調布市立図書館協議会議事録令和6年度 第3回 開催日:令和6年10月17日(木) 調布市立図書館 ○事務局  それでは,定刻となりましたので,令和6年度第3回調布市立図書館協議会を開始いたします。  本日は,御多忙の中,御出席いただきまして,誠にありがとうございます。  初めに,御来場の皆様におかれましては,体調が優れない方や気分の悪くなった方がいらっしゃいましたら,事務局まで遠慮なくお申し出いただきますようお願いいたします。  なお,今回もZoomを使用したオンライン会議を並行して実施しておりますため,カメラにて撮影を行っております。御了承ください。  それでは,開会に先立ちまして,図書館長から御挨拶申しあげます。 ○館長  皆様,こんにちは。本日は御多忙の中,御出席いただきまして,ありがとうございます。  10月に入りましたが,暑かったり寒かったりと体調を崩しやすい時期ですので,皆様,体調のほういかがでしょうか。今,マイコプラズマとかインフルエンザなどもはやっているということで,気をつけていければと思っております。  現在の図書館業務の状況でございますが,後ほど説明もございますが,ICタグにつきましては,書籍にタグを貼り付ける作業が始まっておりまして,中央館,分館,高架下書庫なども順次行っております。それに関連する機器などについての契約も終わりまして,来年2月の稼働を目指して準備を行っています。また後ほど御説明いたしますが,稼働前に予約棚の設置などもありますので,臨時休館をする予定としておりますので,御説明させていただきたいと思います。  施設整備につきましては,これも後ほど説明がありますが,若葉分館につきましては,中学生の図書委員との意見交換ですとか近隣の方との意見交換,またアンケートなども実施しております。  若葉分館につきましては,若葉小学校と四中と若葉分館と合同で建て替えを行うのですが,その業者も決まりまして,今,業者からの提案に基づいて協議を行っているような状況になっております。  宮の下分館につきましても近隣の方との意見交換会を行いまして,この結果などにつきましてもホームページで公表しております。  緑ケ丘分館につきましては,今,東京都と協議,調整をしておりまして,今後,工事の前には説明会を実施する予定としております。  それと皆様に御報告がありまして,令和6年度東京都功労者の教育功労としまして,調布市立図書館協議会委員長として長年お世話になっております委員長が表彰されましたので,皆様に御報告いたします。おめでとうございます。  では,本日もよろしくお願いいたします。 ○事務局  それでは,委員長,どうぞよろしくお願いいたします。 ○委員長  ただいまから令和6年度第3回調布市立図書館協議会を開催します。  御紹介いただきまして,ありがとうございます。褒めてもらえました。都や市の教育委員会系のお仕事は大分長く務めさせていただいているということで,10月1日,都民の日に都庁で表彰式がありまして,といっても,教育,環境,まちづくり,消防とかといって全部で200人ぐらいいて,その中の1つの教育功労というものだったのですけれども,生小池百合子を見てきました。たしか始球式か何かでけがをしたのですよね。つえを突いていました。つえを突いて壇上に来て表彰したりしゃべったりしているので,そんな無理をして来なくてもいいのではないかと思ったのですけれども,なかなか貴重な経験でした。調布市の皆さん,いろいろありがとうございました。これで足抜けできないということだと思いますので,引き続きよろしくお願いします。ありがとうございます。  それから,私,今ちょっとせきをしていますけれども,これはそれこそマイコプラズマとかコロナとかではなく,検査をしましたので。ちょっとぜん息が出てしまって,夏風邪をひいたのです。それもコロナでもインフルでも全く何でもなかったのですけれども,それからせきが残って。でも,さすがにこの時期になってくると嫌がられますよね。マスクをして来いという話なのですけれども,すみません。時々むせたらごめんなさい。  では,始めてまいりたいと思います。  定足数の確認をします。本日の出席委員について事務局から報告をお願いします。 ○事務局  それでは,本日の定足数の御報告をいたします。  ただいまの時点で11人出席されておりますので,調布市立図書館条例施行規則第17条第1項の規定による定足数に達しております。  以上でございます。 ○委員長  ありがとうございます。定足数に達しているということですので,引き続き進めてまいります。  審議に先立って,本日の案件について非公開とすべき議題があるかどうかお諮りしますが,議題を御覧いただくとお分かりのとおり,特に非公開とするものはないかと思いますが,いかがでしょうか。よろしいでしょうか。      (「異議なし」の声あり)  ありがとうございます。では,異議ないものと認め,本日の傍聴者の有無について,報告をお願いします。 ○事務局  御報告します。  傍聴希望者が3人いらっしゃいます。  以上です。 ○委員長  ありがとうございます。では,いらっしゃるということなので,入場を承認したいと思います。お願いします。      (傍聴者入室)  それでは,議題に入る前に事務局から資料の確認をお願いします。 ○事務局  本日の資料の確認をさせていただきます。お手元に資料の御用意をお願いいたします。  まず,「令和6年度第2回調布市立図書館協議会議事録(案)」  資料1,「調布市立図書館外国語資料収集等に関する方針」  資料2,「調布市立図書館の施設整備について」  資料3,「ICタグシステム関連機器の導入について」  次に,本日の配付となりました資料4,「令和5年度版数字で見る図書館活動」  次に,事前配付いたしました資料5,「図書館だより2024秋号No.272」  資料6,「令和6年度利用者懇談会」  資料7,「キラリ!輝く1冊 中学生にすすめる本2024」  資料8,「子どもの本に親しむ会 YAって?『キャッチャー・イン・ザ・ライ』から70年」  また,委員の皆様には議題の資料とは別に「とうきょうの地域教育No.152」を机上配付しております。  資料は以上ですが,すべておそろいでしょうか。  過不足,乱丁,落丁がありましたら挙手をお願いします。  資料の確認は以上でございます。 ○委員長  おそろいでしょうか。では,早速ですが,議題第1号「令和6年度第2回調布市立図書館協議会議事録(案)の承認について」です。こちらの資料は,事前に送付を受けております。皆さんには御確認いただいていると思いますが,修正を要する点等ございましたでしょうか。よろしいですか。      (「なし」の声あり)  いつも丁寧に作成いただいてありがとうございます。では,この後,事務局は署名の手続を進めてください。前回がA委員ですかね。終了後に署名をお願いいたします。  では,議題第1号は以上です。  議題第2号ということで,報告事項が今日は10件あります。ICタグやらシステムやらが一段落したので,今日は報告事項が続く感じですね。10件あるので2件ずついきたいと思います。2件説明いただいて,2件まとめて質疑という形で進めたいと思います。  では,報告事項のアです。「調布市立図書館外国語資料収集等に関する方針(案)」についてです。担当からお願いいたします。 ○担当  私からは,外国語資料収集方針案の説明をさせていただきます。  調布市立図書館では,中央図書館,分館全体で資料の収集,選定を行っております。資料の収集・保存・除籍に関する基本的方針という全体の方針がありまして,それ以外に調布市立図書館の一般図書収集方針ですとか映画資料,地域資料など,個別の分野別の方針があります。それに基づきまして,ほかに様々な出版情報ですとか予約,リクエスト,利用状況を参考に収集や保存を行っています。  現在,個別の収集方針は,一般図書をはじめ新聞,視聴覚,地域資料と9つ策定していましたが,外国語資料については,収集方針の策定を行っておりませんでした。蔵書としては,外国語資料の割合は全体の0.4%で,調布市の外国人人口比率約2%に比べてちょっと小規模な状態となっております。  外国語資料は,一部かなり古いものをそのまま蔵書しているものもありまして,現在の利用者に対して魅力的な蔵書を構築していくため,今年度,収集方針を策定し,資料収集にもう少し前向きに取り組んでいきたいと考えております。  資料1を御覧ください。今回まとめました案では,まず外国語資料の収集方針で対象とする方を,外国語を母語とする利用者と定めております。その母語を考慮し,生活や教養,レクリエーションに資することを目的として,資料収集を行うこととしております。ニーズの多い外国語学習関連資料については,外国語資料ではなく一般図書として収集をしているため,今回の収集方針案には含んでおりません。  また,近年活用が進んでおりますやさしい日本語の資料については,対象は外国語を母語とする利用者と考えられますが,外国語で書かれているものではないということから,今回の方針からは外しております。これについては今後,図書館利用に障害のある障害者サービスですとか,図書館サービス全体と併せて運用を検討していこうと思っております。  また,収集範囲としましては,日本や母国の文化や歴史などを知る資料,日本で暮らしていくための知識が得られる資料,そのほか生活,教養,レクリエーション等に役立つ資料としております。  また,従来は,分館における外国語の蔵書は児童書を中心としていたのですけれども,一般書は基本的に中央図書館のみの蔵書という形だったのですが,外国語を母語とする市民により広く資料を提供していきたいと考え,分館も含め,全館での蔵書構築を今後行っていきたいと考えております。  今回まとめた収集方針案は,大変基本的な内容ではありますが,今まで未整備だった収集の対象などを定めたものとなっております。今後,収集方針だけではなく,多文化サービスをどうやっていくのかというところを検討して発展させていくのに併せて,収集方針も更新していこうと考えております。  多文化共生の地域づくりというのが基本計画でも定められて,求められている現状を鑑みまして,収集方針策定からの蔵書構築を足がかりにし,多文化サービス提供を進めていく第一歩としていきたいと考えております。  説明は以上です。 ○委員長  ありがとうございます。続いて,報告事項イ「調布市立図書館の施設整備について」です。担当からお願いします。 ○担当  私からは,報告事項イ「調布市立図書館の施設整備について」,御説明いたします。  市内10か所にある分館のうち,宮の下分館,緑ケ丘分館,若葉分館につきましては,調布市公共施設マネジメント計画に基づきまして,建て替えや移転に向けた準備をしております。本日は,この3館の進捗状況や今後の予定などについて御説明いたします。お配りしました資料2を御覧ください。  初めに,宮の下分館です。現在の宮の下分館は,昭和47年の開館から52年経過しており,老朽化が課題となっています。また,図書館は2階にありますが,エレベーターはなく,バリアフリーの課題も抱えています。今回の建て替えにより,これらの課題が解消するとともに,魅力ある図書館となるよう計画を進めています。  昨年は,近隣住民の方や小・中学生を対象にアンケート調査や意見交換会を実施し,意見を伺いながら設計を進めてきました。今年7月20日には2回目の意見交換会を開催し,基本設計の内容やスケジュールなどについて御案内をしたところです。現在は実施設計を進めているところでございます。そして,来年度,令和7年度に工事着工,令和8年度の移転を予定しているところです。  それでは,現在検討中の内容について御説明いたします。お配りしました資料の左側,上の図を御覧ください。図が小さくて恐縮ですけれども,新しい図書館の移転先は,現在の場所から北におよそ450メートル,西部地域福祉センター南側にある警視庁第七機動隊跡地になります。  図の下の計画の概要を御覧ください。図書館敷地面積は1,072.87平米,この面積には駐車場や駐輪場が含まれています。延べ床面積は412.29平米で,現在より若干広くなります。建物につきましては,図書館入り口へのスロープの設置,バリアフリートイレ,低い書架,広い通路を確保し,多くの方が利用しやすい環境を予定しています。  また,おはなし室をおはなし会で利用しないときには,靴を脱いで本を読めるスペースとして活用することや,YAコーナーの設置も計画しています。また,静かに本を読むためのスペース,そして建物図の下側と左側,字が小さくて申し訳ありませんが,ここにテラスを計画しています。  資料の右側を御覧ください。近隣住民との意見交換会(2回目)になります。こちらは前段で触れましたが,7月20日に開催した意見交換会で寄せられた意見になります。当日は16名の方に参加いただきました。読書や学習機能の設置,クーリングシェルター,資料の24時間受け取りについて,室内での飲食スペースなど,たくさんの御意見や御要望をいただきました。現在はこれらの意見なども踏まえつつ,設計作業を進めているところです。  続きまして,緑ケ丘分館です。資料の下のほうを御覧ください。現在の緑ケ丘分館は,昭和49年に開館し,宮の下分館同様,老朽化が課題となっています。緑ケ丘分館がある都営仙川アパートは,東京都により建て替えが進められており,図書館の建て替えもこの計画に含まれています。  図書館では,令和4年度に説明会を開催し,東京都とは現在も協議や調整を重ねながら計画を進めているところです。  なお,現在,東京都にて入札での工事発注を予定しておりまして,その公表前となっております。ですので,本日は具体の図面や計画内容などをお示しできません。誠に申し訳ございませんが,御理解いただきますようよろしくお願いいたします。  新しい図書館は,建物1階に入り,ワンフロアとなる予定です。書庫の設置も予定しています。また,場所は都営住宅敷地内に移転する予定です。  スケジュールですけれども,工事は来年3月に着工して,令和9年度の移転を予定しています。  最後に,若葉分館です。資料の裏側を御覧ください。現在の若葉分館は,昭和50年の開館から49年経過しており,こちらも老朽化が課題となっています。また,2階建てですがエレベーターがないため,宮の下分館同様,バリアフリーの課題も抱えています。  なお,この整備については,隣接する若葉小学校,第四中学校と一体的に整備する計画となっています。今年の上半期は,近隣住民や小・中学生を対象としたアンケート調査,また意見交換会を実施し,御意見などをいただきました。そして,今年度から令和7年度にかけて設計を進め,令和7年度での着工,令和9年度の移転を予定しています。  それでは,現在検討中の内容について御説明いたします。資料左側の計画の概要を御覧ください。新しい図書館の移転先は,第四中学校の敷地内,こちらも1階でワンフロアを予定しています。図書館の新しい機能としては,バリアフリートイレや授乳室の設置,また靴を脱いでくつろげるスペースとして,おはなし室の常時開放,そしてYAコーナーの設置も検討しています。  資料の下側,アンケート調査を御覧ください。今年の上半期,6月6日から7月19日にかけてアンケート調査を実施しました。調査の対象者を小学生と高校生以上一般に分けて,読書の頻度や今後希望するサービスなどについて伺いました。  小・中学生は440人から回答をいただき,所蔵資料の充実,学習スペース,飲食可能な場所を期待している方が多いことが分かりました。また,高校生以上一般の方は299人から御回答いただきました。小・中学生同様,所蔵資料の充実や学習,ワークスペースを求めていることが分かりました。  次に,資料の右側,意見交換会を御覧ください。6月17日に隣接する第四中学校の図書委員の生徒の方々と意見交換会を行いました。意見交換会当日は,初めのうち少し緊張が見られましたが,YA世代の意見を伺う貴重な機会となりました。そして,6月29日には近隣住民の方々との意見交換会を開催し,6名の方の参加がありました。  寄せられた御意見や御質問などとしては,所蔵能力や施設規模について,AIなどの要素を持たせるべきではないか,駅での資料返却,長めの開館時間など,様々な内容のものを頂戴いたしました。今年度は,アンケート調査や意見交換会で寄せられた御意見などを踏まえながら設計作業を行い,魅力ある図書館づくりを進めていきたいと考えております。  説明は以上です。 ○委員長  ありがとうございます。では,報告事項ア及びイについて皆様から御意見,御質問をお受けしたいと思います。どちらからでも,どの点からでも結構です。いかがでしょうか。どうぞ。 ○B委員  今お話しいただいた若葉分館の改修なのですけれども,若葉小学校と第四中学校が小・中一貫型の学校として,同じ建物に小学校と中学校があると聞いているのですが,調和小の図書室みたいに生徒も使い,外からの人も使うという形の図書館になるのでしょうか。 ○委員長  お願いします。 ○担当  今ある計画では,若葉分館については学校とは独立して管理するような形を取っていますので,授業中に学校のほうから図書館にアクセスできるというわけではなくて,そこら辺は分離して。 ○B委員  そうではないのですね。同じ場所にあるというだけで。 ○担当  そうですね。敷地は一体なのですけれども,区域としてはエリア分けされているような環境で今検討しています。 ○B委員  分かりました。 ○委員長  ありがとうございます。ほかにいかがでしょうか。どうぞ。 ○C委員  お聞きしたいのですけれども,若葉分館の近隣住民との意見交換会,参加者6人とあるのですが,随分少ない気がするのです。それよりも前に図書館についていろいろアンケートを取ったりしたのか,今後もう一回やるのか,これからの予定を見ると,アンケートと意見交換は1回ずつしか入っていないのですけれども,どうなのですか。6人ということで,地域の人があまり興味がなかったのかお聞きしたいのです。 ○委員長  お願いします。 ○担当  御指摘のとおり,結果6名でございました。図書館としても意見交換会に来ていただきたいと周知は頑張ったつもりでいたのですけれども,ちょっと残念な結果になっています。  今後意見を聞く場というところなのですけれども,実は今月,図書館だけではなくて,図書館と小・中学校を合わせた説明会が10月20日日曜日に予定されていますので,そこは図書館単独ではなくて全体のことになるのですが,そちらに御参加いただければ,意見をお伝えいただく機会としてありますので,1つは確保できるのかなと考えています。  あと,さらに意見聴取の場となりますと,今のところ予定はしていないのですけれども,状況によってはいろいろ考えていかなければいけないと思っているところです。 ○委員長  ありがとうございました。A委員,どうぞ。 ○A委員  外国語関係の話ですけれども,市民の母国語を考慮するということですが,母国語の数というのは大体どのくらいを想定されているのでしょうか。 ○担当  必ずしも母国語の数とイコールではありませんが,外国人登録されている方の人数を調べまして,現在,中国が断トツで一番多くて,2番目に多いのがベトナム,3番目がフィリピン,台湾,アメリカみたいな順位で上位5か国でした。  ただ,日本に暮らしていらっしゃる方なので,恐らく日本語を解する方がある程度いらっしゃるだろうというのと,やはり英語を使われる方が多いだろうと考えています。また,流通の関係で入手しやすいですとか,図書館システムに取り込みやすいということもあり,まずは英語を中心に収集していく想定なのですが,それ以外の言語を母語とされている方も多くいらっしゃいますので,また,昨年度ぐらいからやっと英語以外のものも蔵書登録がスムーズにできるような流れができたので,今まで買い換えができていなかった中国語ですとか韓国語やベトナム語といったものの収集を,方針策定を機に進めていきたいと考えています。 ○A委員  分かりました。 ○委員長  ありがとうございます。ちなみに,もっとこういう言語のものを入れてほしいというリクエストではないのですけれども,利用者の方から声が届くことはあるのですか。 ○担当  ここ近年はないのですけれども,少し前までさかのぼると,ドイツ語ですとか英語以外のヨーロッパ言語について何回かリクエストをいただいたことはあると思います。調布市に所蔵がなくても,例えばほかの自治体ですとか都立図書館などから取り寄せて対応している部分はあって,調布市の蔵書は本当にごく一部なので,今まで提供できていなかったり,分館は子ども向けのものしかなかったのですが,徐々に蔵書を増やしていって,外国語を母語とする方たちのニーズに少しでも沿っていけるといいなと考えている状況です。 ○委員長  そうすると,収集方針をつくるということは,資料費の中で少し外国語資料を増やしていこうということになるのですかね。 ○担当  それは要求していこうとしております。 ○委員長  ですよね。一般の日本語資料に比べると,恐らく値段がちょっとかかるので,予算要求頑張ってください。 ○担当  円安の影響でもともとの外国語資料の資料費もかなり厳しくなっているところなのですが,全館に所蔵していきたいということで,今年度の倍ぐらいの形で要求はしていくのですけれども,あとはちょっとどうなるかというところです。 ○委員長  最後は誰が頑張るのですか。館長が頑張るのですか。 ○館長  そうですね。頑張ります。 ○委員長  調布だけではなくて,今本当にいろいろな国の方が日本は増えているので,いろいろなところで外国語の資料は必要性が増しているのですが,さっき質疑があったように,どういう方が調布に住まれているかということは大事だと思いますので,ぜひその辺りを踏まえながら進めていただきたいと思います。どうぞ。 ○A委員  今の関連ですけれども,ニーズを把握するといっても,どうやって把握するか難しいと思うのですが,どのようにやるのですか。 ○担当  外国語についてですか。 ○A委員  外国語の資料について,母国語にする人がどういうニーズを持っているかというのは,どのように調べるのでしょうか。 ○担当  今までも購入はしているのですけれども,システム的な事情でこの5年ぐらいは英語しか買えていなかったのです。外国人登録者が多い中国語やベトナム語の資料,ベトナム語はほとんどないので,そういった今まで買えていなかったところを買っていくところからという感じかなと思います。  日本語の資料ですと,貸出回数などでニーズが分かるのですけれども,そもそもの英語以外の蔵書が少ないので,統計を取っていくところも難しくて,まずは外国人登録を参考に,少しずつ蔵書を増していったり,PRしていったりというところから利用促進を図っていくようになってくるのかなと思っております。 ○A委員  母国語がどこにあるかというニーズは,それで分かるのですけれども,その母国語の中でもどういう分野ということまでは,正直言ってなかなか手がつかないですかね。 ○担当  そもそも例えばベトナム語は,本当にごくわずかしかないので,ニーズの高いものを集めていくというよりは,まず基本的な資料を集めていくところからになります。今までも買ってはいて,個別の収集方針はなかったところもあって,全般いろいろ,まずこういうところから買っていこうという基本ラインを決めたので,それに合わせて少しずつ予算の範囲で買っていくという感じになってくるかなと思います。 ○A委員  本当に御苦労さまです。大変だと思います。 ○委員長  でも外国人登録されている方がいらっしゃるわけで,利用者ですから,館長に頑張っていただいて予算を獲得していただくということで。ほかにいかがでしょうか。  先ほどC委員からあった件ですけれども,例えばウェブサイトというか,メールでもいつでも図書館に意見を伝えていいみたいになっているのですよね。例えば,その辺りで何かもうちょっと周知をして,これに来られなかった方は意見が伝えられるとかということを広く伝えてもいいかもしれないですね。どうぞ。 ○C委員  今,委員長の言われた意見で,よくメールとかでいつでも意見を受け付けますとあるのですけれども,そういうのは来るものですか。あまり……どうなのですか。 ○担当  実態としては,問合せが少しあるぐらいですけれども,具体にこうしてほしい,ああしてほしいというのはあまりないかもしれないです。一応,意見いただけるように,当日配った資料は公開していますので,いただける環境は整えているというのが現状です。 ○委員長  なるほど。そうすると,何か皆さんあまり関心がないということなのですか。ちょっと寂しいですね。 ○C委員  全体の説明会となると,多分人が来るのだろうと思いますけれども,その中で例えば学校に関する意見はいろいろ出るかもしれないですが,図書館に関しての意見がそこで出るかというのは,どうなのですかね。 ○担当   我々としては関心を持っていただきたいと思っているのですが,それは当然ふたを開けてみないと分からないものですから何とも。 ○委員長  ありがとうございます。ほかにいかがでしょうか。よろしいですかね。整備もおおむねスケジュールどおり順調に進んでいると受け止めています。では,また何かお気づきの点があったら,後ほど戻っていただいても結構ですので,一旦先に進むようにいたします。  報告事項ウ「ICタグシステム導入進捗状況について」ということで,こちらは副館長からお願いいたします。 ○副館長  それでは,ICタグシステムの導入状況について御説明いたします。資料3を御覧ください。  まず1番のICタグとはというところですが,システムの概要につきましては,先般の図書館協議会でも御説明させていただいたところではありますが,改めて簡単に御案内いたしますと,荷札や商品ラベルといったタグの中にICチップとアンテナを埋め込み,無線技術を利用して情報を読み取って,効率的に管理するといったものになります。従来のバーコードに対してはるかに多い情報量を記憶でき,直接触れることなく情報を瞬時に読み取ることができるなど,技術的に優れているため,流通業界などで導入が進んでいます。この技術を図書館の資料管理向けに応用したものが今回導入するICタグシステムになります。  東京23区では約87%に当たる20区,東京26市では約62%に当たる16市の図書館が既に導入するなど,公立図書館でも導入が進んでおります。このICタグシステムを今年度,調布市でも導入いたしますが,各館に導入する機器の業者が決定いたしまして,休館のスケジュールが決まりましたので,現在の状況を御報告させていただきます。  2番の導入予定のICタグ関連機器を御覧ください。現在,移転施設整備計画の進む宮の下分館,緑ケ丘分館,若葉分館を除くすべての館に自動貸出機と自動返却機を導入いたします。これによって,職員の手を介さずに利用者御自身で本の貸出し,返却が行え,職員に読んでいる本を知られたくないといった方のプライバシーへの配慮などを行うことが可能となります。また,複数冊を一度に読み取ることができるため,バーコードを1冊ずつ読み取って処理を行うといった現在の方式よりも短時間で手続が完了いたします。  中央図書館では,ただいま御説明いたしました自動貸出機,自動返却機のほか,たづくり1階に予約本受け取りコーナーを新設いたします。こちらは予約した本を利用者御自身が直接棚から取り出し,借りられるといったコーナーになります。返却と予約本受け取りコーナーにある資料の受け取りのみであれば,4階まで上がっていただく必要がなくなり,1階で完結することができるようになります。  次に,3番の導入に伴う休館予定を御覧ください。先ほど御説明いたしました各種機器の設置,調整,職員の研修などを行うため,来年2月に臨時休館を予定いたします。各館の休館日程につきましては,こちらに御覧いただいておりますスケジュールのとおりとなりますが,今後の移転施設整備に併せて機器の設置予定である宮の下分館,緑ケ丘分館,若葉分館については,臨時休館はせずに通常どおり開館いたします。  ICタグシステムのサービスの開始時期ですが,導入が完了した館から随時サービス開始となります。2月3日から7日まで休館する調和分館,富士見分館,染地分館,佐須分館の4館は,休館開けの2月8日土曜日から,国領分館,深大寺分館,神代分館の3館は,2月10日から14日まで休館いたしますので,15日土曜日から,最後に中央図書館となりまして,2月6日から18日まで休館しまして,19日水曜日にサービスを開始する予定です。  4番,利用者への周知ですが,こちらに記載のとおり,館内の掲示やチラシ配布のほか,図書館カレンダー,市報,市や図書館のホームページ,図書館公式X等で皆様に周知してまいります。  なお,こちらの資料に記載はございませんが,現在既に作業を進めております蔵書のICタグ貼付作業については,現時点で全体の約40%の進捗状況となっております。  私からの御説明は以上になります。 ○委員長  ありがとうございます。続きまして,報告事項エ「令和5年度版数字で見る図書館活動について」です。担当からお願いします。 ○担当  では,令和5年度版数字で見る図書館活動について御報告いたします。資料4の冊子を御覧ください。  数字で見る図書館活動は,前年度1年間の活動状況や資料の状況,取り組んだ事業をまとめ,毎年1回8月に発行しています。令和5年度版では,目次の1ページ目にあります「5 YA(ヤングアダルト)サービス」(57ページから58ページまで)と目次3ページ目の「Y 参考資料」の「8 条例・規則等」の最後にある「調布市立図書館施設整備に向けた基本的な考え方」(140ページ),こちらの項目を追加しました。  YAサービスは,昨年度から特に力を入れていたため,新たな項目として付け加えました。「調布市立図書館施設整備に向けた基本的な考え方」は,昨年度こちらの図書館協議会でも御意見をいただきながら策定したものです。  過去のものは冊子体で保存しており,直近のものはホームページにも掲載されていますので,ぜひ御覧ください。  以上になります。 ○委員長  ありがとうございます。では,報告事項ウとエについて,皆様から御意見,御質問をお受けしたいと思います。いかがでしょうか。どちらからでも,どの点からでも結構です。お願いします。 ○D委員  このICタグを入れたときの予約時のことを自分で考えると,予約時にたづくりの1階で受け取るか4階で受け取るかを選択するという形になるのですか。 ○副館長  実際には選択ということではなくて,基本的には1階で受け取っていただくことをメインに考えております。ただ,調布の図書館の蔵書でないもの,他自治体などから借用したものにつきましては,普通の図書館のバーコードがついていないので,現在もこちらで手作業で組み合わせて,専用の袋に入れたりしてお貸ししているのですが,そういった特別なものは,いわゆる予約棚には置けない状態になってしまうものですから,4階へ来ていただかなくてはいけないという,ちょっと分かれてしまうような状況になってしまうと思っておりますが,なるべくあっちへ行ったりこっちへ行ったりとならないようにということで今考えているところです。 ○D委員  なぜ聞いたかというと,図書館に来て本を選んだりしたついでに予約本を受け取るという形で,予約本だけ受け取って帰るということもあるのでしょうけれども,今回ICタグを入れるとそれだけになってしまうのかなというのが少し寂しいと思ったので,どちらか選べるように。受け取りたいときは下を選ぶけれども,見ていくときには上も選べるみたいなシステムにならないかなと思って聞いてみました。それはできないということですね。 ○副館長  すみません,今のところは考えていないです。 ○D委員  分かりました。 ○委員長  ありがとうございます。受け取る館は選べるのですか。 ○副館長  館は従来どおり分館と中央図書館と選べます。 ○委員長  中央を選ぶと1階ということなのですね。それだけを取りに行く人には便利ですけれども。 ○副館長  職員としても,やはり図書館に来ていただいて,書架をブラウジングしていただいて,いろいろ館内の展示ですとか新刊ですとか,そういったものを見ていただきながら借りていただくのが理想だし,私どもでいろいろ考えて皆さんにお示しするところを見ていただける場でもあるという話も出ているのですが,やはりたづくり1階の混雑したところから4階に上がるだけで,例えばちょうどお昼の時間帯ですとか,かなり混み合ってしまっていて,エレベーターで上に上がるのにとても時間がかかるという苦情ですとか御意見も今まで一定数ずっとあるところで,近くの例えばアフラックの方ですとか,近隣にお勤めの方がお昼休みにちょっと予約の本だけ取りに来たくても,上がるだけですごく時間がかかるという御意見もあったりしまして,どちらかを取るということではないのですが,1階は図書館の顔見せのところということもできるかなという側面も考えているところではあります。 ○D委員  すみません,ちょっと聞いていいですか。徒歩で来る人と自転車で来る人はどっちが多いのですかね。というのは,私は自転車なので,自転車を地下1階に止めて4階まで上がったり1階まで上がったりするのは一緒なのです。だから,4階まで行って本を見て,1階まで下りてそこで予約本を受け取って,また地下1階に行くという感じになるのが,自分で想像して面倒だなと思って聞いてみた感じでした。でも,今お伺いすると,確かに近くにお住まいで,徒歩で来る人は便利かなと思いました。 ○副館長  1階から来られる方ばかりではないというのは,確かにそう思います。 ○委員長  どうぞ。 ○B委員  今のお話なのですけれども,もうずっと昔から,調布に引っ越して来た方が,図書館が調布駅のどこにあるか分からないとすごく聞かれて,たづくりには行っている方なのですけれども,図書館があることに気がつかないという人がいらっしゃって,1階に何かどんと表示を出せないのですかと前からこの会で言っているのですけれども,それもちょっと難しいみたいだったのが,窓口があるということで,ここ図書館あるんだといって4階に行く人もいるかもしれないとは思うし,そこに誰か職員の方がいらっしゃるなら,こういうことなのですけれども図書館に行けば分かりますかねとかと聞けたりするなら,いいかなと思いました。  以上です。 ○D委員  どうせだったら,調布のぬくもりステーションの辺りにあると便利だなと思います。駅近という。たづくりでなくてもいいかなと。そこからこっちに引っ張っていく。 ○委員長  システム上はまだできないかもしれないですけれども,理屈の上では,受け取り場所さえ指定すれば可能は可能ですよね。そうやってやっている自治体は少なからずありますので,行く行くは4階,1階の指定だけではなくて,何なら地下1階でもいいですよ。地下1階と指定すると,そのまま行けるとか。  ちなみに,ここの1階にできるのは,受け取りは24時間になるのですか。 ○副館長  1階といっても今の1階のフロアの中ですので,あの扉は10時には閉まってしまいますし,現在,図書館のシステムは,4階と5階は8時半で閉めて,その後,集計等を行う形になっているので,それに合わせた形になります。 ○委員長  そうか。だから理屈ではできるけれども,運用上,今は難しいということなのですね。なるほど。分かりました。どうぞ。 ○担当  動線が大きく変わります。今まではたづくりに入っても,ホールががらんとしていて,どこに図書館があるか分からないという状況だったのですけれども,まず1階で予約照会機という機械があるので,そこでカードをかざしていただくと,あなたの資料はここの1階の予約棚の中にありますということや,もしくは他市から取り寄せた資料があるので4階にありますというように出るので,そこでまず確認していただいて,1階で資料を受け取る方,4階に行かれる方,5階に行かれる方,それぞれ分かれていただきます。4階にも5階にも返却機も貸出機もあるので,4階でぶらっと見ていただいて,気に入ったものを4階の貸出機で借りていただくということもできるようになります。  やはり土日ですとか,年末年始はカウンターがかなり混みます。特に4階は予約本を受け取りに来る方がとても多いので,ものすごく混雑します。なので,予約本を借りるだけという簡単な手続きでしたらセルフでやっていただけると,4階の混雑自体も緩和されて,何か尋ねたい方や,お探しの方が職員に声をかけやすくなると思います。その辺の手続をうまく整理して工夫できたらいいかなと思っています。 ○委員長  ありがとうございます。来年2月ですよね。ちょっとどうなるか。多分,最初のときはばたばたすると思いますけれども,実際どういう利用の動向があるかということを踏まえて,システムのリニューアルのときにぜひ御意見を踏まえて御検討いただければと思います。  ほかにいかがでしょうか。どうぞ。 ○E委員  1点だけ。セルフはすごく便利なのですけれども,1階に誰か人はいるのですか。 ○担当  最初のうちは皆さんかなり戸惑われると思いますので多めに職員を配置し,徐々に減らしていき,皆さんにお願いするという形にしていきたいと思っています。最初はすぐ御案内できるように職員がお待ちしています。 ○E委員  ありがとうございます。コロナをきっかけに,コンビニは自動でお金を払ったりとか,私,高齢者の方々とお話することが結構多いのですが,やはり世の中の移り変わり,若者は何でもピッピッとやっているけれども,そのピッについていけない。セルフもすごくいいのだけれども,時代についていけない世代の方もいらっしゃるので,新しくなることはすごく魅力的ではあるのですが,新しいものについていけない方のためにも人の配置,徐々に少なくなっていくのは当たり前のことだと思うのですけれども,なるべくゼロにはしてほしくないとは思っています。 ○委員長  ありがとうございます。ちなみに,1階のどこにできるのですか。 ○副館長  北側の自動扉を入って右へ行っていただきますと,女性用トイレが右手にあるのですけれども,そこの右側に少女像というブロンズ像が立っているのですが,あそこの右側といいますか……。 ○B委員  エスカレーターのわきという感じですよね。 ○副館長  そうですね。 -○委員長  よく確保できましたね。よかったと思います。確かに調布の図書館はどこにあるのだというのは。 ○B委員  それはよく聞かれるのです。 ○委員長  そうなのですよね。出先機関ということで。よろしいでしょうか。ありがとうございます。では,何かありましたら,また戻っていただいて結構ですので,一旦先に進みたいと思います。  報告事項オ「図書館だより2024年秋号No.272」について,それから,カ「令和6年度利用者懇談会について」,2件とも担当から御報告をお願いいたします。 ○担当  資料5の「図書館だより2024年秋号No.272号」について御報告いたします。  今回の号の特集は「緑ケ丘分館/富士見分館開館50周年」です。開館当時の各館の懐かしい写真や,開館日当日の様子が掲載されています。また,利用者の皆様からいただいたお祝いのメッセージや,50周年記念おはなし会の様子も掲載されています。  そのほかにも「貸出システムの歴史」と題しまして,開館当時の貸出方法やコンピューターが導入された当時の様子を写真を併せて紹介しております。  関口宣明氏執筆によります「郷土の歴史と伝承」も掲載されています。  市内図書館ではバックナンバーも配布しておりますので,よろしければお持ちになって,ごゆっくり御覧ください。  続きまして,資料6,令和6年度利用者懇談会について御説明します。この懇談会は,例年11月に中央図書館と分館1館で開催しています。図書館を利用されている個人の方や地域の団体の方と図書館のサービスについて意見交換をする機会としております。  今年度は「資料検索のコツ,教えます」というテーマで開催します。このテーマを選んだ理由なのですが,図書館の本を検索されるのに実は皆さん苦労されているのではないかと職員が感じたことによります。というのは,図書館に所蔵のない本の予約ということで,リクエストとして出される希望の中に,実は図書館で所蔵があるのだけれども,パソコンを使った検索にヒットしなかったというケースがとても多いのです。  図書館の蔵書はデータベースに登録されていまして,職員も利用される皆さんも同じデータベースを使って,お友達から勧められた本ですとか,以前読んだ本の続編などを探していただいているのですけれども,皆さん検索にはとても慣れていらっしゃるので,パソコンとかスマートフォンは難なくお使いになるのですが,図書館の本のデータが一様ではないために,検索にはちょっとしたコツが必要になります。今回はこのちょっとしたコツを参加されている方へお伝えして,図書館をもっと使いやすくして,使い倒していただこうという趣旨で開催いたします。  第1回は,11月21日木曜日に文化会館たづくり1002学習室で行います。第2回は,11月28日木曜日に神代分会の集会室で,どちらも午後2時から4時まで開催します。間もなく,20日から市報などで広報を始めまして,予約も受け付けますので,この際,コツを知りたいという方は,ぜひお申込みになっていらしてください。  以上でございます。 ○委員長  ありがとうございます。では,報告事項オとカについて,皆様から御意見,御質問をお受けしたいと思います。いかがでしょうか。大丈夫ですか。たくさん集まるといいですね。皆さんもぜひ広報に御協力いただければと思います。ありがとうございます。  ここで換気を兼ねて10分休憩と書いてあるのですけれども,したほうがいいですか。大丈夫ですか。あと報告4件だけなので続けます。自主的に休憩を取りたい方は,少し外していただいても大丈夫です。  では,進めてまいります。報告事項キ「中学生にすすめる本2024」,ク「子どもの本に親しむ会」,ケ「特別支援学校とのコラボ展示」,コ「利用者参加型展示『本でめぐる昭和・平成・令和―中高生時代の思い出の本―』について」,4件まとめて担当からお願いいたします。 ○担当  では,まず「中学生にすすめる本2024」について御報告いたします。資料7を御覧ください。  このリストは毎年発行しており,今年度は8月に発行いたしました。2023年に出版された作品を中心に,図書館職員が読んでお勧めする本を16冊掲載したものになっております。本年度は,前回の図書館協議会にて御報告したとおり,市内在住,在学の中学生から表紙イラストを募集し,図書館内及び図書館ホームページ上での利用者投票を行いました。そこで選ばれた作品である調布市立第三中学校の3年生によるイラストが表紙を飾っています。  また,今年度は新たな試みとして,市立中学校の生徒が持っている生徒用ChromebookへPDFの配信を行うこととなりました。これにより,生徒が持っているタブレット端末にこのリストが直接届き,いつでも見ることができるようになります。また,その書影をタップすることで,図書館のホームページの蔵書情報へ遷移し,蔵書検索をせずとも在庫状況の確認や予約ができます。この取組については,タブレット端末の操作に慣れている中学生を対象に試行し,今後ほかのリストでも実施できるか検討してまいります。  続きまして,令和6年度「子どもの本に親しむ会」について御報告です。資料8を御覧ください。  子どもの本に親しむ会というのは,毎年,子どもの本に興味のある大人の方向けに実施しております講演会になります。今年度は「YAって?『キャッチャー・イン・ザ・ライ』から70年」というテーマで実施します。講師は,翻訳家の金原瑞人さんです。お名前を御存じの方もいらっしゃるかもしれませんが,中高生向けの本の翻訳や新聞,書籍,雑誌などでの書評の執筆など,YA分野での第一人者として活躍されております。  今回は,そもそもYAとは何か,中学生や高校生に勧める本の選び方などについて,御自身の経験を踏まえてお話しいただきます。11月21日木曜日に定員200名で行います。定員にはまだ余裕がありますので,御興味がありましたら,ぜひ御参加ください。  続きまして,特別支援学校とのコラボ展示について御報告いたします。  このたび,都立調布特別支援学校とのコラボによる正面展示で「調布市立図書館×都立調布特別支援学校 みんな,本がだいすき!」を実施することとなりました。これまで連携事業として,児童・生徒の皆さんの図書館の団体利用,調布特別支援学校の全クラスへ向けたおはなし会などを行っておりました。展示での連携は今回が初めてとなります。  調布特別支援学校の児童・生徒の皆さんが作成したおすすめ本のポップをお借りし,図書館資料とともに展示を行います。また,おはなし会の様子や布の絵本や点字の本を併せて紹介する予定です。期間は11月27日から1月26日までとなります。  最後に,利用者参加型展示「本でめぐる昭和・平成・令和―中高生時代の思い出の本―」について御報告いたします。スクリーンを御覧ください。  現在,中央図書館4階正面展示にてこちらの展示を行っております。8月に図書館利用者へ中高校生時代に読んだあなたの思い出の本を教えてくださいというアンケートを図書館ホームページ上及び館内での用紙配布により実施いたしました。回答者の年齢に応じて,昭和世代,平成世代,令和世代と3世代に分け,その本を選んだ理由のコメントとともに本の展示をしております。  令和世代では,昨年度YAコーナーに展示して好評でした明大明治高等学校の生徒によるハードカバー制作作品を一緒に展示しております。また,展示を見て自分も投票したいと思われた方のために投票箱を設置し,随時,展示本の追加を行っております。  昨年度実施した図書館利用アンケートでは,図書館で実施してほしい企画として,市民同士の交流,おすすめ本の紹介という回答も挙げられましたので,今後も図書館利用者と共につくる展示を実施していきたいと考えております。この展示は11月24日まで行っておりますので,ぜひ御覧になってください。  以上です。 ○委員長  ありがとうございました。報告事項キ,ク,ケ,コ,皆様から御意見,御質問をお受けしたいと思います。いかがでしょうか。  ごめんなさい,最後聞き漏らしてしまったのですけれども,コの本でめぐる昭和・平成・令和の展示はいつまで。 ○担当  11月24日まで。 ○委員長  ありがとうございます。いかがでしょうか。どうぞ。 ○E委員  中学生にすすめる本のことなのですけれども,Chromebookをみんな持っているのですが,成果はどうなのでしょうか。 ○担当  実は,15日の火曜日に中学校の校長が集まる校長会でこちらの説明をさせていただいて,その日に承認いただきましたので,今まさに配信をしたばかりなのです。なので,これから。 ○E委員  そうなのですね。では,また結果が分かったら教えてください。 ○担当  はい。 ○委員長  いいですよね。これがいいと思ったら,その場で図書館のサイトに飛んで予約もできるということですよね。大丈夫でしょうか。どうぞ。 ○B委員  この中学生にすすめる本なのですけれども,市内の中学校の生徒さんのChromebookに入れるということであれば,特別支援学級の生徒のところにも入ると思うのですが,特別支援学級の生徒さん向けの,例えばLLブックとかそういうものを,これに載せるということではなくて,今後配信だけするとか,そういうことも考えていただけるとうれしいなと。  そういう写真が中心の本がここにあるということを皆さん御存じないので,これに載せてしまって一部の人のためのものがと思うこともあるかもしれないのですけれども,タブレットに飛ばすなら対象者にだけその情報を入れられるかなと思ったので,将来,仕事をするとこんな感じですとか,そういう本が利用支援サービスのところにあるので,それをぜひ。本当に皆さん御存じなくてもったいないので,何かそういうことができるといいなと思いました。 ○委員長  確かにそうですね。なかなか知られていないので,ぜひ御検討ください。よろしいでしょうか。一つ一つの事柄について大変丁寧に進めていただいていると思っております。展示もぜひ皆さん御覧いただければと思っております。  では,これで報告事項はすべて終了ですが,今日全体を通して何かございましたら,御意見,御質問をお受けしますが,いかがでしょうか。大丈夫でしょうか。      (「なし」の声あり)  ありがとうございます。  それでは,事務局から連絡事項をお願いいたします。 ○事務局  連絡事項が2点あります。  まず1点目です。次回,令和6年度第4回の開催日程についてです。次回は令和7年1月16日木曜日午後2時から,会場は本日と同じこちら1002学習室を予定しております。詳細につきましては改めて御案内させていただきますが,ここに御出席の皆様の御都合がよろしければ,1月16日に確定したいと思いますが,御都合の悪い方はいらっしゃいますでしょうか。      (「異議なし」の声あり)  それでは,1月16日とさせていただきますので,よろしくお願いいたします。  2点目です。本日の協議会議事録署名委員の指名でございます。      (議事録署名委員の指名)  以上です。 ○委員長  ありがとうございます。  それでは,委員の皆様には議事進行に御協力いただきまして,ありがとうございました。非常にスムーズに進みました。  では,これをもちまして,令和6年度第3回調布市立図書館協議会を終了いたします。お疲れさまでした。ありがとうございました。                             ――了――