第3回調布市教育プラン策定検討委員会/意見概要 No.1 施策5 意見箇所:主要事業16 意見:「地域」というと地域で活動している人と理解される保護者もいるため,PTAを含めた保護者が当事者意識をもてるように「家庭」という言葉を並列で入れていただきたい。また,コミュニティ・スクールの目的である「持続的」という言葉を入れるほうがよいと思う。記載としては,また地域人材の活用や学校・地域・家庭の連携と役割分担により,学校教育活動の持続的な充実,活性化を図りますとしたほうがよい。   No.2 施策5 意見箇所:主要事業16 意見:コミュニティ・スクールがうまくスタートするには,各校の地域学校協働本部活動にかかっている。地域団体との協力体制づくりに時間が必要である。現状,28校にある協働本部の活動は二極化し,活発に活動が行われているのは約半数。3年をかけて,コミュニティ・スクールを導入するため,プラン施行の前半はコミュニティ・スクールではなく地域学校協働本部の活動が主に続く学校が半数以上になると思われる。導入を見据えて,この協働本部活動の推進や地域への周知と協力体制の構築がより必要になるのではと考える。コーディネーターの研修や情報・意見交換など,スキルアップを目指すための取り組みもまだ必要だと思う。そのため(5)主な取組に,地域学校協働本部活動のさらなる推進と地域への周知,協力体制の構築」などと追記してほしい。 No.3 施策5 意見箇所:主要事業16 意見:「一体的推進」と主要事業名に記載があるが,地域学校協働本部がしっかりと機能していることが前提だと思う。地域学校協働本部の役割は多岐にわたるため,地域によって出来ていることに差がある。コミュニティ・スクールの導入は賛成だが,地域学校協働本部について学校内や地域での理解度を上げること、そしてできていることの底上げを行っていく必要があるのではないか。 No.4 施策5 意見箇所:主要事業16 意見:地域学校協働本部は,以前からやっているところもあれば,昨年度からやっているところもあり,バラバラである。そこへの支援は必要だと思う。 No.5 施策5 意見箇所:主要事業16 意見:物事を推進していくためには将来の目的が明確になっていることが重要だと思う。コミュニティ・スクールについては学校と地域が目的や目標を共有することが重要。また,地域学校協働本部の活動を継続的で効果的なものにしていくためには小中の連携で進めていくことも重要だと思う。 No.6 施策5 意見箇所:主要事業18 意見:前回の意見が反映されて,「教員の人権意識のさらなる向上を図るため」と記載されているが,多様性に対する適切な理解だけではなく,それを支援する方法や連携のあり方についても研修を実施していただきたい。 No.7 施策5 意見箇所:主要事業19 意見:教育委員会で,様々なプランが教育プランと同時並行で作成されているが,教育プランが上位となる全体計画だと思うので,ここで何を入れるかで,その他のプランに何を入れるのかが決まるはず。働き方改革については教育プランに「教員が担うべき業務に専念できる」と記載されていることにより,他の計画ではその内容についてさらに具体的に記載されていくことを期待したい。 No.8 施策5 意見箇所:主要事業19 意見:教員が担うべき業務を把握するために,現在の業務の棚卸が必要だと思う。その具体的な作業がや部活動の地域移行等についても次期調布市立学校における働き方改革プランに含まれるのか。 No.9 施策5 意見箇所:主要事業19 意見:「学校における働き方改革の推進」については,わかりやすく提示することが必要。 No.10 施策5 意見箇所:主要事業19 意見:用語集で「調布市立学校における働き方改革プラン」を入れるとよい。 No.11 施策5 意見箇所:主な取組 意見:保護者としての意見だが,学校現場の指導について,いまだに大声で怒鳴る,恫喝するなど行き過ぎた指導をする先生が見受けられる。周りの子供にも影響を与え,不登校につながりかねない言葉の指導は学校からなくすべきでありなくなってほしいと切に願う。(5)の主な取組の下から2行目に,例えば「体罰防止や行き過ぎた言葉の指導等に関する研修の実施」など言葉の暴力や怒鳴りについても具体的に記載してほしい。 No.12 施策5 意見箇所:主な取組 意見:先生を擁護する訳ではないが,中学生になると授業を聞かない生徒もいる。教員が声をあげられず葛藤している姿を見て気の毒だと思う。 No.13 施策5 意見箇所:主な取組 意見:「教員が担うべき業務」以外にどのような業務をどれだけ行っているのか,また「教員が担うべき業務」に専念できない理由を教員へのアンケートを含めて調査する。と加えた方がよい。 No.14 施策5 意見箇所:主な取組 意見:主な取組に教員が担うべき業務に専念できる環境を整え,かつ特色ある学校づくりを行うことを目指し,その目的に則るよう,各学校はカリキュラムを弾力的に編成する。と加えた方がよい。 No.15 施策6 意見箇所:背景 意見:背景に「児童ポルノ事件の検挙件数は」とあるが,児童ポルノ事件だけが取り上げられている点に違和感がある。痴漢やセクハラの方が身近にありうることなのではないか。 No.16 施策6 意見箇所:主要事業20 意見:「教職員の意識・知識・技能の向上に努めながら,事故が風化することのないように」と記載があるが,初めて読むと重い記述になっているように感じる。 No.17 施策6 意見箇所:主要事業20 意見:新しくきた着任した先生の中には,調布市のアレルギー事故について知らない人もいる。そのため,毎年,研修で伝えないといけない。 No.18 施策6 意見箇所:主要事業20 意見:食物アレルギーのところは,風化しないように絶対続けてもらいたい。学校、児童・生徒だけでなく、保護者に対する啓発も入れることができないかと思う。 No.19 施策6 意見箇所:主要事業21 意見:生命の安全教育は性教育だけではなく,全体をさしていると思う。自分を大事にするとか,動物の命を大切にするとか,性教育の話とか。どのように記載をすべきか難しいところがあるが,計画の中身が,教員が委縮しないようなものになっているとよい。 No.20 施策6 意見箇所:主要事業21 意見:生命の安全教育に関する記述がわかりにくい。「「生命の安全教育」の取組推進」を,「誤った性の知識から子どもたちを守るために,発達段階に応じた正しい性教育と「生命の安全教育」の取組推進」と修正してはどうか。この計画に記載があれば,保健体育の先生たちが委縮できずにできると思う。 No.21 施策6 意見箇所:主要事業21 意見:生命(いのち)の安全教育については,用語集で,しっかりと定義づけをしていただきたい。 No.22 施策6 意見箇所:主要事業21 意見:生命(いのち)の安全教育について「児童・生徒が性暴力等の~」と記載されている。性暴力に対する備えもそうだが,適切な命の教育や性教育ということで,自分も相手も大切にして対話しながら関係をつくるというようなことが,本当の性教育のベースにあるはずだと思う。そういうことがしっかり表現されているとよい。 No.23 施策6 意見箇所:主要事業22 意見:「こどもの家」に登録している方から最近「「こどもの家」の必要性は感じているが,高齢になり,実際に子どもに駆けこまれた場合の対応が難しいと感じている。」と相談を受けた。 No.24 施策6 意見箇所:主要事業22 意見:こどもの家だが,実際にこの10年で駆け込んだ例はなかった。駆け込み場所として重視していると書かれても,実際のところ駆け込んでいる子どもはいないので,そういう書き方でなくてよいのではないか。 No.25 施策6 意見箇所:主要事業22 意見:取組が開始された頃は,子どもを連れてこどもの家の場所を確認することもしていたが,ここ数年はそういうこともなく,看板が出ているだけになっている。コンビニでやってもらうと入りやすいと思う。 No.26 施策8 意見箇所:主要事業26 意見:各小中学校で家庭教育セミナーをやっているが,コロナ禍であり利用者は減っていると思う。また,皆さん忙しい中でPTAとして運営していくことは大変そうだと感じている。公民館とコラボして講師を呼んだり,呼ぶ手伝いをしてもらったりすることで,学校で実施することはできないのか。 No.27 施策8 意見箇所:主要事業26 意見:今年度,家庭教育セミナーを実施するのが28校中4校。5年前からこの事業を知っているが,やるつもりになれない。「何でもよいからやってほしい。」という通知がきて,全て自分で決めなければいけない。また,提出しなければいけない資料が非常に多い。具体的なセミナーの紹介であったり,手続きの簡略化であったり等,実情にあった,今のPTAの仕組みでもできるレベルに簡略化していただきたい。 No.28 施策8 意見箇所:主要事業26 意見:自身の経験から,単年度で役員が交代するPTAでは対応が難しいだろう。地域力が薄れているのは,世代を超えた交流が簡単でないことが要因の一つにあげられるだろう。同時に,同じ世代であっても,環境や考え方の違いからなかなか交流しにくいこともある。リーダーを育てると同時に,もう少し気軽に,子どもたちが何かやったという想いを残すことが大切だろう。「地域連携の中で,お祭りなどの地域行事にジュニアが企画・運営する枠を設ける」といったことが追加できるとよい。 No.29 施策8 意見箇所:主要事業27 意見:小学生でジュニアリーダーはやっていたが,中学生ではやらなくなることがある。高校になるとさらにその傾向が加速する。継続性のある仕組みを考えられるとよい。 No.30 施策8 意見箇所:主要事業27 意見:ジュニアリーダー,シニアリーダーの交流もできるとよい。 No.31 施策8 意見箇所:主要事業28 意見:今,総合的な時間で,地域課題を取り上げてまちづくりの学習はされているが,全ての学校でやろうということになると,自主的な学習を制約してしまうことになる。子どもたちが考えて提案することをできる学校にやってもらうことが望ましい。 No.32 施策8 意見箇所:主要事業28 意見:「子どもたちにまちづくりに関する自由で夢のある意見発表の機会を提供する~」と文章を修正したほうがよい。“夢”発表会については,自由にまちについて語るというよりは,こんなまちにしたいという方がよいのではないか。 No.33 施策8 意見箇所:主要事業28 意見:“夢”発表会は,毎年やっていると形骸化してしまうおそれはある。まちづくりの視点をはっきりさせるとかの微調整はしていただいてよい。 No.34 施策8 意見箇所:主な取組 意見:調布で二十歳のつどいに参加することで,その後も調布市民として生きていくことの一つのステップになる。 No.35 施策8 意見箇所:主な取組 意見:主な取組に,調布っ子”夢”発表会の実施とその内容についてのフィードバックを追加してもらいたい。 No.36 施策9 意見箇所:背景 意見:様々な学習事業のオンライン化・ハイブリッドが進んでいない。公民館や図書館の事業は,仕事が忙しい一定の年齢層が参加できないことが多く,利用者層が偏ってしまうことが多い。利用者層の拡大は常に課題なので,そのあたりを書いてはどうか。 No.37 施策9 意見箇所:背景 意見:日本語を母語としない市民が,社会教育の様々な事業に参加しやすい工夫を行えるとよいのではないか。 No.38 施策9 意見箇所:背景 意見:背景のところに,企業や大学との連携も入れていくとよい。 No.39 施策9 意見箇所:背景 意見:社会教育施設は大人に対してだけでなく,子どもにも開いていくことが大切。大きな文化祭もよいが,小さなビブリオバトルのようなものを,世代を超えてやることで、自分だけで楽しむのとは違う面白さの発見につながる可能性が生まれる。世代を超えた交流ということを記載するとよいのではないか。 No.40 施策9 意見箇所:主要事業31 意見:子どもが小さい時は結構公民館を利用していたが,子どもが大きくなってからは利用していない。 No.41 施策9 意見箇所:主要事業31 意見:公民館でも諸室開放して,勉強できることを,子どもたちに知らせていくとよい。 No.42 施策9 意見箇所:主要事業31 意見:天体観測会や理科の実験等,魅力的なものを公民館ではやっている。こうした情報を学校の先生向けに出すような工夫があるとよい。 No.43 施策9 意見箇所:主要事業31 意見:学校の先生から公民館事業について伝えてもらうことも大切。学校の先生は,知っている方と知らない方の差が大きい。「市内近隣学校との連携」と書かれているが,その中身を膨らませる必要がある。小中学生に公民館のことを伝えるのは,非常に大事。そのためには,どれだけ先生にPRするかだと思う。 No.44 施策9 意見箇所:主要事業31 意見:国領の近くには公民館がないので,羨ましいと思う。市内3か所では少ないのではないか。 No.45 施策9 意見箇所:主要事業31 意見:今のところ部活動は学校の中でやっているが,それを地域の中で関わる,楽しんでいけるものにしていくという点でも,公民館などの社会教育施設で行われている様々な講座を子どもたちに公開していくことが重要ではないか。 No.46 施策9 意見箇所:主要事業32 意見:子どもたちはとても本が好きである。是非,学校と地域の連携を進めていただければと思う No.47 施策9 意見箇所:主要事業31,32 意見:外国から来た人や日本語が母語ではない人が,社会教育や生涯学習の事業に参加しやすい工夫を行うことを記載できるとよい No.48 施策9 意見箇所:主要事業31,32 意見:子どもたちが公民館や図書館等の社会教育施設の存在を知っていたとしても,利用経験がないと日常的な利用にはハードルが高いため,子どもたちと社会教育施設との接点を持つことを意識した書き方ができるとよいのではないか。 No.49 施策9 意見箇所:主な取組 意見:学習成果の発表というのは,学校教育の中で小中学生が,普段公民館を活用している高齢者に発表するものとすれば世代間交流につながるのではないか。表現をさらに踏み込んで,学校での活動成果を発表するような表現を入れていただくとよいのではないか。 No.50 施策10 意見箇所:主要事業34 意見:布田小学校では下布田遺跡が近く,郷土愛が強い。一方,離れている深大寺は関わりが少なくなっている。 No.51 施策10 意見箇所:主要事業34 意見:次の世代に継承して愛着を育む,というのが施策の狙いとしてあるが,ふるさと対する愛着というのは,世代に関係なく育むべきだろう。若い世代に歴史的なものに興味を持ってもらうことが重要だが難しいということがある。「市内の映画・映像関連企業と連携・協働」とあるが,市内に限定する必要はないのでないか。市の内外の企業・団体・個人、様々なところと連携・協働し,調布の文化財に興味を持ってもらうことが必要ではないか。 No.52 施策10 意見箇所:主要事業33,34 意見:国領には,下布田遺跡や実篤記念館もないが,自然はある。そういう自然に触れるような機会があってもよいのではないか。 No.53 施策10 意見箇所:主な取組 意見:図書館や公民館と同じで,オンラインを使って企画を増やしていけるとよいのではないか。 No.54 施策10 意見箇所:主な取組 意見:近隣の学校は遺跡や博物館に行けているが,遠い学校は行けていない。従来のエリアからもう少し広がり,遠い学校からでも行けるような仕組みや企画があるとよい。 No.55 施策10 意見箇所:主な取組 意見:図書館や公民館と同様,児童・生徒に博物館について知られていないことが勿体ない。学校との関係をを強化していけるとよいのではないか。 No.56 施策10 意見箇所:主な取組 意見:社会教育は,学校教育以外の教育・学習活動と位置付けられており,学校教育を補完するもの。主な取組に「学校教育の学習内容に即した展示・教育普及事業の実施」とあるが,郷土博物館の出前授業や郷土博物館などの施設を訪れて展示物を見る等,調布ならではの視点で,社会教育施設と学校教育と連携させることが望ましい。記述に関しても「学校教育と連携」という書き方をしていただきたい。 No.57 施策10 意見箇所:主な取組 意見:「地域ゆかりの著名人の文化・芸術活動等の展示・普及事業の推進」とあるが,地域ゆかりの著名人と言われて思い浮かんだのは高田純次。彼が下布田遺跡を面白い感じで紹介すると,皆が行ってみようと思うのではないか。取組そのものよりも人で集まるものなので,地域ゆかりの有名人を最大限活用できると面白い。 No.58 施策10 意見箇所:主な取組 意見:主な取組に「公式YouTubeチャンネルやSNSを活用」とあるが、見てもらわないと意味がない。興味を持ってもらい、見て広めてもらえるような表現にしてもらえるとよい。 No.59 施策10 意見箇所:主な取組 意見:学校と施設の連携をどんどん進め,出前授業やホームページでの動画配信等,様々な媒体で知らせることができるとよい。また,児童・生徒の興味をどうやって引き出すか考えたとき,子どもたちに調布にあるものを見せるようなものがあってもよいのではないか。学校教育で取り上げる場合,特定の学年が学ぶようになっているが,そうではなく日常的に見にいくことができるとよい。