというのが,ある意味難しさなのかもしれませんが,何かうまい方法で乗り切ることができるといいですね。 事務局(雨宮)  そうですね。いい方法があれば活かしたいと思います。 江尻会長  参加していらっしゃる方にご意見を頂きながら進めていただくようにするのもいいと思います。本当に,やっている人の実体験の言葉に勝るものはないと思うので,ぜひ感想やご意見を伺いながら進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。 事務局(雨宮)  はい。よろしくお願いします。 事務局(寺園)  お願いします。 事務局(雨宮)  ありがとうございました。それでは,今皆さんに一言ずつお話を頂きましたが,事務局のほうからは,ありますか。 事務局(寺園)  そうですね。次回の審議会についてですが,まず,次回の第11期第1回の審議会については,現在,日程等含め調整中です。詳細については,改めて,11期の委員の皆さまにご連絡できればと思います。どうぞよろしくお願いします。 江尻会長  ありがとうございました。それでは,10期から継続の方には事務局のほうから連絡があると思うので,その際はよろしくお願いします。全体を通して何かありますか。事務局のほうはいいですか。よろしいですか。ありがとうございました。今日は1時からだったので,長い時間でした。 事務局(寺園)  ありがとうございます。すみません。 江尻会長  ここでの話はほんの50分ぐらいで終わってしまいましたが,1時からだったので,長い間お疲れさまでした。それでは,これをもって本日の審議会は終了とします。お疲れさまでした。ありがとうございました。