令和７年度第２回調布市社会教育委員の会議　議事録

１　日　時　　令和７年７月８日（火）午後１時４５分から午後２時４０分まで
２　会　場　　調布市教育会館３階３０１研修室
３　出席者　　１０人
    篠﨑議長，土橋副議長，金井委員，金山委員，川端委員，進藤委員，田村委員，塚松委員，原田委員，平澤委員 
４　傍聴者　　４人
５　事務局
　　社会教育課長，社会教育課職員３人
６　議　題
 (1)　議長及び副議長の選出について（資料１）
 (2)  社会教育委員の職務等について（資料２）
 (3)  協議事項
　　  調布市立図書館協議会委員の推薦について（資料３－１，３－２）
 (4)  報告事項
      令和７年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会第１回役員会及び第１回拡大役員会について（資料４）
 (5)  情報共有事項
      令和７年調布市公民館運営審議会第３回定例会について（資料５）
 (6)  その他
　　  令和７年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会ブロック研修会について

７　議事録
 (1)	議長及び副議長の選出について（資料１）
      委員による互選により，議長に篠﨑委員，副議長に土橋委員が決定した。

（篠﨑議長挨拶）　社会教育法が制定されて７５年が経過するが，社会教育の大事な部分がどこなのか就任当時の委員の皆様から話を聞いたが，終戦後３年ぐらい全国で社会をよくしていこうという動きがあり，４年目で社会教育法が制定された。そう意味でも社会教育が大事だと先輩から言われた。２点目として公民館が昭和２３年頃に全国に建設が始まった。色々な市民が集まり，今後どうしたらいいのか話をしていた。歴史的な面でも大切なことであるとの話を受けた。今でも全国に多くの公民館が残っており，しっかりと運営されている。人と人とが生活していくうえで何が大切なのか，ずっと話し合ってきた流れが社会教育にはある。そういう面も踏まえて議論していきたい。どうぞよろしくお願いいたします。

（土橋副議長挨拶）　委員の皆様と色々と学んでいきながら務めていきたい。どうぞよろしくお願いいたします。 

(2)	社会教育委員の職務等について（資料２） 
　　　事務局から説明した。

○篠﨑議長
  何か意見や質問はあるか。

○塚松委員
　昨年度はどのような内容の議題や意見交換が行われたのか。

〇事務局
　今年度実施される都市社連協ブロック研修会の内容について，幹事市に当たるため議論を行った。そのほかとしては，社会教育関係の登録団体に対する意見や公民館の運営に関する報告を行い，それについて質疑応答が行われた。また，社会教育全般に関する事業について報告を行い，委員同士で意見交換が行われた

○篠﨑議長
　社会教育は，なかなか分かりにくい。社会教育法を読んでも，すぐにこれだと理解できない面もあるが，委員をしていると，社会教育は大事なことだとしみじみ感じる。生の人間同士で協力しあい，お互いで決めながら，お互いに社会の役に立つ。複雑ではあるが，そのことが社会教育には重要である。

 (3)  協議事項
　　　調布市立図書館協議会委員の推薦について（資料３－１，３－２）
　　　協議の結果，図書館協議会委員は引き続き進藤委員が務めることが決定した。

 (4)　報告事項
　　　令和７年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会第１回役員会及び第１回拡大役員会について（資料４）
　　　事務局から説明した。

○篠﨑議長　都市社連協の活動は，昔から東京の２３区よりも盛んであり，社会教育に熱心な地域であると全国でも捉えられている。社会教育の全国大会に参加すると，他県の委員から，運営方法や委員構成など具体的な質問をよく受ける。

(5)　情報共有事項
　　 令和７年調布市公民館運営審議会第３回定例会について（資料５）
　　 資料に沿って事務局から説明した。

○篠﨑議長　東部公民館のエレベーターができたことで使用者が変わったということはないのか

○事務局　エレベーターが設置されたことで足の不自由な方の利便性が向上したが，具体的な利用者の変化までは確認していない。

○塚松委員　取材して記事を書く仕事をしており，東部公民館を何度か取材しているが，最近，地域連携事業という形で地域の中学校の生徒の作品や学習したものの掲示が行われている。公民館を実際に利用されている方は，年齢層が高い方が多いが，そういった連携事業をすることで学校関係者や保護者，生徒が公民館に足を運んでくれるので，よい取組だと思った。他の公民館でも同様なことが実施できれば，各世代間の交流にも繋がり，
　公民館を有意義に活用できる機会となる。

○進藤委員　西部公民館で市内にある通信制高校の鹿島学園の生徒の絵やイラストを展示しているのを見たことがある。不登校だった生徒が多く在学するが，絵がとても上手で，そういった取組を広めていくことで，世代間の交流にも繋がっていく。

○平澤委員　公民館はフリーWi-Fiは接続されているのか。青少年にも多く利用してもらいたい。例として，緑ヶ丘の地域福祉センターでは，隣に児童館がある関係か子供たちがたくさん集まっている。フリーWi-Fiがあれば利用が身近になる。公民館も部屋を借りなくても，イスが置いてある場所に，自由に子供が出入りできる環境があると非常によい。

〇進藤委員　西部公民館は，下の階が児童館のため，中高生が夏休みなどに涼んで宿題をやりに来ている。ロビーを自由に使えるようにしていると聞いている。気軽に入れる雰囲気がよい。

○篠﨑議長　今は熱中症対策としても，クーラーのある公共施設の利用を促していると思われるが，行政としてはどう対応しているのか。

○事務局　誰でも入れる公共施設については，クールシャアの名のもと誰でも涼みに入れるように案内している。

○篠﨑議長　公民館として子どもたちに，そういった情報を流してあげれば，子どもたちも入ってくると思う。若い時代に公民館に馴染んでいると，その後全然違ってくる。

○塚松委員　自分の経験からすると，公民館は児童館と同じで子どもが小さい頃は，そのエリアに保護者と一緒に行こうとするが，学童期になると学童クラブもあり，行かなくなってきて，中高生になると，あまり関わらなくなる。とてももったいないと感じている。
　先ほども作品展の話をしたが，小学校での生活が垣間見られるような連携をしたり，小さな子ども連れの親たちが，公民館を通して小学校生活，中学校生活をイメージできるような使い方をするなど，もっと交流に使ってもらうと，利用率の上昇や有意義な使い方に繋がるのではないか。まだまだ色々なアイデアを出す余地がある。社会全体として世代に偏らずもっと使っていけるような施設になるとよい。

○事務局　東部公民館を例でいうと，隣接した児童館と連携した夏休みコラボ企画などを実施している。小学生を対象にした科学実験教室などを開催している。そういった取組をきっかけにして日常でも使ってもらえるように広げられたらと考えている。

(6) その他
    令和７年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会ブロック研修会について
　　事務局から進捗状況を説明した。

○篠﨑議長　脚本を元社会教育委員の西牧先生に書いてもらっている。社会教育をよく知っている人が台本を書くとどうなるか，それを今回初めて試すことにした。現在台本の一部改訂作業に入っているが，大変楽しみな結果になると思っている。オーディションを受けた方々も社会教育に関心を持っている方が多く，熱心な方たちが応募されており楽しみな結果を生むのではないか。委員の皆様の協力を是非ともお願いしたい

○進藤委員　前の期に委員であった人については，台本を読んでいるが，新しい委員の方　たちにも目を通してもらいたい。　

○事務局　改訂中の台本が完成したら各委員に送付する。

○篠﨑議長　公民館を舞台にしているので，舞台当日に公民館のロビーが再現できるようにソファーなどを借りて手配してもらいたい。前日の夜の段階で準備を終わらせるので，その段階では，すべての備品を用意できているようにしておきたいと考えている。

○進藤委員　前回の演劇では，社会教育委員も有志でトラックを借りて道具を取りに行っていた。

○篠﨑議長　委員の方で公演のパンフレット作製などを得意にしている方はいるか。
　来られた方がどんな演目か分かり，登場される方の紹介などができればと考えている。
　出演する方も，脚本を作製した方も社会教育に協力したいと考えている方たちなので，我々も役に立てればと考えている。白百合女子大学にも稽古会場で協力してもらっている。

○事務局　パンフレットの内容については前回の資料を確認する。　

(7)　次回日程
○篠﨑副議長
  次回の日程について事務局から報告をお願いしたい。

○事務局
  次回の会議の日程は，令和７年９月２日（火）１３時３０分から，教育会館３０１研修室での開催を予定している。

(8)　閉会
○篠﨑議長　
  新しい委員も加わったところであるが，一つの目標に向かって委員同士で協力して新しい事業を立ち上げられるとよい。全国では社会教育委員が提案して事業が立ち上がっている事例が沢山ある。専門の方々が集まっているので，他の事業の事が分からないと言う方も多いが，お互いが協力するとよいものが出来上がる。是非とも繋がりをもってもらいたい。それでは本日の会議は終了する。委員の皆様大変お疲れ様でした。