ともに生き ともに創る 彩りのまち調布 市報ちょうふ 【1】 No.1735 令和5年(2023年)4月5日号 ■発行:調布市(毎月5日・20日発行) ■所在地:〒182-8511東京都調布市小島町2丁目35番地1 ■編集:行政経営部広報課 ■市ホームページ:https://www.city.chofu.tokyo.jp/ 市役所代表:電話042-481-7111 CONTENTS(主な内容) 新型コロナワクチン…4 北部地域巡回公共交通の実証実験終了に伴う意見募集…5 予算と主要な施策…8・9 お笑い芸人による魅力発信動画を公開中…15 環境のためにできること…16 市報ちょうふの配布に関する問い合わせは 市報ちょうふ配布コールセンター(配付受託業者株式会社小平広告) 電話042-300-3131 ●調布FM開局25周年特集 Twitterでトレンド入りしちゃう人気番組 調布FM83.8(ハミング・ハート)メガヘルツのアニソン特番ができるまで  調布FMで不定期に放送しているアニメソング特番は、放送の度にTwitterでトレンド入りする人気番組ということをご存知ですか?  普段調布FMでは、市内を中心に放送するコミュニティ放送局として、市政情報や市内のイベント情報など地域に密着した情報や災害情報、まちの魅力などをお届けしています。  今号では、そんなコミュニティFMによるアニソン特番の制作風景をお伝えします。 ◎災害時は調布FMで情報収集できます 問い合わせ/広報課電話481-7301、調布FM電話483-0838 続きは2面・3面をご覧ください ●手をつなぐ樹(418) 多摩で謳歌した青春  一日の仕事を終えようとする時間帯に携帯が鳴った。昨年まで多摩地域の報道を担当していた記者からの発信。「Yさんが亡くなられました」。Y氏は電話の主の大先輩で、ちょうど私が市長になった約20年前に多摩地域の担当記者だった。すでに東京本社において枢要なポストを経験された後、九州地域を統括する立場で福岡に駐在しておられた。ジョギング中の突然死とのこと。享年52歳。これからさらに大きな仕事をという年代で、さぞや無念だったろう。  私は、仕事で知遇を得た人達と、その後個人的に親交を継続させて頂くことがある。ジャーナリストの方とも同様だ。ただし、仕事の話はしない。楽しい交友関係を壊さないために。  Y氏とは数年に一度ぐらいの頻度でお会いしてきた。次回は彼が九州から上京する機会に、今回電話をくれた後輩記者とともに、是非三人で一献傾けようと約束していたのだが。  物腰の柔らかな大変誠実な方だった。好漢惜しむべし。人柄を偲べば、まさに天を仰いで長嘆息の思いだ。  あれは10年程前のことだっただろうか。二人で飲んでいるときに、少し目を潤ませながら不意に彼がこう言った。「私は、長友さんのことをあんなに悪く書いたのに」。予期せぬ言葉に戸惑いながら、「お互い仕事に懸命に向き合っていた、というだけのことだよね」と返した。そんなこともあった。  自分よりはるかに若い友人を見送る。多摩の地で過ごした高校時代の、極めて充実した青春の情景を慈しむように語ってくれた彼の面影が脳裏に浮かんできて、なんともやりきれない。 調布市長 長友貴樹 ●市報4月5日号の掲載情報は3月28日時点のものです