社会教育情報紙「コラボ」令和8年度第1号 令和8年6月24日発行 調布市教育委員会 【1頁】 社会教育って知っていますか? ―子どもは「学校の外」でも成長しますー 社会教育ってなに? 社会教育は、学校だけでなく、家庭や地域の中で、人と関わりながら学び続けることです。例えば、こんな場面はありませんか? ・親子で参加する講座やイベント ・地域での体験活動や交流 ・地域行事やボランティア活動 こうした日常の積み重ねが、子どもにとって大切な学びとなっています。 なぜ今、重要なの? 今の社会は、変化が大きく、先を見通すことが難しい時代です。その中で求められるのは、多様な人と関わりながら学ぶ力です。社会教育は、子どもに次のような力を育てます。 ・自分で考え、行動する力 ・人とつながり、協力する力 ・多様な価値観を理解する力 子どもを地域で育てる 子どもは、家庭だけでなく地域全体で育てていくことが大切です。 ・地域の人との関わり ・さまざまな体験の積み重ね これらが、子どもの成長と安心につながります。 家庭だけで抱えなくて大丈夫 子育ては家庭が出発点ですが、悩みや不安を一人で抱える必要はありません。社会教育は、 ・保護者の学びの機会をつくり子育てのヒントを提供する ・地域で支え合う環境を広げる など、家庭を支える役割も担っています。 2ページでは、市教育委員会の事業をご紹介します 「少し気になる」「参加してみようかな」そんなきっかけとして、ぜひご覧ください。 【2頁】 市教育委員会では、子どもや保護者の学びと成長を支えるさまざまな事業を行っています ジュニア・シニアリーダー講習会 青少年の健全育成と地域で活躍できる人材養成を目的とした講習会です。 中学生対象のジュニアリーダー講習会では、他校の仲間とゲームや野外活動を通じて遊びやリーダーシップを習得します。高校生対象のシニアリーダー講習会では、ゲームやスポーツを活用し、レクリエーションの企画・指導方法を学びます。 家庭教育セミナー 家庭や地域での子どもの教育や育成において、課題や悩みを解決し、教育力を高めることを目的として実施している講座です。市内の小・中学校のPTAが中心となり、子育てや教育に関するさまざまなテーマで開催されています。 「一人で抱えこまない子育て」を支える場として、多くの方が参加しています。 中学生海外体験学習事業 中学生に、海外でのホームステイや現地の学校での授業を体験する機会を提供する事業です。現地での活動を通じて、多文化共生への理解を深め、国際的な視野が広がることを目的としています。 遊ing(ゆーいんぐ)事業 特別支援学級に在籍する知的障害のある児童生徒を対象に、スポーツや工作などの様々な体験活動の機会を提供する事業です。 この体験活動を通じて、楽しく遊びながら、人との関わりや社会性を育てます。 アンケートのご協力のお願い 社会教育の取組をよりよくするために、皆さまのご意見をお聞かせください。 今後の事業や情報発信の参考とさせていただきます。 【3頁】 コラム 障害や福祉のイメージを変える ワクワク感のある学びが共生社会の実現につながる NPO法人ピープルデザイン研究所 代表理事 田中真宏 私たちNPO法人ピープルデザイン研究所はダイバーシティ&インクルージョン(以下D&I)なまちづくり、つまり は多様性に寛容で一人ひとりが尊重されそれぞれの力を活かしながら活躍できる社会の実現を目指し活動してい ます。障害者・高齢者・LGBTQ・子育て中の父母・外国人という5つの社会的マイノリティの方々の課題を、モノ・ コト・シゴト・ヒトづくりの4領域で解決しながら、全国各地でプロジェクトやイベントなどを展開しています。 その中で、「障害者」×「ヒトづくり」として、小中高・大学で授業を行っていますが、その時に共通して必ず話 していることがあります。 分けられた環境から生まれる無意識の偏見に気づく 「佐藤・鈴木・高橋・田中・伊藤・渡辺・中村・小林という苗字のお友達はいますか?」私は、授業でこんな問いかけをします。この質問ではほぼ全員の手があがりますが、次に「障害のあるお友達はいますか?」と問い直すと、その手はほぼさがってしまいます。日本には現在、障害のある方が約1160万人いると言われています。この数字、実は先にあげた8つの苗字の方々とほぼ同じ数なのです。障害のある方は身近なところに多くいるはずなのに、子どもたちの手がさがってしまうのはなぜでしょうか。ちなみに日本は主要先進国の中でも分離教育の比率が高い国の一つですが、学校でも社会でも障害のある方とない方が分かれた環境が続けば、お互いを知る機会すらありません。すると障害のない方の中には、障害のある人を「大変そう、かわいそうな人」などと誤って認識してしまう アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)が生まれてしまうのです。 「障害」は人にあるのではなく、社会側にある 「障害」には「医学モデル」と「社会モデル」という二つの捉え方があります。「医学モデル」は障害のある方の困りごとはその人個人の心身機能が原因であるというもので、「社会モデル」は、それは社会の仕組みや環境がつくり出すものと捉える考え方です。わかりやすく車イスユーザーを例にあげると、階段を登れない車イスユーザーのその人に原因があると考えてしまうのが「医学モデル」、エレベーターという環境を整備していない社会側に障害があるのだと考えるのが「社会モデル」です。障害のある方と共に学び、共に働く社会をつくっていくためには、日常の中でこの「社会モデル」を常に意識していくことが大切です。 超福祉 ― 障害のある方が憧れを持ってみられる社会 ― 私たちは、福祉や障害に対するイメージをデザインやテクノロジー、エンターテイメントの力を使って、「大変そう、かわいそう」から「かっこいい!すごい!」へと変える「超福祉」というビジョンを掲げて、毎年イベントを行っています。この中で、デザイン性の高いロボットのような”義手”をつけた方を子どもたちに紹介したとき、「かっこいい!さわってみたい!」と歓声があがり握手を求める列ができました。この写真を見せながら授業を行うと子どもたちの目がキラキラと輝き、この写真の人が「かわいそうな障害のある人」から「かっこいい義手を付けている人」へと、自然に変わっていきます。 ワクワク感のある福祉の学びを 今の子どもたちが大人になる頃には、D&Iは今よりさらに組織や社会の必須素養となっているはずです。障害や福祉をワクワク感のある楽しいアプローチで学ぶことで、子どもたちは感覚的かつ体験的にその本質を身につけることができると実感しています。この子ども達が大人になる数年後、日本社会は大きく変わっていると信じています。 たなか まさひろ  文化服装学院卒業後、スノーボードインストラクター、アパレルの販売・企画・デザイナーを経て、2009年にNPO法人ピープルデザイン研究所創設者の須藤シンジが代表を務めるネクスタイドエボリューション社に入社。2012年、同NPO設立と共に運営メンバーに。ディレクターとして「超福祉展」などのイベントや、「障害者の就労体験プロジェクト」などの企画・ディレクションから運営までを担う。2021年4月より代表理事に就任。 【4頁】 調布市八ケ岳少年自然の家  飯盛山でパノラマ絶景を堪能せよ! 野辺山高原で飯盛山(めしもりやま)をハイキング登山します。 頂上で360度に広がるパノラマ絶景を堪能しましょう! 日時  令和8年度8月29日(土)~30日(日)(8月29日午後2時~チェックイン開始) 集合場所 調布市八ケ岳少年自然の家    行程 8月29日(土)前泊(夕食時に事前説明あり) 8月30日(日)自然の家出発→車送迎で獅子岩駐車場(登山口) 飯盛山ハイキング登山開始 頂上で昼食(おにぎり) 獅子岩駐車場(登山口)へ向け下山 車送迎で自然の家へ 自然の家にてティータイム (午後3時頃終了予定、各自チェックアウト) 費用 参加費1人1¥1,500円(昼食代・お茶代) ※宿泊費別途(宿泊費・夕食・朝食代) 持ち物 ハイキング登山に適した服装・水筒・雨具等 申込期間 8月22日(土)締切 先着順30人程度 問合せ・申込み 調布市八ケ岳少年自然の家/山梨県北杜市高根町清里3545-1 ☎電話/0551-48-2014 (受付/午前9時~午後5時) 申込み方法/調布市八ケ岳少年自然の家ホームページ申込フォーム・電話・インターネットで受け付けています。 発行 調布市教育委員会教育部社会教育課 郵便番号182-0026調布市小島町2-36-1 電話 042-481-7488  Eメール syakaiky@city.chofu.lg.jp 刊行物番号2025-173