【2】 No.1735 令和5(2023)年4月5日 【3】 特集 ●調布FM開局25周年特集 Twitterでトレンド入りしちゃう人気番組 調布FM83.8(ハミング・ハート)メガヘルツのアニソン特番ができるまで 問い合わせ/広報課電話481-7301、調布FM電話483-0838  調布FMで不定期に放送しているアニメソング特番は、放送の度にTwitterでトレンド入りする人気番組ということをご存知ですか?  普段調布FMでは、市内を中心に放送するコミュニティ放送局として、市政情報や市内のイベント情報など地域に密着した情報や災害情報、まちの魅力などをお届けしています。  今号では、そんなコミュニティFMによるアニソン特番の制作風景をお伝えします。 パーソナリティ/袴田さん、林さん ◎アニソン特番とは  リスナーが増えないことに課題を感じた袴田さんが、「地域性はないけど、まずは認知度を上げよう」と2012年に開始。今では調布FMイチの人気番組となりました。  最近では「ロボットアニソン」を12時間、「ヒーロー・ヒロインソング」を9時間にわたり生放送でお届けしました。 ◎番組制作の流れ ◇テーマ設定  以前はアニソンであればリクエスト可能でしたが、最近はテーマを設定しています。次回はどんなテーマにするか、担当者で議論が白熱! ○どのように準備していますか? 袴田さん/前半と後半で年代と担当を分けて、放送する曲や順番をそれぞれ検討しています。お互いがリスナーとして「どんな曲をどんな順番で流すのかな」と楽しみにしているので、詳しい内容は共有していません。 林さん/でも耐え切れずに「オープニングだけ教えて…」って聞いてきますよね(笑) ◇当日まで検討  続々と届くリクエストを踏まえ、曲順を検討します。リクエストは数百件届くことも。リスナーの期待に応えるため、時間をかけて何度も修正します。 ○気を付けていることは? 林さん/リスナーが楽しめるような流れを意識して、放送する曲や順番を検討しています。例えばアニメ「頭文字(イニシャル)D」の曲を流す時は、特定のキャラクターやバトルに関連した曲を並べて構成しました。 袴田さん/リスナーが曲に集中できなくなるので、選曲や曲順の理由は話しすぎないようにしています。我々は2人ともアニメが好きなので、自分がされたら嫌なことはしない! ◇いよいよ放送!  当日も届くリクエストや、Twitterで届いたコメントもチェック。内容に応じて微修正しながら放送します。 ○嬉しかったことは? 袴田さん/アニソン特番を開始してから10年が経って、長く聴いてくださっている方は我々の好みもよくご存知です。放送前に、楽曲を予想してビンゴを作られていた時は嬉しかったですね。 林さん/熱いリクエストやメッセージをいただくことです。リクエスト曲数に制限がないので、1つのメッセージに30曲から40曲書いてくださる方もたくさんいます。「この放送のために有給休暇を取りました」という方もいました! 袴田さん/こういう方のために、特番日時は4カ月程前には告知しています。次回も決まったら早めにお知らせしますのでお楽しみに! ◎番組へのリクエスト・メッセージ募集中! リクエスト方法 ホームページ/調布FMホームページの専用フォーム はがき/〒182-0026小島町2丁目33番地1文化会館たづくり3階調布FM(番組名)係 ファクス/443-8068 ◎調布FMを聞く方法 ラジオ/83.8メガヘルツ パソコン・スマートフォン/ListenRadio ◎災害時は調布FMで情報収集を  調布エフエム放送は、市と「災害の場合における放送に関する協定」を結んでいます。台風や大雨、大地震など災害時には、市内の避難所の開設状況などの情報を迅速に提供します。 災害時もスタジオに駆けつけて放送しています。 情報を早く入手できれば、少し安心しますよね。インターネットがつながりにくい時は、ぜひラジオを思い出してほしいです。 ●4月17日(月曜日)に調布FMは開局25周年を迎えます ◎開局時からパーソナリティを務める遠藤理(ただし)さんにインタビュー ◇主な担当番組 調布・朝の光と風(月曜日から金曜日午前7時から10時生放送)、FC東京サッカー中継実況、映画のまち調布花火実況など Q 番組内で取り上げる話題はどのように選んでいますか? A 新聞に掲載された調布の話題があれば優先して取り扱うようにしています。決して風化させてはならない戦争、東日本大震災や阪神・淡路大震災など震災の話題は、出来る限り体験した方の話も交えながら積極的に伝えるようにしています。 Q コミュニティFMのパーソナリティを務める上で心掛けていることを教えてください。 A コミュニティFMは災害時の情報発信が大きな役割のひとつです。災害時に多くの方に情報を届けるためにも、あらかじめコミュニティFMの存在を知っていただくことが重要です。そのために、認知度を向上する努力や、長く聴いてもらう番組作りを心掛けています。注目度の高いサッカー中継や花火の実況番組が、調布FMを知ってもらうきっかけになれば嬉しいです。 Q 遠藤さんが考える調布FMの役割とはなんですか? A 「災害時にはラジオを聞けば有益な情報が得られる」という存在になることだと思います。災害時、市内における水や食料の配給場所や避難所の情報などきめ細かな情報は、大きなメディアでは扱われません。地域メディアとして、こうした地域情報を収集し伝えるために、平常時から市・警察署・消防署などとネットワークを作るなど、準備を整えています。 ◎25周年関連事業 ◇やたら細かい調布聖地マップ  市内の風景が登場する映画・ドラマ・アニメなどの映像作品の情報を、市民の皆さんからの情報提供や調布FMの取材などを通じて収集し、地図データに取りまとめてウェブサイトで公開しています。 「隕石落下シーン」など、撮影内容がやたら細かく書いてあってつい読み込んでしまいます! ◇調布FM開局25周年特番  「やたら細かい調布聖地マップ」の制作に関連したドキュメンタリー番組です。映画・ドラマ制作関係者へ聞いたロケ地選定のコツや、聖地として採用されたエリアランキングなどを放送します。 日時/4月16日(日曜日)午後4時から6時 ●J:COM(地デジ11チャンネル)「テレビ広報ちょうふ」 〈5日号〉5日から19日 職員インタビュー、ミニコーナーなど 〈20日号〉20日から翌月4日 職員インタビュー、特集など 放送時間 正午から、午後8時から(各30分)(注)特集内容により、放送時間が変更になる場合があります ●調布FM83.8メガヘルツ市政情報番組「調布市ほっとインフォメーション」 月曜日から金曜日 午前9時15分から、午後1時30分から、4時から、9時から(各15分)/5時30分から(5分) 土曜日 午後5時30分から(5分) 日曜日 午後3時30分から(5分)(注)放送が休止・時間変更になる場合あり。インターネットでも聴取可。詳細は調布FMホームページ参照