令和4年度第1回「市長と語る・ふれあいトーキング」 1 日時 令和4年8月27日(土)午後3時30分から5時30分まで 2 場所  調布教育会館 3階  開会 午後3時30分 ○司会者(岡田市民相談課長)  皆様,こんにちは。定刻となりましたので,これより令和4年度第1回市長と語る・ふれあいトーキングを始めさせていただきます。本日はお忙しい中,多くの皆様に御参加いただきまして誠にありがとうございます。  それでは,まず初めに,市長・長友より御挨拶させていただきます。 ○長友市長  皆さん,こんにちは。市長の長友でございます。3年ぶりに調布よさこいの実地開催というので,数分前まで駅前広場で。大変な人でにぎわっているのを目の当たりにして,この2年半,ほとんどの行事,イベントは中止になっておりましたんで,今回コロナには気をつけながらも,やっと開催できたなあという感慨がございました。  やはり,特に子どもたちも気の毒だなと思っているところでありますけれども,まだまだ油断はできない。そこに加えて,今日は35度以上でしょうかね,熱中症の危険もあるということで,水分をお持ちの方だけじゃないと思うんですけども,くれぐれもお気をつけいただきますように。  5回目の接種の準備をということを政府は言っているんですけれども,まだ細かいことを決められていなくて,我々はちょっと困っているというのが実情です。今,御存じのように,高齢者を中心に4回目の接種をだんだんやっているわけですけれども,オミクロンに効くのか,効かないのかという話がある。今度のワクチンはオミクロン対応だと言っているので,10月半ばからもうやるというんで,準備期間もあまりないんですよ。あと一月半ぐらいしかないのに,細かいことが決まっていない。ただ,決まれば決まったで,政府から年齢別だとか,どういう方を優先的にとかいうようなことを言ってくると思います。そうすれば,皆様方に分かりやすいようにアナウンスさせていただきますので,どうか接種券が届きましたら,順次接種していただければなと,そのように思っております。  いずれにいたしましても,このコロナの感染がまだまだ油断はできないわけでございますけれども,今後なだらかに沈静化することを心からこい願っておりますし,その状況を見ながら,今日の調布よさこいではありませんが,いろいろ心楽しいような催しもできれば再開したいなと,そのような思いでございます。  今日は限られた時間,週末のお忙しい時間帯,足を運んでいただきまして誠にありがとうございました。皆様からいただいた御意見,御要望について,この場でお答えできることについては,私どもから回答をさせていただき,即答できないものについては,週を明けて,速やかに皆様方の元にお答えをお届けするようにいたしてまいりますので,ひとつ2時間,よろしくお願いいたします。 ○司会者  次に,本日の市からの出席者を紹介させていただきます。お手元の資料にございます出席者一覧のとおりでございますが,皆様から向かって市長の右側のテーブル,副市長・伊藤でございます。その隣,行政経営部長・小柳でございます。その隣,都市整備部参事・代田でございます。スクリーン左側,市民部長・石川でございます。  それでは,始めさせていただく前に,皆様に幾つかお願いがございます。  本日は多くの方に御参加をいただいております。できるだけたくさんの方からお話を伺いたいと思いますので,御発言はできるだけ簡潔に,お1人3分以内でお願いをいたします。複数項目御発言をいただく場合でも3分以内でお願いできれば幸いです。  御発言いただける方には挙手をお願いいたしますが,同時に複数の方が挙手された場合,3名の方を御指名させていただきます。順番に御発言をお願いいたします。3名の方が終了いたしましたら,同様の形で進めさせていただきます。御指名につきましては,テーブルのふせんに番号が,Fの1とか,アクリル板のちょうど下辺りにつけさせていただいておりますが,できるだけそちらの番号で御指名をさせていただきたいと思います。  この会の速記録を市のホームページに公開いたしますことから,御発言の際にはマイクをお使いいただきます。係がマイクをお持ちいたしますので,どうぞよろしくお願いいたします。  御発言の際には,冒頭,小島町の岡田ですといった形で,お住まいの町名とお名前をお願いいたします。ホームページに公開する記録につきましては,町名のみ記載をさせていただきます。  また,この会の記録のため写真を撮らせていただくことを御了承ください。お顔が写らない程度に,後方から撮影をさせていただきます。  本日の予定は,会場の都合上,午後5時半までとなっております。皆様の御協力をお願いいたします。  申し遅れましたが,本日,司会進行を務めさせていただきます,私,市民相談課・岡田と申します。どうぞよろしくお願いいたします。  お待たせいたしました。それでは,ふれあいトーキングを始めます。最初に御発言いただける方は挙手をお願いいたします。どなたかいらっしゃいませんか。では,Dの1番の方とDの4番の方,引き続きどうぞ。 ○●●(調布ケ丘3丁目)  調布市調布ケ丘の●●です。本日はこのような機会をいただき,ありがとうございます。  質問したい内容としましては,自分自身はここ,調布市に引っ越してきたのは1年前なんですが,姉が前から住んでおりまして,柴崎に住んでいまして,質問としては,開かずの踏切が調布市に何か所かあるみたいで,姉は娘がいまして,通常だったらいいんですが,雨の日とかでも踏切の前で30分ぐらい待つことがあるというふうに話を聞いて,なので,そういう整備というのを何か考えられているのかとか,あと解決策とか,もし何かあれば教えていただきたいなと思って質問しました。 ○長友市長  ありがとうございました。我々はもちろん日本に,東京に住んで,JRをはじめ各種私鉄が東京には発達をしていて,それを利用しているわけですけれども,そうすると平面の,地上面を走るのは当たり前だと思っているけど,ほかの国は,どうもそうではない国もあるみたいですね。最初から立体交差にして,地上で踏切というのを市街地においてはあまり設けないと。それを今から言ってもしようがないんですけれども,日本で,特にこの人口密集地の東京とか大阪とか大都市におきましては,いろいろ不便な面があるということです。  それから,10年以上このまちにお住みの方は,国領,布田,調布駅3駅が地下化されたというのを御記憶だと。ちょうど今月で10年なんですよ。早いものだなと思いますけれども,そのときに18踏切を除却したんですよ,ですから,考えてみれば,どれだけ不便だったのかと,逆に言うとね。18踏切があったわけであります。そこも地下化になって,連続立体交差になった部分はまだいいんですけど,残っている部分があるわけであります。  それで,特に今おっしゃった柴崎近辺は,東京全体の中でも比較的短い距離に踏切が4つ,5つあるという,国土交通省も重点地区として挙げて,ですから,テレビのニュース等で時々取り上げられるということなんですね。それぐらい私ども,問題意識は持っております。それで,市だけではどうにもならない部分を国,東京都,それから京王電鉄と話し合いながら,何とかしていきたいというふうには思っております。  市内,今,開かずの踏切と言われるのがつつじヶ丘駅,柴崎駅周辺の5か所点在をしていると。それにより,朝夕のピーク時においてはかなりの時間,踏切が。それから,違う言い方をすると,1時間のうち開いている時間が何分なんだというような捉え方もございますけれども,やっぱりわずか10分ぐらいだという時間帯もあるということであれば,これはやっぱり大きな問題で,柴崎も地下があることはあるんですけれども,踏切から少し距離がありますので,地下道を利用するのもなかなか大変だというようなこともございます。  それで私どもは,もちろん●●さんおっしゃったように,深い問題意識は持っております。地下化になった部分は先行してよかったんですが,残った地域をどうするのかということで,1つは,一気にそれを連続立体交差にするわけにもなかなかいきませんので,やっぱりそこの踏切に近い部分の道を,通行を便利にするだとか,車をほかの地域に分散して流して安全を確保するだとか,それから通学時に,特に雨の日などは安全対策を,傘を持ったお子さんがやっぱり踏切のところで危なくないかとか,そのようなことにいろいろな面で気をつけながら,一日も早くこれを解決したいと。  昨年,一昨年,どっちだったっけ,大臣が来られたのは。国土交通大臣も視察に来ていただきまして…… ○小柳行政経営部長  昨年です。 ○長友市長  昨年ですね。今の前の赤羽交通大臣も来ていただきまして,そのことに対して我々も陳情いたしております。すぐに解決できるというお答えを返せないので恐縮なんですけれども,そういうことで安全の確保と一日も早い解決をということで考えております。地元の皆様方のお声をこれからも慎重に聞かせていただきながら,問題の解決を考えていきたいと思っております。 ○●●(調布ケ丘3丁目)  ありがとうございました。 ○司会者  よろしいでしょうか。ありがとうございます。それでは,Dの4番の方にマイクをお願いします。 ○●●(調布ケ丘4丁目)  調布ケ丘の●●と申します。  調布に住んでもう20年以上経過してございます。調布市の20年前と今,今お話しされたように,非常に大きな,交通行政とか商業施設がこの駅前周辺に,この市役所も含めて集約されて,非常に便利なまちになっているかなって私は思っています。  私も出身が石川県のあるまちで,住みやすいまちに毎年上位でランキングされているようなまちに実家があります。ただし,そのまちと調布市,今,何位かちょっと分かりませんけども,大変調布は住みやすいまちに,私自身は自分の実家のランキングよりいいまちかなってつくづく感じています。  その中で今似たような,交通行政というか,交通の安全性みたいなところで,調布市はもう少しよりよいまちにするといいまちになるんではないかなと思って提案をさせていただいています。昨年,市長も御参加されて,「みんなに優しい自転車の安全利用宣言」ということを昨年の4月にされているかと思います。  調布市は,やはり駅前周辺の商業施設とか,ちょうど周りに集約されていることによって,駐輪場が非常に充実されていると思っていますが,中心部に自転車で移動されて,通勤通学とか買い物とかされる場面が多いと思うんですけども,その中で,安全利用の宣言をより効果的に,市民の皆様と一緒に,歩行者の安全と自転車のモラルみたいなところで,市の行政として少し改善していただくことを考えていただきたいなと思っています。  車とかは非常に安全技術がどんどん進んで,優しい技術をどんどんつけていると思うんですけども,自転車自体は,本当に生身の人間と自転車,機械というもので,スマホとか,そういう便利なツールで,非常に交通ルール的にまだまだモラルを守らない方とか,危険な場所に自転車に乗ったまま入ってくる。特に今日みたいなお祭りを駅広場でやっている中で,自転車がやはり多く,乗ったまま通行する方もいることは事実ですので,商業施設の関係はあると思うんですけども,自転車と人との寛容な社会じゃないですけど,まちづくりみたいなところで何かお考えのところがあれば,ぜひ改善して,もっとよいまちにしていただきたいなと思っています。何か御意見があれば,よろしくお願いいたします。 ○長友市長  ありがとうございました。大変いい提言をいただいたと受け止めさせていただきたいと思います。  私自身のことを申し上げると,私も今年で28年ですかね。私はもともと東京の人間じゃないもんで,いろいろ移り住んでいたんですけど,調布市に来て28年。今,●●さんがおっしゃったように,その28年の中でも,ああやっぱり変わったなと,私が市長になる前から顧みて思っております。  自転車の問題というのは,おっしゃるように,いろんな意味でこれからも重要だと思います。今やはりお子さんの年齢にもよりますけれども,市内でいろいろな活動をされるときに,お子さんが10代ぐらいまでですと,一家の家族と同じ台数があってもおかしくないですよね。それぐらい自転車が多いですよね。それから,年配の方も最近,75の後期高齢者,それから80以上になってくると,免許をいつ返納しようかという大きな問題がございますから,そうすると自転車を利用される割合もまた増えるのかなということで,調布の人口は,我々の思惑では,あと10年以内ぐらいは緩やかに伸びて,そこからも横ばいで,あとは減っていくかもしれないと思っておりますが,自転車の問題というのはまだまだこれからも重要だというふうに思っております。  そこで●●さんがおっしゃるように,安全な通行を自動車とか歩行者に気をつけた上で,ルールを守ってということで,我々も実は簡単そうでなかなか難しい問題だと思っております。2人乗りはちょっと論外かもしれませんけれども,やっぱりきちんと運行するときに安全にというのは,例えばということで言えば,一応原則は車道を走るということになっておりますが,例外的には一部歩道も,そのときには十分気をつけてもらわなきゃ困るということがございますし,それから,今はやっぱり自動車は論外かもしれませんが,自転車は携帯とか音楽の媒体を自分で操作しながら運転,そのときには片手になるかもしれないし,これは大変危険なことだと思います。  それから,さっきちょっとおっしゃった中に入っていたと思うんですが,今よさこいをやっているあの駅前広場は,これ,実は自転車に乗った通行は禁止しているんですよ。それで,広場に入る四方に多分表示もあると思うんです。「この中は歩いて押してください」と書いてあると思うんですが,なかなか守ってもらえません。  特に,朝夕の人が多いときなんかは,ちょっと危険な場面もスピードを出されるとありますので,我々も頭の痛い問題だと思っておりますが,これからはやっぱりお願いの度合いを一層強めていきたいと,そのように思っております。  それで,その中でやっぱり警察等とタイアップして,交通安全の集いですとか,それから小・中学生にアピールするために,スタントマンを活用した交通安全教室,それから街頭のキャンペーン,さっきおっしゃったように,昨年の4月には安全利用宣言も発出させていただきました。これからも様々な場を捉えて,そのような啓発活動をより強めていきたいと思っております。  ただし,お願いをしたいのは,行政だけで,我々は今後とも新たなことを含めてそのような要請を強めてまいりますが,やはりさっき申し上げましたように,一家で各人が自転車に乗るぐらい台数が多い中で,家庭でやっぱり最低限のお子さんに対して御両親がとか,そういうような申合せといいますか,意識を高めることを強くお願いしたいと。学校を含めて行政はやれることをやっていきますけれども,ぜひ全家庭においても,そのような意識でよろしくお願いしたいと。我々に対して,新たにこういうこともできるかとかというようなのがもしありましたら,今後ともどしどし言っていただければと思っておりますので,よろしくお願いいたします。 ○●●(調布ケ丘2丁目)  ありがとうございます。私も市長と同じように,行政だけでできないと思いますので,ぜひ市民一人一人の,家族含めてモラルとか,普及活動じゃないですけども,そういったところだと思います。  私も実を言うと,自転車に日頃乗らない人間です。車と歩きだけです。やはり今,歩いて移動する場合に,歩行者が自転車に気を使ってしまわざるを得ない場面が多くあります。どちらかというと人間が自転車を避けてしまう。通常は自転車が人間を避けなきゃいけない。今,逆の,交通ルールじゃないですけど,悪いルールになっているかなと思っていますので,そういう意味でも,調布市っていいまちだねって言われる1つのお話になるかな,今日も多くの方が,市民だけではなくていろんな,周辺の多摩地区とか東京の周辺から来られている方がいると思うんですけど,ああ,調布っていいまちだなと思われるときに,目の前から来た自転車が真っすぐ来るか,避けていくか,降りていただくかによって,まちの印象ってすごく変わるかなって思っていますので,そこは警察ではなくて,市全体,市民全体としてやっぱりやっていくべき改善活動かなと思っていますので,やはりそういったところは,いい市民でありたいということと,調布市により住みたいという方,あと交通事故もやっぱり自転車が多いと聞いていますので,そういったところを改善していただくように,一緒になって考えさせていただければと思っております。  以上です。 ○長友市長  ありがとうございます。1つだけつけ加えますと,多摩川の土手を,ヘルメットをかぶって,かなりのスピードで走る人がおられて,府中では死亡事故が出る,調布でも重傷事故が発生しているんです。それで,我々が規制を強めようとすると抗議されるんです。我々の週末の楽しみを奪うのかと。それに関しては,私どもも非常に強い姿勢で,これだけの事故が起きているのに,こんなところを緩やかに,ジョギングで追い越されるぐらいのスピードならまだしも,30キロも出して運転するような,そういう社会的な常識のない人間はやめてくれと。そういう強い言い方をせざるを得ないぐらい大きな問題にはなっております。  自転車が事故を起こしたときに,自動車の強制のような保険に入っていないと大変なことになるというぐらい,今おっしゃったように,時々気になる事故も起こっておりますので,気をつけていきたいと思います。 ○●●(調布ケ丘2丁目)  ありがとうございました。よろしくお願いいたします。 ○司会者  ありがとうございました。次に御発言いただける方,いらっしゃいましたら。そうしましたら,Aの1番の方,Cの1番ですね,それからBの4番の方。 ○●●(西つつじケ丘1丁目)  西つつじケ丘の●●です。よろしくお願いします。  社会福祉事業団が運営しているすこやかのトワイライトステイという学童や保育所の後に子どもを預かる事業についての要望です。  私の子どもは,小学校6年間,トワイライトステイを利用しましたが,お正月明けの1月4日から仕事が始まるため,預け先をほかに探さなくてはなりませんでした。1月4日に休業というのは,暦どおりの勤務の方,市役所の皆さんもそうだと思うんですけれども,皆さん困ると思います。特に暦が5日,6日が土日に当たった年は,4日から会議などが入るため,学童の6時までの預かりでは足りず,困りました。ぜひ1月4日も開けてほしいと思います。  あともう一点あります。中学生の適応指導教室についてお伺いいたします。第七中学校にあるはしうち教室は現在,私立の学校の生徒も受け入れていますでしょうか。私の子どもは現在大学生になったのですが,中学生のときに不登校になって,適応指導教室のお世話になれないものかと考えまして相談しましたが,調布市立の学校に通っていないからという理由で入室を断られた経験があります。  当時,隣の府中市では,公立,私立関係なく入室できており,調布市教育委員会の対応には当時がっかりさせられました。また,現在でも続いている社会福祉協議会が運営する子ども・若者総合支援事業「ここあ」も紹介されましたが,当時,まだ始まったばかりで,利用するお子さんがほかにほとんどおらず,通いづらい状況でした。また家計,経済的に困難を抱える生徒でなければ学習支援が受けられないという点も利用につながらなかった理由です。  調布市には,調布市立だけでなく,都立,私立の学校に通う児童・生徒が多くおります。家庭は同じように税金を納めておりますので,視野の狭くない子どもへの教育サポートをお願いしたいと思います。  以上です。 ○長友市長  ありがとうございました。親御さんの病気等でお子さんの養育ができない場合のショートステイについては,年末年始も実施しているというものはございます。ただ,今おっしゃったのは,トワイライトステイで1月4日,三が日が明けた後のと。これに関しては,すこやかの事業実施日という年間のスケジュールが決まっている中で,確かに対象となっていないようですね。それについて,今日も●●さんからそういう御要望を強くいただきましたので,その拡充については,すこやかの置かれている立場,その性格というようなものももう一回考えさせていただきながら,ちょっと検討させていただきたいと思っておりますから,今日の御意見を今後の運営の中での1つのお申出として受け止めさせていただきたいと思います。  それから,小・中学校ですね。今御存じかと思いますが,小学校は公立が20,中学校は8校,全部で28校の公立小・中学校が調布には存在をしております。それで,これが古くて新しい問題かもしれませんね。やっぱりいろんな事情でその学校のカリキュラムといいますか,その学校での生活に順応できる方ばかりではない。今に始まったことでなくて,それは昔からあったと思うんです。昔のほうが,よりそういうことに対して対応する余裕は社会全体に少なかったかもしれませんが,今でもやっぱりかなり大きな問題だという意識で我々は考えております。  中学生対応と小学生対応ということで,これは●●さんは御存じかもしれませんが,多くの方に御紹介すると,適応指導教室「太陽の子」といって,これを大町――昔は大町小学校といって,これが野川と統合して調和小学校になって,大町は今スポーツで使うとか,様々な用途の施設になっていますが,その大町スポーツ施設内に「太陽の子」という適応指導教室を設けて,これは調布市立の小学校に在籍する不登校の小学生を対応にやっております。  それと同じように考えますと,正確に言うと,中学生対象の適応指導教室というのは設置しておりません。調布の中には適応指導教室と銘打ったものはございません。ただ,さっき申し上げた8つの中学校の中の第七中学校の中に,「はしうち教室」と名づけて不登校の中学生を対象に,不登校特例校の扱いで,平成30年度に大町スポーツ施設内に設置したものを先駆けとするということで今考えているわけでございますけれども,この不登校特例校分教室というのは,不登校生徒の実態をよく把握した上で,特例の教育課程を編成すると。ちょっと言い方は悪いですが,完全にこれ,学校なんですね。第七中学校はしうち教室というのは,今申し上げたように,学校という位置づけでございますので,そこに在籍していただく,調布市立第七中学校の生徒になる,そこに転校するということが必要になります。ですから,当然のことながら,私立を含めてほかの学校に在籍している方を無条件に受け入れるという施設にはなっておりません。  だから,さっき府中の例をおっしゃったので,そうですか,それはちょっと私も教育委員会に聞いて,府中はどういう体制でやっているのか。多分,私が今申し上げた調布と同じシステムではないですね。そこの学校の生徒になって特別の教育を施すという方針の下に,言ってみれば,国で言えば,文科省から認められるようなやり方でうちはやっているわけでありますけれども,府中のシステムというのが,私立のお子さんも広範に受け入れるということではあれば,ちょっと勉強させていただきたいと思っております。  今申し上げた第七中学校の生徒になっていただいて,そこにおいて特例の教育を定めるということだけがもちろんやり方ではないかもしれませんから,今後いろいろまた,より効果的なやり方があれば考えさせていただくということは,当然可能性としてはあると思っておりますので,ぜひ今日いただいた御意見も含めて教育委員会にも伝えまして,取組をいろいろこれからも検討していきたいと思います。  でも,やっぱり最初に申し上げたように,なかなか対象児童・生徒が減るということもなく,調布だけではないと思いますけれども,取組をどういう効果的な体制に持っていくのかというのはなかなか難しい問題だなといつも認識しております。 ○●●(西つつじケ丘1丁目)  ありがとうございました。 ○司会者  よろしいでしょうか。それでは,次にCの1番の方。 ○●●(深大寺東町7丁目)  深大寺東町に住んでおります●●と申します。  本当に深大寺東町というのはすごい不便なところでして,どちらかといいますと,三鷹や吉祥寺に行くほうが近いんですね。ですから,調布に来るとかってなりますと,市役所とかそういうところに来るとなりますと,やはり自転車を使わざるを得なくて,なぜならばバスがすごく少ないんですね。なので,どうしても自転車で走っているんですけれども,三鷹通りがやはり非常に狭いので…… ○長友市長  狭いですよね。 ○●●(深大寺東町7丁目)  そうですね。ですから,車道を走りますと,車すれすれで行ってすごく怖い思いをしたりしますので,だから自転車を使うのが仕方ない人たちもいるということを分かっていただきたいと思います。  私は,私のそばの空き地があったんですけど,そういうところも一切なくなって,20坪前後の家が立ち並んでしまっているんですね,今。草が一本も生えないように,コンクリで囲った家が多くなっております。近くに小さな公園があるんですけど,そこも除草剤などをまきまして,草をすぐ刈ってしまうので,チョウチョウもいない,蚊しかいない公園に今なっております。蚊だけが非常にいるんですね。先日も近所の子どもたちが,虫網で昆虫採集しようとしていたんですけれども,本当に見事に昆虫がいなくて,本当に緑が少なくなったというので,その緑が少なくなった今,公園の役割というのはかなり大きいというふうに思います。  そして,神代植物園の駐車場に大きなクスノキがありますよね。根の際までコンクリートで固めてありますので,あれでは根が張れずに,いつか倒れてしまうというふうに思います。調布にはカヤやクスがせっかくあるんですから,クスノキは何百年も生きますし,カヤは何千年も生きるというすばらしい木なんですね。ですから,そういう木に目を向けていただいて,そして大事して,根を張れるようにしてやっていだけないかというふうに思います。  それから,野鳥たちが巣を作れる大きな木がなくなっておりますので,もともと調布は野鳥が多いところでしたが,公園とかそういうところの枝がみんな落ちたら大変な事故になるとか,いろいろと考えて,どんどん枝を払う。そしてまた,文句を言う人が多いので,どんどんそうやって切ってしまう。そうしますと,大きな木にいろいろな種類の鳥が集まってしまいますので,そこで病気がうつり,人間も1か所に集まったらウイルスで病気になる。それと同じことですね。ですから,あちらこちらに大きな木があるというのが理想だというふうに思います。  それから,自由広場の林のところに腐葉土がたくさんあるんですね。そこには虫がいっぱいいて,非常にふかふかしていいところだったんですけれども,そこを掃いて,グラウンドゴルフをしている高齢者の方たちが多数いらっしゃるんですね。ですから,そこはぜひ自由広場ぐらいにしかああいう場所というのが本当に今ないですから,グラウンドゴルフはぜひ違う場所でやっていただけないかということと,そして虫は子どもたちが,やはり虫と触れ合うというのは大事なことですので,害虫ばかりではないですからね。害虫と言っているのは人間が勝手に決めていることですから,生態系ですから,やはりそういうのは残していただきたいというふうに思います。本当に子どもたちのために,昆虫採集ができる市にしてほしいというふうに強く思います。  また,水神苑に蛍があるんですね。毎年蛍が出るんですけれども,水神苑で蛍を守っているんですが,不届きな人がいて,立て看板を水神苑で,ここは水栽の植物も全て捕らないようにという……今ちょっとど忘れしちゃいました,すみません。蛍の餌があるんですけれども,その貝を捕らないようにという立て看板があるんですが,それを取ってしまうという人がいるんですね。ですから,それぜひ,水神苑だけで守るというのは非常に難しいことですので,何とか蛍が舞う調布市,すてきじゃないですか。ですから,調布で何とかそれを手助けできないものかというふうに思います。  また,調布の駅前のロータリー…… ○司会者  ●●様,そろそろおまとめいただいて。 ○●●(深大寺東町7丁目)  ああ,そうですか,すいません。取りあえず,緑豊かなまちにしていただきたいという要望でございます。よろしくお願いいたします。 ○長友市長  ありがとうございました。ちょっと突飛なことを言いますと,出張なんかでいろんな日本各地に行くことがあります。それで,講演をさせられるときに,東京ってどういう印象ですかって聞くんですよ。東京には区があるんですけれども,幾つありますかと言ったら,これは小学生でも東京23区と言う。多摩ってどう思われますかって言ったら,まず知らないですね。多摩って何だろうと。多摩地区って何だろうと。多摩には区じゃなくて市もあるんですが,東京の市というのは23区と比べて多いですか,少ないですかと聞くわけです。すると,大体8割以上の人が少ないというんですけど,実は26あるから,区よりも市のほうが多いんですけどね。  何を言いたいかというと,もちろん区部のいい面も,生活していて便利な面もいっぱいありますよね,それは。だけども,自然を守るとか,その自然の景観に触れるということになると,残念ながら23区はかなり難しくなってきていますよね。初めて調布に来られた方が京王線に乗って,世田谷から調布に入ると,ああやっぱり自然の潤いというか,そういう緑あふれるような感じがありますねと言っていただくのを,私も今の御質問のように何とか守りたいと。それが調布だけではないんですけれども,開発と保全の間に立って,民間の権利があるようなものは我々が強制的に止めるわけにもいかないという,本当にそこのところは,おっしゃることは非常によく分かるとまず申し上げたいと思っております。  それなので,宅地が多くなり樹木が減ったと言われるのも,ある意味じゃしようがないんですが,何とか昔の自然を残せるところではということで,地権者の方といろいろお話しをしたり,予算は微々たる予算なんですが,それを守り伝えるためには市が買取りをして,例えば深大寺だとか佐須地域だとか,ああいうところは重点的に考えたり,それから調布というのは3階建て構造みたいになっていますけれども,崖線の景観を守るためにということでいろんな角度から検討して,有識者にも御意見をいただきながら,必死になってこれを守りたいというようなことはやってはおりますということは,まず申し上げたいと,そのように言わせていただきます。  100億も200億も予算はないんです。本当に正直に言って十何億ぐらいの予算で自然環境を守るためにということに充当させていますけれども,何とかそういう基金,特別のお金も充実を少しでもさせて,そういうところに当てていきたいと思っておりますから,これからもやれることは,景観を守るための様々な私どもの考え方に基づいて重点地区というのを定めて,それから土地を持っている方,生産緑地の問題もございますけれども,そういう方の協力を得てやっていきたいと,そのように思っております。それがなくなったら,やっぱり調布に住む意味が半減すると。武蔵野の自然林とか多摩川のせせらぎとか野川,そういうのを大事にしていきたいと思っております。  それから,神代植物公園の中の自由広場についての御質問をいただきました。これは今日承りましたので,御意見としてしっかり受け取らせていただきたいと思っておりますけれども,御存じかもしれませんが,これは東京都の所有管理地になりますので,私どもだけで何をどうしろというわけにはなかなかまいりません。ですけども,そういう地元の皆様のいろんな御意見があるということは伝えるようなルートもございますので,そういう場合に,市として利用について直接制限というのは難しいんですけれども,そういう御意見があるというようなことを所管するのが,神代植物公園の管理事務所に,市民の皆さんの御意見として伝えるようなことはできますから,今日のようなことも伝えさせていただきたいと思っております。  水神苑のところで蛍というのは,大変すばらしい取組だと思っております。それ以前に,佐須のほうで蛍を生育して,夏は蛍観賞を楽しんでいただいていたということが前あったんですけど,なかなか最近育たなくて,カワニナという蛍が餌にするようなものも地方からでも運んできたこともありますし,いろいろ手を尽くしているんですけれども,復活すればいいなとは思っていますが,どうなんでしょうかね。やっぱり調布の自然環境も変わってきたのか,なかなか蛍を観賞する,潤いを楽しむことが難しくなっている。  その中で,あそこ,水神苑に向かって右側のところですね,スペースのところで,私が知っているのは,〇〇さんという方が中心になって,熱心にあそこで蛍を生育しようとしておられたというのは存じ上げています。そのために,その照明のルクスも調整してくれとかいろいろ言われて,できる御協力はしたりしております。そういう市民の方の自発的な活動というのは大変貴重だと思いますので,ぜひ続くもんであれば,我々は応援させていただきたいと思っております。  それから,最後,質問を遮らせていただいたのは,駅前ですか。駅前ロータリーとおっしゃったから,駅前をこれから整えていくときのやっぱり木の潤いだとか,そういう自然だと思います。  今,開発するために,北は大体できましたけど,南のロータリーはこれから少し整備してまいりますから,あとまだ3年ぐらいかかりますけれども,立派な広場にしてまいります。北と南にバスとかタクシーを中心にして利用に便利なロータリーを,近代的なものをつくることは間違いありませんが,それ以外も,今日のよさこいをやっているように,かなり十分なスペースを確保できます。開発のために木は伐採しなければいけないということでやってまいりまして,そのことに対しては,市民の皆様からの大変厳しい批判も含めて御意見をいただいておりますが,私どもの約束として,あれがこれから完全に整備をされて,それから整えていく期間の間に,木をまた新しく植えると。以前も,数十本あった木も自然に植えた木ではなくて,前の整備のときにだんだん植えてきたものでありますから,それと同じようなことをやりますということはお約束をしておりますから,今後の開発のときに,駅前広場をつくり上げるときに,それをしっかりとお約束を違えないように,慎重に整備を進めていきたいと,そう思っております。 ○●●(深大寺東町7丁目)  ありがとうございました。とても安心しました。これからもよろしくお願いいたします。  ありがとうございました。 ○司会者  よろしいでしょうか。ありがとうございます。では,次,B列の。 ○●●(若葉町2丁目)  こんにちは。若葉町の●●と申します。  本日ちょっとお伺いしたいことが,今御存じのように,若葉小の生徒数が急増していまして,特に2年生は6クラスもあって,プレハブが校庭に建ってしまって,遊ぶところもままならない状況です。昼休みも校庭遊びが全学年毎日できずに,隣の四中の校庭をお借りして遊んだりしている状況で,遊べない日は室内で遊んでいると。ただ,そうすると,やっぱり子どもたちがまだ体を十分に動かせていないので,放課後とか物足りないのか,公園で遊びたがるんですけれども,ただ近所の公園で遊んでいても,周辺の住民の方にうるさいだとか言われてしまって,なかなか怖くて行けないという子どもがいたり,またボール遊びなどしていると,すごい剣幕で毎回怒りに来る方とかいらっしゃったりするので,なかなか自由に遊べる場所がないというのが今一番困っている点です。  若葉小と図書館と四中辺りで今,再開発が計画されているかと思うんですけれども,ただ,今いる子どもたちというのは,その恩恵がなかなか受けられないまま育っていくのかなと思っておりますので,ちょっと近々に自由に遊べるところをつくっていただきたいなと思っています。具体的には,今ある公園に少し高いフェンスを設けていただいて,例えばここだったらボール遊びしていいですよという場を学区の子が徒歩で行ける圏内につくっていただくだとか,あとは小・中学校の土日の開放,放課後の開放を進めていただいて,子どもたちが自由に安心して遊べる場所をつくっていただきたいなと思っています。  そのほかに,もし市のほうで考えていただいていることがあれば,お聞かせいただければありがたいです。  以上です。 ○長友市長  ありがとうございました。恐らくは,今おっしゃったことは,この場でもお聞きをいたしますけれども,複数の保護者の方が同じ問題意識を持っておられるんであれば,学校にも既に伝えておられるのかなと思いながらお聞きをしておりましたし,今,一貫校をつくるんではないけれども,ある意味で四中と,いい意味で小・中学校の交流が進むような整備をしておりますから,そういう中において,今後の若葉小,四中の在り方の中で,お子さんが自由に伸び伸びと育つような,そういう環境が整えばいいなというふうには私も思います。  それから,掲示がなされたんですか? 張り紙? これ,どの主体による掲示でした? ○●●(若葉町2丁目)  調布市の名前ではなかったような気がするんですよね。 ○長友市長  これが都のサービス公社なの?  それは公園のところで? ○●●(若葉町2丁目)  公園の元あった看板の下に,さらにクリアファイルでラミネートされているような…… ○長友市長  これ,4か月ぐらい前ですか。令和4年4月? ○●●(若葉町2丁目)  そうだと思います。 ○長友市長  今年ですよね。 ○●●(若葉町2丁目)  今年です。急に張り紙が貼られて。 ○長友市長  これ,ちょっと調べてみますけども,これも住民の方から要望があって,そこが難しいところなんですよ。やっぱり自由に伸び伸びと遊んでほしいという思いはあっても,道路遊び,野球がありますし,サッカーもありますし,その他のものも。それでちょっと生活に支障があるんだというふうに言われると,そちらのほうは我々が聞かなきゃいかん。都の管理しているサービス公社が,そのようなお声に従って一時的な掲示をしたということではないかと思われるんですが,よく確認してみますけども。ただ,やっぱり利用する側の立場というのもありますでしょうから,あまりに御近所に御迷惑をおかけするのは,やっぱりお子さんをそれなりに説得して,守らなきゃいけないルールはあるんだよということは言ってもらわなきゃ困ると思いますけども,できればね。  それから,公園も,今おっしゃった中には,公園を自由に使うという以前に,なかなか近隣に,徒歩圏内にいいスペースがないから何とかしろという地域がほかにもあるぐらい。大体御存じだと思いますけども,21.5平方キロぐらいのこのまちで,今やっぱり急に子どもたちが自由闊達に遊べる公園のスペースを確保するというのも,地域によっては非常に難しくなってきています。だから,つくるということが難しい。つくったらつくったで,その中の活動に制約を加えなきゃいけない事情も出てきているということで,ただ●●さんのおっしゃることはよく分かりますので,私から教育委員会を含めて公園の管理をしておるセクションも含めて,いま一度,この若葉小の付近の実態というようなものについて,何とか子どもたちが動きやすいように,活動しやすいように考える余地はないのかという御意見が強く出たということは申し伝えるようにはいたしますから,そこまではお約束をさせていただきたいと思っております。ですから,そこにおいても,ぜひお子さんにも,さっき申し上げましたように,やっぱり近隣の理解があっての伸び伸びとした活動というようなものも場合によっては御指導いただきたい。  それから,小さいボールでも,少し大きなボールでも,それが外に出ないようにということになると,かなり高いフェンスをということになるんですけど,これはいろいろな意味で,そこまではなかなか難しいというのが,これは正直申し上げて実態でございまして,基地跡みたいな広いところで硬式の球を使うようなものが,何とか危険性を取り除かなきゃいかんということで,こういうことは今までに経験をいたしましたけれども,市内全域において,近隣のお宅との関係も含めて,ボールを全部取り締まるというようなところまではなかなかできかねるというのが実態ではございます。残念ながらその制約もございますけれども,その範囲内でということで,教育委員会だけに任せるということではなくて,公園をどうつくっていくというようなことを一緒になって考えていくという立場にもありますので,いろいろ一生懸命考えさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○●●(若葉町2丁目)  ありがとうございます。 ○司会者  よろしいでしょうか。それでは,次に御発言いただける方,挙手をお願いします。そうしましたら,Bの2番,Aの2番,それからもう一方,Cの4番の方ですね。順番にお願いいたします。まず,Bの2番。 ○●●(下石原3丁目)  下石原の●●と申します。よろしくお願いします。  調布市に引っ越してきて1年半ぐらいなんですけれども,妻が調布の出身だったので,結婚でこちらに引っ越してきたのですが,その前が世田谷に住んでいて,さらにその前が江東区の在住だったんですけれども,水が世田谷と江東区では,そのまま水道をひねって飲みたいと思わなかったんですけども,調布に来たら,あれ飲めるなという感じで,妻がずっと住んでいるので聞いたら,どうやら湧き水が調布市内の水道には含まれているんじゃないかというような話があったので,もしそうであれば,どのぐらい湧き水が,季節によっても変わるかもしれませんが,含まれていたりするのかなというのが知りたいなと。これ,もしかしたら東京都の管轄なのかもしれないんですけども,それが聞きたいなというのが1つと。  あと,深大寺とか野川公園にすごく水が噴き出していて,水源がすごく豊かな場所なんだなというふうに思っているので,ちょっとお水つながりで,こういう豊かな,多摩川もありますし,水源を生かしたまちづくりみたいのを進めていらっしゃったり,今後進めていくことで考えていることがあればちょっと伺いたいなと思っております。 ○長友市長  私もそう思いましたよ。私も調布の前は世田谷だったんですね。上北沢の辺りに住んでいて,こっちへ越してきたんです。全く●●さんと同じような印象を持ちましたね。それで,市長になってからだと思いますけども,それに対してやっぱりおっしゃるように,ブレンド水で湧水,湧き水を使えるというアドバンテージが我々にはあるということに尽きるようですね。  それで,浄水場,小作浄水場,これは西多摩のほうに羽村という市がありますが,羽村市玉川水系,それから埼玉の朝霞浄水場,これは埼玉県荒川水系,この2つの浄水場からの水が,多摩の中に東村山というまちがございますね,そこの浄水場を経由して調布に送られてきて,そこで調布の地下水とブレンドして供給されているということで,●●さんにお答えするパーセンテージというのは実はなかなか分からなくて,ただ,少なくない量の調布の地下水がブレンドされているということで。  これも調べたわけですけども,調布市内で水が豊かに湧き出るときと渇水期と両方あるんですけれども,確認できる,これは4年ぐらい前の調査なんですけども,豊水期のときには29か所,それから少し枯渇する渇水期のときは22か所の湧水が確認されているという調査結果がございますから,まずまず豊富なほうだな,水源だなということで,今まさにおっしゃいましたように,水辺環境,それから水の循環というようなことを子どもたちにも教えるという教育的効果もありますので,そのことに対して調布の水って誇り持っていいんじゃないかというような言い方で,子どもたちにも学校で伝えてもらえるとともに,生態系にもつながってまいりますこの豊かな水辺環境を,先ほどの開発の話ではありませんけれども,何とかこれからも大切にしていきたいなと,そういうふうに思っているということでありますので,もしも最近まずくなったんじゃないかと思われたら,また言っていただいて,それは確かめてみたいと思います。よろしくお願いします。 ○●●(下石原3丁目)  もう一つ,すごく水が豊かだなと思っていて,すごく住みやすいまちだなというふうに思って気に入っているんですけれども,すごくざっくりした話なんですけど,リニアモーターカー,橋本駅とかに通すというのがあるじゃないですか。そうすると,もっともっと調布って発展していくのかなと。前に住んでいた世田谷とか江東区って,結構道が狭かったりとかするんですけれども,ここはそこそこ広いですし,何か10年後,20年後とかを見据えて,実はまちづくりをしていることがあるんだよというのもあれば,それも聞ければなと思っています。すみません。 ○長友市長  私もリニアモーター,間に合うのかな,利用してみたいなと思っていますけども,正確には覚えていませんが,山梨県甲府から15分だっていうんでしょ,東京まで。そんな感じになるらしいですよね。完全に通勤圏内にと。それで,橋本を起点に,周囲の交通アクセスの問題で,まちがどう変わっていくのかというのはいろんな方が,もちろん経済的なアクションも含めて注目しています。京王電鉄も,それはそうですよね。橋本を1つの起点にしているわけでありますからね。リニアモーターカーが開通した暁には,どういう影響を受けるんだろう。プラスマイナス,それを綿密に計算して分析しておられるというのは間違いないですね。  まだ我々ははっきりとは聞いていません。そこで相模原線の1つの,八王子に行く京王線との分岐点である調布は,直接どういう影響を受けますかというところまでは,確たる話はまだ聞いていません。ただ,今まさに●●さんがおっしゃったような問題意識は,やっぱり強くこれから持っておく必要があるんだろうなと。まちのこれからの発展にマイナスは避けてほしいけども,どういう利点があるのかなということは注視をしていきたいなと思っていますので,もし私どもがキャッチした話で,リニアモーターカーの開通と多摩地域のそれぞれの拠点のいろいろな関わりみたいなことで情報が入手できれば,御案内していきたいと思っています。 ○司会者  よろしいでしょうか。それでは,次にAの2番の。 ○●●(布田6丁目)  失礼いたします。布田に住んでおります●●と申します。  昨年,調布のほうに越してまいりました。それまでは20年間ぐらい23区のほうを幾つか住んできたという感じで,調布のまず駅前の整備されたこの広場,すごい開放感にとても惹かれたのと,あとすごく空が広いなと思いました。そして,武蔵野の自然というものも,これから私たちの世代のシルバー世代がついの住みかとしていこうと思ったきっかけの1つなんですけれども,先ほど,これから調布というまちも人口が横ばい,あるいは低下していくということで,できればこれから住みたいまちランキングに,調布がいつも名前が載るようなまちになってくれたらいいなと思っているんですけれども,まず皆さんが住みたいなという特色ある,花火大会もどうなるのかなというのももちろんあるんですけれども,これから高齢になって住みやすいまちというところの1つに,そんなに私もデジタルが得意じゃないんですけれども,このようなコロナの,こういう時代になってきたときに,人が集まらなくても,出かけていかなくても,いろいろな諸手続というのが家のパソコンとかから簡単にできるような,そういうふうなことも考えて進めていらっしゃるんじゃないかと思いますが,今はコンビニに行って印鑑証明とか,住民票とか取れますけれども,もっと調布としてほかの市町村と差がつく,差別化というか,もっとこんなところを進めていかれる,そういう推進の計画とかあるのかなというところを伺いたいなと思います。 ○長友市長  ありがとうございました。御存じかと思いますが,今,調布の人口は約23万8,000人です。昭和30年に2つのまちが合併して市になったとき,67年前には約4万5,000人でしたから,そこから5倍弱ぐらい増えているということになります。恐らくですけれども,24万に乗ることはあるかもしれないけど,25万まではいかないんじゃないかと。最多人口はそこら辺ぐらいかなと。  さっき申し上げましたように,多摩には26の市がございまして,実はこれを足すと400万になって,400ってどれぐらいというと,47都道府県で10番目ぐらいなんですよ。福岡県と静岡県の間ぐらい。だから,それだけでも1つの県になるような人口なんです。ただ,23区と違って,多くの人口を抱える自治体があまりたくさんはない。50万を超えるのが八王子だけ。40万人が町田だけ。次はもう26万人の府中になって,我々は4番目なんです,約24万で。20万を超えるのが,ぎりぎり西東京が20万に達したぐらいで,それぐらいの感じですね,多摩の普通の自治体というのは。  人口が増えることだけが別にいいことではありませんけれども,そういうような人口予測の基に,5年たち,15年たつとどれぐらいの人口になって,その年齢構成はどうなるのかなということを考えながら,お預かりしている税金の使い道を今後とも考えさせていただきたい。  それから,今日何人の方からいただいていますように,調布のよさを残した上で,駅前広場に好感を持っていただけているとしたら,これからまだ整備は続いていきますけれども,やっぱり調布の表玄関で象徴でございますので,やっぱりいい印象を持っていただけるような広場にしていきたいと思っております。100掛ける170メーターぐらいなんですよ。パルコなんかの上に上ったときに見ていただくと1万7,000平方メートル。これは,実は駅直近としては日本でも有数の広さなんですよ,あの広さは。そういう広場をやっぱり便利に,かつ楽しく使えるようにしていきたい。  空が広いとおっしゃいましたね。空の広さはどうでしょうかね,大事にしていったほうがいいのかな。空が広いかどうかというのは,高いビルが林立するかどうかですからね。今ぐらいでいいのかな,調布においては。これも市の行政だけで何とかできる問題でもありませんけれども,市民の皆様の使い勝手とか利便性みたいなことをお聞きしながら考えさせていただきたいと思っています。まちの開発に関してはそういうこと。それから,花火大会だとか,やっぱり調布のシンボルと言えるような,そういう象徴的な事業はこれからも大事にしていきたいと思っております。  残念ながら,ここ何年か実施できない。今年は9月17日に予定していたんですよ。何とか実施したいと思って考えてはいたんですが,御存じように,なかなか急激に感染者が減らない状況の中で,何万人という方を多摩の河原にお集めするのもなかなかできないなということで,残念ながら9月は断念いたしましたけれども,来年はともかく,年度内にでも,同程度は無理にしても少し,例えば冬の花火ってきれいなんですよ,少し寒いけどね。景気づけというか,皆さんの潤いのために少しでも上げられないか。今年も実は2月6日に予定していたんですよ。ぎりぎりまでやるつもりだったんだけど,やっぱりできなくてという余談ですけど,その花火をどうしたかというと,姉妹都市の長野の木島平村が打ち上げると言ってくれたんで,そっちへ持っていって楽しんでもらいましたけど。  花火,来年はもとより,今年度,来年の3月までに規模は少し小さくしても上げられればなと。それから,花火大会だけじゃないですよね。例えば,味の素スタジアムを使ったスポーツの市民の活動のひとときとか,いろいろなものがございます,駅伝大会も含めて。そういうように,市外の方も含めて調布というものに対して親近感を持って楽しんでいただけるようなものを大事にしていきたい。  新たなものとして1つだけ申し上げれば,先々月ですか,6月に初めて駅前広場でトライアルをやったんですけれども,今,東京だけじゃなくて,全国各地でマルシェという言葉の下に――「マルシェ」というのはマーケットということですけれども,いろいろ人々が集うような,そういう催しが調布でもぜひいいものにしていきたい。  理想だけ申し上げます。今回はトライアルですから,小規模なものでございましたけれども,駅前広場が完成をして,それからレールを取っ払った鉄道敷の部分も,いろいろこれから趣向を凝らす予定にはなっております。そういうようなものが完備していく中で,週末の調布に行くと何か楽しいらしいねと言われるような空間をつくりたいんですよ。その1つがやっぱりマルシェ。ですから,農産物,近郊の農家の方がつくっていただいた朝どれ野菜みたいな安全性を確保したすばらしいものを展示するのはもとより,それに加えて,東京の都心に行かなくても,多摩の調布でこれだけのものがそろうんだという,輸入素材も含めた,例えばワインですとか生チーズ,秋になるとジビエ,こういうようなものをワゴン車をたくさん配置して,気候のいいときには昼前後に新鮮なジュースだとか食前酒を味わっていただきながら,ゆったりと週末のひとときを過ごしていただく,そういうような催しが,理想的には毎週ですけれども,月に何日か行われる調布の駅前,そういうことを念願しておりまして,これからもトライアルを少しずつ続けていこうと思っていますので,また市報等でそういうものは御紹介していこうと思っています。  そういう感じで,このまちのただ単なる便利さだけじゃなくて,やっぱり調布に縁があって住んで,なかなかよかったねと言っていただける度合いを,民間の方のお手伝いがなきゃできないものもありますけども,行政としてできることを考えていきたいと,そういうふうに思っております。  それから,一言で言うとドラえもんでしたっけ,どこでもドアというのは。 ○小柳行政経営部長  ドラえもんです。 ○長友市長  私は世代が違うんで,あまり知らないんだけど,どこでも市役所。まさにおっしゃったように。今はまだまだ市役所に足を運んでいかなければ諸手続ができない,いろいろな依頼事項を受け付けられないということになっています。一部コンビニ等でできますけども,どこでも市役所です。パソコン,スマホでいながらにして,今でも一部,調布のみならず,いろんな自治体でそれを躍起になって広げようとしていますから,この度合いを,これは今全ての自治体が全力でこれに取り組んでいますから,別に競争するという意味じゃないですけれども,かなり画期的に,飛躍的にここ3年,5年の中では改善されると思います。  私どもも内部で検討を進めるときのアドバイザーとして,外部の方を複数お願いして,いろいろ有益なアイデアだとか手法を授けていただきながら,今いろんなシステムづくりをやっております。これも市報とかホームページを中心に,分かりやすく御説明をさせていただきますので,これはお約束していいと思います。これはわずか2,3年以内にも目覚ましくそこは変わっていく,調布だけじゃないと思いますが。どこよりも便利なものをという意気込みでやっていきたいと思っていますから,よろしくお願いします。  行政経営で何かプラスすることあれば。 ○小柳行政経営部長  行政経営部・小柳でございます。  幾つかオンラインで便利になるようなことが,例えば1つは,来年の2月には,転出のときのオンライン化ということで,市役所に来なくても転出届ができるような形で,それはもう来年の2月からスタートしたいと思います。  それから,今市長からもありましたけど,全国的にも進めているマイナンバーカードを使った「ぴったりサービス」というのがあるんですね。全部で26手続,子育てとか介護の関係の手続が多いんですけど,それは今年度,令和4年度末までに,その手続をオンラインでできるような形で今もう進めています。ですから,それは進めます。  それから,先ほどの他市にない取組というお話がありましたけど,実は調布市でスマートシティ協議会というのを昨年6月に立ち上げまして,産学官民ということで,調布市,それからいろいろな民間団体,電通大さんとかアフラックさんとかNTTとか京王電鉄が全部で10者の構成で,調布スマートシティ協議会というのを昨年6月に立ち上げました。これは他市にない取組なんですけど,その中で,例えばスマホで何でも分かるようなまち,簡単に言うと。そんなスマートシティを調布でできないかということで,今取組をもう進めています。  ちょうど1年ぐらいたちまして,その中に具体的には,例えばコロナワクチンの接種会場があったと思いますけど,あそこで二酸化炭素の量を視覚化できるような機械が置いてあったと思うんです。それ,実はスマートシティ協議会で,そういったものを実証実験で行ったりとか,あとは今後なんですけど,避難所で避難状況の可視化,今どれだけ混んでいるとか,そういったことも分かるようにとか,幾つかその後,まだ構想段階ですけど,いろんな公共交通のリアルタイム検索ができるようなこととか,幾つかいろんな産学官民の皆さんと協議しながら,調布市民の皆さんに便利になってもらえるように,スマホを持ちながらですね。その取組を今スタートさせていますんで,できることになりましたら,御利用いただける段階で市報だとか,どんどんどんどんお伝えしたいと思っております。その取組をしておりますので,併せてお伝えさせていただきます。 ○●●(布田6丁目)  ありがとうございます。楽しみにしています。よろしくお願いいたします。 ○司会者  ありがとうございました。そうしましたら,次にCの4番。 ○●●(西つつじケ丘2丁目)  西つつじケ丘に住んでいる●●と申します。  私は子どもの頃から調布市民で,あちこち引っ越しましたけれども,大人になってからまた戻ってきて,ずっと住んでいます。  昨年ですけれども,ニュースで京王線の国領で怖い事件があって,最近,全国あちこちで理不尽な絶望系と呼ばれる犯罪が起きているなと思って,それがやはり社会の閉塞感とか,コロナとか,あと孤独になった人がなかなか救われない世の中になっているのかなと思って,それが全国だけじゃなくて,世界でも問題になっているんじゃないかなと思います。  やはり私たち安全に暮らすには,行政だけではなくて,住民のボランティアも力を合わせて,そういう犯罪が起こる前にみんな安心して住める社会になってほしいなと常々思っているんですが,市としては,どういう対策を考えていらっしゃるかをお聞きしたいと思います。 ○長友市長  質問の冒頭でおっしゃった国領の案件というのは,京王電鉄にとっても大変不運な,不幸な,気の毒な事件だったと思います。あれ,御記憶かと思いますが,衆議院議員選挙の開票日で,投開票の日で,まさに8時に第一報を全国に流すタイミングであの事故,事件が起こってしまったから,あれが日本中に一気に流れちゃったんですね。そういう意味でも,京王電鉄の方ともお話ししたんですが,本当にお気の毒だなという気がいたしました。  それはそれとして,大変お気の毒な事件だったと思いますけれども,今,●●さんがおっしゃったように,なかなか理解しがたいというか,不穏な社会情勢を感じさせるようなものが絶え間なく起こっていると言ってもいいかもしれない。今,今日この時点でも,この二,三日の話で幾つか頭に浮かぶような,そういう情勢ですよね。それがよく言われるんですけども,私は年齢的に昭和30年代ぐらいの日本をよく覚えていますけど,非常に貧しい,発展途上国であった日本なんかを覚えていますけどね。だから,絶対的には今よりも相当貧しかったわけですからね。  だけども,だからといって,今よりも世の中が相当おかしな事件で乱れていたかというと,どうなんだろう,今の問題も深刻だなという気がしますよね。それ以上の分析は専門家に任せるとしても,私どもとしてお答えにどこまでなるか分かりませんが,そういう事情を踏まえた上で,23万8,000人の方が住まわれている調布の中で何ができるのかということは,やっぱり1つの大きなテーマだと思って,行政としても考えております。  例えば,若い方が何に,どのような要因で自分の人生といいますか,日々の生活につまずきお困りになっているかみたいなことに着目した,子ども・若者総合支援事業みたいなものを何年か前から立ち上げてやっております。7年前と言っていいのか,それぐらいからやっております。例えば,先ほども出ました不登校の問題ですとか引きこもりだとか,それから,なかなか就業できない,職業を持てなくてかつかつの経済状況で悩んでおられたり,精神的に参っておられるというような方に対して,私どもは様々な形で相談事業だとか,居場所の確保の事業,それから学生・生徒であれば,進学のための学習支援,そういうようなもので何とか,今困っている状況を少しでも改善できる手伝いができればなということでやってはおります。  それから,私どもだけじゃなくて,公的に国や東京都の様々な相談窓口もございますので,事業もありますので,そういうようなものに積極的におつなぎをしたりというようなことで考えさせていただいております。  それから,少し御質問とは離れるかもしれませんが,この2年半のコロナのいろいろな生活に関する様々な影響を見るにつけ,23万8,000人住んでおられる中で,どういう層の方がどういうことで困っておられるのかというのが一部際立ってきたような感じもいたします。例えば,決して失礼な意味ではないんですが,ひとり親で就業及び子育てに御苦労されているような方が,よりしわ寄せを非常に受けているというようなことも――ひとり親は別に母親だけとは限らなくて,父親の場合もありますけれども,そのようなことが非常に顕著になってきたなという気もいたしまして,そういう方に対する特別な援助みたいなものも実施をさせていただいております。  さっき申し上げましたように,貧困,貧困と言って何が問題なのかというと,40年前,50年前と比べると絶対的貧困の度合いは改善されたんですけれども,1つはやっぱり格差かもしれませんね。だから,平均的に収入がどれだけあるかという単純な話ではなくて,どれだけの所得層の方がどう分布しているかということを考えないと,我々基礎自治体,市が取り組む事業も対象を見誤ってしまうかもしれないと。御質問から少し違うようなことも含めて申し上げていますけれども,そんなようなことで,これからもお気づきの点とか,御自分でお困りのことをやっぱり率直に御相談いただくというのが基本になると思いますけれども,できるだけきめ細かく取り上げさせていただきたい。  コロナに関しては,残念ながらまだ収束を見通せる状況にはございませんので,これからもそういうことで,御家庭によって,それからひとり住まいで孤立しておられる方,そのような方の御事情をできるだけ正確に把握した上でお支えするような手だてを,新しいものも含めて講じていきたいなと。そういうようなものの中から不穏な案件につながるような可能性を少しでも小さくできればなと,そんなようなことですかね。 ○●●(西つつじケ丘2丁目)  ありがとうございました。 ○司会者  よろしいでしょうか。ありがとうございます。それでは,次に御発言いただける方,いらっしゃいますでしょうか。そうしましたら,Bの6番の方,それからEの5番の方,Fの2番の方。 ○●●(国領町8丁目)  国領町に住んでおります●●と申します。よろしくお願いします。  何点かお伺いできればと思います。  2年ぐらい前ですか,外環道の工事でつつじケ丘だったと思いますけれども,住民の方に工事の関係で被害があったかと思いますが,この辺,今後,外環道の工事において,そもそもネクスコの工事に問題があったと思うんですけれども,多摩地域というのは地盤がすごくいいというふうに私は認識していて,私の住んでいるマンションも,いわゆるくいを打たないで,ベタ基礎という形での13階のマンションという,なかなかないと思うんです。  そういう認識でいたんですけれども,工事をしてみたら,多分地盤が緩むような,まぁ湧水の問題とかもあったと思うんですけれども,そういうことで,自分としてはちょっとびっくりしたようなところがあって,今後,外環道の工事が続いていくに当たって,調布市としてこの辺の工事の安全性というんですかね,その辺,どういうふうにより関わって行くのかというところをちょっとお話聞きたいというのが1点です。  それから,市政に私は特段何かということはないんですけれども,国領に住んでいるということもありまして,国領の並びというと,小田急線で言うと狛江になるんですけど,狛江は準急が止まるようになって,その狛江の方に聞いていると,非常に便利になったというふうに聞いているんですね。国領もかなり乗降者数は多い駅だと思うんですけれども,ぜひ市長のほうから京王電鉄のほうに,急行もしくは準急が止まるようにしていただけると,通勤のとき,つつじヶ丘での待ち時間がすごく長くて,各駅だとかなり……。そういう意味で,通勤にもちょっと難儀しているものですから,この辺,御検討いただけないかなという2点,ちょっとお話しいただければなと思います。よろしくお願いします。 ○長友市長  ありがとうございました。東つつじケ丘の外環道の工事に関して,いきなり道に陥没事故が起こって,この中にも近隣の方がおられるかもしれませんが,それ以来,大変地元の方がお気の毒な状況に陥っているのはほとんどの方が御存じだと思います。私どもも大変なショックで,まさかと思うような……令和2年,おととし10月18日だったかな,日曜日だったと記憶していますが,私も最初第一報を受けたときに,何のことかさっぱり分からないで,何か道が陥没したとかいうことだけで,すぐに来いとか言われて行きましたけど,びっくりしました。本当にびっくりしました。あってはならんことだと思います。  やはり机上の計算だけでは予期できないようなことが起こるんだなと,そう言っていいと思います。それがどこまで誰の責任かは別にして,計算どおりにいかなかったことは間違いないんで,どこまでもそこでやっぱり。ついの住みかとして,私なんかもそうですよ。28年前に何かの縁で調布市民になって,ここで一生暮らしていこうかと思って,落ち着いた生活を保障されていた方が,下手すると市外に転出していかなきゃいかんという,本当にもうお気の毒な事態でございまして,私は素人ですけども,地質の問題はあったみたいですね。  あそこを御存じの方は,非常に低い谷みたいなところになっていて,昔,田んぼも含めた農地であったようなこともお聞きしていまして,あそこは後から考えると,やっぱり地質の問題があったんじゃないですかということは聞いていますが,私は素人ですので,それ以上は分かりかねますけれども,あったのかもしれません。  では,市はどう対峙していくんだという当たり前の話で,事業者,国土交通省とネクスコ東日本とネクスコ中日本,この3者が当事者になっているんですが,ミーティングをすることももちろんあるわけで,大変厳しく対峙しております。まずはさっき申し上げたように,地元の方が何の責任もないのに生活を脅かされているという案件ですから,私どもは大変厳しくその事業者には対峙をして,丁寧にやれと。それから,どこまでも生活保障,これをこれからももちろん言い続けてまいります。  ただ,はっきり申し上げますけども,あの道の有用性というのは,工事を始める前に,世田谷,狛江,調布,三鷹,武蔵野,杉並,練馬ですから7つの市区が関係しているわけですが,これはどうしても必要だと。東京,関東一円のみならず,日本全体の交通に関して必要だという合意はしているわけで,これは私どもは今でもそう思っています。ただ,再開するんであれば,当然のことながら安全をどこまでも保障できるような,皆さんを大多数の方をその後説得できるような,そういう素地を整えてくれと。生活の保障の問題と,今後の展開では,そういう方針で厳しく対峙してまいりたいと思っております。  それから,私は一番近い駅が布田なんですよ。ですから,つつじヶ丘で待つというのは,下手すると3本ぐらい待ちますかね,あそこでね。それはよく分かります。ただ,狛江は便利になったでしょうね。ただ,狛江って一番大きな駅ですからね,狛江市の。それで国領は,今のところ京王電鉄が言っておられるのは,つつじヶ丘駅と調布駅の中間に急行を停車させると,全体のダイヤの所要にかかる時間のプラス度がちょっと頭が痛いねと,そういうことみたいです。  それとは別なんですけども,いつの間にか特急が笹塚と千歳烏山に止まるようになって,すると私が文句を言われるんですよ,5分余分にかかるって。それはとは思うけれども,でも考えてみれば,10年前と申し上げた,あの地下化の連続立体交差で本数は増えていますからね。そういう意味では,利便性は10年前と比べたら高くなっているとは思うんですけどね。でも,今日御意見が出たことはお伝えします,それは。いろいろ言われているんですよ。国領もそうですし,仙川もそうですし,いろいろ言われているんで,それはお伝えするようにします。 ○●●(国領町8丁目)  ありがとうございます。八幡山と国領が大体同じぐらいの乗降者数らしいんですよね。八幡山は準急がとまっているんで。すみません,自分のことばかり考えて物を言っていて申し訳ないんですけど,その辺も含めていろいろとお願いできればと思います。どうもありがとうございました。 ○長友市長  余談で申し上げますと,乗降客で言うと,京王線の全ての駅の中で調布は新宿の次なんですよね。分岐点であるということもあるのかもしれないけど,それがやっぱり利便性が高くなって,駅前の商業施設も整ってきたので,その増加度合いがまた高くなっていると言われていますね。それがいい面だけかどうかというのは,ちょっと慎重に見ていきたいと思っていますけども。 ○司会者  ありがとうございました。それでは次,Eの5番の。 ○●●(深大寺南町1丁目)  機会をいただきありがとうございます。深大寺に住む●●と申します。  調布市に来て3年ぐらいがたつんですけれども,僕はかに山の近くに住んでいるので,自然も豊富で,近所に住む人たちもすごいすてきで,ここに住んでよかったなと思うんですけれども,調布市のことを調べたりするのに使うホームページが非常に分かりづらくて見づらいということを感じまして,サイトを見ても文字ばかりで,資料のPDFが置いてあるばかりで,何かを調べようと思っても分かりづらい,読みづらい。コロナのワクチンの接種の予約もちょっと分かりづらかったんですけれども。あと,まちづくりの遍歴とか進捗状態,計画というのも分かりづらくて,今感じている不満というか,歩道がぼこぼこで狭いとか,あと地盤の不安だとか,あとは子育てに対する不安とか,今ある不満は言えるというか,ぜひ言わせていただいて,皆さんもぜひ言っていただいて,早急に改善していただけたらと思うんですけれども。  ただ,今,市が抱えている課題とか計画の進捗状況というか,現状の状況が分かりづらいというか,もし既にこちらが協力できる,市民側から協力できることが何かあれば,どこで何をどれぐらいやっていいのかというのが分からないのでできないというか。なので,割と僕はホームページとか市報とか読み込んでいるほうだと思うんですけれども,引っ越してきて3年もたつのに,地元の課題が何なのか,いまいちよく分からない。その課題がどこまで進んでいるのかというのもちょっと分からなくて,これまでのふれあいトーキングの資料も全部拝見させていただいたんですけれども,やっぱりそのときの市長に提言されていた市民の意見とか課題が今どうなっているのかというのも僕は知らないというか,分からない。もしかしたらどこかに書いてあったりするのかもしれないんですけれども,とにかく調べづらいというか,分かりづらいというか,分からないことが多くて,多分今日も,以前出た質問がでたりとかあったと思うんですけれども,とにかく今ある課題を分かりやすく発信してもらえたらうれしいなという気持ちがあります。  あともう一つだけ。調布市,すごい映画のまちであったり,花火大会があったり,調布音楽祭があったり,あと今日もよさこいをやっていたりして,今日も子どもたちがいっぱい参加していて,すばらしいなと思うんですけれども,でもやっぱり大人中心で動いているというか,もっと子どもとか若い人たちが創る文化というか,芸術とかアートとかもそうですけれども,そういうものに何か力を入れていただけたら,何かもっと魅力的になるんじゃないかなと思っていて,調布市にはいろんな面白い方がいっぱい住んでいらっしゃるので,そういう方々も手伝いできると思いますし,何かそういう新しい文化,子どもたちが創る新しい文化に対してフォローというか,予算というか,も努力していただけたらうれしいなという気持ちがあります。お願いします。 ○長友市長  ありがとうございます。現行の調布市が抱えている状況,問題点というのは企画部門の人間がおりますから,後から補ってもらってもいいんですけれども,この場のことも今おっしゃった中でちょっと申し上げますと,1つは,多くの方にどういう問題意識を今日持って臨まれるかということを,以前はそういうことをしていなかったんですけど,最近はお聞きできるようなときには確認させていただいているんで,大変助かっているんですけれども,それでお聞きになってお分かりのように,ある程度お答えできるものについてはこの場でさせていただいている。それから,やっぱりその先をもう一つ突っ込んでお知りになりたいということに関しては,その質問された方になるべく早く週明けにお届けするようにはしていますということは申し上げます。ただ,それを普遍的に多くの方に知らせるようなこともしたほうがいいということであれば,ちょっと考えさせていただきたいと思います。  それから,現行の問題点,調布はどういう状況にあり,重要視する問題,観点は何だとか,これは大変すばらしい御質問で,細かく言っていけば切りはありません。ただし,さっき申し上げたように,昭和30年に市になって,67年たって23万8,000人になって,人口構成がこういうことでというまちの課題みたいなものはもちろんございまして,時あたかもということで言えば,今ちょうど新しい計画を,その問題点を抽出するような形でつくり上げる最終地点にいるんですよ。ですから,その8年計画,今からの8年計画を。8年計画をつくるということは,とりもなおさず現在の定点観測がなければ8年計画はつくれませんから,それを基にして。だから,今の御質問に対しては,その構想なり計画の中身というのを,なるべく分かりやすくお伝えできればお答えになるんだろうと思っていますので,企画の部長がいますから,ちょっとそこは補ってもらうにして。  手前みそになるかもしれないけど,市民のものすごくたくさんの方に委員になっていただいて,意見を出していただきながらつくり上げてきましたから,今,最終段階に近づこうと思っていますけども,なかなかいいものができるというふうに思っておりますので,それを今日,そういうことをやっているということをお伝えするとともに,あれ,いつ頃から,市民の方には,中身はこうですということはお分かりいただけるのかね。ちょっと説明して。 ○小柳行政経営部長  行政経営部・小柳でございます。  今市長からありました,市の総合計画という一番上位の計画があります。それが今年で終わるんですね,10年間のが。来年度からまた今度は8年間になるんですが,来年度からの8年間の総合計画を今まさに今年度つくるということで,まずその一番最初の取組というのが,市民の方々に基本構想という大きな構想部分を実はつくってもらったんです。昨年の7月から約1年間かけて,市民と市の行政の人間が一緒になって基本構想というのをつくって,つい先日,先週ですね,市長のほうに提案をいただいたということなんですね。それにつきましては,市民会議でつくった基本構想の素案につきましては,近日中に市のホームページでその内容を公表させていただきます。まずはその点は御報告ということでよろしいでしょうか。 ○長友市長  それから,それ以前におっしゃったホームページの問題,これは常に頭の痛い問題でありますから,できれば,これが終わった後でも結構ですから,お気づきの点,さっきPDFの乱用の話は1つありましたけれども,ほかにもお気づきの点があればおっしゃってください。ちょうど令和5年度,来年度リニューアルにして,できるだけはっきりおっしゃっていただいて結構です。ほかのこの市のこういうやり方だと非常に見やすいとか,そういう言い方でも結構でありますから,ぜひお話をいただければと。  それから,最後の芸術,アート,新しい文化の問題に関しては,一言で結構なんですが,例えばどういう発想のことができたら面白いというようなのがもしあれば,ちょっと教えていただければと思うんですけどね。 ○●●(深大寺南町1丁目)  以前もお話があったかもしれないですが,まず子どもたちが自分たちで何か場所をつくっていると感じられるような場所というのがまず少ないというか,そういう計画もあまりないように感じていて,多分世田谷とかはプレーパークとかあったりして,以前も多分プレーパークをつくったらどうかみたいな,そういう質問があったかもしれないですけども,そういう結構難しそうだなみたいな感じのイメージがあったんですけれども。  とにかくそういう,何か子どもたちが自分たちで場所,何かルールを決めてつくっているとか,あとは,例えば今日のよさこいとかも,何か子どもたちだけでつくった踊りがあるような見せものがあったりとか,例えばそういう,子どもたちとか,若い人たちだけで場所をそうやってつくり上げているような気持ちになれるような場所があると,子どもたちは多分もっとより生きていく,生き生きとして。  先ほどもボールで遊ぶ場所がないとかもあったと思うんですけど,やっぱり遊ぶ場所があまりないというのが,子どもたちにとっては結構きつい,心が苦しいというか,自分たちで場所をつくっているという感覚にもならないというか,つくらされた環境に置かれて,ボール遊びはこれしかできないみたいな,そんなのばかりだとやっぱり心が苦しいというか,そういう感じがありますので,子どもたちの場所が何か少しでも提供できたらいいんじゃないかという気持ちがあります。 ○長友市長  ありがとうございます。公園はさっき申し上げたように,どんどんつくりたいのは山々だけどもというところで頑張っていきたいと思います。それから,子どもたちの発想というのは,例えば年間通して幾つか,例えば児童館まつりなんかのときには,子どもが自ら企画を担当して,いろんな構成も自分たちでと,そういう空間をつくり上げる催しは大事にしていきたい。それから,中高生の居場所としては,西調布にCAPSという建物がありまして,その中で音楽だとか,それからスポーツだとか,こういうようなものを,有意義に時間を過ごしてもらうような,西だけにあって東にないと言われているのが今懸案なんですけども,そういうようなものも,これからも大事にしていきたいという観点で,今の御意見を参考にさせていただきます。よろしくお願いします。 ○司会者  よろしいでしょうか。ありがとうございます。それでは,次,F2番の方,どうぞ。 ○●●(深大寺北町4丁目)  深大寺北町から来ました●●といいます。2点お伺いしたいと思います。  1点目については,市長はもう長く市長をやられていると思うんですけれども,長くやることにあってはメリット,デメリットがあると思うんですけれども,今回の任期において,市長として,これだけはやるぞというのがあれば,お聞かせいただきたいと思います。  あともう一点については,私は小学生の子どもが2人いるんですけれども,コロナ禍で学校行事というのは縮小なり中止というのが数多くありまして,市のほうからもっと安全性を確保すれば,もっとやってもいいんだよということを市のほうから発信していただければ,もっと学校行事が今までどおり子どもの思い出づくりにもなると思うので,そこを強く発信していただきたいなと思っています。 ○長友市長  ありがとうございました。ほとんどの方が御存じだと思いますが,先々月選挙があって,長いということを言われるまでもなく,自分でも自覚しながら,またもう一期やらせていただけないかということで選挙に出させていただきました。  長いことに関して慣れだとか,飽きだとか,それからやっぱり新しい発想が出てきにくいじゃないかとか,そういうことが顕在化したら間違いなくデメリットだと思いますね。やっぱりそれは自分も含めてですけど,客観的に申し上げて,そう思っています。  そうすると,やっぱり立候補しないほうがいいんじゃないかということにももちろんなるわけで,5期目の4年間のことをずっと詳しくということは申し上げませんが,一言だけ申し上げると,自分でもそういうことは,自分の役割を客観視した中で思っておりました。  ということをまず申し上げた上で,それでもやるということで,選挙に立候補したからには,今申し上げたように,マイナス面が大きくなるようなことは決してないように十分気をつけた上で,ということは,役所の中でも,役所以外の市民の方との意見交換にしても,やっぱり厳しい意見というのが出てこなくなると,あまりよろしくないんじゃないかなという意識を忘れずにやっていきたいと思っています。  今日の中でもたくさんの方から御意見をいただきましたけれども,全て調布に満足しているとか,全てのやり方がいいという話ばかりではなかったわけですよね。そういうことにはより鋭敏なアンテナを張ってやっていきたいなと思っています。  それで御質問の,それでも6期目をやるといったからにはということに関しては,今日の中で少し関連したことがございましたけれども,今の調布のまちづくり,ハード面のどういうまちをつくっていくかということの1つの終着点というとちょっと言い過ぎかもしれないけれども,ポイントがこの4年間の中にあるんですね。どういうことかというと,平成24年に地下化ができてちょうど10年たつんですけれども,あれをやるためには,ちょうど10年ぐらい前から国の許可が下りて,こういう工事をやるということで,それで地下化に伴って地上部をどう使うかという,駅前広場を中心とした工事ができて,それでそれがあと3年で調布の駅前広場も令和7年度には完了するという計画でやっていますから,ここまでを自分のやっぱり大きな責任としてなし遂げさせていただきたい。  つくるからには,いろんな方の御意見をというのは当然ですが,どういうものをつくったにしても,やっぱり御賛同いただける意見だけではないと思います。なかなかそこはいろいろな観点の御意見が出てくると思いますが,最大公約数といいますか,多くの方の御意見を反映できるような形で,まちづくりのこの15年以上やってきたところまでを自分でやり遂げさせていただきたい。  それからもう一つは,それとともに,その工事があったからではないんですけれども,さっき申し上げたように,やっぱり24万人近くなってきた人口の中で,この2年半のコロナの中で,我々も暗中模索というか,先行きが見えない中で何に重点的に取り組んでいったらいいのかというのを必死で追求してきたわけですが,そういう中でさっきもちょっと申し上げましたように,改めて我々の存在意義というか,行政が税金を中心にお預かりしたものを,どなたに,どういう形で使わせていただくかというのが改めて見えたような気がいたします。それをコロナを超えて,コロナは来年か,できるだけ早く――いつかは収束いたしますけれども,それを超えて,やはり常にそういう弱者というと言葉が誤解をされるかもしれないけども,お困りのどういうことに,どういう層の方がお困りだということに,やっぱりいつでも使えるような形の体制をどうつくっていったらいいのかということを,この6期目の私の任期の中で改めて考えさせていただきたい,そのようなことを考えております。  2つ目の観点。正直に申し上げますけども,私も●●さんと同じような思いを抱くことはありますね。ただ,逆に私が学校の責任者であり,学校運営,管理する立場であれば,なかなか制約もあるだろうなということは思います。学校問題に関しては,御存じのように,私ども市長の部局ではなくて,教育委員会が学校と一体となって様々なことを管理運営していくことになっておりますから,責任を回避するということではありませんが,私が直接こうすべきだ,こうしなければならないという言い方は,これまでもしておりませんし,これからもいたしません。これは多くの方が御存じかもしれないんですけれども,政治的な発想で学校の教育がゆがめられたという反省の下に日本の体制が出来上がっているわけで,今の体制がある限りは,私はそれを尊重したいと思っています。  ただ,自治体によっては違います。自治体によっては,やっぱり大きく自分で関与したいと思っている市長をはじめとした行政のトップの方がおられることは間違いありませんと言っていいと思います。言い過ぎではないと思います。ただ,このまちでは,私はそういう立場をとっておりません。ですが,学校設置者として,学校という施設を設置するのに関与している立場ではございますので,それから以前よりは,教育委員会と直接話し合う場が設置されたのも事実でありますから,そういう中において,意見を求められたときには自分なりのことを言っていきたいと思っております。  それで,どういいますかね。正直に申し上げると,あまりリスクだけを考えずに,もっともっと開放的に,行事を以前に急速に戻すべきだとまでは,私は今の体制ではちょっと言いがたいなというのが正直なところですね。 ○司会者  よろしいでしょうか。ありがとうございます。そうしましたら,あともうお一方だけ御質問をお受けしたいと思います。では,Eの2番の方。 ○●●(若葉町3丁目)  若葉町に住みます●●と申します。今日は御招待いただき,ありがとうございました。  質問ではなくて,ちょっと私の意見を述べさせていただきたいんですけども,御存じのように,現在,少子高齢化を今後どうするかという話になってくると思うんですけども,やはり高齢化が進んで少子化になりますと,税収が減り,公共のサービスも減ってくるのではないかというふうに考えられるわけですけども,そういうような状況におきまして,例えば外国人の方をもう少し採用する。これは市の行政とか教育関係とかを含めて採用していただければやれるのかなと思います。それにおきまして,例えば外国人が来ていただける方の家族をどう踏まえていくのか。あと,市民のマインドセットも重要かなと思いますので,そのサポートをしていくと。  もう一つは,2点目としましては,先ほど出ましたIT化,電子化をどうするか。産官学でやられているというお話は伺ったんですけども,じゃ,できました,使ってくださいと言っても,本当に使いやすいものかどうかということです。例えば,ここに来られている方はiPhoneとかを使われて,PCも慣れていると思うんですけども,60代,70代の高齢の方をどう……一番必要な方は行けない,そういう方だと思うんですね。そういう方をサポートしていくのか,そういうようなことも考慮に入れてやっていただけたらなと思います。  以上です。 ○長友市長  ありがとうございました。私に対しては,外国人問題に取り組むということに関しても知見があるわけではございませんから,ごく卑小なというか,1つの意見だと思って聞いていただければ結構でありますけれども,ここまで人口減が見えてくる日本になるとは,20年,30年前,誰も予想しなかったんじゃないでしょうか。大変なことだと思います。非常な勢いで人口が減っていきますね。それから,県の名前は挙げませんが,一県としてもう成り立たないと。あと,今世紀の半ばぐらいにはと言われている県もありますね。  23区の中でも,お気の毒に豊島区がそういう対象に挙げられて,これから区としての体制が難しくなるなんて言われてるもんだから,躍起になっていろんなことをやっておられますけれども,そういう中において,それでもいいというんであれば,今の非常に入国管理の厳しい移民も,避難民も含めて受け付けないという,先進国では非常に厳しい体制をとっている日本のやり方でいいんじゃないでしょうか,いいというんなら。ただ,まずいというんであれば,明らかに生産体制にまで影響を大きく被るわけですから,私はやっぱり今から門戸を開放するような準備をすべきではないかなと,そういうふうに思っています。  短期的に言えば,今,ウクライナ紛争で,わずか二,三人ではありますけれども,日本にお越しになっておられる方の面倒を見させていただいているというか,できるケアをさせていただいていますけれども,これなんかは人数から言って非常に小さい問題ではあるけれども,長期体制の中で本腰を入れて,50万,100万人の方を,御存じのように,日本の関東の中でも生産体制が不備なところにおいては,非常に多くの出稼ぎ労働者がおられるまちもありますけども,それを本当に長期化して,生まれたお子さんは日本人だというぐらいの感覚で受け入れるということをやっぱり本気で議論すべきじゃないですか。私はやれとまでは言いませんが,議論すべきだと。そのときには非常に厳しいことになると思いますよ。いろいろな問題が出てくる。  偉そうなことを言うわけではありませんが,やっぱりヨーロッパでも人口が増えないときに,そういうことに対して一番先進国でやったのはドイツですよね。トルコ辺りから大変な多くの方を入れて,どうなったかというと,生産体制に関してはプラスであったけれども,その他の生活の面でいろんな問題が生じて,それから,国の経済が上昇のときはいいんだけれども,GDPが伸びないようなときには排斥運動が起こってきて,今,ヨーロッパに移り住んだ方は本当に苦労しておられますよね,誰が見ても。そういうようなことまで含んで私は議論をすべきだと思っております。  それで,個人的な見方ですけれども,やっぱりどうやっても組み入れざるを得なくなってくるんじゃないのかなと,私自身はそういうふうに思っておりますが,議論はやっぱり国が音頭を取って,積極的にやっぱりやるべきだと思う。賛否両論含めてそういう議論は早くしなきゃいかんと思っています。  それから,ITの問題で,さっき企画の部長が御説明いたしましたように,便利なシステムを開発して,皆さんに楽に,市役所に一々足を運ばなくてもいい度合いを強めていただきたいと思ってやっております。俗にデジタルデバイドと,そういうような環境に適応できない方をどうするのかということ。これに関してまず1つ申し上げますと,民間企業の場合は,企業としての活動に,うちのサービスにアクセスしたい人はどうぞと。これでいいわけですよ。そうでしょう? 例えば,通販で利用すると言ったら,銀行のオンラインを利用する,それでいいわけです。我々はそうはいかないんですよ。我々は全市民,全国民が対象ですから,そこにアクセスできない,うまく使えない人は,じゃあどうするかというのは今,大きな問題ですし,これからも残ると思うんですよ。だから,簡単に言えば,どこまでもファックスがあったほうがいいなというような感覚もやっぱり大事にしていかなきゃいかんと思っていますから,そこら辺については,やっぱりこれからも配慮が要るとは思っております。  ただし,大きな展開で言えば,あと10年ぐらいいたしますと,高齢者も含めてその辺の環境が変わってくるのかなと。会合だとか,集団の活動だとか,聞くところによると,スマホの使いこなし方なんかも,サークルによっては物の見事に,年齢層関係なく今でもやっていただいているということも聞きますから,正確に把握をした上で,やっぱり取りこぼすというか,私が提供するサービス,先端技術を使わなくてもアクセスしていただかないと困るわけですから,そういうことには配慮しながら,やっぱり便利なものを開発していきたいと,そういうふうに思っております。 ○●●(若葉町3丁目)  ありがとうございます。地域コミュニティを活用されるのもいいのかなと思いますね。 ○長友市長  そうですね。1つの大きな手段です。 ○司会者  ありがとうございました。それでは,予定の時刻となりましたので,終了をさせていただきたいと思います。  なお,本日皆様からいただきました御意見,御要望の中で,後日改めてお答えをしますという旨,補足をさせていただいた部分につきましては,後刻,御回答させていただきたいと思います。また……(「すみません」の声あり)はい。 ○●●(上石原3丁目)  質問できなかったんですけど,それに対する回答とかってしていただけないんですか。 ○長友市長  できます,できます。 ○司会者  そちらにつきましても,以前,本会に御出席のお申込みをいただいた際にいただいた御質問につきましても,こちらのほうから後日御回答をさせていただきます。また,先ほどお越しいただいた際には,お配りしたアンケートに御質問が,今日御発言いただけなかったんだけれども,またはほかの人のお話を伺っていて新たな質問があるというようなことにつきましても,アンケートに御記入いただければ,また後刻回答させていただきたいと思います。 ○●●(上石原3丁目)  それは,ふれあいトーキング開催に関しての質問でしょ。 ○司会者  それだけではなくて,市に御要望ですとか御意見,その他御質問も,そちらのアンケートにも御記入いただいて結構ですし,また市長へのはがきを同封させていただいておりますので,今日,今すぐ整理ができないというような場合には,そちらのほうも御活用いただければと思います。よろしいでしょうか。 ○●●(上石原3丁目)  はい。 ○司会者  ありがとうございます。  それでは,これをもちまして,市長と語る・ふれあいトーキングを終了させていただきます。 ○長友市長  週末の貴重な時間ありがとうございました。またよろしくお願いします。   閉会 午後5時35分 - 6 -