(6-2) 福祉人材の育成・確保 各種障害福祉サービスに従事する有資格者などの福祉人材の育成と確保により,サービスの拡大と質の向上を推進します。 現行計画期間の振返り ● 専門人材の育成のために,平成27年度より,調布市社会福祉協議会が設置する「調布市福祉人材育成センター」に補助を行い,福祉人材養成のための研修や相談会,普及啓発,ネットワーク形成等を図っています。あわせて,従来の障害者ホームヘルパー養成研修は,調布市福祉人材育成センターへ移行しました。 今後の課題 ◆ 福祉人材の育成 障害児・者の地域生活支援のためのホームヘルパー,通所施設,グループホーム,相談支援など多様なサービスを充実させていくためには,施設などハード面の整備だけでなく,調布市福祉人材育成センターの機能充実をはじめ,実際に支援を担う人材の確保,育成が重要です。 特に,地域からの新たな人材の掘り起し,重度知的障害,発達障害,高次脳機能障害などへの専門性の向上が課題です。 基本的方向性 ○ 「調布市福祉人材育成センター」での取組を一層充実させ,市民全体からの人材の掘り起こしを含め,障害福祉サービスに従事する資格者の育成・確保を図ります。 ○ 「調布市福祉人材育成センター」において,現に障害福祉サービス等に従事している方の専門性向上やネットワーク構築を推進し,福祉人材の定着と質の向上を図ります。 ○ 聴覚障害者のコミュニケーション支援を担う手話通訳者の育成について,当事者の意見を踏まえつつ質の向上を図ります。   事業計画 【拡充】No 1621 福祉人材育成センター 障害福祉課 事業概要 在宅の高齢者や障害者等が安心して住み慣れた地域で暮らし続けることができるような地域社会を実現に向け,市内の福祉人材の育成を推進する研修・養成拠点の整備を図り,将来にわたって福祉・介護ニーズに的確に対応できる人材を安定的に確保するため,調布市福祉人材育成センターの運営費を補助します。 今後の方向・目標 医療的ケアの対応可能なヘルパーが不足している現状があるため,そのための研修やコーディネート事業を新たに始めるなど,市民ニーズや地域課題に対応しながら調布市福祉人材育成センターの事業内容を検討しつつ,補助事業を継続します。 行動援護の利用ニーズに応えるため,新たに行動援護従事者養成研修を実施します。 No 1622 手話講習会事業 障害福祉課 事業概要 社会福祉協議会が行う手話講習会に市が補助を行います。手話の普及啓発クラス(2年),通訳者養成クラス(2年)を設けて,人材養成に努めています。また,中途障害者のための手話講習会を実施し,卒業後は互いに交流できる場のサロンを運営しています。 今後の方向・目標 引き続き手話の普及と手話通訳者の養成を行います。また,講習会の講師を担う当事者や手話通訳者と意見交換を行い,手話通訳者の質の向上を図ります ⇒見込み量「第5章 2(1)⑧ 手話奉仕員養成研修事業」 No 1623 スーパーバイザー相談(支援者向け) 障害福祉課 事業概要 精神保健福祉に関する一般相談・社会復帰相談を行う担当者に対し,利用者の病状等の把握や支援方法について,専門医及び精神保健福祉士から助言・教育等のスーパーバイズを行い,人材の育成・指導を図ります。 今後の方向・目標 専門的な視点から助言を得ることにより,支援者としての援助技術の向上を図り,精神障害者及びその家族への支援が円滑にできるように今後も事業を継続します。