社会教育情報紙「コラボ」令和4年度第3号 令和5年2月20日発行 調布市教育委員会 コラボは、青少年教育に関するイベント情報や家庭教育のヒントを掲載しています。 【1頁】 ジュニアリーダー・シニアリーダー講習会 メンバー募集 ジュニアリーダー(中学生対象)・シニアリーダー(高校生学齢対象)講習会は、市内の中学生・高校生が集まり、ゲームや野外活動などの遊びや体験を通して、学校・学年を超えた仲間たちと一緒にリーダーシップを身につけていく楽しい講習会です。 すべての講習会に参加できなくても大丈夫。一緒に活動してみませんか。学校で習わないことを体験しよう 活動は毎月1回。内容は変更になる場合があります。 1年間の主な活動(予定) 4月/開講式 6月/野外活動 8月/宿泊キャンプ実習 9月/レクの集い(ジュニアサブリーダー(注)、ジュニアリーダー、シニアリーダーが集結するレクリエーションイベント) 12月/クリスマスパーティー   3月/JL大会(1年間の成果をステージで披露)、閉講式 3月/お祝い合宿(共に過ごした仲間たちと1泊2日の楽しい合宿) (注)ジュニアサブリーダーとは、地域の健全育成推進地区委員会が主催する小学生対象の事業です。 「令和5年度ジュニア・シニアリーダー講習会の受講生の募集」については、市報及び調布市ホームページ等でご案内します。詳しくは、調布市ホームページをご覧いただくか、社会教育課までお問い合わせください。 令和4年度調布っ子夢発表会を開催しました 令和4年11月27日(日曜日)に、調布市文化会館たづくり8階映像シアターにて、令和4年度調布っ子夢発表会を開催しました。 晃華学園高等学校放送研究同好会所属の高校生2人の司会で、第一小学校・八雲台小学校・滝坂小学校・上ノ原小学校・石原小学校から10人の小学5年生が、「わたしが考える未来の調布」をテーマにそれぞれ自分の意見を発表しました。 意見発表後には、発表した小学生を称え、表彰状の授与を行いました。来場者数は49人でした。 発表者の感想から 「他の人たちの意見を聞くことで、自分とは違う考えを知ることができた」「他の人に感想を言ってもらえて自分の夢の良い所が分かった」 来場者の感想から 「こどもの成長にとって、とても良い発表会だった」 【2頁】 家庭教育セミナーのご報告 今年度に開催された家庭教育セミナーから (1)学習スタイル診断「みんな違ってみんないい」5つの学びのスタイルで強みを伸ばそう(オンライン開催) 実施校/実施日:染地小学校/10月15日(土曜日) 講師/黒沢郁子氏(マインドフルラーニンング認定学習スタイル診断コーチ) 印象に残った講師の言葉 「子どもの「強み」の資質を伸ばし、苦手を補うことができる。」「子どもたちの個性はバラバラ。誰かが苦手なものは誰かが得意だったりする。みんなで協力し合ったら最高のチームがつくれる。」 参加者の声 「学習の効率化だけでなく、個性や違いを尊重し、お互いに成長し合える関係づくりにもつながると思いました。」「子どもを親とは切り離して考え、何が好きで、どんなことが得意なのか、よく観察してみたいと思いました。」 (2)地球上どこにいても何度でも成功して幸せになる人材育成 子どもの自立、お小遣い・お金の話、子ども部屋の作り方、国際教育 実施校/実施日:若葉小学校/11月25日(金曜日) 講師/京美 カワード氏(Sensory Activityセンソリィ アクティビティ講師) 印象に残った講師の言葉 「子ども自身に与えたお金は自分自身で責任を持って考えて遣わせる。しかし、使い方の提案をすることは良い。」「欲しい物や本人の望むことがあった場合には、言葉にさせる。社会へでてもプレゼン能力は必須。」「「頑張って」は言わない。子どもはすでにたくさん頑張っている。「楽しんで」を伝えてほしい。」 参加者の声 「「お母さん それで大丈夫」と背中を押してもらったような、前向きな気持ちになることが出来ました。」 (3)思春期の子ども達へ親が伝える性教育 実施校/実施日:深大寺小学校/11月28日(月曜日) 講師/棚木めぐみ氏(マザリーズ助産院代表助産師) 印象に残った講師の言葉 「性被害は身近な人からうけることが多く、被害を伝えにくかったり、被害にあっていると認識しないこともあるので、プライベートゾーンについて伝えておくことはとても大切。」「正しい教育を受けることで自分の体を守るためにきちんと避妊を行うことができる。自分の体を大切にすることで自己肯定感も上がる。」「男らしさ、女らしさは人それぞれ。子どもたちと話すと、色々な生き方を受け入れてくれる。」 参加者の声 「とても大切な話だからこそ、変にごまかさないでしっかり話した方がいいのだとわかりました。」 家庭教育セミナーとは、親や子どもに関わる大人が、家庭や地域の課題を解決し、教育力を高めることを目的として市内公立小・中学校のPTAが企画・運営を行っています。 令和4年度は、新型ウイルス感染拡大防止及び学校教育活動への感染リスクを避けるため、参加対象を「開催校の保護者のみ」としています。ご了承ください。 地域で子どもを守る取組み「こどもの家」黄色のプレートが目印 こどもの家 きんきゅう ひなんばしょ 「こどもの家」は、子どもが登下校中や外で遊んでいる時に、不審者に声をかけられたり、犯罪行為に巻き込まれそうになった際の緊急避難場所です。 小学校通学路を中心に地域の協力者の家、商店、事業所などが登録しています。 ご家庭では、お子さんと一緒に自宅周辺や通学路上の、特に大人がいそうな商店などの「こどもの家」の場所を確認していただくとともに、危険を感じたら、「こどもの家」に駆け込んで助けを求めるよう、日ごろから声掛けをお願いします。 登録の手続きは、各小学校のPTA担当者が行っています。ご協力いただける方は、学区域の小学校へお問い合わせください。 なお、登録条件は次の2つを基準にお願いしています。 (1)児童の登下校の時間帯を中心に在宅していること (2)オートロックマンションの方の場合、いざという時に駆け込みができないことがあるため、児童の登下校の時間帯を中心に比較的、管理人の方が常駐していること 商店や医療機関などの事業所の方々にもご登録をお願いしています。 (社会教育課 電話042-481-7490) 【3頁】 コラム 意外と知らない「SNS」のリスク 情報教育アナリスト 長谷川 陽子(はせがわ ようこ)  毎日、どれくらいSNSを使っていますか。また、知っていますか。  ツイッター、インスタグラム、ティックトック、ユーチューブ、フェイスブック、ライン…「毎日の連絡を取るツールとして使ってる」「聞いたことはあるけど…」「子どもが使っているみたい」 無くては困るツールとして使っている人とあまり使っていない人と様々ですが、スマートフォンとSNSが普及したことから、家に固定電話が無くてもすぐに連絡が取れる時代になり、子どもたちも自分専用のデジタル機器を有しているため、親を介すことなくSNSで直接連絡が取れるようになってきています。 では、子どもが使っているSNSを把握していますか。年齢制限があるのを知っていますか。 「何か使っているような気はするけど、具体的に何を使っているのかまでは知らない」 まず、皆さんよくご存じのライン、年齢制限は特にありませんが、18歳未満は使えない機能があります。その他前述したツイッター、インスタグラム、ティックトックなどは、13歳未満は利用できない規約になっています。ユーチューブも13歳未満は利用できませんが、親または保護者の許可があれば、利用できます。 ところが、全国各地で小学生向けに講演した際に、子どもたちに尋ねると「使っている」と答えが返ってきます。 保護者向けの講演で、年齢制限について話をすると「知っている」と答える方は数名です。 更に、設定はどうされていますかと尋ねると一様に「え」と困惑した表情に。 スマートフォン、タブレットを始めとしたインターネットに繋がるデジタル機器本体の設定もさることながら、使っているSNS(アプリ)も自分たちで設定する必要があります。 例えば、SNSのダイレクトメッセージは受け取らない設定、タグ付けされない設定。 特に、SNSが使える年齢(13歳以上)の子どもは、複数の知らない相手とのやり取りにはリスクが伴うと頭では理解していても、自分だけは大丈夫と思い込んでいるようです。 また、「うちの子に限って知らない人とやり取りをするはずがない」と大人も安心している感覚があります。「SNSで知り合って仲良くなってやり取りをする」等は、当たり前の時代です。 今、大きな問題になっているのが、児童ポルノに関する事案です。リアルに会ったことが無い相手と仲良くなって、裸の画像を送って欲しいと言われても「ダメよ」だけではなく、児童ポルノ製造・提供・所持の罪と犯罪者になる可能性がある、送った画像が、誰にどう使われるのかわからない、ネット流出したら一生ネット上に残るからダメよと具体的に説明してください。今の子どもたちに「ダメ」と言っても一体何がいけないのかが分からないと「ダメ」の効き目が長続きしません。 全国各地、小・中・高・大学・そして年齢問わずにユーチューブの利用者が多いのですが、何を観ているのでしょう。 子どもたちは、人気ユーチューバーの動画を観ているようですし、見逃したテレビ番組やアニメをユーチューブで検索して観ている中高生もいます。 では、現在公開中の映画がユーチューブにあったらどうしますか。 「やった 観る 観る」でしょうか。それとも「え、権利侵害になるから観ない」でしょうか。家庭の中で、子どもに尋ねてみてください。どんな答えが返ってくるか。 例えば、「うわ それ絶対観る」と無邪気な答えが返ってきたら、「観ちゃダメよ」と一喝するのではなく、「そうねぇ。確かに観たいわよね。でもね、権利侵害にならないのかしら。母さん・父さんもよくわからないけど、一緒にタブレットで調べてみない」と、子どもの気持ちは受容しつつ、一緒に調べる・学ぶのはおススメです。子どもが、ネットについてどこまで知っているのかを知る機会になります。 また、SNSで多い画像のトラブル。画像を無断で使われる・使うケースについても、ネットにある画像を見ながら、肖像権についても説明してはどうでしょうか。その際に、権利侵害だけではなく、画像を勝手に使われると嫌な気持ちになる人もいると伝えられます。そして、調べながら、ネットにあるのはすべて正しい情報ではなくフェイクニュースもあると大人も子どもと一緒に学ぶチャンスになります。 家庭の中で、誰でもすぐ出来る情報教育のポイントは、「何がリスクなのか、どうしてダメなのかを具体的に伝える」ですから参考にしてみてください。 はせがわようこさんプロフィール 全国各地の小学校・中学校・高校・大学の児童・生徒・学生・教職員・PTA・一般の方を対象に、これまで800校以上で講演・研修を行っている。著書『ある日突然、普通のママが子どものネットトラブルに青ざめる~知らないと意外にコワいネットとスマホの落とし穴~』 【4頁】 令和5年調布市二十歳のつどい(成人式) 令和5年1月9日(成人の日) 令和5年調布市二十歳のつどいは、新型ウイルス感染拡大防止対策を講じたうえで2回(入替制、内容同一)に分けて調布市グリーンホール大ホールで開催しました。 調布市では、平成14年4月2日から平成15年4月1日までに生まれた2,301人が新たに二十歳を迎え、二十歳のつどいには、1,272人(市外の方を含む)の方が出席しました。 初めに、調布中学校和太鼓部によるオープニング演奏が行われた後、調布市長から主催者挨拶、調布市議会議長から祝辞があり、続けて、出席者代表として第1回では勝田愛梨(かつたあいり)さん、原田桜子(はらださくらこ)さん、第2回では張皓(ちょうあきら)さんによる「はたちの主張」の発表が行われました。 その後、調布市と姉妹都市である長野県木島平村の紹介映像や、FC東京の森重真人選手と石川直宏クラブコミュニケーターによるビデオメッセージを上映し、最後に、抽選会を実施しました。 また、二十歳のつどい開始前には、調布市役所前庭にて、市立中学校8校の関係者による「二十歳を祝う会」が開催され、中学生当時の写真や恩師からのメッセージが掲示されました。出席者は各校のブースに集まり、友人との久しぶりの再会を楽しんでいました。 市と教育委員会から二十歳となられた記念として、記念品(エコバッグ、選挙啓発グッズ、二十歳のつどい情報誌等)を郵送により配付しました。 記念品、選挙啓発グッズ、二十歳のつどい情報誌は、20歳前後の若者で構成する「二十歳のつどい実行委員会」のメンバーが内容を考えました。 遊ing(ゆーいんぐ)新年度参加者募集 ゆーいんぐは、市内小・中学校の特別支援学級に在籍する知的障害のある方を対象に、スポーツや工作、映画鑑賞など、楽しく遊びながら社会体験することを目的とした活動です。 令和5年度に参加を希望する方は、事前登録が必要です。以下をご確認いただき、社会教育課にお申込みください。 活動日/2か月に1回程度、土曜日または日曜日に1時間程度。 対象/市内の特別支援学級に在籍する小・中学生 定員/20人(多数抽選)。登録可否については4月上旬に通知予定 費用/活動内容に応じて実費負担あり 申込み/申込書(社会教育課で配布または市ホームページから印刷)に必要事項を明記し、郵便番号182-0026調布市小島町2-36-1社会教育課「ゆーいんぐ」担当まで郵送または窓口に持参 またはEメールsyakaiky@city.chofu.lg.jpまで提出 締切/令和5年3月15日(水曜日)必着 コラボ令和4年度第3号はいかがでしたか。ご感想・ご意見などお寄せください。お待ちしております。 発行 調布市教育委員会教育部社会教育課 郵便番号182-0026調布市小島町2-36-1 電話 042-481-7488  ファクス 042-481-7739 Eメール syakaiky@city.chofu.lg.jp 刊行物番号2022-150