9月号 No.370 2020年(令和2年) 9月1日 発行/調布市北部公民館 〒182-0014調布市柴崎 2-5-18  (042)488-2698 FAX(042)488-2787 市民の暮らし講座 全3回 「日本語」について考えてみよう!  私達は毎日何の苦も無く、日本語で話したり書いたりして伝達を行っています。 この日本語は、そもそもどういう特徴があるコトバなのでしょうか。日本語について、少し立ち止まってその姿を観察してみましょう。 その結果、日々のことばとのお付き合いも、もっと親密になるかもしれません。 日程 10月13日(火曜日)尻取り遊びはなぜ面白いか―日本語のオトについて考える   10月27日(火曜日)「障がい」の表記をめぐって―日本語の単語と文字について考える 11月10日(火曜日)ら抜き言葉の行方―日本語の文法について考える 時間午後2時~4時 会場北部公民館第1、2学習室 講師荒尾(あらお) 禎秀(よしひで)氏(東京学芸大学名誉教授) 日本語、特に近代日本語の語彙について研究している。東京学芸大学、清泉女子大学、放送大学などで、 学生とともに「日本のことば」について考えてきた。著書に『ちびまる子ちゃんの語源教室』(集英社2005年)等がある。 定員12人(多数抽選) 申込み往復はがきの往信欄に、住所・氏名・電話番号を明記の上、「北部公民館 市民の暮らし講座」係へ。 締切り9月30日(水)必着 国際理解講座 全2回 パンデミック(感染爆発)下の中国・国際情勢 新型コロナウイルス感染症が拡大する中、 世界は何を考えどのように動いているのでしょうか。 中国の動きを軸に国際情勢と日本の立ち位置を考えてみます。 日程9月24日(木曜日)中国のマスク外交や米中・日中関係と国際社会の現実 10月1日(木曜日)混乱する香港情勢 時間午前10時~正午 会場 北部公民館 第1、2学習室 講師遊川(ゆかわ)和郎(かずお)氏(亜細亜大学アジア研究所教授) 昭和34年(1959年)、広島県生まれ。1978年 東京外国語大学中国語学科入学在学中、上海復旦大学留学(政府奨学金)。 卒業後、外務省専門調査員(香港総領事館、中国大使館)、シンクタンク上海事務所長等を経て北海道大学大学院准教授、教授。 2012年から現職著書(単著)に『香港 返還20年の相克』(2017、日本経済新聞出版社)、『中国を知る』(2007、2011、同)他。 定員18人(多数抽選) 申込み往復はがきの往信欄に、住所・氏名・電話番号を明記の上、「北部公民館 国際理解講座」係へ。 締切り9月13日(日曜日)必着 公民館主催事業および施設利用については、「調布市公共施設の開館・利用における感染拡大防止ガイドライン」 に示した感染防止対策を徹底して実施しております。 報告 国際理解講座 【6月16日(火曜日)、23日(火曜日)、30日(火曜日)全3回実施】 「おとなりどうし」から多文化共生を考える~コロナ禍の今だからこそ~ 壽賀(すが)一仁(かずひと)先生をお迎えして、国際理解講座(全3回)を実施しました。 第1回目には、「ベテラン外国籍調布市民の話しを聴こう!」と題して、調布市在住が長い外国籍ゲスト2名をお呼びして、 普段の生活や日本に来たばかりのころのお話し、多文化共生について感じること等たっぷりお話しを伺いました。 お二人とも常に笑顔で、聴いている私たちが楽しくなるような発表でした。お二人ともお友達が多く、生活を楽しんでいらっしゃる様子が、 お仲間の多さからうかがえました。(国際交流協会の仲間、同郷の仲間、調布で仲良くしている友達、教会関連の仲間、facebookの友達など)。 そんなお二人ですが、日本に来たばかりのころは、困ったことが多々あったといいます。 道を聴いても知らん顔され、「日本語を覚えなければ」と強く思った出来事があったそうです。今でも選挙権がないなど不便なこともあります。 第2回目には、「世界で多文化共生を考えよう!」と題し て、壽賀先生より「多文化主義」「社会的結束力」とその障害となる事柄についてお話し頂きました。 最終回では、調布市での多文化共生の取り組みを勉強するとともに、自分自身が①多文化共生に対して「取り組めていること」、 ②(今はやっていないが)「これならできそうだ!と思うこと」をできるだけポストイットに記入してもらい 自分の言葉で「何ができるのか」を考えてもらいました。  それぞれが書いたポストイットを共有する時間が持てなかったので、 講座が終わった後に有志が集い、そのポストイットを元にさらに意見交換を重ねました。今後も定期的に勉強会が出来ればと考えています。 ★多文化共生の先進国!オーストラリア政府社会福祉局が作成している「多文化共生に関する動画」情報!(講座中、全員で視聴しました。) あなたはどんなことを想いますか。 報告 平和フェスティバル 【8月1日(土曜日)実施】 講演会 知られざるインド北東部~そこに住む様々な民族と文化と複雑な現実 「平和フェスティバル」と題し、北部公民館では、6月から平和写真展と平和講演会を実施してきました。 今回は、8月1日(土曜日)に実施しました平和フェスティバル講演会「知られざるインド北東部~そこに住む様々な民族と文化と複雑な現実~」 延江(のぶえ)由美子氏の講演内容を一部ご紹介します。 インド北東部とは…?  この地域は本土とわずか2%の領域でつながっているのみで、 残り98%の領域がネパール、チベット、バングラディッシュ、そしてミャンマー境界を共にしています。 北東部には、現在8つの州があり、様々な民族が暮らし、いわゆる「インド文化」とは違った特色、独特の文化を持つ地域です。 豊かで美しい自然に恵まれる一方で、政情不安、貧困ゆえの治安悪化、民族紛争、医療の不足、教育の不備など、多くの課題が尽きない地域です。 SDGsとの関わり…?  延江氏は、インド北東部で、医療によって人々に奉仕することを目的につくられたメディカルミッションシスターズに 日本人で唯一所属しています。そこでの活動はまさに国連で採択されたSDGsの目標に向かう活動そのもの。 人種・民族・言葉・宗教・性別・年齢…様々な違いから生ずる境界を越えて、多様な人々が幸せに生きられる世界に向かって、 医療に限らず、幅広く人道支援を行っています。 延江氏がこの平和フェスティバルで伝えたかった 想いとは? 延江氏の活動するインド北東部では、多様な民族が住み、それぞれが違った歴史、生活様式、言語、文化を形成しています。 そんな中で活動していると、これから世界が歩むべき道は、多文化共生の社会しかないのだと強く感じると延江氏は言います。 「多文化共生の道」は容易に進める道ではありません。ただそうであっても、私たちはできることからその道を模索するほかないと考えています。 広大な自然の中に田畑を耕し、自然に溶け込み生きる。人と人とがしっかりと顔を向き合い、共同体となって助け合い生きる。 延江氏がインド北東部の人々の素朴な、満足気な表情をフィルムに収めた背景には、彼らに対する多大な敬意と共に、 「私たちはこれからどういう未来を描くのか」「そのためにどう行動するのか」という大きな問いを与えられているように感じます。 【展示前期:6月27日(土曜日)~7月16日(木曜日)後期:7月18日(土曜日)~8月8月(土曜日)実施】 写真展行雲流水~インド北東部への旅~ 延江氏のお写真をお借りして実施した【平和写真展】では、 <前編>と<後編>で写真を総入れ替え!!展示替えではボランティアのみなさんにご協力を頂きました! ボランティアの皆さんの感想の一部をご紹介します。 *展示を見ながら作業を楽しむことができました!延江さんに直接お話しを伺えたことも貴重な経験でした。(Yさん) *展示をする作業を通して写真の中の人たちと深く関われた気がします。いろいろお話しが聴けて現地に行ってみたいなぁと思いました。(Nさん) *ボランティアとして展示替えに参加しました。「写真を楽しむ!」というより作業の大変さを感じましたが、良き経験になりました。(Kさん) みなさんと一緒に作り上げた写真展となりました!ご協力ありがとうございました! (延江氏&担当職員より) 北の杜ギャラリー 絵手紙花の会「もみじ」 作品展 展示期間 9月1日(火曜日)~13日(日曜日) 午前9時~午後5時(初日は正午から) 北部公民館で活動している新しい絵手紙サークルです。楽しく活動しております。初心者大歓迎です。 活動日毎月第3(火曜日)午前10時~正午   会場北部公民館 学習室 令和2年度 北部地域文化祭実行委員会 今年のテーマ 未来(あす)にはばたけ北の杜 実行委員長 丸山義朗(絵手紙花の会椿) 副実行委員長(展示)小堀佐知子(絵手紙花の会秋桜) 副実行委員長(発表)北原寿恵子(JVゴスペルクワイヤ) 会計佐藤絵美子・道家聖子(アロハアウイナラ) 会計監査・書記谷津田輝雄(北の杜木の花会日本画デッサンサークル) 広報写真キルナー琴乃・松本正孝(ハッピーグルーヴ) 飾りつけ松井アイ子(つるし飾り和) 8月8日(土曜日)に第2回文化祭実行委員会を開き、 19団体が集まりました。展示では絵手紙、日本画・デッサン、陶芸、油彩画、つるし飾りなど、 発表は朗読、体操などの他、紙芝居やコーラスやウクレレなどのDVD映像コンサートを行う予定です。 その他、イベントを企画しております。安全・安心な文化祭を実施するためにどうすれば良いか、委員の皆さんで話し合って準備を進めております。 公民館運営審議会だより 令和2年6月30日、令和2年調布市公民館運営審議会第2回及び第3回定例会が、東部公民館において開催されました。 (新型コロナウイルスの影響で延期となっていた第2回定例会と第3回定例会の併合開催。出席委員9人、傍聴者2人)。 初めに、第2回定例会では、事務局から令和2年4月1日付けの公民館職員の人事異動の内容と各公民館の職員の配置状況について報告がありました。 近年、公民館長が短期間で異動していることを受け、委員長から「より良い公民館活動のために、短期の異動はできる限り行わないでほしい。」 との要望がありました。次に、事務局から、新型コロナウイルス感染拡大に伴う対応として、令和2年2月22日から5月31日まで事業を順次中止し、 3月28日から5月31日まで臨時休館したとの報告がありました。 委員からは、「三密を避けるため、郵送等でも施設使用申請書を受理してもらえるようになっているが、便利で良い方法なので今後も継続してほしい。」 との要望がありました。このほか、事務局から、令和2年1月分から3月分まで及び令和元年度分の使用状況報告並びに事業報告があり、 質疑応答がなされました。  続いて、第3回定例会では、令和2年4月分と5月分の使用状況報告及び事業報告について一括報告がありました。 新型コロナウイルス感染拡大防止のための臨時休館中の実績報告となりました。次に、審議事項として、公民館利用団体登録(更新)について、 東部公民館から30団体、西部公民館から33団体、北部公民館から25団体の登録(更新)案件が提出されました。 高齢化などの要因により会員数が減少している団体もあることから、「会員増に向けて公民館の幅広い支援をお願いしたい。」との意見を附し、 全団体を登録(更新)団体として承認しました。(丸橋 和彦) お知らせ 11月分の会場申込み  午前・午後区分の会場使用申込みは、密集を避けるため、申請書の郵送などによる事前提出の方法になります。 実施手順と申請書は、事前に各サークルへ送付します。案内が未着のサークル、新規申込団体はお問合せください。 午前・午後区分は9月8日(火曜日)午前9時到着分まで有効、夜間区分は同日午後6時30分到着分まで有効とします。 使用希望が重複した場合は、職員が抽選を行い、利用団体を決定します。