北の杜通信9月号 No.382 2021年(令和3年) 9月1日 発行 調布市北部公民館 北の杜ギャラリー平和写真展 見えないアジアの子どもたち -紛争・逆境を超えて Children of Invisible Asia〜Overcoming War and Adversity  アジアにはほとんど報道されることのない紛争地がいくつもあります 世界に振り向かれることもないまま戦禍に苦しむ人びと。過酷な環境を懸命に生き抜く子どもたち。そこに暮らす人びとの姿を通して、 平和について考えます。 出展者: 南風島(はえじま) 渉(わたる)氏(報道写真記者) 通信社写真部勤務を経て、フリー。 スリランカ、東ティモール、ナガランドなど、おもにアジアの紛争地や人権問題などを取材。著書に「いつかロロサエの森で 東ティモール・ゼロからの出発」(コモンズ)など。 展示期間 9月23日(木曜日祝日)から10月24日日曜日 ※月曜休館です。 時間午前9時から午後5時  会場北部公民館1階北の杜ギャラリー 親子ふれあい教室 1歳から親子でトライ!ストレッチ&リズム運動 ストレッチで体をほぐし、体をぐーん! と大きく使って親子で体操します。 楽しい時間をみんなで過ごしましょう! 日程・9月30日木曜日・10月7日木曜日・10月21日木曜日・11月11日木曜日 時間午前10時30分から11時30分 対象1歳から3歳の子どもと保護者 講師三河谷(みかわたに) 弥生(やよい)氏(ヨガ、ダンス講師) 定員申込み順8組 申込み9月7日火曜日午前10時から 北部公民館へ電話か窓口にてお申込みください。 持ちもの: バスタオル、 のみもの 報告 ・5月25日火曜日、6月9日水曜日、22日火曜日、7月6日火曜日 全4回実施、講師:壽賀一仁氏・ 国際理解講座 身近なひとと一緒にはじめる多文化共生Vol.2  今回の講座では、北部公民館成人学級「マルチカルチュラルスタディグループ(略称:MSG)」 も参加して学びを深めました。以下、講座の様子等をレポートしていただきました。 第1回目:5月25日火曜日 コロナ禍によって、調布市ではこれまで接点のなかった多くの外国の方が相談に来られたということで、 社会福祉協議会の地域福祉コーディネーターがその時の事例を紹介しました。 想像してみて下さい。母国語でない言語(漢字と片仮名、平仮名交じりの文章)で、「一時的な資金の緊急貸付」の申請書が届いた外国籍の方々。 それを読み理解するのも、記入するのも、膨大な時間がかかる…結局申請できない…。そのサポートをしたお話し等、具体的な事例のお話しがありました。 第2回目:6月9日水曜日 イラン出身のバラリ氏から「イランの自慢の遺跡や食べ物、そして地域とのかかわりについて」のお話をいただきました。 印象的だったのは、過去に住んでいた市では、地域に友達が1人もできなかったが、調布市に来て友達がたくさんでき、自分の居場所が出来たと感じていることです。 ヒジャーブ(スカーフ)について話すバラリ氏 第3回目:6月22日火曜日 ニンファ氏は1982年、トゥンガ氏は1987年に来日され、電気通信大学を卒業され (お二人とも工学博士)、日本企業に長くお勤めされて退職されたところ。お二人のとても仲の良い間柄が伝わってきました。 名古屋出入国在留管理局の施設収容中に死亡したスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさんについても触れました。 (左)ニンファ氏・(右)トゥンガ氏 第4回目:7月6日火曜日 ベネズエラのジャネット氏からベネズエラの魅力についてお話いただきました。 ベネズエラは、スペイン語を話し、みんな明るく、何とかなるという楽天的な生き方をしている人が多いとのこと。 講座では、ベネズエラのダンスが紹介され、ウーノ、ドス、ウーノ、ドス、トゥレス、クワトロの掛け声で、会場にいる参加者と共に楽しくダンス♪ そして、ゲーム♪心地よい異文化を存分に体験しました。 カカオ豆について語るジャネット氏 大事なのは“Bridge to self-navigate” ―外国籍の方々が「自分で動けるようになるための橋渡し役」が必要だということ。(講師 壽賀先生より) そのために自分たちには何ができるだろうか…今後も考えていきたい。 (文章:成人学級MSG副代表 髙橋千代司) 報告 ・6月5日土曜日実施、講師:関森道子氏・ 文化教室 農家さんのぬか漬け教室 ・参加者の声・ 関森さんのぬか床の香りが良くて驚いた。これを混ぜたぬか床を作れて嬉しい。大切にしたい。 地元の直売所を調べて、新鮮な野菜を漬けて食べたい。 ・6月19日土曜日実施、講師:関森道子氏・ 文化教室 調布産ラベンダースティック作り ・参加者の声・ もともとラベンダーが好きで育てていたが、今回のラベンダーは香りが強く、良い意味で今までのラベンダーと質が違うと思いました。 細かいことをしましたが楽しかったです。(中1女子) ・4月23日金曜日、6月18日金曜日、7月2日金曜日全3回実施、講師:町田明広氏・ 歴史講座 渋沢栄一と徳川慶喜 ・参加者の声・ 歴史は細部が積み重なって動いていくのですね。講師の話しが明晰でわかりやすかった。 栄一と慶喜の背景を知ったことにより彼らの気持ちが少し解った様な気がします。 大河ドラマ「青天を衝け」に合わせて 2人の人物について詳細に解説いただきました。 ・6月4日金曜日、11日金曜日、18日金曜日全3回実施、講師:斎藤陽一氏・ 芸術鑑賞講座 国宝『源氏物語絵巻』を読み解く ・参加者の声・ 絵巻を見るだけではわからない説明や、そこに隠れている何かを見届ける講師のコメントがとても良かった。 ・6月17日木曜日、7月1日木曜日全2回実施、講師:吉村周子氏・ 文化教室 えんぴつ1本でスケッチ入門 事業日程を延期しての実施でしたが、参加者の皆さんは精力的にスケッチをされていて、1冊のスケッチブックにたくさん作品を描いてきた方もいました。 教室終了後、公民館の絵画サークルに加わり学びを継続されています。 終了後、任意参加で小さな作品展をギャラリーで実施しました。 ・7月3日土曜日、4日日曜日全2回実施、講師:上ノ原まちづくりの会運営委員・ 北の杜講座 みんなで盆踊り体験 和太鼓伴奏が入ると、踊りもヒートアップしました♪ ・参加者の声・ 2年前の公民館の盆踊り体験会に参加して、上ノ原小で踊らせていただき、とっても楽しくて、また参加したいと思っていた。 上ノ原小での盆踊り大会は今年も中止とのことだが、この場で盆踊り気分を味あわせていただき、感謝です。 ・7月3日土曜日実施、講師:関森道子氏・ 青少年体験教室 ゆかた着付け教室 ・参加者の声・ ゆかたや和服の模様(デザイン)が美しいと前から思っていて、自分で着られるようになりたいと思って参加しました。 せっかく覚えたから浴衣を着られるタイミングがあれば着たい。(中2女子) ・6月20日日曜日実施、講師:廣瀬隆人氏(写真左)、星野工氏(写真右)・ 文化講演会 アイヌの魅力と私たちの人権感覚 廣瀬氏からは、「アイヌの人々」と聞くと、「こんな人たちだろうな」とひとくくりにしがちですが、多様な人々がいることを理解する 必要があること、またそれらを「学ぶ」ことが、人権を尊重する上で大事なことであることが語られました。 また星野氏からは「アイヌ」ということで受けた差別を取り巻く家族とのやり取り等が語られ「アイヌである」ということに 誇りをもって生きる姿を見ることが出来ました。 ・参加者の声・ 「アイヌ文化を学ぶということは、日本文化の豊かさを知ることだ」という言葉が印象に残りました。 アイヌの人たちの文化や暮らしは、現代の私たちが自然環境を大切にしながら共生して、精神的に豊かに生きていくためのヒントや お手本がたくさん詰まっていると思いました。 公民館運営審議会だより  令和3年調布市公民館運営審議会第3回定例会が、6月29日に東部公民館において開催されました。 (出席委員9人、傍聴者3人) 報告事項では、はじめに市議会選出の公民館運営審議会委員から辞任届が提出され、 後任については第31期委員として7月1日に委嘱が行われることが報告されました。 続いて、東部公民館副館長から令和3年4月及び5月分の各公民館利用状況について説明がありました。 この期間は、各館とも緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置に伴い施設貸出が一部停止されていたこと、 登録団体の活動自粛、講座・教室の中止等の影響があった中での利用実績でしたが、対前年同月比では、 前年が緊急事態宣言下による休館となっていたことから皆増という内容でした。 次に、各公民館長から令和3年4月及び5月分の事業報告について説明がありました。 これに対し、委員より例年4月から5月に実施されていた青少年対象のプログラムが東部、西部公民館で行われていない理由や、 コロナの影響により日程変更等を余儀なくされた事業の状況などに関する質問が出されました。 また、「コロナ禍で公民館専門員が果たす役割が素晴らしく、その重要性を認識した。 今後も専門員と市民との関わりやそこから得られる情報を活用した事業を継続してほしい。」という意見がありました。 最後に、今回の定例会をもって第30期の委員の任期が終了することから、各委員よりこれまでの活動を振り返るとともに、 今後の公民館事業に対する要望や公民館運営審議会に寄せる言葉が述べられ閉会となりました。 (小西 健博) 北の杜ギャラリー で児童館・学童・ユーフォー 合同展覧会 市内15施設で子ども達が作成した作品等を展示します。 展示期間 9月3日金曜日から12日日曜日 午前9時から午後5時※月曜日休館 お知らせ 11月分の会場申込み  会場使用申込みは、申請書の郵送などによる事前提出の方法となっています。 実施手順と申請書は、事前に各サークルへ送付します。案内が未着のサークル、新規申込団体はお問合せください。 午前・午後区分は9月7日火曜日午前9時到着分まで有効、夜間区分は同日午後6時30分到着分まで有効となります。 使用希望が重複した場合は、職員が抽選を行い、利用団体を決定します。