9 講演会 報告書 (1) テーマ みんなで考えよう障害のある方を守る地域防災力 ~調布ならではのネットワークとは~ (2) 目的   大規模災害時に障害のある方が地域生活を送る上で適切な支援を受けられるよう考える機会とする。 能登半島地震における災害派遣の報告を聞き防災意識を高めることにより当事者,支援者共に災害に備えて行動できるようにすることを目的とする。 ちょうふ災害福祉ネットワークの発足について説明し,調布ならではの防災ネットワークについて共有する。 (3) 登壇者  園崎 秀治 氏 (オフィス園崎 代表)  田島 誠 氏 (社会福祉法人調布市社会福祉協議会)  高杉 加奈 氏 (社会福祉法人調布市社会福祉事業団)  大澤 宏章 氏 (特定非営利活動法人羽ばたく会 めじろ作業所) (4) 講演プログラム 1 開演の挨拶   2 基調講演(園崎秀治氏)   3 災害派遣に行った方からの報告(田島誠氏・高杉加奈氏)   4 シンポジウム   5 ちょうふ災害福祉ネットワークの設立と活動報告(大澤宏章氏)   6 閉会の挨拶 (5) 開催日時等   ・対面開催   (日時)令和6年10月12日(土)14:00~16:00   (会場)文化会館たづくり12階 大会議場   (参加者)38人 ・オンデマンド配信   (期間)令和6年12月16日(月)~令和7年1月31日(金)   (視聴申込者) 67人 (7) 感想・意見 ・基調講演のお話しがわかりやすくて大変勉強になりました。「受援力」という考え方自体を知らなかったので,とても衝撃的でした。講演を拝聴しその大切さを深く感じました。 ・当施設のBCP計画はWebに掲載されている参考例をコピペして作成しただけだったので,実際の被災時には無用の長物だったことが解りました。また支援物資は現地で十分な配布支援体制が整えられ,なおかつ必要時に必要量だけ厳選して届けられない限り,現地の負担を増やすだけの二次災害になってしまうことも理解できました。 ・新しい情報と共に能登の切迫した状況も知ることができ良かったです。 ・実際の支援体験の中に,報道からは読み取れない気付きがありました。 ・日頃から関係性を構築していく必要性を再確認しました。 ・ボランティア参加者のお話しからも現場の大変さや状況がとても伝わりました。 ・能登の話が具体的に聞けたのが良かったです。自分事としていろいろと検討する必要があると思いました。 ・能登地震の実際の状況が大変よく理解でき,その上で日々どのような備えが必要なのか学ぶことができ,改めて,考える機会となりました。いかに関係機関が日頃からネットワークを作れているかが大切であると感じたので,今後の地域活動に活かしていきたいと思いました。 ・携帯トイレを準備したいと思います。 ・受援体制やつながり,ネットワークにより状況理解や判断,行動がすばやく適確に取れることを改めて知りました。平時からの想定蓄えが大切ですね。ハザードマップを見てみます。 ・BCPは受援計画であるとの事,とても参考になりました。 ・ちょうふ災害福祉ネットワークの活動が活発になればと思います。 ・受援力をもっていないと被災者に支援が届かないという意味では調布に行政も含めたネットワークがあってよかったです。 ・大きな団体としての繋がりから,近所の小さい繋がりまでひとつとして無駄ではないこと,顔を知ってもらっておくこと,「あの人大丈夫かな」と気にかけること気にかけられる関係性をつくることを大切にしたいと思いました。 ・能登並みの地震では,地域力,ネットワーク,受援力がそのまま災害関連死の数に結びついてしまうのだと気が引き締まる思いがしました。福祉関連でなくとも,一般住民も他人事ではなく聞いて欲しい濃くて重要な講演会でした。 ・手話と車椅子の配慮をありがとうございました。 ・当事者の方の為にも,休憩が短時間でもあると良いかもしれない。