平成29年度調布駅前広場整備に関する説明会 概要報告 開催日 平成29年7月28日(金) 開催時間 19:00~21:00 開催場所 調布市グリーンホール 小ホール 出席者 都市整備部:八田部長,江田参事 都市整備部街づくり事業課:河野副参事,田村課長補佐,鈴木副主幹 都市整備部交通対策課:岩下課長,塚田課長補佐 参加者 105名 ■概要 調布駅前広場等の整備状況や今後の市民参加等についての説明会 ■質疑応答 ・駅前広場内を縦横に走り抜けていく自転車が危険である。駅前広場では自転車を押して歩くのがルールであるが,周知できていない。 ⇒自転車のルールの周知については,9月末頃までに調布駅前広場内への路面表示や看板の設置を検討する。 ・地下駐輪場に入るときの自転車の動線はどこを考えているのか。また,1,900台集中したら危険だと思う。 ⇒地下駐輪場に入る動線は,総合福祉会館の前の通りからを検討している。従前の駐輪場については,入口がロータリー側に1か所で1,580台の処理ができていた。現計画での駐輪場は,入口に集中する時間はあるが,処理できるように計画している。 ・地下駐輪場について,昨年の6月8日以降説明会を開催していないので,情報が発信されていない。また,グリーンホールの外階段撤去に関しても説明会を開催すべき。 ⇒昨年,駅前広場等に関して意見交換会をする予定だったが,樹木等の検討に時間を要したため,開催できていない。グリーンホールに関しては,安定的に使えるような形で現在検討中であり,方向性が定まったら説明の場を考えたい。 ・地下駐輪場の工事はもう発注したのか。 ⇒工事発注はまだしていない。 ・今の季節に樹木の移植をするのは命取りである。次の移植シーズンまで待って,その間じっくり議論したら良いのではないか。 ⇒環境保全審議会でも,夏の暑い時期にはなかなか移植ができないといわれており,すぐに着手はできないと認識している。移植の時期については検討中。 ・市民会議で合意形成したとは言えないと議員も発言している。7月26日に市民会議メンバーへの報告会があり,「合意形成ができた感触を得たい」と言われたが,3回の市民会議で合意形成ができたとは思えない。 ⇒市民会議は多数決を採る場ではないと考えている。また,7月26日の報告会は,市民会議の委員に対し,市議会で報告した市の考え方や出席の御礼を伝えるために行った。市議会からも様々なご意見をいただいており検討中である。 ・グリーンホールの外階段を撤去すると,大ホールは半分くらいの規模になるのか。今の機能を維持してほしい。 ⇒外階段を除却すると半分くらいの収容規模になってしまうので,工夫できないか検討しているところである。40年が経過した施設であり,将来的なホールのあり方を検討しているところ。なお,地下駐輪場の工事中は外階段が使用できるように進める予定であり,今のまま使用できる。 ・グリーンホールの外階段を平成35年に撤去するとのことだが,撤去すると決まっているものを,地下駐輪場の工事中に地下から支えるのは税金の無駄遣いだと思う。 ⇒繰り返しになるが,工事中の安全性も含めて検討しているところ。 ・駅前広場の計画については,お題目としてはわかるが,それを実現する具体的な中身をどのように考えているか。 ⇒交通結節機能やイベント空間,憩える空間を考えている。ソフト的な部分も含めた機能や配置も検討しているところである。 ・デザインするときに周囲との調和が考えられていないため,地下駐輪場をつくったり,樹木が切られ,タコ公園がなくなるなどの問題が発生している。 ⇒平成22年の時点でロータリーの線形は今の計画とほぼ同じである。従前の案の段階からタコ公園は廃止し,樹木は伐採の対象となっていた。みんなが集えるように機能や配置は検討を進めている。 ・地下駐輪場をつくるのに補助金が使えても,維持費には補助金はない。光熱費や人件費,防犯上の対策を考えると,機械式の駐輪場が良いと思う。 ⇒補助金ありきで事業をやっているわけではなく,事業に関して必要性があって,事業を進める際に補助金を確保して,市の負担額を圧縮している。また,維持費用に関しては,機械式の方が高いと認識している。 ・市長に説明会に出席してほしい。今の段階で説明できることで良いので説明してほしい。 ⇒市長には逐一報告をしている。市長が説明する場を設けられるようコーディネートしたいと思う。 ・7月26日の市民会議報告会の傍聴をさせてほしかった。 ⇒報告会は,市民委員に感謝を述べ,全員協議会の内容について報告する場であった。そのため,傍聴はなしとした。 ・傍聴できない場(報告会)には市長が出席し,今日の説明会には出席しない。市長が市民に対し,現状を説明すべき。 ⇒繰り返しになるが,場を設ける努力をしたい。 ・地下駐輪場の計画をするときに,機械式の検討はしたがトラブルが多いので自走式にしたとのことだった。どのような検討だったのか。 ⇒地下駐輪場計画は駅前広場のロータリー計画がある中で新たに計画した。その際,駅前広場の計画に支障を来さないことが条件で,それを満たすために自走式の駐輪場を選択した。 ・駐輪場をすべて市有地で確保せず,借地でも良いのではないか。 ⇒地権者様の都合で駐輪場を2か所閉鎖した事例がある。安定的に使える場所を確保する必要があると考えている。 ・地下駐輪場の防犯対策はどのようなものか。 ⇒運用時間中は有人管理をし,防犯カメラの設置などを検討している。 ・安全のため,公衆トイレは交番の近くに設置してほしい。 ⇒従前の調布駅では,南口のトイレと北口の交番とで離れていた。公共施設棟の中で,交番とトイレを検討していたが,その後単独設置となった。 ・駐輪場及びロータリーは樹木を守る会の案の方が良いと思う。 ⇒代替案では,ロータリーが縮小され,東側に位置している。バス停や一般車両の必要台数を確保するには,今の計画でのロータリーの大きさが必要だと考えている。 ・環境保全審議会にも駅前広場の件を諮問してほしい。 ・大規模な自走式駐輪場よりも,機械式の駐輪場の方が,施設が分散され環境負荷が少ないのではないか。 ⇒専門的知見を活用したいので,議論していきたいと考えている。 ・公衆トイレが端にあるのは良くない。以前の計画のとおり,コンセプトをくずさない方が良いと考え,トイレは公共施設棟に設置してほしい。 ⇒地下駐輪場の横に設置する案がある。公共施設棟の中にもトイレを設置すべきかは,引き続きの検討の中で市民の皆さんと意見交換し,検討したい。 ・駅前広場の現計画では,樹木を保全できるのか疑問。 ・東急前にとめられるなど,買い物しやすい地上の駐輪場をつくってほしい。 ⇒歩道の駐輪は,車いすや障害者に配慮が必要でなかなか難しい。 ・樹木を残しつつ公園をつくらないと,防犯上危ないと思う。もっと樹木を植えて,憩いの場をつくってほしい。 ・機械式の駐輪場と自走式の駐輪場のコスト比較表を出してほしい。 ・お祭りをすることがにぎわいではなく,タコ公園のようなにぎわいをつくるべき。にぎわいの意味を考えてほしい。 ・皆が集える,樹木のある調布市の誇りの広場を守ってほしい。 ⇒新たに樹木を植えて,誇れる空間にしたいと考えている。 ・景観審議会において,駅前広場についても議題にしてほしい。 ⇒議題に出していきたいと考えている。