議員提出議案第26号 核兵器禁止条約締約国会議にオブザーバー参加を求める意見書提出について 上記の議案を提出する。 令和6年12月12日 提出者 調布市議会議員 藤川 満恵 賛成者 調布市議会議員 伊藤 学 同    川畑 英樹 同    榊原 登志子 同    古川 陽菜 同    磯邉 隆 同    平野 充 同    須山 妙子 同    松野 英夫 核兵器禁止条約締約国会議にオブザーバー参加を求める意見書 核兵器をめぐる状況がかつてないほどに緊迫している。ロシアはウクライナ侵略を開始して以降,戦略核戦力の演習を実施するなど,核による威嚇をエスカレートさせてきたが,11月19日に核ドクトリンを改定し,核兵器使用基準の引下げに踏み込んだ。北朝鮮も「核戦力強化路線を絶対に変えない」と公言するとおり,近日中に7回目の核実験を強行するとの臆測が絶えない。このような中,ノルウェー・ノーベル委員会は2024年のノーベル平和賞を 「日本被団協」に授与した。間もなく迎える被爆80年はヒバクシャからの証言を直接聞くことができる時間が残り僅かであることを意味するとともに,核兵器は二度と使われてはならないという規範を守るための正念場となる。よって,この機を捉えて,以下の項目に取り組むことを強く要望する。 1 日本政府として2025年3月3日から7日にニューヨーク国連本部で開催される核兵器禁止条約第3回締約国会議にオブザーバー参加し,核兵器国と非核兵器国の間の橋渡しに向けた貢献を行うこと。また,その際,以下の事項について積極的な役割を果たすこと。 (1) 被爆の実相を通した核兵器の非人道性の共有。 (2) 核被害者救助・環境修復に関する貢献。 (3) 核軍縮の検証に関する貢献。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和6年12月 日 調布市議会議長 井 上 耕 志 提出先 内閣総理大臣  外務大臣