社会教育情報紙「コラボ」令和3年度第2号令和3年11月10日発行調布市教育委員会 コラボは、青少年教育に関するイベント情報や家庭教育のヒントを掲載しています。 【1頁】 令和3年度「調布っ子夢発表会」を開催します 「わたしが考える未来の調布」 平成12年度から「調布っ子夢会議」という名称で始まり、平成28年度から名称を新たに 「調布っ子夢発表会」として、今年で21回目の開催となります。 「調布っ子夢発表会」は、子どもたちに自由で夢のある意見発表の機会を提供するとともに、活動を通して、まちづくりへの参加意識を高めることを目的に開催しています。 調布っ子夢発表会 市内に在学中の小学5年生12人が、自由で夢のある意見を発表します。 日時 令和3年11月28日(日曜日)午後2時から3時30分まで 場所 調布市文化会館たづくり12階大会議場 (注)新型ウイルス感染拡大防止のため、当日の来場者を制限して実施します。 発表者 多摩川小学校・杉森小学校・柏野小学校・国領小学校・布田小学校・桐朋小学校、計6校から各2人(小学5年生) 発表会の様子は、調布FM「ラジオレター調布の教育」で放送する予定です。 (令和4年2月9日、16日、23日、3月2日、いずれの日も、午後6時10分から20分まで) 【2頁】 家庭教育セミナーのご紹介 家庭教育セミナーとは、核家族化・少子化傾向の中、親や子どもに関わる大人が、家庭や地域の課題・悩みを解決し、教育力を高めることを目的として実施する事業です。 企画・運営は、市内各公立小・中学校のPTAが、テーマ設定や運営を行っています。 会場は、市内の各公立小・中学校です。 費用はかかりません。無料で参加できます。 対象は開催校の保護者、近隣住民の方、セミナーに興味のある方、どなたでも参加できます。 (注)令和2年度は新型ウイルス感染拡大防止のため、中止としました。 令和3年度は、新型ウイルス感染拡大防止及び学校教育活動への感染リスクを避けるため、参加対象を「開催校の保護者のみ」としています。ご了承ください。 現在、5校のPTAで担当者が企画中です。 (1)生きるって、なに 自分らしく生きて、自分を好きになろう (2)地球上のどこにいても何度でも成功して幸せになる人材育成 (3)子どもの自己肯定感をそだてる・コーチング (4)パパママのための子育てコーチングセミナー など (注)テーマ・内容は令和3年10月時点のものです。     開催した内容は、本紙「コラボ」次号以降でご紹介します。 進学フェア2021 on Paper(オン ペーパー) のご紹介 毎年7月に調布市公立学校PTA連合会が開催している「中学生のための進学フェア」は、 京王線沿線を中心とした都立高等学校約30校が参加し、ブース形式による個別・グループ相談、プレゼンテーション形式による集団説明会を実施してきました。 昨年度、そして今年度は、会場での開催が出来なかったため、「進学フェアon Paper(オン ペーパー)」として、ホームページで進学情報を公開しています。 都立高等学校各校の特色や調布市からのアクセスなど、PTA連合会進学フェア実行委員会が独自に集めた、受験生はもちろん、中学1、2年生や保護者の皆様にも役立つ情報が満載です。 次のURL・QRコードから、ぜひご覧ください。 未来をつかもう 進学フェア2021 on paper(オン ペーパー) (調布市立第七中学校ホームページ内) https://www.chofu-schools.jp/chofu7/tokushoku/documents/Prensingakufea2021web.pdf 問い合わせ:調布市公立学校PTA連合会 担当・川端 choufu7pta@yahoo.co.jp 【3頁】 コラム 反抗期・思春期の子どもへの向き合いかた 白百合女子大学人間総合学部発達心理学科 特任講師 松田 なつみ(まつだ なつみ) このコラムでは、思春期・反抗期の子どもと向き合うのはどうしてこんなに大変なのかというお話を二つします。その中で、この時期の子どもへの向き合い方について考えてみたいと思います。 1.思春期の子どものイライラに巻き込まれないために 思春期の子どもがちょっとしたことで怒ったり、イライラと不機嫌な態度をみせたりするのには生理学的な理由があります。その正体は、思春期の子どもの脳の発達のアンバランスさです。思春期の子どもは、欲求や感情に関する脳の領域の発達が急速に進む一方で、自分の気持ちを抑える脳の領域が完成するのはもう少し後になるのです。そこに性ホルモンの変化も加わり、まるでエンジンだけ高性能で、ブレーキがかかりにくい車のように、思春期の気持ちをコントロールすることは難しく、自分自身を持て余してしまうのです。 子どもが自分の気持ちを上手くコントロールできずに怒っている時に、保護者の方が子どもの発言に反応して、感情的に言い返すと子どももさらにイライラして悪循環が生じやすくなります。そのためこの時期には、保護者の方がストレスをためないように、意識してリラックスできる時間、自分を大切にする時間を作ることが大切です。子どもに感情的に言い返したくなった時に、リビングの時計等の特定の場所を見つめながら10秒数えてから答えるのもよいでしょう。 2.子どもが安心して外の世界で活躍するための安全基地としての役割を 保護者と親密な関係を築いていた幼児期と比べ、学童期からは友人を中心とした外の世界が大事になり始め、思春期には友人や外の世界の重要性がより高まります。一方で、思春期の子どもは、完全に外の世界で生きていくことはできず、基本的な衣食住等の世話に加え、精神的にも保護者の支えを必要としています。 思春期の家族に求められるのは柔軟な家族境界と言われています。幼少期の家族のように、子どもと保護者が親密に強く結びついて強固な家族境界を持っている時、子どもは自立をするために保護者に強く反抗して、家族境界を破って外に出ていくことが必要になるでしょう。一方で、保護者が子どもに無関心で、子どもが外に出ていくと家族内の居場所がなくなりそうな場合は、子どもは安心して外に出ていくことができないでしょう。子どもが自由に家族の外に出ていくことができ、安心して家族のもとに戻ってこられる、そんな安全基地としての役割が家族に求められているのです。 「自分の都合の良いときだけ私に頼って、出ていきたいときに自由に出ていくなんて」「私も子どもに頼りたいのに」という気持ちが出てくる保護者の方もいらっしゃるかもしれません。しかし、本来、互いに支えあい、頼りあい、家庭を共に守るのは親子ではなく、夫婦(もしくはそれに準じる支え合える相手)の役割です。保護者の方が思春期の子どもの安全基地の役割を担うためにも、保護者の方が安心して日々を過ごせるような、保護者の方がしっかりと支えられている環境が大事であると考えられます。 ただし、このことは家庭内で子どもが自由気ままに、好き放題に過ごしてよいということではなく、子どもに各家族のルールを守らせることや、家事等の家族内での役割を担ってもらうことは大切なことです。 思春期・反抗期の子どもには個人差が大きく、反抗期らしい反抗期がなく、ここに書いてあることがあまりぴんとこない方もいらっしゃるかもしれません。一方で、暴力や器物破損等、家族の疲弊が著しく激しい反抗期の場合には、ご家族だけで抱え込まず、第三者や専門家等への相談もご検討ください。 プロフィール 児童青年精神科で発達障害の臨床と研究に携わってきました。現在は、認知行動療法の研究に携わっています(臨床心理士・公認心理師・保育士・博士(教育学))。 【4頁】 遊びに行こう 青少年交流館 調布市青少年交流館は、学校や学年が違う子ども同士が交流できる居場所です。 小学生・中学生・高校生は無料で利用できます。 専門員が、利用する青少年のサポートを行っているほか、様々なイベントを開催しています。 開館時間や「来館時のご注意」を市ホームページでご確認のうえ、遊びに来てください。 こんなイベントを開催しました (1)紙ナプキンでお花のリースを作ろう (2)ダーツ大会 (3)レザー(革)のはぎれでキーホルダーやネームタグを作ろう (4)パターゴルフでカップイン 所在地 調布市飛田給1-52-1 電話・ファクス 042-481-1115 令和3年新成人を祝う演奏会(動画配信)を実施 令和3年調布市成人式は開催を中止しましたが、市と教育委員会は、成人式に代わるお祝いの場を設けたいとの思いから、令和3年7月22日(祝日)に「令和3年新成人を祝う演奏会」を無観客で実施し、市ホームページ動画ライブラリーにて配信しました。 内容 調布市長、調布市議会議長からのお祝いメッセージ、演奏 桐朋学園大学 動画配信期間 令和3年8月1日から8月31日まで 遊ing(ゆーいんぐ)活動のご紹介 ゆーいんぐは、市内小・中学校の特別支援学級に在籍する知的障害のある方を対象に、スポーツや工作、映画鑑賞など、楽しく遊びながら社会体験をすることを目的とした活動です。 2か月に1回程度、土曜日または日曜日に、市内の公共施設を中心に活動しています。 今後予定している活動内容 ダンス、映画鑑賞 (注)毎年2月頃に、次年度の参加者を募集します。 問い合わせ先 社会教育課 電話042-481-7488 杉の木青年教室 活動のご紹介 杉の木青年教室は、市内在住で中学校特別支援学級を卒業された知的障害のある方を対象に、毎月1回程度、スポーツや工作教室などの活動を通じて、様々な社会体験や集団行動に参加する機会を提供する事業です。 ボランティアの方と一緒に、楽しみながら活動しています。 今後予定している活動内容 映画観賞 (注)毎年2月頃に、次年度の参加者を募集します。 問い合わせ先 社会教育課 電話042-481-7488 コラボ第2号はいかがでしたか。 ご意見・ご要望などお寄せください。お待ちしております。 (注)令和3年度第1号は、新型ウイルス感染拡大防止による事業縮小等のため、休刊といたしました。 発行 調布市教育委員会教育部社会教育課 郵便番号182-0026調布市小島町2-36-1 電話 042-481-7488  ファクス 042-481-7739 Eメール syakaiky@w2.city.chofu.tokyo.jp 刊行物番号2021-149