ともに生き ともに創る 彩りのまち調布 市報ちょうふ 【1】 No.1775 令和6年(2024年)10月20日号 CONTENTS(主な内容) マイナンバーカードと健康保険証の一体化…4 地域文化祭…14 「水木マンガの生まれた街調布」でクラウドファンディングを実施…16 市政施行70周年記念ロゴデザインの投票を実施…16 市報10月20日号の掲載情報は10月11日時点のものです ●秋のこどもまんなか月間  11月は「秋のこどもまんなか月間」です。  市でも子ども・子育てにやさしい社会をつくるため、さまざまな取り組みや啓発活動を積極的に行います。 問い合わせ/子ども政策課電話042-481-7106 ●手をつなぐ樹(452) スランプをなんとか  先日、以前の職場の同期が一人他界した。昭和51年以来かれこれ50年近い交遊関係を結んできたわけで本当に寂しいものだ。同期25人中男性は10人だが彼が初の物故者になる。優れた人物で、自己主張を強引に押し通すタイプでは全くなかったが、彼が自然体で発する思慮に裏打ちされた見解は常に傾聴に値した。  それにしても、彼と共有した約半世紀の思い出を辿るとき、その間にわが身を取り巻く環境の中で発生した事象が極めて多岐にわたることを今更ながらに痛感する。そして、全事象の内容は当然喜怒哀楽さまざまだが、なぜか順調に推移した時代より不遇をかこつ思いが募った頃のできごとが総じて深く心に刻まれているような気がする。  啄木は意のままにならぬ境遇を嘆き、もしくは劣等感に苛まれて詠んだ。「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ花を買ひ来て妻としたしむ」。その思いは私なりに理解できる。社会生活において、誰しも与えられた命題を常にうまく消化できるものではない。そして仕事で行き詰まったときには往々にして組織の中での疎外感を覚えるものだ。それはときに思い過ごしにすぎないのかもしれないが、孤独の闇にひとたび陥れば自己の現状が落魄(はく)の身に思えてしまうことすらある。たとえ短期間でもその思いはつらい。  わが職場でも常に職員の心情が気になっている。スランプを解消するために野球選手はひたすらバットを振り続けるといわれるが、みなさんはどのような苦境脱出法をお持ちだろうか。 調布市長 長友貴樹 ■発行:調布市(毎月5日・20日発行) ■編集:広報課 〒182-8511調布市小島町2丁目35番地1 ■市ホームページ:https://www.city.chofu.lg.jp/ 市役所代表:電話042-481-7111 市報ちょうふの配布に関する問い合わせ 市報ちょうふ配布コールセンター(配布受託業者株式会社小平広告)電話042-300-3131