市報ちょうふ 【1】 No.1797 令和7年(2025年)8月20日号 調布市は、令和7年4月1日に市制施行70周年を迎えました CONTENTS(主な内容) 9月は東京都の自殺対策強化月間…8 第43回市民スポーツまつり…10 「出没!アド街ック天国」公開収録…16 調布で頑張る本屋さん「本屋ふらふらっと」…16 ●9月は「認知症サポート月間」もっと知ろう!もっと話そう!認知症のこと  「親や身近な人、あるいは自分自身が認知症になったらどうしよう…」そんな不安を抱いたことはありませんか。認知症という言葉は広く知られて来ていますが、今後さらに認知症に対する理解を深めていく必要があります。市内には困ったときに気軽に相談できる場所や、認知症の方と家族が不安や想いを話せる場所があります。  今回は、認知症カフェ「オレンジの木」の様子や参加者の声をお伝えします。 問い合わせ/高齢者支援室電話042-481-7150 続きは2面・3面をご覧ください ●手をつなぐ樹(469) 軍拡に平和はあるか  戦争が終わって80年が経過した。改めて未来永劫平和が続くことを心から願うものだが、現今の諸情勢に危うさも感じる。  たとえば、現在日本を含めた各国はおしなべて、自国を取り巻く国際環境を根拠に軍備増強を図ろうとしている。確かにわが国周辺にもさまざまな脅威は常に存在する。しかし、だからと言って近視眼的な情勢分析のみで短絡的に軍事力に頼れば、それが仮想敵国との間に際限のない不毛な軍拡競争をもたらすことは必至であり、その行きつく先には破滅しかない。軍縮を進展させるのは至難の業だ。だが、軍縮に全力で取り組まずして軍拡論だけを展開することの不可解さに、どうしてどの国も気付かないのだろう。  それと、もし軍事大国が専横を極めるとすれば、二国間で対峙する場合、力で劣る国に勝ち目はない。それゆえに国際的枠組みの中で話し合いによる解決を図り、紛争の発生を未然に防ごうとしてきたはずではなかったのか。2度の大戦後に創設された国際連盟と国際連合。あれほどの惨禍ののちに恒久的平和を希求して設けられたグローバルな機関の調停能力が歳月とともに低下する現実を前にして、国際協調とはかくも難しいものかと慨嘆せざるを得ない。  シベリアに抑留された私の父は約10年前に90代半ばで他界した。開戦を主導した当時の日本の指導層に終生強い憤りを抱きながら。戦争を知らない国民だけになりつつある現在、どうすれば後世に永続的な平和のバトンを渡せるのか。生ある限り考えて行動していきたい。 調布市長 長友貴樹 市報ちょうふの配布に関する問い合わせ 市報ちょうふ配布コールセンター(配布受託業者株式会社小平広告)電話042-300-3131 市報の配布を中止したい、配布が必要ない場合は 上記の市報ちょうふ配布コールセンターへ 市報ちょうふは、市ホームページでもご覧いただけます ●令和7年第3回調布市議会定例会は9月4日(木曜日)開会の予定です(議会中継は市ホームページから視聴可) 掲載情報は8月12日時点のものです