調布駅前広場の整備に関する説明会 日時:平成31年1月17日(木)午後7時から 場所:調布市グリーンホール 小ホール (司会) 皆様,こんばんは。定刻となりましたので,「調布駅前広場の整備に関する説明会」を開催させていただきます。 本日は,お忙しい中御参加をいただきまして,誠にありがとうございます。 私は,本日の司会を担当します,調布市都市整備部街づくり事業課の鈴木と申します。よろしくお願いいたします。 なお,本日の説明会でございますが,説明会を2部構成としております。第1部は「調布駅前広場のこれまでの経緯及び今後の予定について」としまして,市長の長友より御説明させていただきます。第2部は「平成30年度に着手する道路工事及び上屋工事について」として,調布駅前広場の北側ロータリーの工事等について担当より御説明させていただきます。 第1部の終了時刻は最大1時間として進めさせていただき,第1部終了後,市長,副市長は退席をさせていただきます。 休憩5分をはさみまして,第2部の工事説明会は,会場の都合により終了時間を午後8時30分の予定としておりますので,皆様の御協力をどうぞよろしくお願いいたします。 なお,本日の説明会の中で,1点お願いがありますので,御協力ください。本説明会の記録作成のため,内容の録音と写真撮影を行います。写真撮影は,お顔が写らない程度に会場の後方から撮らせていただきますので,御理解ください。 では,続きまして,本日お配りした資料の確認をさせていただきます。お配りした資料は,こちらの「調布駅前広場の整備に関する説明会」のパワーポイントを印刷したもの(A4カラー両面刷りの11ページ)でございます。あわせて本日の何か御質問があった場合のアンケート用紙も同時に配らせていただきましたのでよろしくお願いいたします。皆様,資料の方はお持ちでしょうか。お持ちでない方,挙手いただければ担当の者がお渡しに参ります。 それでは,資料もお揃いのようですので,説明会の開催にあたりまして,まず始めに出席者の紹介をさせていただきます。 市長の       長友でございます。 副市長の      荒井でございます。 都市整備部長の   八田でございます。 都市整備部参事の  江田でございます。 都市整備部次長の  代田でございます。 街づくり事業課長の 河野でございます。 交通対策課長の   齊藤でございます。 このほか,関係職員が控えております。 どうぞ,よろしくお願いいたします。 【第1部】 (司会) それでは,調布駅前広場の整備に関する説明会を始めさせていただきます。 まず,調布市長の長友より,御挨拶ならびに調布駅前広場のこれまでの経緯について御説明させていただきます。 (市長) 皆様,こんばんは。長友でございます。 明けましておめでとうございます。 たいへんお寒い中また一日のお忙しい仕事の後という方もいらっしゃろうかと思います。ありがとうございます,御参集いただきまして。 私からこの広場のことについてはここ何年かいろいろな方から御意見を伺って参りました。現状について,御説明申し上げたいということで出席をさせていただきますのでよろしくお願いを申し上げます。 今,動議みたいなものもありましたけれども,私,今日に限らないんですがこの1月極めて繁忙度高く今日も用務が終わっておりません。 それからそれについては差し控えさせていただきます,どこで何をということは。ただ用務が終わりませんので一定の時間になれば申し訳ありませんが退室させていただかなければなりません。このことはどうか御理解ください。 座らせていただきます。 京王線の地下化,平成24年8月でございますね。御記憶かと思います。早いもので6年半がやがて経過しようとしています。この間ありがとうございます。いろいろと御協力いただきまして,再開発事業や区画整理事業の完了,布田・国領駅前広場の完成・周辺道路整備,進んできております。トリエ京王調布3館の開業等,目に見えるかたちで周辺街づくりが進捗してきております。 調布駅前広場につきましては,市民の利便性向上につながる交通結節機能の充実を目指し,平成26年に事業着手し,北側のロータリーから順次,段階的な整備を進めているところです。 一方,調布駅周辺の駐輪場につきましては,逼迫する駐輪需要への対応と安定的な運営のための恒久化を図るため,駅周辺の駐輪場の立体化や,鉄道敷地への新たな駐輪場整備等を行ってきましたが,限られた空間での整備に限界があり,それでも不足する約1,900台分につきまして,駅前広場南側の地下に,駐輪場を整備することとし,平成27年11月に都市計画決定,平成28年4月に事業認可を取得して参りました。 このような中,調布駅前広場内の既存樹木の取扱いについて,市民の皆様から保存すべきとの声をいただき,市としましてもできうる限りの対応を検討し,記念樹的な樹木を現位置で保全して,かつ地下駐輪場を整備する方法を検討して参りました。 その間の検討事項について昨年の3月以降については後程分かりやすく簡潔に説明をさせていただきます。記念樹的な樹木を現位置に残しながら工事を行うことは物理的には可能でありますが,多額の費用と時間をかけても,樹木への影響は大きく,樹木の保全は困難であり,記念樹的な樹木を仮移植する方法も考えましたが,現位置に保全するためには,2回移植が必要であり,特にウメは老木で移植に耐えることが難しいことから,現実的でないとの判断に至りました。 そこで,記念樹的な樹木の範囲を地下駐輪場の事業範囲から除く,すなわち,地下躯体を樹木の下に造らない方法も考えましたが,この方法では,樹木を現位置に保全することは可能ではありますが,都市計画変更が必要となり,都市計画変更には年単位での期間が必要となることから,地下駐輪場の完成が年単位で遅れ,結果として駅前広場整備も遅れることとなり,事業進捗に大きな影響が生じることが明らかとなりました。 そもそも,地下駐輪場は,駅前広場スケジュールに影響を与えない範囲で整備する前提で進められているものであり,調布駅付近の京王線の連続立体交差事業による地下化から早6年余が経過し,早期の連続立体交差事業の事業効果発揮のためにも,交通結節機能の充実を目指して,連続立体交差事業と一番密接に関連している駅前広場を早く整備し,市民の皆様の利便性向上を図る必要があります。 市民の皆様から,早期に駅前広場を完成させ,市民が集う広場とともに交通結節機能の向上を望む声を多々いただいており,これ以上,駅前広場整備を遅らせないためにも,都市計画変更して地下駐輪場整備を進めることは困難であり,誠に遺憾でありますが,地下駐輪場計画を見直し,駅前広場整備を進めて参りたいと考えております。 すなわち,駐輪場につきましては,駅前広場の地下に造るのではなく,駅周辺で,借地させていただいている駐輪場の恒久化も視野に,地下駐輪場の代替施設の確保に努めるとともに,駅前広場整備につきましては,これまでの計画どおり,2023年度のロータリー部の築造完成,2025年度に広場空間である歩行空間も含めた全体の完成を目指して参ります。 なお,市内の駐輪場につきましては,この間,駐輪場の有料化等が進んできていることから,代替施設の調査・検討に合わせて,現時点での駐輪台数を把握するため,駐輪台数等の現況調査を実施して参ります。 また,駅前広場の南側において,地下駐輪場工事に伴い,現在,仮囲いをしている部分につきましては,先月12月から開放に向けた暫定整備を進めており,今年4月を目途に仮囲いを開放し,市民の暫定的な利活用,及び,2019年のラグビーワールドカップや2020年のオリンピック・パラリンピックにおいてファンゾーン等として活用し,2020年のオリンピック・パラリンピック終了後は,計画どおり,駅前広場整備を進めるため,暫定開放していた部分を閉鎖し,駅前広場整備を進めていく予定です。 最後に,今後の駅前広場整備につきましては,市民参加を図りながら,これまで検討してきた駅前広場等に関する諸計画を踏まえ,昨今の社会情勢や周辺環境の変化,その後の中長期的な街づくりを見据えた整備を進めて参りたいと考えております。 今後も,市民の皆様と協働を図りながら,皆様に愛される調布駅前広場整備を進めて参りますので,御理解・御協力をお願いいたしまして,簡単ではございますが,私の挨拶とさせていただきます。 (司会) 続きまして,担当より簡潔に「調布駅前広場のこれまでの経緯及び今後の予定について」について御説明させていただきます。 その後,皆様との意見交換に移らせていただきたいと思います。なお,説明時間はおおむね5分程度,その後,質疑応答を予定しております。 これより,正面のスクリーンで担当より御説明をさせていただきますので,スクリーンをご覧ください。 (説明) 先程,市長から説明させていただいた内容と重複する部分もあるかとは思いますが,簡潔に説明させていただきたいと思いますので,よろしくお願いします。 調布駅南地下自転車駐車場については,駅周辺土地の公有地化の目途が立たなかったことから,駅前広場整備スケジュールに影響を与えない範囲で,駅前広場南側の地下に約1,900台分の自転車駐車場を整備することとし,平成27年11月に都市計画決定をし,平成28年4月に事業認可を取得しました。 その後,市民から駅前広場の樹木を保全してほしいとの声があり,記念樹的な樹木について,現位置での保全を前提として検討を進めていくこととしました。 このため,地下駐輪場整備範囲内にある記念樹的な既存樹木4本を現位置に保全しながら,当初計画のとおり地下駐輪場を整備するための工法検討をするなどの修正設計を実施いたしました。 この図は,工法検討した一例です。 既存樹木4本は,地下駐輪場の地下躯体の上に位置しているとともに,市と民間の土地境界付近に位置しております。このような状況の中,樹木の保全と計画どおりの地下躯体築造の両立を図る工法検討を行いました。 この図の案では樹木の下を薬液で固めてその中を掘る方法ですが,薬液による樹木への悪影響の可能性が高く,薬液の影響が民地に及ぶ恐れ等があります。 これ以外に他の案も考えましたが,多額の費用と期間をかけても樹木への影響は大きく,樹木の保全と計画どおりの地下躯体築造の両立は困難と言わざるを得ません。 このため,樹木の下に駐輪場の躯体を造らないことも考えましたが,その場合は都市計画変更が必要で,その手続きに年単位の期間が必要となることから,地下駐輪場の完成が年単位で遅れ,結果として,駅前広場整備も遅れることとなります。 これらのことから,既存樹木4本を現位置に保全し,駅前広場整備を計画どおり進めていくためには,地下駐輪場の計画を見直さざるを得ないという結論に至りました。このため,駅前広場の地下に駐輪場を造るのではなく,現在借地させていただいている駐輪場の恒久化も視野に,駅周辺で地下駐輪場の代替施設の確保に努めて参ります。 なお,見直しに当たっては,駐輪場の有料化等が進んできていることから,現時点での各駅周辺の駐輪台数を把握するため,駅周辺の駐輪台数等の現況調査を実施し,その結果を参考に検討して参ります。 続きまして ,調布駅周辺,中心市街地のまちづくりの全体イメージ,スケジュール案を御説明します。 少し見にくいかもしれませんが全体イメージをご覧ください。 平成26年(2014年)度から平成37年(2025年)度までの中心市街地のスケジュールとなっています。 大きな一段目が,調布駅前広場となっています。 二段目が,自転車駐車場,次の段が,調布駅周辺の区画道路となっています。 その次の段が,都市計画道路,調布3・4・28号線蓮慶寺通り,調布7・5・1号線市役所前通りです。 一番下の段が,鉄道敷地のスケジュールとなっています。 なお,この表につきましては,平成31年1月現在のスケジュール案となっておりますので,今後,基本計画などの諸調整により,変更する可能性があります。 具体的に御説明します。 調布駅前広場については,北側ロータリーの工事を平成27年度から順次実施しています。 平成30年度は,この後の第2部の工事説明会で具体的に御説明させていただきます。 南側ロータリー側については,今年の4月までに暫定開放する予定です。 南側ロータリーの整備については,平成32年(2020年)度までに詳細設計を実施し,平成33年(2021年)から順次整備を実施していく予定であり,平成35年(2023年)度までにはロータリー部分の街築及び上屋工事が完成する予定としています。 続いて,環境空間である広場機能についてですが,平成31年(2019年)度の秋ごろまで,市民の皆様の利便性向上を図るため,トリエ京王調布の開業など周辺環境の変化や,事業実施段階における諸課題への対応なども含めて,最終案として取りまとめるべく,適時適切に市民参加を実践しながら,協議・調整を進めていく予定です。 その後,平成32年(2020年)度には環境空間である広場機能の実施設計を実施します。 実施設計後,平成33年(2021年)から北側ロータリーや北側駅前広場の歩道部分の舗装や広場空間の整備を実施していきます。 南側駅前広場については,南側ロータリーの街きょ及び上屋工事が完了した後,平成36年(2024年)度から,順次,歩道部分の舗装や大屋根,公共施設棟を整備していく予定です。 調布駅前広場については,平成37年(2025年)度末を目途として整備をしていく予定です。 具体的な今後の整備に向けた検討については,今まで市民参加を図りながら検討してきた駅前広場等に関する諸計画を踏まえ,社会情勢や周辺環境の変化,2019・2020国際スポーツイベントの開催,その先の中長期的な街づくりを見据えた整備を行っていきます。 そのため,2020年度に駅前広場機能の詳細設計実施に向けて,2019年度に駅前広場機能の再確認・再検証を実施していきます。 併せて,広場機能の利活用を踏まえた駅前広場機能とするため,市民へ広く情報提供を図りながら検討を行っていく予定としています。 続きまして,暫定開放についてです。 調布駅南地下駐輪場の計画見直しに伴い,広場南側の仮囲いの範囲について,平成32年(2020年)度のオリンピック・パラリンピックが終了後まで,暫定開放を実施していきます。 開放については,現在工事中ですが,今年4月までには仮囲いを撤去して,図に示しているように,ピンク色の部分を歩行空間・イベント空間として,開放していく予定です。 なお,暫定開放する部分については,今後の駅前広場の利活用を見据えて,花いっぱい運動や緑化などを含め,おもてなし空間の取組もしていきたいと考えています。 (司会) それでは,これから質疑の時間とさせていただきます。 質疑応答の際に,係の者がマイクをお持ちいたしますので,御発言の際,冒頭で,お住まいの町名とお名前をお願いいたします。 後日,議事録を作成する際,議事録には,お名前は記載いたしません。 また,なるべく多くの方からの御発言をいただきたいと思いますので,御発言のほうはなるべく簡潔におまとめいただければ助かります。お1人2,3分程度でまとめていただければ大変助かります。 誠に恐縮ではございますが,御発言の際には,挙手をお願いいたします。 それでは,よろしくお願いいたします。 (染地 ○○さん) この会の始まる前に,駅前の樹木があれだけあったのがこのように殺風景になってしまって,伐られてしまったことへの行政側の謝罪がないというのはおかしいと思います。 まず最初にこんなにも無残に伐られてしまったことへの謝罪が第一報あるべきだと思います。 (司会) ありがとうございます。駅前の樹木の件についての御質問ということです。よろしくお願いいたします。 (市長) ありがとうございました。いろいろな思いをこの場に臨まれた方もお持ちだと思います。私どもは以前からも申し上げております,強弁するつもりはございませんけれども,やはり伐らざるを得ないという方針を決めてこの任にあたって参りました。それが何十年も経た広場の在り方ということで強い反発をお持ちの方もおられる,十分,もちろん承知をしております。ただしかし,駐輪場を造らないということと,あの樹木は残ったかということは実は別問題でございまして,これからロータリーを整備していく,それから歩行空間を確保していく中では,やはり同じだけ伐採をしなければいけなかったということであります。そもそも伐採について方針がおかしいと言われる皆様方にはそのような意見は以前からいただいておりますので,そこは私どもの総合的な判断の中でその道を取らせていただいたということに尽きると,そのように思っております。 (司会) ありがとうございます。次に御質問のある方いらっしゃるでしょうか。 (布田 ○○さん) 伐らなければならなかったとおっしゃいますけれど,時期の問題もあったと思います。実際私たちは工事が決まるまで,決定するまで伐らないでくれということを市長室まで伺ってお願いしました。でもその時に市長は自分の責任でとおっしゃって,それで伐られたわけですね。その結果このすごい暑かった夏,広場はものすごく暑くなってヨシズを張らなければいけなくなったという,そんなこともあったわけですね。ですからどうせ伐らなければならなかったからいつ切っても同じだということはないと思います。 今,地下駐輪場は中止になったのは,樹木を残すことが困難だったからだという御説明でしたがグリーンホールの階段を下から支えなければならないという大きな工事がありましたよね。そのことについてはどうだったんでしょうか。 (司会) ありがとうございます。 (交通対策課長) グリーンホールの階段につきましてはちょうどこの真正面になりますが,もともと地下駐輪場の計画を立てた時にお話あったように階段を下から受けて工事をするということでこれは樹木の問題とは別の話として,もともと受けて工事をするということでしたので,これが何か今回の判断に影響があったかというとそういうことではなくて,もともと階段を残したまま地下駐輪場を造るということで進めたということでございます。以上です。 (司会) 次に御質問のある方いらっしゃいますでしょうか。 (上石原 ○○さん) たまたま質問されたグリーンホールの階段の件,以前の説明会でも発言させていただきましたけれども,今回地下駐輪場がなくなってですね,あそこの階段が下から支える工事だとかが可能になるということで,私はあの階段が残れば今までの1,300のキャパで存続できるというような理解だったんですけれど,都市計画が変えることができないだとかいうことだったんですけれども,道路指定になるということで階段が残すことができないという説明もあったんですけれども,今までは検討の中でグリーンホールの残し方,今後の在り方については検討するという非常に可能性のあるような回答を言われてきてグリーンホールの改修についても市民の皆さんの意見を聞きながら進めるということだったんですけれども,今話を聞いてみると階段撤去ありきで進んでいるようでグリーンホールは駅前広場を整備するためにはどうしても今のキャパのものはなくさなければいけないんだというようなニュアンスに聞こえるんですけれども,ちょっとそれは非常に活用している市民にとっては非常に心配なことなんですけれども,その点の説明をお願いしたいと思います。 (司会) グリーンホールの今後の在り方について御説明をということでお願いいたします。 (都市整備部長) 都市整備部長,八田でございます。 今いただきました○○さんからの内容に関しては,グリーンホールに関してこの間,議会でも同様に御答弁させていただいておりますが,当初外の階段に関しては平成35年度までに除却という計画を御説明をした段階もありました。その後施設の有効性を含めてなお継続利用できるようなかたちでなお検討を重ねております。今後10年以内の更新を視野に入れて今検討中でありますので平成31年度,2019年度中にその方向性を定めていきたいと思っております。現在継続使用できるようなかたちで,当面存続できるようなかたちで検討をしている内容であります。 (市長) 今の御質問は極めて多くの市民,また団体の方から実はいただいております。 一言申し上げます。今,八田が申し上げたとおりですが今現在早く撤去するということを前提に考えているということはございません。 それは私から申し上げたいと思います。 (司会) 御質問のある方。 (国領町 ○○さん) これは調布市にとって大きな方針変換だったことだと思います。よく決断されたなと思います。私たち樹木を伐らないでという運動をやりつつ,地下駐輪場は必要ないんじゃないのという働きかけをしてきた者にとって大変喜ばしい結果になりました。 私たちの方で今日の説明会に向けて,あらかじめ要望書を出しました。大きな19億とも16億ともいわれる巨額な予算を使う大事業,これの大転換だったわけですがこのことである程度進めてきたことで予算執行した額はどれくらいですかとお聞きしてありました。それは要望書の回答でメールでいただいているんですがやはり皆さん市民の方,大なり小なりの税金を払っていますので,この場でも発表していただきたいと思います。これは事前に部長に言っておくべきでした。そちらから発表していただきたかったと思います。 それで肝心の質問の点なんですけれどもこのパワーポイントの9ページに今後の整備に向けた検討についてとあります。四角いテキスト右下の一番下に市民検討会とある,つまり市民参加の内容の中にオープンハウス,ワークショップ,アンケート調査,市民検討会,専門家を交えた意見交換とあります。 市民参加の内容ということでは私たち意見交換をさせていただく中で,よく部の方も場は設けていただきました。既にできた計画は岩盤のようでしたね。 それをですね,私たちの意見も反映させられないかと研究しましたところ,2004年,平成16年に策定した市民参加プログラムというのがありました。その中には資料編の3には大規模な,市民参加プログラムというものが何のためにつくられたかというと,市民参加の手続きについて決めておこうというために策定されたわけですね。今も生きているものだと思います 。この市民参加プログラムにのって例えば市民検討会というものを位置付けていただけたらなと思います。これには大規模な公共事業について計画の策定,及び運営に関する方針の決定,または変更,こういうことも市民を交えて一緒にやっていこうよという態度が示されているとても素晴らしい策定だったと思うんです。まだ生きていると思います。この市民検討会をそういう性質のものに,そういう枠組みの中でつくっていただけたらなと思います。 (市長) ○○さんがおっしゃったような既存の枠組みで大事にしていかなくてはいけないと思うことについては尊重していきたいと思っております。あとは具体論になると思います。これからこの方針を今日皆様に,お示しした上で中身の具体化にかかって参りますから。ただ私どもの基本方針として尊重しなければいけないものについては市の取組としてそのように考えて参りたいとそう思っております。 (交通対策課長) 1点目の御質問の回答です。地下駐輪場については設計をしたり,先程御説明をした工法検討をしたりということで費用を執行しております。 まず基本的に当初計画ですね。当初計画の設計でだいたい4,800万円くらい,その後の工法検討修正設計等で2,400万円くらいで約8,000万円くらい設計等の委託で使用しています。それ以外にもともと2階建ての駐輪場があったと思うんですけれどもこれの撤去,3階建てですね。これの撤去をした費用ですとか,工事にかかった費用が約7,000万くらいあります。またこれは地下駐輪場があるなしに関わらず,駅前広場の整備にいずれ撤去しなくてはいけないということになりますので,これまでかかった費用というのはそのくらいと御理解いただければと思います。以上です。 (司会) 他に御質問のある方いらっしゃいますか。 (小島町 ○○さん) 今回市長の決断で駐輪場がなくなったというのは大変敬意を表します。 これだけタイトなスケジュールで決まってしまって,今更という話なんですけれども,私はですね,今度の広場というのは交通広場みたいに人が,そういったことから離れた計画じゃないかと。1つの提案なんですけれども,この14ページにありますけれども,この8という交通広場があります。南側の方にですね。これをですね,新宿で言うと西口のように地下化するということになるとですね,いろいろなメリットが出てくる。例えば駅に直結する。その上は全部更地になる。今北側の交通広場が過密になっていますけれども,そこから例えば成田行きだとか,羽田行きというものを南側に移すだとかいろいろな点で大変メリットがある。ちょっとタイトなスケジュールで今更という話なんですけれども14ページ8番ですか,南側の交通広場は2021年からということですから,まだ検討していただく点で間に合うのではないかという気がしました。せっかく京王さんからいただいた土地ですからめいっぱい人が使える広場を,地下化ということで検討していただければということでお願いいたします。 (司会) ありがとうございます。 (市長) 全ての御意見に関しては,もちろん私たちは受け止めさせていただいて検討させていただきます。 ただし,やはりいろいろな制約上でやっているわけでございますから,実現させていただけるかどうかということは一つ一つ慎重な結果判断いたしますが,少なくとも今交通に派生した問題で利便性を向上させるためにはとおっしゃったことについては,どの道を選択するにしても私ども常々最優先で考えていきたいとそのようには思っております。 それから最初の説明でも申し上げましたけれども,こう言うと逆に怒られるかもしれませんが去年の7月の終わりから8月くらいに工法をいくつもいくつも検討したけれども難しいと,地下駐輪場を造らなかったことは評価すると言っていただいたのはある意味ではありがたいのかもしれませんが,本当に断腸の思いで全く残念でございました。それを建設できない方に向かうのかということは。その中で今後のことは考えていきたいと思っております。 (司会) 他に御質問のある方。 (染地  ○○さん) あまりにも大事な話し合いなのに市民が1時間弱しか聞いていただけないということ,これはたいへん不満です。調布の1番の顔である重要な場所についての話し合いでこれだけ集まって関心も高いのにわずかな時間しか割いていただけないのは非常に不満で,再度開いていただきたい。私が1番気になっているのは,交通結節点という分かりにくい話。新宿だとか渋谷だとか乗り入れがたくさんある場所ならばわかるんですけれども,たかだか相模原線ですか,2本しかないですよね。バスが停まってあちこちに行きますけれど,ロータリーが約2倍,正確にいえば1.8倍になるのに路線が1個も増えないんですよ。極端な話,北側で深大寺行きのバスなどは今これから帰る人,8時半じゃないとタクシー使わざるを得ないということです。調布の隣の府中などは小さなバスで,100円で動いているんですね。あっちこっち。 そのように路線が沢山増えてくれるのならばロータリーを大きくするということもわかるんですけれども,全然増えないのになぜ大きくしなくてはいけないのか。 交通 結節点という名のもとに分かりにくいそういう話ですね。多分補助金につながることだと思うんですけれども。それなのに大きくするということは想像だけで数値だけで言っていますけれども,あそこに絵でもかいていただきたいんですよ。線,ライン引いていただきたい。そうするとこの木も邪魔,あの木も邪魔,それから通れる場所がこれしかないと。おそらく今囲いをしてあるところのクスノキがずらーっと木陰を作っていたんですよね。あそこの木を伐っちゃったために,おかしなことにフェンスの陰を歩いていました,この夏は。そういうことで随分早々伐っちゃったなと。 調布に私は50数年住んでおりますけど,非常に便のいい場所でありながら緑が豊かであったということ。市長さんは市長になる直前にいらしたからおそらくあの駅を使ってないかと思うんですけれども,通勤で自転車を使い電車を使っていた者にとってはすごくほっとするような場所で地球の温暖化ということの上で樹木はこれ以上伐採してはいけない,布田とか国領,木がありますかというとないというくらい,,, (司会:御質問の趣旨は?) 趣旨はですから交通結節点ということはいかなることであるかということと,その名のもとに不便な場所になってしまうロータリーを大きくしなくてはならない要望が,よく警視庁の名前が出てきますけれども,なんか小田急だの京王だのバス会社からも出ているのでしょうか。市民からは出ていないと思うんです。私聞いたところでは,バスを正着させるためだと言いますけれども私の使っているバスの直線の道路でありながら正着しません。そういうことで莫大な1億5,000万も今まで無駄にして地下駐を掘らなかったということはとてもいいことだったと思うんですけれども,今後も無駄にしていただきたくないからロータリーも大きくしないでほしいと思います。 (市長 ) ありがとうございました。その点についてはこれまでも,いろいろ折り合わない中で議論をさせていただいているのは実情でございます。 2つに分けて言います。このロータリーの大きさ,形を決めていく中では今,話を聞いているのかとおっしゃいましたが,もちろん交通事業者,バス,タクシー,それから警察としての視点も我々相談の中でもちろん預かっております。 体調,体の問題のある方のスペース等々いろいろなことを考えて私どもとしてはあの形が最適ということでやらせていただいております。 なかなか御不満の残るところはあろうかと思います。それから路線の問題に関しましてはあの広場の大きさとか,あの広場をリニューアルしようがしまいが皆様方のいろいろな御要望に応じて毎年何回も路線についての事業者との話し合いはしております。 全部の要望には応えられてはおりませんが近年もいくつかの路線がこの調布の中で実現はしてきております。いろいろいただいている要望については今後ともロータリーを造る造らないに関係なく事業者の方に交渉して何とか便利な路線を,特に高齢者の多いようなところに着目して考えていき,交渉していきたいと思っております。 (司会) 他に御質問のある方いらっしゃいますでしょうか 。 (小島町 ○○さん) 調布のまちづくりについてかなりいろいろ出てきておりますが,市民参加といいますけれどもなかなか市民の声は通っておりません。 今日はどうしてもお願いがあります。まず,広場が,駐輪場がストップになったと聞いた市民の方たちは,タコ公園戻ってくるのね,よかったわという声がどの方からも,私が今行くときも公園残るのよね,それは私言ってくるわねなんて言いながら来ました。ということはまず皆さんは駐輪場が必要かどうかということは市民にはアンケートを取りました。しかし,毎日毎日使っている公園の子どもたちやお母さんやお父さん,保育園も結構ありまして,その方たちからのアンケートは取ったでしょうか。今私は子どもの権利条約をやっております。子どもに関わるものについてはまず子どもに聞いてからそれから大人のことをと言っております。それから条例があります。条例は憲法の下にあって市の条例はその下です。ですから,まず子どものことを聞いてということで,私はあの広場にまた子どもたちの元気な声が,そして子どもたちが社会性とか体力とか優しさとか,人のコミュニケーションとか育ち合う公園を絶対あそこに回復させていただきたいと思います。そのためにこれから私は頑張っていきたいと思っております。 その意味でまずロータリーの面積の縮小を見直し,それから子どもの公園,やはり未来を支える今の子どもたちは育たなくてはならないのです。そのために絶対早急に公園。ですから囲いを囲ったならばそういうふうなものを是非造りたいなと思っております。一緒に造りますから是非考えていただきたいと思います。皆さんいかがですか。 (司会) ありがとうございます。 (市長) ありがとうございました。○○さんのおっしゃった中で私どもが申し上げざるを得ないのが,公園を存置できなかった継続できなかったということと,地下駐輪場をあそこに1,900台造るということは実は連動している問題ではございません。 広場の整備の制約上タコを含めたあの公園スペースを残すことができなかったいうことでございまして,もちろんあそこに残せないからと 言って公園スペースを造らないと言うことではできないので,今一番力を入れているのが相模原線の跡に今計画を進めてそこに一定のスペースを設けようということをしております。ただ大変残念ながら駐輪場を造らなければ公園が復活するのか,駐輪場を造らなければ公園は残せたのかというのは,それ以前の決定事項でございますがそうではなかったということで,その範囲内で今後のことを今考えて皆様方に近い将来,近い時点で提示させていただくと,具体的に申し上げさせていただこうとそう思っております。 (司会) 他に御質問のある方いらっしゃいますか。 大変申し訳ございませんが,この後第2部の工事説明会もありますので今手を挙げていただいた4名の方の御質問を受けて第1部を終わりたいと思います。 (深大寺東町 ○○さん) 市の方とはいろいろとお世話になっていますので,我々の気持ちはわかってもらえると思います。緑の街調布というのが非常に印象的なんですよ。 駅前の広場,今まで公園になっていましたよね。あそこは若い親御さんが子どもを連れてきてとかいろいろ憩いの場になっているんですよ。 今の市長さんのお話ですと確定事項みたいにあの上には公園はできないようなお話なんですが,やはり地下の駐輪場の造ったときの相反する話としては残せという話があったわけですよ。片方は消えたわけです。もうね駐輪場の話は消えましたよね。かたや緑は残してくださいという気持ちは皆さん持っているんですよ。それを活かせないでね,別のねワールドカップか知りませんけど,他の話で展開するのは話が全然趣旨が違うんです。 やはり元に戻してもらいたいという気持ちは皆さんあります。これを全く無視するという話ではなくしていただきたい。我々は緑が欲しい人が多いんです。しかもああいう場所にね今まであったわけです。それを伐ってしまって後は知りませんって話はないんです。是非復元に向けて市長さんも努力してほしい。お願いします。 (市長) ありがとうございました。 ○○さんが今後のこととして思い描いておられることとイメージがどれだけ重なるかは分かりませんが,私どもとしても今後,先程具体的な広場の整備を順次進めていくと申し上げた中で緑の潤いをこれまで既存のものであった,今回伐らなければいけなかったことに対しての御批判は受けております。それは最初も申し上げたとおりで,私どもも決してそのことに対して何ら検討を加えずにやったわけではありません。 今後緑に満ち溢れた花もいっぱい咲き乱れる広場を必ずや造って参ります。是非その過程でまた御意見をいただければと思います。 (布田  ○○さん) よろしくお願いいたします。ほぼ1年前去年の1月16日に市長が私の責任でやるんだと商工会の名前まで出しながらおっしゃったのを鮮明に覚えています。それから2月と3月で木を伐られ地下駐輪場は中止になったんですけれども,木がなくなってしまって何がわかったかというと,なくなってしまったからやっぱりあそこは木がたくさんあった公園が良かったという思いが強くなりました。○○さんがおっしゃっていましたけれどもあそこの場所,タコ公園,既存の時計台のあった駐輪場がありました。タコ公園は○○さんがおっしゃって いたように公園,滑り台や遊具がありメインユーザーというのはやはり子どもなんですよね。駅前ですから子どもが遊べばその親御さんがいておじいさんやおばあさんがいるかもしれない。買い物ついでのところかもしれない。子どもたちだけじゃなくて多世代がいろいろな用事のついでとかで遊んだり,朝は体操をやったり,保育園の方も使うかもしれませんけれども,やはりあの場所にタコ公園を戻してほしい。地下駐輪場と関係がないと市長はおっしゃいましたけれども地下駐輪場が中止になったということで,様々な可能性が開けてきたと思います。地下駐輪場を造るために道路にして補助金を得て地下駐輪場を造ろうとした。でも駐輪場は造らないことになった。そこは大きな転換です。その転換を市長の市の無駄に使ったお金,何千万も使ったお金,それの反省を生かすには市民の思いを大事にしていただいて都市計画を公園に戻すというふうに変更していただきたいと思います。 あと質問ですがなぜ駐輪場が足りないというふうにおっしゃっているのに,時計台のあった駐輪場も仮囲いで残すと言っていますけれども,あそこに自転車を止めてはいけないのか。ロゴスビルのところに自転車を止めてはいけないのか。線路敷地のところの駐輪場は何故平置きだけなのか。地下駐輪場がなくなりタコ公園の代替ということで市役所の西側の代替公園を造ると言っていますけれどもタコ公園があそこに戻ればあの場所は公園でなくて駐輪場じゃなくても良いかもしれない。そういうことで駅前広場のことだけでなく,線路が地下化によって生まれた土地,そこの部分は全部総合していったん立ち止まって駐輪台数はっていう話はありましたが,使う用途,自転車の停め方そういうものを含めて総合的に見直しをしていただきたいと思いますが,その辺についてお考えをお願いいたします。 (司会)  ありがとうございます。 (交通対策課長) 自転車の駐輪場の話が今ありましたが,現在調布駅周辺,駐輪場はほぼ満車状態という状況です。先程来逼迫している,例えば足りないので今回1,900台造るという事で駐輪場始まっていますが,現在その台数が足りていないということではなくて借地で営業している駐輪場,これが何ヶ所かありまして,借地の部分というのはやはり地権者様の状況によりまして返却ということが生まれてくる。そうなりますとその停めていた駐輪場の行き場がなくなるということがあります。その中で我々としましては恒久的な駐輪場を何とか確保したい,という中で地下駐輪場をという計画になってきている。現時点,借地の駐輪場実際あります。今回地下駐輪場の計画見直しということになりましたが,まず当座は借地の駐輪場を引続きお貸しいただいて営業していくと,これで何とかやっていくというところです。 その間に恒久的な駐輪場を,先程御説明でもお話ししましたが,借地の駐輪場の恒久化を視野にということもありますが,どれということを決めているわけではございません。恒久的な駐輪場を何とか確保していく。そのためには,そもそもどのくらいの台数の駐輪場が求められているのか,改めて我々現況調査させていただいてそれに見合う駐輪場を確保していくというふうに考えていますので,御理解いただければと思っております。 (都市整備部長) 1点,鉄道の上部の利活用に関してですが,先程子どもたちが笑顔で集える空間というお話がありました。例えばトリエC館シネマコンプレックスの北側ですね,今「てつみち」と称されて京王電鉄さんの方でプレイゾーン的に開放いただいています。これらに関しても子どもたち,親子連れで集える空間として新たに創出された内容でもあります。今後駅前広場においても少しプレイゾーンの関係も含めて検討していきながら,皆様の声を踏まえながらやっていきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。 (市長) 1点だけ手短に誤解のないように私どもが先程来申し上げておりますように去年の7,8月くらいから大きな計画がやはりうまくいかないのかという可能性が出てきてからこれを考えているわけでございますので,これからの可能性について触れる発言もしております。地下駐輪スペースの確保については並行して考えてきたのでは決してございませんので,昨年来いろいろ困難な状況の中で何とか道を切り開かねばという前提の中で申し上げていると御理解ください。 (下石原  ○○さん) 調布市にはいろいろとお世話になっておりますが,この駅前の地下駐輪場が諸事情により中止になったことが巨大駐輪場でしたから私はよかったと思います。ただ駅前に駐輪場がいらないかというとそんなことはないと思うんですね。やっぱり必要なことは必要ですけれども巨大な穴が掘られなかったということは良かったと。ただ,このロータリーの方ですけれど図面見てもやっぱり交通優先のロータリーなんですね。人間は植物に寄り添って生きていった方が良いと思うんです。もう少しロータリーも私は現状のままとは言いません,もうちょっと大きい方がいいと思いますし,1.8倍というのは巨大すぎると思うんですね。そういうことは市民とやり取りしながら造っていった方が,せっかく2年後に造ってしまったら50年,60年っていくわけですよ。それだったらこの2年間市民とやり取りしてもうちょっと小さく,例えば1点何倍とかわからないけどちょっと余裕があった方がいいなと私も朝見ていると思うんですが,あと植物,ほんと公園造って欲しいと思います。みんなが憩える,子どもたちが育つ,そういう公園に今がチャンスですからもう一度立ち止まって造り直して欲しいと思います。お願いします。 (市長) はい,ありがとうございました。重複するので手短に申し上げますが,いろいろな条件を加味したうえで,あの広さがどうしても必要だと思い至って,我々は今の案を持ち得たわけであります。それに関しての違和感だとか要望,それに関してはぎりぎりのところまで考え続けていくということは間違いございません。大きな方向転換が可能かというとなかなか難しい点はあると思いますけれども考えられることは今後とも考えて参りたいと思っております。 (司会) 先程のお約束どおり,手を挙げていただいてグリーンの洋服の方で最後にさせていただきたいと思います。お願いいたします。 (多摩川 ○○さん) 私はこの秋に地下駐が白紙になるという,撤回ということを,11月12日に市長は全員協議会28人の議員さんたちに説明を行ないました。私はそれを傍聴に行きました。市長がどういう説明をされるのか関心があったものですから。その中で市長はこういうことをおっしゃいました。そもそも,やり取りの中で,ですけれども,そもそも最初の計画の時にすべての木を伐採する,一旦全部を平地にするという計画自体が乱暴だったということを発言されました。覚えていらっしゃいますか。私はね,すごいびっくりしたんですよ。最初は今,何本か木が残るという話になりましたけれども,全て伐採だったんだって。その計画自体が乱暴だったということで。改めて9ページの地図を見てロータリーがこんなに大きくなるんだと,先程から何度もロータリーが大きすぎるんじゃないかというお話が出ていますけれども,大きな方向転換を迫られたということを今,市長がおっしゃっているわけです。このロータリーを小さくするという方向転換も私はありじゃないかと思うんです。最初の計画自体がこれでは人優先じゃないですよね。車優先です。バス優先です。そうじゃなくて,やっぱり何を優先にするかというその発想が私は少し足りなかったんじゃないかって。緑を残し,人を優先する,歩行者どこを歩くんですかって,今日改めて見てみるとそんなふうに思います。是非ロータリーの計画も見直してほしいということと,それから先程最初に手を挙げて発言したんですけれども,そのことについてどこに出られるということは答えられませんって,市長はおっしゃいましたけれども私はどこどこに行くのかって聞きたかったって言うわけではないんですけれども,今日はとても大事な,私実は3つの新年会が重なっているっているという話を市の関係者から聞いていたんですけれども,もちろん新年会,市長が行って御挨拶してそういう席が参加することは大事なそれも公務の一つだとは思いますが,でも今日はこれだけの市民が集まってしかも市の大事な計画の変更の説明をされるんです。ぜひこちらを優先して欲しい。そのことを申し上げたくて発言しました。以上です。 (市長) ありがとうございました。最後に○○さんがおっしゃいましたことは,全然私は曲解はしておりません。そういう趣旨で言われたんだろうと思っております。大事なものが,これが非常に大事でございますがその他にも大事なことがあるということで,申し上げるしかありません。御理解いただければと思います。 それから最初のところで○○さんがおっしゃったのは,全部伐る,更地にするっていうことがあったって聞いてビックリしたっておっしゃいましたけれど,それは皆さんとお会いした29年11月のときにまず申し上げましたよね。それからさっき○○さんがおっしゃったくすのきホールの会合だったんじゃないかなと思うのですが,そのときも申し上げましたよね。私はそのことに関しては再三同じことを申し上げてやはりその判断は適当じゃなかったと常に思い続けております。 全部伐るというのは乱暴だということは今までに申し上げております。はっきりと。 ただ思いは,○○さんが力説された思いは,私どもも決して便利な交通機関,鉄の塊を大事にしているのでは決してないというのは当然でございます。 その広場の形状,大きさが必要なのも,市民生活にとって市民の皆さんにとってのあらゆる意味の利便性が確保できるということを考えながら,これを煮詰めてきたわけでございます。さっき申し上げましたようにギリギリのところまで考えられることは考えますが,大きな変更が可能になるかどうかということは責任を持って保障をするような言い方をすることは,全くできません。今後とも考えさせていただいて皆様方に申し上げていきたいと,そのように思っております。 (都市整備部長) 1点だけ補足をいたします。先程市長の方から駅前広場の樹木に関して全て伐るという表現は,実はこの間すべての樹木に関して一旦,移植もしくは伐採をするという表現でありますので,移植できる内容に関しては移植を考慮するという内容でありました。そこだけ補足をさせていただきます。 (司会) 大変申し訳ございませんがこの後,第2部の工事説明会もありますので,ここで第1部を終了させていただきます。 なお,本日受付でお配りをさせていただいておりますアンケート用紙に御質問や御意見を寄せていただければ,後日御回答はさせていただきますので,,, (市長) ○○さん,私本当に時間が切迫しておりますので恐縮です。では○○さんの御質問で,はいどうぞ。 (○○さん) 御存知のように私たちは毎日のように白いフェンスの前に立ってビラ配りなんかをしていますと,皆さん地下駐輪場ができなくてよかったねと言ってくださいます。そして今やっている工事は公園を広くするんでしょ,とおっしゃっています。それが市民の願いです。そして今度の工事が頓挫したのは,本当の市民の願いに沿わない政策は必ずつまずくということの証明だと思います。だから今度のその広いロータリーを皆さん望んでいないんです。そのことをしっかり受け止めて市民の声としっかり向き合っていくことが,これからの市長さんの今まで税金をいっぱい無駄遣いしたそれに対する償いであり責任の 取り方だと思います。 (市長) 御質問というか,御意見ありがとうございました。今日いただいた御意見をそういう言い方で括ってしますとおざなりだねと言われるのは心苦しいですけれども,皆さん方の御意見をまた反芻させていただいて,さっきから申し上げていますように,ぎりぎりのところまで私どもで採用できるかということは考えさせていただきます。それから今日いただいた意見の中でやっぱり地下駐輪場は造らない方がよかったかなということは思っております。ただ不思議なもので,私どもに,これは客観ですよ,客観的に言いますけれども,造らないという報道が新聞でもなされた後に,どちらかというと造って欲しかったという意見のほうが多く,その担当部に寄せられていますことも一面の事実であります。これは客観的に申し上げます。どちらが正しい,正しくないと言っているのではありません。ただいろいろな考えの市民の方がおられてこれからも御意見いただきながら,一生懸命その任に当たって参りたいと思っております。ここで私が席を外さなくてはいけないということは申し訳ないと思いますけれども,今後とも是非私どもの考え方を是非皆様方へ分かりやすく御提示をさせていただきますのでよろしくお願いいたします。 ありがとうございました。 (司会) それでは以上を持ちまして本日の調布駅前広場の整備に関する説明会第1部を終了させていただきます。休憩を5分はさみまして,引き続き,第2部「平成30年度に着手する道路工事及び上屋工事について」を,始めさせていただければと思っております。 市長,副市長につきましては第1部にて退席させていただきますのでよろしくお願いいたします。 この時計で17分から第2部を始めさせていただきますのでよろしくお願いいたします。 【第2部】 (司会) それでは,第2部「平成30年度に着手する道路工事及び上屋工事について」の説明会を開催させていただきます。 それでは,担当より御説明させていただきます。その後,皆様との意見交換に移らせていただきます。なお,説明時間は概ね15分程度,その後,意見交換の時間を15分程度で進めさせていただきたいと思います。御質問につきましては,意見交換の際に一括してお受けして回答させていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 これより,正面のスクリーンで担当より御説明させていただきます。 (説明者) それでは,次第にそって順次御説明いたします。 はじめに,調布駅北側の整備について,整備されることでどのような効果があるのか,御説明します。 こちらの図は,上が北となっております。左の図が整備前の状況,右の図が北側ロータリーの整備後の状況を表しています。 左の図を見ていただきますと,現在の北側ロータリーは,バス停がロータリー内に入り切れておらず,赤字の⑤⑥⑦の位置にバス降車場やバス乗降所があり,周辺道路の交通の阻害となっております。 そのため,北側ロータリーを整備することによって,鉄道駅とバスとの交通結節機能の強化はもとより,すべてのバス停をロータリー内に収めることによって,旧甲州街道をはじめとした周辺道路の交通の円滑化が図られます。 また,左の赤字の⑤,⑥のバス降車場がロータリー内に入ることによって,吉野家の前あたりの歩道の狭い場所がバス降車場の前後の歩道と同じ幅に整備できます。バス降車場の歩道部分が,概ね1m程度広がります。 そのほか,新しいロータリーにはバスの待機場所,身障者用乗降所,一般車用乗降所も新たに設けることとしております。 調布駅北側を整備することで,交通結節機能の向上とそれに伴い周辺道路の交通渋滞の緩和が期待されます。 続いて,全体スケジュールについて説明します。 図面は,右側が北側となっており,一番右側が旧甲州街道で図面中央部を上下に京王線が走っております。 駅前広場の全体のスケジュールとしては,①~⑨の順に段階的に整備を進めて参ります。 北側につきましては,平成28年度から整備を始めており,南側につきましては,2020年のオリンピック・パラリンピック終了後よりロータリーの整備に着手して参ります。 本日は赤線で囲っている③,④,⑤の工事内容について,説明をいたします。 平成30年度に着手する工事について説明します。 こちらの図は上が北となっております。これより先の図は全て上が北側となります。 平成30年度に着手する工事内容としましては,大きく3つあります。 まずは,道路工事(その1),図の黒色で囲っている範囲の工事となりますが,車道の舗装工事及び歩道と車道の間にある街きょの工事をします。 2つ目は上屋設置工事です。こちらは,図の赤色で囲っている箇所,ロータリー沿いに上屋を設置いたします。上屋というのは,屋根だと思っていただければと思います。 3つ目は,道路工事(その2)です。図の青色で囲っている範囲の工事となりますが,歩道の舗装や横断抑止柵の設置等をいたします。なお,青色の斜線で囲われている調布駅前広場から市役所前通りまでの道路については,今後整備を予定しています。 こちらは2020年のオリンピック・パラリンピックまでの工事スケジュールです。 本日の説明会がこちらの赤線の位置となります。 説明会以降,1月下旬から車道部分の道路工事を実施いたします。 車道部分の工事完了後,上屋工事に着手いたします。上屋工事は2019年度末までの2か年工事となります。 上屋工事の途中に歩道部分の道路工事に着手し,こちらは2019年6月末頃の完了を予定しています。 続いて,道路工事(その1)の説明をいたします。 道路工事(その1)は,北側ロータリーで最終形状になっていないパルコ前の車道工事になります。工事箇所は図の黒色の箇所です。 工事期間は平成31年1月から2月までを予定しています。工事内容は,パルコ前の歩道部を広げる工事で,車道に側溝を設ける工事の後,車道舗装を行うものです。この工事によりロータリーの最終形状ができ上がります。 なお,工事内容によって,昼間と夜間の工事を行います。現在の置きガードレールの内側は昼間工事とし,置きガードレールの外側は夜間工事とします。 こちらは,図の左上がパルコ,左下がトリエB(ビックカメラ),中央下が,調布駅広場口といった位置関係となります。 道路工事(その1)では,歩道と車道の境界にある雨を処理するための側溝を設置する工事になりますが,現在は図の青線の位置が歩車道境界となっております。工事を行うことで,図の赤線の位置が歩車道の境界となり,図の左側のパルコ前では,歩道が約5mから約8mに広がります。また,緑色で囲っている範囲の車道舗装工事を行います。 こちらは,工事範囲の写真になります。左側の赤矢印で示している既存の側溝を撤去して,右の赤矢印のイメージ図が描いてあるあたりに,側溝を新設いたします。この写真のように歩道が広がります。 こちらの図は昼間工事の際の歩行者動線を示しております。 赤の点線がフェンス等で囲う作業帯となり,青色が歩行空間及び歩行者通路となります。 昼間工事については,歩行空間を3.5m程度確保できるようにして参ります。 また,安全に工事を行うために,交通誘導員を配置いたします。 こちらは夜間工事の車道舗装工事の際の図になります。 赤点線が作業帯,緑が車両の動線となります。 車道舗装については,車両の通行路を確保しながらの工事となるため,舗装範囲を分割して施工いたします。 この図は赤線内を舗装するときの一例となります。 また,夜間工事中のバス乗り場,タクシー乗り場の変更はございません。 続いて,道路工事(その2)について説明いたします。 道路工事(その2)は,(その1)で施工したパルコ前の歩道工事になります。 工事箇所は図の青色の箇所となります。 工事期間は平成31年3月から6月までを予定しています。 工事内容は,歩道舗装工事,横断柵等の設置を行うものです。 なお,整備箇所については歩行者が非常に多いところであるため,安全面を考慮し,原則夜間工事を予定しています。 道路工事(その2)では,こちらの図の緑色着色部分の歩道側の工事を実施いたします。歩道工事には横断柵や点字シート等の内容が含まれます。 緑色の斜線で囲われている,調布駅前広場から市役所前通りまでの道路については,今後整備を予定しています。 こちらの図は昼間工事の際の歩行者動線を示しております。 赤の点線がフェンス等で囲う作業帯となり,青色が歩行空間及び歩行者通路となります。 昼間工事については,歩行空間を現況と同程度確保できるようにして参ります。 また,安全に工事を行うために,交通誘導員を配置いたします。 こちらの図は歩道の舗装を工事する際の夜間工事の歩行者動線を示しております。 赤の点線がフェンス等で囲う作業帯となり,青色が歩行空間及び歩行者通路となります。 歩行空間を確保しながら工事をするため,工事範囲を分割して施工いたします。 夜間工事中は車道側に歩道を切り回すことがございます。安全に通行できるように誘導員の配置等をいたします。 昼間は歩行者が歩道を通行できるように,夜間の内に復旧して開放いたします。 続いて,上屋工事について説明いたします。 上屋工事は,図の赤色の箇所となります。 工事期間は2019年(平成31年)2月から2020年(平成32年)3月までの約1年1ヶ月を予定しています。 工事内容は,ロータリー全周に上屋の設置工事を行うものです。 上屋工事は,工事範囲を囲って,囲いの中での工事となるため,原則昼間工事となりますが,一部仮囲いの設置が困難な箇所については,夜間工事となります。 こちらは上屋工事の平面図になります。 図の斜線部分が上屋を設置する箇所となりまして,基本的に,ロータリー沿いの歩道部分に上屋を設置いたします。 また,バス乗降場や身障者用乗降場,車道横断部については,車道側に屋根を設置することになるため,歩道部の屋根に比べ高い屋根となります。 屋根の高さは歩道部分は3m~3.5m,車道部分は4.8m~5.3m程度となります。 次に,上屋の断面図について説明します。 左側の断面は歩道の上屋,右側がバス停の上屋となっております。 ピンク色で着色されている部分が屋根となります。 各断面の屋根幅や屋根の高さはこちらの図のとおりとなります。 調布駅北側の上屋につきましては,布田駅,国領駅の上屋と同じアルミハニカムパネル構造で,グレー調の色彩といたします。 この写真は,布田駅前広場のバス停部の上屋の写真です。ご覧のとおり,バス部分については,車道側に高い屋根が張り出しております。色味や構造はこちらと同じものとなります。 こちらは,国領駅前広場の上屋の写真です。こちらも,バス停部分については,車道側に高い屋根が張り出しており,色味や構造も同じものとなります。 続いて,上屋工事の工区割りについて御説明いたします。 上屋工事はバスやタクシー乗り場等の既存のロータリー機能を確保しながらの工事となるため,4つの工事区間に分けて工事をいたします。 工区割りは図のとおりAからDとなります。 工事はA工区から反時計周りに,B工区,C工区,D工区の順に施工いたします。 それでは,A工区から説明いたします。 こちらが2月下旬から6月までに行う予定のA工区の工事中の状況図となります。 凡例を説明しますと,薄いピンク色の線に囲まれているところが上屋の配置となります。この位置の上屋工事をする時の状況図となります。 赤線が作業帯として囲う範囲となります。A工区の工事中は,青色の範囲が歩行空間となりまして,約3mの幅となります。 また,一部,隣接地権者であるパルコさんの御協力を得て,歩行空間を確保して参ります。 次に,バス停及びタクシー乗り場についてですが,図のとおり,現在と同じバス停とタクシー乗り場の運用となります。 なお,工事期間については,工事の進捗により,変更になる場合がございます。 また,どこ行きのバス停がどこの位置になるかは,A工区の場合は現在と同じバス乗り場になりますので,行き先についても変わりありません。 続いてB工区です。 こちらは6月中旬からラグビーワールドカップ開催の9月中旬までに行う予定のB工区の工事中の状況図となります。凡例はA工区のものと同じものです。 調布駅広場口の北側付近に上屋を設置するため,広場口北側を全体的に囲うことになります。 また,東側の駅付近は隣接地権者であるトリエさんの御協力を得て,トリエ敷地内を歩行空間とし,3mから4mの幅となります。 バス停及びタクシー乗り場については,現在の11番,12番バス停,タクシー乗り場が使用できなくなるため,パルコ側にバス停2箇所とタクシー乗り場を移動いたします。 なお,バス停については,どこ行きのバス停がどこの位置になるかは,バス会社で決定した後,市報やホームページ,掲示板等でお知らせいたします。 続いてC工区です。 こちらは,9月下旬から11月下旬まで行う予定のC工区の工事中の状況となります。 この工区では,東側の歩行空間が3m程度となります。 バス停及びタクシー乗り場については,現在の13番,14番,バス降車場が使用できなくなるため,南側にバス停を移動します。 なお,タクシー乗り場は現在の位置に戻ります。 こちらはA工区からC工区の際の標準的な断面図となります。 ピンク色が上屋,赤線が高さ2mの万能鋼板,緑がフェンスとなっております。 工事区域は,万能鋼板やフェンスで囲うほか,歩行空間を3m程度確保して,工事を進めます。 続いてD工区です。 こちらは11月下旬から3月上旬まで行う予定のD工区の工事中の状況となります。 この工区では,一部の歩行空間が2m程度となるため,状況に応じて,車道側にも2m程度の歩行空間を設けます。 工事車両の出入りと歩行者が交錯する箇所については,工事中は安全対策として誘導員を配置します。 また,D工区では,並行して車道横断部の上屋を施工するため,コージーコーナー付近もフェンスで囲います。この車道横断部の屋根を設置するためには,車両を通行止めにする必要があるため,1月中旬から2月中旬の夜間に車両通行止めとします。 夜間通行止めの時期は,前もって沿道の方にお知らせします。 バス停及びタクシー乗り場については,図のとおり,C工区と同じ配置となります。 こちらはD工区の工事中の断面図となります。 D工区では,先ほどの説明のとおり,一部歩行空間が2m程度となるため,車道側にも2m程度の歩行空間を設けます。 次に,交通規制の変更について説明いたします。 現在は左の図のように,ロータリー東側から車がロータリーに入ってくることができますが,交通管理者の指導により,北側整備完了後はロータリーから東側に向かう方向へ交通規制の変更を予定しております。 こちらは先ほどの図面よりも少し広い範囲を示しています。 今お話しした交通規制についてですが,駅前広場につながる,市道南22号線について,現在は赤線のバツ印がついている左向きの規制となっておりますが,上屋工事完了後は緑色の線で囲われた右向きに交通規制変更を予定しております。 続いて,工事の安全対策について説明します。 工事の安全対策として,工事車両運転手に交通ルールの遵守を徹底させます。 また,道路を規制して作業を行う際は,警察の許可条件に基づき,誘導員を適正に配置し,作業を行います。 歩行者の安全性確保に努めて施工を行います。 続いて,工事車両の通行経路について説明いたします。 水色の線が工事車両の通行経路,赤枠の範囲が工事ヤードとなります。工事車両は北側からの通行経路がメインになりますが,赤色の工事ヤードの中に資材を搬入する際には市道南27号線を工事車両が通行いたします。 続いて,作業日及び作業時間について御説明いたします。 作業日については,月曜日から金曜日に行う予定であり,作業時間は昼間作業が午前8時30分から午後6時まで,夜間作業が午後9時から翌朝6時頃までを予定しております。 また,原則として平日の作業となっておりますが,土・日・祝日や作業時間以外であっても緊急時又は作業の都合により,作業を行うこともありますので御了承ください。 施工時には,週間作業予定表などの看板を立てて周知させていただきたいと思います。 最後に,工事に関するお問い合わせ先について説明いたします。 道路工事(その1)は建設業協同組合,上屋工事については,林・相互建設共同企業体が施工業者となります。本日,建設業協同組合の工事担当者の小塩,林・相互建設共同企業体の工事担当者の成田が出席しております。 御不明な点,気になる点などございましたら,前方画面のお問い合わせ先にある,私ども,調布市都市整備部街づくり事業課までお問い合わせください。 また,現場には施工業者がおりますので,気軽にお声かけください。 工事完成までの期間中,御不便・後迷惑をおかけいたしますが,何卒御理解・御協力をお願いいたします。 以上で御説明を終わりとさせていただきます。 ありがとうございました。 (司会) それではこれから意見交換に入りたいと思います。 誠に恐縮ではございますが御発言の際には挙手をお願いいたします。係の者がマイクをお渡しに参りますのでお名前と町名をお願いいたします。 (多摩川 ○○さん) 調布市民になって約60年近くになります。今の工事の説明は良くわかったんですけれど,樹木のことは何も言われていませんけれどオリンピックの後に植えられるつもりですか。北口の樹木は。 (司会) ありがとうございます。樹木の関係についての御質問です。お願いいたします。 (街づくり事業課長) 街づくり事業課長の河野でございます。お世話になります。 北側のロータリーの樹木について御要望いただいております。これにつきましては検討させていただきました。実際今,見ていただいたとおり上屋の工事を順次,順番に工区分けしながらしていく中で,真ん中のロータリー,交通島部分のところにできないかということは検討させていただいたんですが,どうしてもあそこの部分については作業の資材の置き場であるとか車回しの関係で,若干動くこともあり,なかなか設置できないと。さらにそれぞれABC工区で御説明させていただいたとおり水色の歩行者動線を確保するためにもどうしても北側のパルコの前であるとか,東側の部分について空間が取れないということで全体の上屋の完了した後,樹木の配置等について今年市民参加を交えて検討していく中で,設置していきたいというふうに考えています。ですので,今年の工事の中ではいろいろ御不便をお掛けするかと思いますけれど,設置は難しいということで御理解いただきたいと思います。 (小島町 ○○さん) パルコの横,東側の動線ですね,14ページになりますか。東側とその対面の東側の通路ですね,広くなると思うんですけれど,その通路は車いすが通れるだけの広さがあるのでしょうか。まずそれが1つ。 それからパルコとトリエB館の間の舗装ですね。多分レベルを同じにする工事だと思うのですが,先程聞き逃したかもしれないんですけれどもそれが工事がいつになるのか,それを聞きたいと思います。それから一つ,今○○さんから質問があったんですが,調布の街というのは都内のですね,都内の樹木を供給する深大寺にある植木屋さんのその街なんですよね。多分行政の方にいっていると思うんですけれどもできるだけ早く北口のロータリーに,例えばジンダイアケボノとかそれからイロハモミジとかそういう木を植えて欲しいという要望が出ていると思います。それをぜひいち早くですね,それを考えていただきたいと思っております。以上です。 先程の質問の答えになっていなかったかもしれないんですが,○○さんの質問はオリンピックの後になっちゃうのかどうかということなんですよね。 (街づくり事業課長) まず動線につきましては3m以上確保していきたいというふうに考えておりますので,車いす等の利用は可能であると考えております。もしなかなか通りづらい等々ありましたら警備員等立たせておりますので,お声かけいただけたらと思っております。それとパルコさんとトリエさんとの間につきましてはパルコさんの店舗の営業もございますので,トリエさんの北東の角ですかね,あそこの角の段差の解消に向けて今調整させていただいているところでございます。今何月にこの工事の中でできるかどうかということは今調整させていただいているということでございます。それと樹木につきましてはオリンピックの後に調整させていただければというふうに考えております。 オリンピックの前にやる範囲としましては,花いっぱい運動であるとか,ある程度2mくらいの高さである鉢の中での樹木を置くようなかたちで考えさせていただければと思っております。 (八雲台 ○○さん) まず先程から上屋のね,説明があったんですが国領と同じようにするのはもう既定事実なのでしょうか。街路樹を植えて,その合間にこういう屋根をつけるとかいう方法も考えられないことはないのかなと思うんで。上屋ありきというのがちょっと気になります。それから上屋の材質も例えば木製にするとかね,もう少しやっぱり調布らしい目に優しい,そんなものが考えられないかというのが1つ。国領も布田も見ていますけれども,本当に木がなくてひどいなというふうに思います。とても暑さ対策を考えているとも思えない。 それからこのロータリーの付近で火災が発生したときに,交通の通路というか避難が考えられているのかちょっと気になります。パルコの前の所くらいしか出入りがないんですよね。入って来る,出ていくというところがもう1つか2つないと,ちょっと火災が起こったときなんか大変なのかなという気がして,そういう検討はされたのかということが1つです。 それから上屋を造る時に例えば太陽光パネルなんかの設置は検討されたのか。もしされていなくて付けられない理由はあるのか。もしくはつけられるならつけて欲しい。あともし上屋に例えばミストが出るようなら暑さ対策として検討できないかということを要望いたします。 (司会) ありがとうございます。 大きく4点お話をいただいたと思います。上屋について国領と同じものなのかというところ,これは決まっているものなのかというところが1点。 2点目に非常時の動線についてどのように検討されているのか。 3点目には上屋に太陽光パネルは付けるのか考えているのかというところ。 4点目にミストですとか暑さ対策のところについての御質問です。 お願いいたします。 (街づくり事業課長) はい。ロータリーと上屋についての関係でございます。これにつきましては当初平成10年から中心市街地街づくり総合計画をはじめ,市民の皆様と築きあげてきてデザイン・コンセプトという関係で,平成25年7月に基本計画図を提出させていただきました。その中でパネル等の設置について御議論いただき,決めてきたという経緯がございます。そのデザインを踏まえた中で同じようなイメージということで,調布駅前広場を展開していきたい。それと樹木をかわして屋根をかけるということになりますと,どうしても動線の確保が難しくなるということもあるかと思いますので,それについては今後駅前広場の市民の皆様との検討会をこれから立ち上げていきたいと思っておりますので,その中で御議論いただきたいと思っております。 それと日陰につきましても今国領,布田におきまして樹木が少ないという声もたくさんいただいています。布田はある程度恰好がついてきたと思います。調布につきましては今後植えていく樹木,一旦移植して預けている樹木を戻してくる予定ですが,その他に購入した樹木も入れていきたいと思っております。それについては幼木,低い樹木ではなくてある程度成長したような木も活用しながら日陰をつくっていきたいと。布田,国領については屋根がある程度の日陰をつくっているかなと,バス待ちの方におかれましてはその中で座っておられるということも見ておりますので暑さ対策の一因にもなっていくかなというふうに考えております。 それと太陽光パネルにつきましては公共施設棟の関係の中で,一度検討しております。これについては宿題ということで今後検討していきたいと思っております。 ミストにおいては今検討しております。仮設的なミストであるとか,今この夏においてもトリエさんの映画館の前で風でふいたりとか飛田給の駅前でも道路上に据えたりもしておりますので,その辺の検討はファンゾーンという活用の中でどのようなものができるかということは検討していきたいと思っております。以上です。 火災の緊急対策につきましては,上屋につきましては消防に基づく届け出をして,やっておりますのでその中で対応していくと。 あとは作業帯を張っていく中で歩道が狭いところにつきましては誘導員を立てるというかたちで安全に工事して参りたいと思っております。以上です。 (小島町 ○○さん) 今日の御説明にはそぐわないのかどうか分かりませんけれども,工事関係につきましてはね,市役所の皆さん,あるいは工事の方が安全を期していると思うので,何も私は心配していないのですが,ただ今年はワールドカップ,来年はオリンピックがありますね。飛田給に来ますね,そうしますと当然これだけの街ですから,よそからお客さんがたくさん来られると思うんですよ。私は近いものですから駅前をよく歩くんですね。そうしますと子ども連れ,あるいはカートを引いた主婦とかお年寄り,あるいは他から来た方からね,トイレはどこですか,とよく聞かれるんですよ。私は地元の人間ですから,パルコにありますとかトリエにありますとか映画館にありますとか,あるいはここもありますとあるいは隣の福祉会館にありますと言えますけれども,日中だけですよね。月曜日はダメです。 よそから来た方はおそらく交番でお聞きになると思うんですが,対応しきれないと思うんですよ。トイレって言うのは歩いて生活をしていると車だったら次のインターチェンジまで行けばいいと思うんですけれど,やっぱり子ども連れなんか年寄り,私も年寄りですけれども,やっぱり非常に大事なことだと思うんです。ですからね,この工事も一生懸命やっていただきたいんですが完成するのは2年先,それはそれでいいんだと思います,スケジュール。 ただ,今年,来年来られる,外国から来られるあるいは日本の方が調布に降りて,なんだトイレもないのかと,恥ずかしいと思うんです。 今日の新聞だったかな,千代田区の区長さんがよそから来られる,当然千代田区は調布よりも万全を期していろいろ準備されていると思うんです。トイレの問題が一番困っていると,一般のね企業にも開放してくれるようにやっていますと。一番言いにくいことではありますけれども,大事なことだと思うんです。ですからね,調布の駅,仮に植栽やなんか多少遅れてもですね,今年来年に間に合うようにきれいなトイレを造っていただいたらね,来たお客さんの印象が違うんだろうと思うんです。調布はすごいなと,まだ工事中だけどトイレは立派だなと,安心して来られると。降りられると。これだけの駅を造るとマンションやなんかたくさんできると思うんです。ますますお客さん多いと思うんです。そのところ少し考えの中に入れていただいて,ワールドカップ,オリンピックに間に合うようにお願いできないかなと思います。 (司会) 駅前広場のトイレの問題についてお願いいたします。 (街づくり事業課長) 従前駅前公園の中にあったトイレと同等規模のトイレが欲しいというかたちで今,来年度に向けて予算化をしています。今交番の付近にですね,規模的にはそんなに大きなものは難しいかと思いますが,仮設的なトイレになろうかと思いますが造っていきたいと思います。将来的には公共施設棟の検討の中でその中に正規のトイレを計画していきたいと思っております。ラグビーワールドカップまでには仮設のトイレというものを検討しているところでございます。 (司会) 時間の関係もございますので最後のお一人とさせていただきたいと思います。 (国領町 ○○さん) 工事中の人の歩く空間の安全性について気をつけると,今御説明がありましたが,今の状態を職員の皆さん御存知ですか。私はちょっと最近用事がありまして,朝7時半くらいから中央口のエスカレーターを上がったところに30分以上立っていることがあるんです。北口の方を見ますと怒涛のように人が押し寄せてくるんです。今6mですか8mですか,前は交番があったあの東側内側にバス待ちの人が,行列作ることができたんですが,今バス待ちの人も甲州街道を渡ってくる人それから吉野家の前でバスを降りた人,それから調布に職場があってエスカレーターを上がって北口に向かう人,これがね怒涛のようにひしめき合っているんです。危ないなって思いますね。車いすの人の話ではありません。杖の人も危ないです。8時になると小学生が第一小学校に向かって通学路となるんですよ。この状態を,バス停が仮設にあそこにあるからなのかもしれませんが,いつまで続くのか私ちょっと工事のやり方についてあんまりよく理解できなかったんですが,とっても歩行者空間が狭いですね,見てて。 つまり上屋を含めて8mだったと思うんですね。歩行空間あそこ工事中は3mとありますけれど,今現在8mですね。なぜこんなに広い空間が,歩行者空間が狭いかというと北口のロータリーもやはりこれじゃあ大きすぎるわけですよ。交通島の中にタクシープールが24台分ですかね予定されています。そんなにタクシーをここで待たせるんですか。そんなにタクシーをプールさせるためにこんなに大きなロータリーが必要なのかなと,非常に疑問です。これではパルコの側も菊屋ビルの側もとても人が安全に通れる道だとは思いません。ここのところどうしようもないのかもしれませんが,こういう設計にしてしまったこと,これは調布駅前広場ですから100年の計じゃないですか。これはね大失敗じゃなかったかなと思います。その意味でも市民の実際に使う私たちの声をやっぱり反映できるように,市民参加プログラムに沿ってぜひ策定,決定,変更まで参加させていただけるように是非お願いいたします。 (街づくり事業課長) ロータリーの大きさにつきましては先程市長から申し上げたとおりでございます。私から御説明するのは役不足かと思っておりますけれども,北口のロータリーにつきましては冒頭で御説明したとおり外に出ている降車場であるとか西友の前のバス停を取り込むことによって旧甲州街道であるとかの安全性を確保していきたいということで中に入れてくるかたちになります。これによりまして確かにロータリー規模は1.7倍とか1.8倍くらいになって参ります。このロータリーの箇所数と身障者用と一般車の乗降車用を取りますと,どうしても円周長が必要となって参ります。それによるので,もし仮に小さくするのであればバスベイを1つとるとかそのような検討をしていくしかないので,今のところバスバース数とタクシーの乗り場であるとか身障者の乗り場等を決めた段階で外周長がもう決定してしまっているということで御理解ください。 その中でタクシープールにつきましては,確かに軌跡を描いた残りを交通島という扱いで,今バスの待機場が全くない中で今回3台,4台を取るかたちとなる。タクシーにつきましても北側はある程度少ない中で今回20何台確保できるようになるんですけれども,ここにつきましては樹木の配置ともう一度再検討はしていきたいと思っておりますので,樹木をたくさんにしていきたいという思いは受け止めておりますのでその辺の検討はさせていただきたいと思っております。 それと歩行者空間につきましては,現況の菊屋ビルの前のバス停に列が並んでいるときに電車から降りてくる方の列とバスの降車からの列が交差してかなり苦しいというのは確認しております。その中でバスの待ちの方をちょっと並んでくださいというようなかたちで掲示したりとか,その辺はバス事業者さんにもお願いして工夫をするようなかたちでお願いしているところでございます。どうしても幅が狭くなるところ,今言った銀行さんの前なんかはどうしても上屋との距離が近いものですから2mしかないところは幅を取れるように車道側にも歩いていただきたいということで確保していきたいというふうに考えております。どうしても工事中ということで御不便をおかけしますが御協力お願いしたいと思っております。 (司会) 9時になりますのでこれを持ちまして本日の第2部の平成30年度に着手する道路工事及び上屋工事についての説明会を終了させていただきます。 先程も御案内いたしましたが,本日受付でお配りしていますアンケート用紙に質問や御意見をお寄せいただければ後日御回答させていただきますのでよろしくお願いいたします。 最後に街づくり事業課長,河野より閉会の御挨拶をさせていただきます。 (街づくり事業課長) いろいろ御意見ありがとうございます。今も申し上げましたとおりしばらく御不便をおかけするかと思いますが,安全に工事遂行させていただきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。 また駅前広場の計画につきましては,今どういうふうな市民参加をしていくかは設計中でございます。今年中にはお披露目していきたいと思っておりますので是非御参加をお願いしたいと思います。 本日は誠にありがとうございました。 (司会 ) ありがとうございました。