令和6年度第4回調布市社会教育委員の会議 議事録 1 日時 令和6年11月12日(火)午後1時30分から午後3時00分まで 2 会場 調布市教育会館3階301研修室 3 出席者 9人 篠﨑議長,宮下副議長,進藤委員,田村委員,新田委員,原田委員,平澤委員,福田委員,宮嵜委員 4 傍聴者 3人 5 事務局   社会教育課長,社会教育課職員3人 6 議題 (1) 報告事項 ア 第66回全国社会教育研究大会茨城大会について (資料1) イ 令和6年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会第5ブロック研修会及び交流大会・社会教育委員研修会について(資料2) ウ 令和7年度調布市社会教育関係登録団体活動事業補助金(事前調査集計結果)について(資料3-1,3-2,3-3,3-4,3-5) エ 令和7年度学習グループサポート事業登録希望グループ調査結果について(資料4-1,4-2,4-3,4-4,4-5) オ 令和6年度調布っ子“夢”発表会の開催について (2) 情報共有事項    令和6年調布市公民館運営審議会第5回定例会について(資料5-1,5-2,5-3) (3) 協議事項  ア 社会教育関係団体の登録(新規)について(資料6-1,6-2,6-3) イ 令和7年度都市社連協ブロック研修会について 7 議事録 (1) 報告事項  ア 第66回全国社会教育研究大会茨城大会について (資料1)    配付資料のとおり事務局から説明した。 ○篠﨑議長  コロナ以降,やっと以前の大会に戻ってきたという実感があった。参加人数も千人を超えており,活発な議論が出ていた。心を打つものもあった。世の中が複雑になってきている中で,各地の委員に話を聞くと,今まで行ってきたことが変わってきている。あきる野市の発表では,夏休みに小学生たちが100キロを歩く企画を紹介していたが,その企画を体験した高校生たちがボランティアとして参加しており,通常はアルバイト代を払って参加してもらうところを,みんなの為になりたいと自ら費用を払って参加しているとの報告があった。会場も驚くような話であった。色々なアイデアが出ていたので資料を見ていただきたい。  イ 令和6年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会第5ブロック研修会及び交流大会・社会教育委員研修会について(資料2)    配付資料のとおり事務局から説明した。    ○篠﨑議長   委員の方には,忙しい所ではあるが,新しい学びがあるので,できるだけ御参加いただきたい。  ウ 令和7年度調布市社会教育関係登録団体活動事業補助金(事前調査集計結果)について(資料3-1,3-2,3-3,3-4,3-5)    配付資料のとおり事務局から説明した。 ○篠﨑議長  何か質問はあるか。毎回同じような団体が申請しているが,その点はどうか。 ○進藤委員  色々な団体が活用してもらえるとよいが,社会教育関係登録団体の要件の枠にはまった活動をできる団体があまり多くないのかもしれない。多くの人に知ってもらえるように,しっかりと広報をしてもらいたい。  エ 令和7年度学習グループサポート事業登録希望グループ調査結果について(資料4-1,4-2,4-3,4-4,4-5)    配付資料のとおり事務局から説明した。 ○篠﨑議長  何か意見や質問はあるか。 ○進藤委員  同じ団体が応募しているが,コロナ前は新しい団体がちょっとずつ申し込まれていたが,最近はないのか。 〇事務局  相談などは受けておらず,令和4年度からは新しい団体は申し込まれていない。 ○進藤議長  公民館では,引き続き例えば子育てセミナーや高齢者のサークルなど自主グループを作るための相談を受けているが,そういった団体が,公開講座を開いて,こういった登録団体として活動するような状態ではないのか。メンバーが固定化しているが,もう少し広がったらいい。 ○篠﨑議長  公民館では,丁寧に講座を開いているので,そういった人たちが,どこかで繋がって新しい何かを作っていくことは社会教育では,とてもよいことである。 ○宮嵜委員  この表の中で一番新しいグループで何年ぐらい続いているのか。 〇事務局  コロナ禍前から続いている団体が多い。直近では相談なども受けていない。 ○篠﨑議長  保育の謝礼を出しているのが2箇所だけのようだが,若いお母さんたちの参加はあまりないのではないか。他の地域でもそうだが,保育のやり方や受入れ人数がよいと,子育て世代の参加が多くなるのではないかと思う。その点についは何か問合せはあるか。 ○事務局  学習グループ自体がグループで活動内容を決めている。保育の実施についてもグループが考えたうえで事業を実施しており,グループの考え方にもよるところが大きい。保育への支援の案内はしているところである。 ○篠﨑議長  保育の可否を気にされる方は多い。全体として保育のやり方を提示した方が団体だけで考えていくよりもよい気がする。 ○進藤委員  保育士の謝礼は,市が補助しているが,保育士の手配も社会教育課で頼むことはできないのか。 ○事務局  保育士の確保については,市から紹介する流れではない。 ○進藤委員  保育士を探すのは難しい。探し方が分からないのではないか。公民館の講座だと,保育が付いている。そういう方を紹介できるとよい。 ○篠﨑議長  保育についてはニーズがあると思われるので,検討してもらいたい。   オ 令和6年度調布っ子“夢”発表会の開催について    配付資料のとおり事務局から説明した。 ○篠﨑議長  毎回,後日調布FMで流しているが,声で聴くだけではなく,映像で流したが方がよい。 ○事務局  子どものことなので,個人情報などの問題がある。顔を出せない人もいると思われる。映像を流すとなると,同意書が必要になる。名前と顔で地域が特定されてしまう危険もある。 ○篠﨑議長  映像で見た方がその子らしい魅力が出てくる。表情が出ていると印象が違う。例えば氏名は出さないとか,対応できないか検討してみてもらいたい。 (2) 報告事項    令和6年調布市公民館運営審議会第5回定例会について(資料5-1,5-2,5-3)    配付資料のとおり事務局から説明した。 ○篠﨑議長  何か意見や質問はあるか。 ○宮下副議長  通し番号57ページの成人学級の報告で,ベリーズ(中央アメリカの国)で活動する横山さん(元公民館専門員)とZOOMで繋がりベリーズについて学ぶという企画があるが,公民館を飛び出し,かつ,調布を飛び出してベリーズと繋いで会を催すというような企画は,これからもあってもよいのではないか。公民館を上手く活用したうえで,調布という枠を超えた企画があってもよい。 ○進藤委員  子育てセミナーが報告書に記載されていなことが前回も気になっていた。年度後半にあるのかと思っていたが,今回の報告書でも毎年実施している西部公民館の欄に記載がなかった。お母さんが5回とか6回連続で地域で集まって,市内で子育てセミナーを行っている館はあるのか。子育てセミナーのメリットは孤独なお母さんが,友達を求めてもなかなか地域で繋がるチャンスがなく,児童館で遊ばせても,話し合うまでいかない,その場で話し合う時間があって,仲良くなる,普段話せないような話ができて,そこから,PTA 役員 やボランティア,学習サポートなどの活動に繋がっている。 〇事務局  公民館に現状を確認する。 ○篠﨑委員  文学座という劇団があるが,100円劇場というのを行っていて,子育てを必死でやっているお母さんから100円だけ集めて演劇を見れるようにしている。その話を子ども食堂に持って行って,来ている親子を対象に行っている。お母さんたちもその場で交流が持てる。お母さんが話せる場を作ることはとても意義がある。 (3) 協議事項 ア 社会教育関係団体の登録(新規)について(資料6-1,6-2,6-3)    配付資料のとおり事務局から説明した。 ○篠﨑委員  全員女性となっているが,たまたま女性だけの団体なのか。男性は入れないというのはあるのか。 ○事務局  資料では女性だけと制限をしている記載はない。 ○福田委員  ホームページを見てもそのような記載はない。 ○新田委員  会場費が年間でかなりかかっているが,公民館で練習したいと言ったら練習できるのか。  ダンスは音が出るから練習場所が限られる。 ○進藤委員  CAPS(調布市青少年ステーション)では練習ができるのか。 ○平澤委員  練習はできるが,子どもたちのみの利用のため,講師となる大人が入れない。 ○篠﨑議長  公民館が活用できるのか確認してもらいたい。  イ 令和7年度都市社連協ブロック研修会について    事務局から説明した。 ○篠﨑議長  何か意見はあるか。 ○進藤委員  テーマによるかと思うが,内容によっては演劇もありかと思うし,違うやり方もあるのかなと考えている。AIをテーマにした演劇はあるのか。 ○篠﨑議長  映像を使ってAIをテーマにした演劇もある。 ○田村委員  テーマを決めたうえで,何をするのかを決めた方がよい。 ○新田委員  講師を呼ぶのであれば,早目に内容を固める必要がある。ある程度絞っていかないと間に合わなくなる。 ○原田委員  前回欠席をしたが,議事録を見て活発な議論がなされたことが分かった。AIと演劇の話でまとまったのかと思っていた。 ○宮嵜委員  AIがノーベル賞で物理学や化学賞に出てくるとは思っていなかった。そういう意味ではかなり注目を集めている分野であるので,それを絡めた演劇でもよい気がする。 ○福田委員  内容の議論は別として,AIは今の時代に沿っているテーマだと考える。 ○篠﨑委員  これまでの意見を踏まえ,研修会の中で演劇を行う時間をある程度取れるようなので,講師は呼ばず,AIをテーマにしたシナリオを描いたうえで演劇を研修会で行う方向でよいか。 ○進藤委員  テーマはAIとして,演劇によってより身近に感じられるような内容だったらよいと思う。前回は公募で演者を集めていたが,今回どう探すのかは検討する必要がある。前回は夏ごろ人を集めていた。 ○篠﨑委員  前回のブロック研修会では,グリーンホール小ホールを使用して,練習は,白百合女子大学の教室を借りていた。事務局で施設の空き状況を確認してもらいたい。   (4) その他事項 ○篠﨑議長  その他事項として相談したい事項が2点ある。1点目としては,社会教育委員の研修会として,これまで社会教育施設などを見学することを行っていたが,コロナ禍があって最近は行っていない状況が続いていた。色々な地域が知恵を絞って作った社会教育施設は行かないと分からない面もあるので,以前にオープンした際に行った「武蔵野プレイス」という施設への見学を提案する。武蔵野プレイスは,若者が大人との交流ができる施設となっており,なかなかうまく作られている。できれば,その後,どういう部分が足りなかったのか,どういう部分が必要だったのかという点を聞いてみたい。全国大会に参加した他市の委員にも武蔵野プレイスについて話を聞くと,よい施設だという声が出ていた。できれば,館長等に実情を聞いて,調布市が施設を作る際に役に立つような話が聞けるとよい。 〇新田委員  実際に運用してみて,できること,できないことなど,色々と出てきていると思うので,見学会に行くことはよいと考える。 〇篠﨑議長  施設見学をする場合,日程についてはどうなるのか事務局から報告をお願いしたい。 〇事務局  年度内での視察ということであれば,今から委員すべての日程を合わせることは困難であることから,候補日としては,先方の都合次第ではあるが,次回の社会教育委員の会議が開催される2月4日午後に行くのがよいかと考えている。 〇篠﨑議長  特に日程について異議がないようなので,事務局から都合を確認してもらいたい。 〇事務局  確認次第,各委員に周知する。 〇篠﨑議長  もう1点「その他事項」として議論したい内容がある。この会議に年1回でも若い人たちがどう思っているのかを聞ける場を持ちたいと考えている。具体的には,大学生2人,高校生2人,中学生2人の計6人を招待して,調布に対して思っていることを色々と言ってもらい,委員からも質問できる会議を設けたい。委員にとっても新たなアイデアが浮かんでくるのではないか。 〇進藤委員  とてもよいと案だと思う。 〇新田委員  中学生なら中学生のみ,高校生なら高校生のみを集めて行った方がよいのではないか。  年齢によっても視点が違うので,話題に入りずらくなる子どももいるのではないか。 〇原田委員  子どもたちが何でも話してくれるとよいが,話しにくい気がする。委員の方は,若い人たちの話を色々聞きたいと強く思っているが,若者の立場からすると大人たちには話しにくいのではないか。中学校,高校,大学と一緒に集めてしまうと中学生が言いづらくなる可能性がある。意見を出しやすい環境を整えておく必要がある。 〇平澤委員  施設を利用している子どもたちに国や東京都からインタビューをさせてもらいたいとの要望がよくあるが,その度に言っているのは,1つはスーツでは絶対に来ないでほしい,場づくりがとても大事だと考えている。また,誘い方やテーマがハッキリしていないと子どもたちも話すことが難しい。どういう風に募集して,どういう子どもたちを呼ぶのかでも返ってくる答えは違ってくる。 〇進藤委員  場づくりという観点で言えば,例えばCAPS(調布市青少年ステーション)で行うのも一つの方法として考えられる。 〇宮嵜委員  ジュニアリーダーやシニアリーダーを行っている子どもたちであれば,比較的しっかりとした答えが返ってくるのではないか。 〇進藤委員  テーマとする内容によっても話しやすさは変わってくる。話せる人と話せない人がいる中で,自分の肌感覚で分かる内容であれば話をしてくれるのではないか。 〇平澤委員  大人たちがどんな答えを望んでいるのかにもよる。しっかりとした答えをもらいたいのであればジュニアリーダーなどの経験がある子どもを呼んだ方がよい。 〇進藤委員  我々としては想像もできないような話を聞きたい。どんな話が出てきても我々が話を受け止める必要がある。場の雰囲気づくりは絶対に必要なことである。 〇篠﨑議長  やってみないと分からない面もあるが,行っていく方向で検討していきたい。 〇新田委員  行う場合には,いつ頃になるのか。 〇事務局  対象者にもよるが,平日の午後は学校があるので,もう少し遅い時間帯で行うなどの調整が必要である。 〇進藤委員  春休みや夏休みの時期に行ってみるのもよい。 〇篠﨑議長  場所や時間帯も含め,今後検討していくこととする。  (5) 次回日程     次回の日程について事務局から報告をお願いしたい。 ○事務局 次回の会議の日程は,令和7年2月4日(火)となるが,武蔵野プレイスから施設見学が認められた場合は,通常の会議は行わず,社会教育委員の研修会として,午後の時間帯で施設見学を行うこととする。各委員へは後日連絡する。 (6) 閉会 ○篠﨑議長  それでは本日の会議は終了する。