社会教育情報紙「コラボ」令和6年度第2号 令和6年11月11日発行 調布市教育委員会 コラボは、青少年教育に関するイベント情報や家庭教育のヒントを掲載しています。 【1頁】 令和6年度調布っ子夢発表会を開催します わたしが考える未来の調布 平成10年度の「子ども市議会」に始まり、平成12年度からは「調布っ子夢会議」、平成28年度から名称を新たに「調布っ子夢発表会」として、今年で24回目の開催となります。 子どもたちに自由で夢のある意見発表の機会を提供するとともに、活動を通して、街づくりへの参加意識の向上を図ることを目的に開催しています。 市内小学校に在学の小学5年生10人が、自由で夢のある意見を発表します。 発表者/第三小学校、深大寺小学校、緑ケ丘小学校、染地小学校、調和小学校  計5校から各2人 日時/令和6年11月23日(土曜日・祝日)午後2時から3時20分まで(開場/午後1時30分から) 場所/調布市文化会館たづくり12階大会議場 申込み/不要。先着110人(当日直接会場へお越しください) 発表会の様子は、調布FM「ラジオレター調布の教育」で放送する予定です。 (令和7年2月12日、19日、26日、3月5日、いずれの日も、午後6時10分から20分まで) 【2頁】 家庭教育セミナーのご紹介 家庭教育セミナーとは、親や子どもに関わる大人が、家庭や地域の課題を解決し、教育力を高めることを目的として、調布市立小・中学校のPTAが企画・運営を行っています。 開催校の保護者、近隣住民の方、セミナーに興味のある方、どなたでも無料で参加できます。 令和5年度の家庭教育セミナー 「子どもの命をまもる性教育 こころとからだのしあわせ講座」 「親子で取り組む子どもの姿勢ケア(会場・オンライン併用)」 「子どもにお金のことどう教える 元金融庁講師が教えるお金教育最前線」 「災害に強い親子になる防災講座」 もうすぐ開催する家庭教育セミナー (1)お子さんへの性教育・お悩み解決セミナー 性教育が身近なものとなるよう、悩みを楽しい学びに変えましょう 日時/令和6年11月26日(火曜日)午前10時から正午まで 会場/若葉小学校家庭科室 講師/おさだ しずこさん(性教育講師) 定員/事前申込み順50人 参加申込み・問合せ/若葉小学校PTA・Eメールwakababunka@gmail.com (2)全ての大人に聞いてほしい 親と子どものウェルビーイング 未来の教育と今必要なこと オンライン(Zoom)配信あり 日時/令和6年11月30日(土曜日)午前11時15分から午後1時15分まで 会場/国領小学校体育館 講師/浦谷 裕樹さん(武蔵野大学准教授) 定員/当日先着150人 オンライン参加申込み・問合せ/国領小学校PTA・Eメールunei.kokup@gmail.com 令和6年度ジュニア・シニアリーダー講習会レクの集いを開催しました 令和6年9月8日(日曜日)、深大寺自然広場・通称かに山にて、令和6年度ジュニア・シニアリーダー講習会「レクの集い」を開催しました。 レクの集いは、市内で行われているリーダー事業の受講生及び関係者が一堂に会することにより、相互の親睦を深めるとともに事業についての理解を深めるために毎年実施しています。 今回は、紙飛行機を使ったゲーム大会を実施しました。 紙飛行機を網でキャッチしたり、紙飛行機を狙ったところに落としたり、紙飛行機でチーム対抗のリレーを行ったり、チームで協力して大きい紙飛行機を作成し、遠くまで飛ばせるか競ったりしました。 どの参加者も元気いっぱいで活動していました。 参加した地区は、第一、第三、富士見台、上ノ原、若葉、染地、多摩川及び飛田給の8地区で、合計152人が参加しました。 【3頁】 コラム 思春期の子どもの理解と大人からの声かけ 白百合女子大学人間総合学部発達心理学科講師/早稲田大学社会的養育研究所客員研究員 御園生直美 「1.思春期とはどんな時期」 思春期は、心と体に大きな変化が起こり、自立と依存を繰り返しながら次のステージに向けて準備を行う時期です。 これまでとは異なり、「親友とは何か、自分とは何か」といった抽象的な思考ができるようになったり、「大人が昨日言っていることが今日は違う」といった論理的矛盾を指摘したり、批判する力も育っていきます。 このように高度な思考ができるようになる一方で、自分自身を客観視することはまだまだ難しい段階です。そのため、周囲への鋭い批判が、時に変化していく自分の容姿や性格に向けられ、強い劣等感を抱いたり、周囲の視線がすべて自分に注がれていると感じる、思春期特有の過剰な自己意識に悩んだりします。また、他者との比較から自信を失うことも起こりやすくなります。 思春期は特に、感情のコントロールを司る脳の前頭前野が急速に発達するため、感情や行動を調整することが難しい時期でもあります。言われたことは理解していても、すぐに行動に移せず、感情も不安定なため、ちょっとしたことで怒りやすくなったり、気持ちの整理がつかずに黙ってしまったり、そっけない態度をとってしまうことがあります。子ども自身もそうした態度に罪悪感を感じていても、素直に謝ったり、行動に反映させるのは非常に難しく、そうしたことに悩んでいることも実際少なくありません。 「2.思春期の子どもとの関わり」 こうした思春期の子どもたちに、大人はどのように向き合えばよいのでしょうか。ポイントは、心と体のバランスを懸命に取ろうとしながらこの時期を過ごしている子どもたちの状況を、しっかりと理解することです。 では、具体的にどのような声かけや関わり方がよいのか、考えてみましょう。 (1)言葉は短く簡潔に 以前は効果的だった先回りのアドバイスや指示は、自立を目指す彼らには「子ども扱いされている」と感じさせ、反発を招きやすくなります。 また、「どうして」「なぜ」といった質問も、理解していてもすぐに行動できない彼らには批判と受け取られがちです。 したがって、一番伝えたいメッセージを短く簡潔に伝えることが効果的です。 (2)見守りながら、大切なことは伝える 自立と依存の間で揺れる子どもたちには、その時々に応じて適切な距離感を保ちながら見守ることが重要です。 しかし、反抗されるからといって何も話しかけずにいると、逆に子どもを不安にさせることがあります。大人に甘えたい、頼りたいという気持ちも、自立したい気持ちと同じくらい強いことを忘れないようにしましょう。「あなたを見守っているよ。何かあったらいつでも話を聞くよ」というメッセージを出すことが大切です。 また、子どもができていることや頑張っていることを肯定的に伝えることで、子どもは「自分はしっかりと認められている」と感じることができるでしょう。小さなことでも深く落ち込みやすく、劣等感を抱きやすい時期のため、大人からの肯定的なメッセージは安心感を与え、自信や信頼関係の構築にもつながっていきます。 (3)大人自身も自分を大切にする 思春期の子どもたちは、自分の苦しさを周りの大人にぶつけることがあります。辛辣な言葉を口にすることもありますが、それが必ずしも本心ではないことを理解し、受け止める大人自身の心と体が疲弊していないか、自分自身をケアすることも大切です。自分を肯定したり、信頼できる相手に話を聞いてもらうことは、大人にとっても重要です。 辛いことがあっても人生を楽しみ、周りや自分を大切にできる大人の姿を見せることは、子どもたちにとって素晴らしいモデルになります。 思春期の変化は、次のステージに進むための準備期間です。さまざまな行動も「成長している証拠だな」と肩の力を抜いて捉えてみることも良いかと思います。 みそのおなおみさんプロフィール 臨床心理士、公認心理師、博士(発達心理学)。専門は里親養育、子どものトラウマやアタッチメント。 主な著書『中途からの養育・支援の実際─子どもの行動の理解と対応 』『アタッチメントハンドブック』(明石書店)、『里親養育における乳幼児の理解と支援』(誠信書房)など。 【4頁】 イベント情報 それぞれのイベントの詳しい内容等は、各施設の電話番号にお問合せください。 公民館 三館合同事業 講演会「恐竜ハカセと一緒に考えよう 中生代の恐竜のこと、現代の私たちと地球のこと」 中生代の恐竜研究の最前線の成果を、絵本や本を使いながら、わかりやすく解説します。 当日は、会場内に恐竜の化石・レプリカを数点展示します。 日時/12月7日(土曜日)午後2時から4時まで 会場/文化会館たづくり12階大会議場 講師/真鍋(まなべ)真(まこと)さん(国立科学博物館副館長) 対象/小学生以上・市民優先 定員/申し込み順150人 費用/無料 その他/手話通訳付き 申し込み/電話または直接、東部・西部・北部の各公民館で受付 東部公民館 電話03-3309-4505 西部公民館 電話042-484-2531 北部公民館 電話042-488-2698 西部公民館 電話042-484-2531 (1)市民企画講座 「新一万円札の顔・渋沢栄一のひ孫に聞いてみよう 渋沢栄一(明治)・渋沢寿一(令和)それぞれのSDGs」 日時/11月30日(土曜日)午後2時から4時まで 定員/40人 申し込み/受付中 (2)音楽講座 「帰ってきた 70年代から80年代の洋楽変遷史」 日時/12月14日(土曜日)午後1時30分から4時30分まで 定員/40人 申し込み/11月21日(木曜日)から (3)子ども料理教室 「年越しだ 親子そば打ち体験」 日時/12月21日(土曜日)午前9時30分から午後1時まで 講師/深大寺そば打ち俱楽部 定員/親子12組 費用/2000円(1組)   申し込み/11月21日(木曜日)から 郷土博物館 電話042-481-7656 1.常設展示「調布の歴史」が新しくなります 開館50周年の節目に、近年収蔵した資料などを加えて内容を新たにし、展示を再開します。 日にち/11月19日(火曜日)から 場所/2階常設展示室 2.開館50周年記念イベント(会場/郷土博物館) (1)常設展示解説(見所紹介) 日時/11月23日(土曜日)・24日(日曜日) 各日とも午後1時から1時30分まで 申し込み/不要。当日直接2階常設展示室へ (2)天然理心流演武 (注)荒天中止 日時/11月23日(土曜日)午後2時45分から3時まで 演武披露/天然理心流勇武館道場の方々 申し込み/不要。当日直接博物館前庭へ (3)開館50周年企画展 「農村のくらしと技術 糸をつむぎ 布を織る」展示解説 日時/11月24日(日曜日)午前11時から11時30分まで 申し込み/不要。当日直接1階企画展示室へ 武者小路実篤記念館 電話03-3326-0648 親子講座「作ってみよう お正月のリース」 実篤公園の自然に親しみながら、物作りを体験する講座です。 草木の実や葉を使って、お正月に飾れるリースを作ります。 日時/12月22日(日曜日)午後1時30分から3時30分まで 会場/実篤公園と東部公民館 講師/松田研二さん(自然遊びの先生) 定員/16人(多数抽選) 費用/1人550円 対象/小・中学生とその保護者(注)小学校3年生以下は、大人と一緒に申込み。大人のみの参加は不可 申し込み/往復はがきの往信面に講座名、応募者全員(1枚で2人まで)の郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号と、返信面にご自身の宛先を明記し、12月8日(日曜日)までに実篤記念館へ。 (注)締切後、定員に余裕がある場合は12月10日(火曜日)午前9時から12月21日(土曜日)午後5時まで電話で受付け(先着順) 中央図書館 電話042-441-6181 冬のスペシャルおはなし会 いつもよりちょっぴりスペシャルなおはなし会です。家族やお友達とぜひ一緒にいらしてください。 おはなし会終了後、図書館で除籍した児童書を配布します(中央図書館のみ)。 日時/12月11日(水曜日)午後3時から(開場・午後2時40分) 会場/文化会館たづくり8階映像シアター 対象/3歳から小学生 定員/80人(先着)      申し込み/不要。当日直接会場へ 図書館分館の催しもの 1.染地分館 電話042-488-8393 冬のスペシャルおはなし会 日時/12月25日(水曜日)午後3時から 対象/3歳から小学生 2.緑ケ丘分館 電話03-3300-7672 冬のスペシャルおはなし会 日時/12月18日(水曜日)午後3時から 対象/3歳から小学生 3.調和分館 電話042-485-2000 冬のスペシャルおはなし会 日時/12月11日(水曜日)午後3時から 対象/3歳から小学生 4.神代分館 電話042-485-0054 冬のスペシャルおはなし会 日時/12月18日(水曜日)午後3時から 対象/3歳から小学生 5.富士見分館 電話042-481-7664 (1)科学あそび「きったらどうなる まほうのわ」 日時/11月20日(水曜日)午後3時から3時30分まで・11月23日(土曜日)午前10時30分から11時まで 対象/3歳から小学生 (2)冬のスペシャルおはなし会 日時/12月11日(水曜日)午後3時から 対象/3歳から小学生 (3)どようびのおはなし会 日時/毎月第2土曜日(令和7年3月まで)午前10時30分から10時45分まで 対象/3歳から小学生 コラボ令和6年度第2号はいかがでしたか。ご感想・ご意見など、ぜひお寄せください。お待ちしております。 発行 調布市教育委員会教育部社会教育課 郵便番号182-0026調布市小島町2-36-1 電話 042-481-7488  ファクス 042-481-7739 Eメール syakaiky@city.chofu.lg.jp 刊行物番号2024-117