調布駅前広場の樹木移植等工事に関する説明会 開催日 平成30年1月30日(火) 開催時間 19:00~21:15 開催場所 調布市文化会館たづくり12階 大会議場 出席者 都市整備部:八田部長,江田参事 都市整備部街づくり事業課:田村課長補佐,鈴木副主幹 参加者 82名 ■概要 調布駅前広場の樹木移植等工事の内容やスケジュール等についての説明会 ■質疑応答 (染地在住 Aさん) ・なぜこんなに急いで樹木の移植・伐採を行うのか。樹木は生き物であり,伐ってしまったら取り返しがつかないのではないか。はっきりした計画を示し,市民が納得してから進めるべき。これは意見であり,回答は不要である。 ➡ 今日の内容については市長,議会に報告し,ホームページにも掲載する。将来植えていく樹種について,市民と対話を行いながら決めていきたい。 (Bさん) ・説明会の開催時間は毎回午後7時から8時30分までの設定であるが,なぜより参加しやすい時間としないのか。もっと長く議論すべき。  ➡ 開催時間については,日中仕事をしている方もいるので午後7時からとしているが,今後改善の余地があると考えている。 ・南側ロータリーが現在の1.8倍の大きさになるとのことだが,需要が増えないのにロータリーを大きくすることに疑問がある。ロータリーを小さく計画すれば樹木が残せると思う。誘導員がいる現状がなぜダメなのか。  ➡ 現在のロータリーでは十分な機能が確保できていない状態である。将来の計画は,バスを正着できるようにすることに加え,一般車両や身障者用車両の乗降スペースを設けるなど,交通結節機能の強化を図ったものである。 (国領町在住 Cさん) ・調布駅前広場について,樹木に特化した話はできないと思う。ロータリーや地下駐輪場などの課題がある中で,樹木についてだけ決めることはできないのではないか。 ・説明の中で,2月から樹木の移植・伐採工事に着手するとのことだが,もう工事は発注したのか。  ➡ 工事については現在調布市内の植木組合と調整しているところであるが,まだ発注はしていない。 ・1月16日に開催した調布駅前広場の説明会の後,抗議文を提出した。内容は,今日の説明会の前に協議の場を設けてほしいというものである。その抗議文に対する回答がない。  ➡ 市長は公務等の関係もあり,要望のあった協議の場をこの間に設けていないが,内容は報告し,代わって部で対話を行っている。 (布田在住 Dさん) ・調布市民の大切な財産である噴水やタコ公園がなくなった。説明会のタイトルに伐採の言葉はないが,2月からの工事でタコ公園の樹木はほとんど伐採されてしまう。 ・市民会議は市が選んだメンバーで構成されたもので,傍聴者は発言できず,市民意見が反映されているとは言えないのではないか。 ・線路跡地に駐輪場ができる予定だが,その駐輪台数を増やせば地下駐輪場の台数を減らせると思う。 ・樹木伐採に反対することと合わせ,タコ公園の復活を要望する。  ➡ 新しい調布駅前広場には,プレイゾーンを設置するなど,憩える空間を確保していきたい。 (多摩川在住 Eさん) ・なぜこんなに樹木の移植・伐採工事を急ぐのか。 ・オリンピック・パラリンピック時にプランター等を設置するとの説明があったが,プランターでは木陰ができない。夏の暑い時期に木陰のない状態で,市に来る人を迎えるのか。 ・市民がタワー式の駐輪場をつくることを提案しているのに,検討しようとしない。 ・樹木を全部残してほしいとは言わないが,地下駐輪場の整備をやめれば50本は残せるのではないか。市民の主張はそんな理不尽なものなのか。  ➡ 調布駅前広場の計画については,市民参加を踏まえつつ整備を進めてきている。既存のものを活かしつつ新たな駅前広場を整備していきたいと考えている。 (下石原在住 Fさん) ・タクシー乗り場の近くの樹木は,周りがアスファルトで固められている。樹木のことを何も考えない市が樹木について語るのはおかしい。 ・グリーンホール側にあるメタセコイアが無くなるのはつらい。市はどう考えているのか。  ➡ 樹木に関する愛着は様々あると思う。既存樹木を活かしつつ新たに生まれ変わるものもあると思う。今後,樹種や配置に関して対話を行っていきたい。 (富士見町在住 Gさん) ・調布駅前広場について,市民は広場という認識を持ち,市は交通結節点という認識を持っている。 ・警視庁とのやり取りを情報公開請求で入手したが,行政が広場を残すことに苦慮しながら,協議をしているように感じた。 ・市が計画を進めるにあたり,市民意見をどう踏まえたかが最初の分かれ道であり,最終的に樹木問題に至ったものと考えている。 ・ロータリーは協議をしてきたことも理解した上で,地下駐輪場だけでも見直せるのではと思っている。市長に伝えてほしい。  ➡ 調布駅前広場は道路という扱いではあるが,イベント等をしやすいようにしていきたい。市民意見を踏まえながら,使い勝手のよい広場にしていきたいと考えている。 (布田在住 Hさん) ・今日の説明会のあり方に疑問がある。 ・市民と対話をしてきたと言うが,話を聞くだけで市民の意見を取り入れていないので,対話になっていないと思う。 ・一般市民からは,賛成の声が一つもあがっていない。商工会からの意見を市長が事業を進める判断材料にするのはどうかと思う。 ・伐採しないでほしい。  ➡ 付言させていただくが,賛成の声がないというわけではない。 (小島町在住 Iさん) ・市民から賛成意見が出ないからといって全員が反対というわけではない。 ・市の説明に対して,特に異論がなければ意見をいうことは無いと思う。 ・市は,計画について正確に伝える努力をしてほしい。 (上石原在住 Jさん) ・上石原のミニバスについて,乗務員と利用客が少ないという理由で突然バスの本数が減るというお知らせがなされた。そのような状況でロータリーを大きくするのはおかしいのではないか。  ➡ バスの間引き運転については認識をしている。市としてできることをやっていきたい。 (Kさん) ・交番移設地にあった樹木を伐採したことについて,市からの説明では,警視庁の意向とされていたが,警視庁はそう言っていなかった。 ・公衆トイレを撤去するのが早すぎたのではないか。商業施設のトイレは,営業時間外には使えず不便である。新しいトイレを整備してほしい。 ・樹木を切らずに残してほしい。朽ちて危ない樹木は仕方ないが,残せる樹木は残してほしい。  ➡ 残せる樹木は残すべきという意見もあるが,お金をかけてでも残すことに反対する意見があるのも事実であり,バランスを取りながら対応していきたい。 (染地在住 Lさん) ・交番移設地の樹木を伐採したことについて,警視庁の意向でないというのは本当なのか。 ・強引に計画を進める行政を変えていくべきではないか。 (下石原在住 Mさん) ・地下駐輪場の整備は,機械式が良いのではないか。 ・北側にあった交番をなぜ南側に移設したのか。  ➡ 交番は一度北側に仮移設しており,その後広場内のどこかに本設する際に,今の場所につくることが決まったものである。 (上石原在住 Nさん) ・樹木の移植・伐採を行う際は,少なくともセレモニーを市長立会いの下で行うべき。 ・今回の樹木を巡る問題に関して沢山の反対意見があったので,今までの進め方を含めて検証してほしい。行政がバランスを取って進めていくのは難しいと思う。市長選の争点とすることや住民投票をしてはどうか。 (Oさん) ・市の計画に賛成の声もあるといっていたが,バランスよくやってほしいと思う。 ・グランドデザインを示す中で,説明がなされれば我慢もできる。 ・意見を言ってもそれで終わっている。本当に市民の意見を聞いているのか疑問である。 ・今急ぐ必要ない。慎重にやってほしい。 (Pさん) ・将来のビジョンが示されておらず,その場その場で対応しているように感じる。  ➡ グランドデザインについて整理していきたい。 ・機械式駐輪場と自走式駐輪場どちらがよいかをもう一度調べてほしい。  ➡ どちらもよさがあり,適所がある。 ・オリンピック・パラリンピックが終わるまでは立ち止まって検討してほしい。 (富士見町在住 Qさん) ・住民自治に必要な自治基本条例やパブコメ条例などがあり素晴らしいと思うが,市民が市に不信感を抱いていることも事実。 ・1月16日に説明があった,公共施設棟に住民票の発行所を入れる件はいつなくなったのか。  ➡ 住民票の発行所については,当初では検討していなかった。 (入間町在住 Rさん) ・樹木の伐採については,次のステップを示してから進めるべき。 ・説明会のタイトルに伐採の言葉が入っていないが,今年度の工事では移植より伐採の本数の方が多い。 ・市民会議メンバーへの報告会で,市長がメンバーに,市の案に賛成か反対かを問うたが,全員の賛成を得られていない。 ・市が都合の良いことだけ説明していることが問題である。 ・100本樹木を植えても大きさを示さないと理解できない。 ・きちんと情報を示した上で議論すべき。  ➡ 誠実に対応していきたい。 (調布ヶ丘在住 Sさん) ・市民との対話と何度も出ているが,本日もそうだと思う。 ・今日の説明会に市長が出席していないことに疑問を感じる。公務の関係との回答だが,この説明会より大切な公務とは何か。  ➡ 今日の説明会は工事説明会であり,所管部,所管課で出席している。 ・今日の説明会を受けての市長の思いを,樹木を伐採するまでに示してほしい。  ➡ コメントできるように調整したい。 (染地在住 Tさん) ・これまで,樹木保全に関する取組を進めてきた。 ・今日の説明会で樹木の移植・伐採工事のスケジュールが示されたが,工事を行う前に議会で付された付帯条件を満たしていないのにやるのか。 (下石原在住 Uさん) ・オリンピック・パラリンピックが行われるのは飛田給であり,調布駅を利用する人は少ないのではないか。オリンピック・パラリンピックに合わせて整備する必要はない。緑を残してほしい。  ➡ ラグビー日本代表戦などの事例で,調布駅からの移動が多くあったことから,利用者は見込まれると考えている。 閉会時の挨拶 市民のみなさんとの対話は継続しながら,進めていきたい。 以 上