(2)  バリアフリーのまちづくり 障害の有無に関わらず,誰に対してもやさしいバリアフリーのまちづくりをハード,ソフトの両面から推進します。 現行計画期間の振返り ● 「調布市バリアフリー基本構想」に基づき,平成24年度末に「調布市バリアフリー特定事業計画」を取りまとめ,こころのバリアフリーパンフレットなどを作製し啓発を行いました。平成25年度以降は,各特定事業者が特定事業計画に従ってバリアフリー整備を推進しています。(交通対策課) ● 布田駅,国領駅の駅前広場の整備においては,それぞれの駅をよく利用される視覚障害者の方と意見交換を重ねながら,視覚障害用誘導ブロックの配置を決定しました。(街づくり事業課) ● 調布駅周辺の恒久的駐輪場確保のため,平成27年度に地下駐輪場を都市計画に定め,平成28年4月事業認可を取得しています。(交通対策課) ● 平成24年3月策定の「調布市公共サイン整備方針」に基づき,飛田給駅周辺地区の公共サイン整備計画を策定し,整備しました。(交通対策課) ● 平成26年度に市職員対象にカラーバリアフリー研修を実施しました。また,小学生を対象に福祉のまちづくりで,ハード・ソフト両面のバリアフリーについての出前講座を実施しました。(福祉総務課・交通対策課) 今後の課題 ◆ バリアフリーのまちづくりの推進 駅前広場の整備により駅周辺のバリアフリー化は進んでいますが,今後も街全体や交通バリアフリーの推進のため,各事業者と協力しつつ,当事者の声も取り入れながらバリアフリー化を進めることが必要です。 基本的方向性 <誰もが住みやすいバリアフリーのまちづくり> ○ 「調布市バリアフリー基本構想」及び「調布市バリアフリー特定事業計画」などに基づき,事業者と連携しながらバリアフリー整備を推進します。 ○ 当事者との意見交換などにより障害のある方の視点を取り入れ,誰もが住みやすいと感じられるバリアフリーのまちづくりに取り組みます。 <福祉のまちづくりの推進> ○ 「調布市福祉のまちづくり条例」に基づく「福祉のまちづくり推進計画」を定め,関係部署と連携してハード・ソフト両面から福祉のまちづくりを推進します。 事業計画 <誰もが住みやすいバリアフリーのまちづくり> No 3201 交通バリアフリーの推進 交通対策課 事業概要 交通環境の一体的・重点的なバリアフリー化を図ることにより,すべての人が円滑に移動できるようにすることをめざし,「調布市バリアフリー基本構想」に基づく「調布市バリアフリー特定事業計画」を着実に実施し,交通環境のバリアフリー化に取り組んでいます。 今後の方向・目標 「調布市バリアフリー基本構想」と基本構想に基づく「調布市バリアフリー特定事業計画」は平成32年度が目標年次であり,平成33年度以降については,国が定める次期基本方針に沿った見直しが必要になることが想定されるため,平成32年度から基本構想の見直しについて検討します。 No 3202 人と環境にやさしい道路の整備 道路管理課 事業概要 高齢化社会を迎えて,バリアフリーの声が高まる中,市民が安全で快適に通行できる道路づくりを進めるため,主要幹線道路や駅周辺の歩道のバリアフリー化整備及び車道の低騒音排水性舗装整備を行っています。 今後の方向・目標 今後も高齢者や障害者にやさしい道路づくりとして,歩道の段差解消や誘導ブロックの設置などを行い,バリアフリー化を進めていきます。また,歩道の透水性舗装や低騒音排水性舗装など環境にやさしい道路づくりを行っていきます。 No 3203 駅前広場の整備 街づくり事業課 事業概要 京王線連続立体交差事業により,これまで鉄道により分断されていた市街地が一体化することから,交通結節機能の強化と広くて歩きやすい歩道の改良など,歩行者の回遊性に配慮した,活気とにぎわい,うるおいとやすらぎのある駅周辺の創出を目的としています。 今後の方向・目標 基本計画にもとづき,駅前広場の整備を推進します。 No 3204 放置自転車対策・駐輪場の整備 交通対策課 事業概要 歩行者や緊急車両等の通行の妨げになる駅周辺の放置自転車等を削減するため,放置自転車等の撤去を行います。また,恒久的な自転車等駐車場の整備を推進し,安全で快適な交通環境の整備を進めます。 今後の方向・目標 調布駅やつつじケ丘駅周辺の自転車等駐車場の整備に取り組みます。また,自転車等駐車場の整備にあわせ,放置自転車等の撤去強化を図ります。 No 3205 調布市公共サイン整備方針の策定 都市計画課 事業概要 平成27年3月に策定した「調布市公共サイン整備ガイドライン」に基づき,調布駅・布田駅・国領駅,3駅の「調布市中心市街地公共サイン整備計画」を策定。駅前広場,道路整備等の工事進捗状況に合わせてサインの設置を進めています。 平成31年9月「ラグビーワールドカップ」開催に合わせ,大会会場周辺の各内外旅行者,障害者が観やすく解り易い公共サインの新設,既存サインの盤面変更を行います。 今後の方向・目標 公共サイン未整備の市内京王線各駅【仙川駅・つつじヶ丘駅・柴崎駅・京王多摩川駅】周辺の整備計画を作成し,案内・誘導サインの整備を行います。 <福祉のまちづくりの推進> No 3206 福祉のまちづくり条例の推進 福祉総務課 事業概要 福祉のまちづくりについての基本理念に沿って,市,市民及び事業者の責務を明らかにするとともに,施設の整備及びサービスの向上を図るための施策に係る基本的事項を定め,協働してその施策を総合的かつ計画的に推進することにより,豊かで温かいまち調布の実現をめざします。 今後の方向・目標 平成29年度に改訂した推進計画にもとづき,関係部署と連携してハード・ソフト両面から福祉のまちづくりを推進します。