【10】 令和4(2022)年6月5日 No.1712 【11】 ●6月は環境月間 日常生活(ちょっとしたこと)を見直して、お得に(お財布にも優しい)CO2排出を減らしましょう!  6月5日は環境の日です。環境の日は、昭和47年にスウェーデンのストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められました。また日本では環境の日を含む6月を「環境月間」としています。  地球温暖化などの環境問題を解決するためには、まず、私たち一人ひとりが自らのライフスタイルを見直すことが大切です。職場や家庭など身近なところから、節電や空調の使用抑制など省エネに取り組んでみませんか。 問い合わせ/環境政策課電話481-7086 ◎6月1日から9月30日 夏の省エネキャンペーン  夏は冷房の使用など、電気・ガスのエネルギー消費量が多い季節です。この機会に「省エネライフスタイル」を取り入れてみませんか。 ◇家庭での電気・ガスはここに使われているよ  家庭のエネルギー(電気・ガス)は、お風呂やキッチンで使う給湯が4割近く占めています。電気は、照明器具、冷蔵庫、エアコン、テレビでの使用が半分以上も占めています。 ○都内の家庭部門におけるエネルギー消費量の用途別割合(2019年度) 給湯 37.5% 暖房 18.1% 冷房 1.7% 厨房 10.2% その他動力 32.5% ○都内の家庭部門における電気の使用量の機器別割合(2019年度) 照明機器 18.2% 冷蔵庫 17.4% エアコン 13.3% テレビ 11.3% 温水洗浄便座 4.8% 衣類乾燥機 2.3% 食器洗浄乾燥機 1.4% その他家電 31.2% ◇キッチン編 〇食器洗い 食器を洗うときは低温に設定  洗う前に食器を水につけたり、ヘラや布で汚れを拭き取っておくと、使うお湯の量が少なく済みます。お湯の出しっぱなしは止めましょう。 65リットルの水道水(水温20度)を使い、給湯器の設定温度を40度から38度に下げ、1日2回手洗いした場合(使用期間:冷房期間を除く253日)=CO2削減量19.7キログラム/年(約1430円の節約) 〇冷蔵庫 冷蔵庫に物を詰め込みすぎず、設定温度は適切に  冷蔵庫内を整理整頓して見やすくすることで、効率よく冷やすことができます。無駄な食品を減らすために、冷蔵庫の中身を買い物前にメモしたり、携帯電話で撮影して必要な分だけ買うようにしましょう。 詰め込んだ場合と、半分にした場合の比較=CO2削減量21.4キログラム/年(約1180円の節約) 設定温度を「強」から「中」にした場合の比較(周囲温度22度)=CO2削減量30.1キログラム/年(約1670円の節約) ◇リビング編 〇エアコン 夏の冷房時の室温は28度を目安に  冷房使用時に室内に熱が入ってくる多くは、「窓」からです。開閉を少なくして、レースのカーテンやすだれ、「緑のカーテン」などで日差しを防止しましょう。 外気温度31度の時、エアコン(2.2キロワット)の冷房設定温度を27度から28度にした場合(使用時間:9時間/日)=CO2削減量14.8キログラム/年(約820円の節約) 〇テレビ 画面は明るすぎないように  リモコン待ち状態でも電力を消費しています。主電源を消すようにしましょう。また、旅行など、長期不在の時はプラグを抜くようにしましょう。 液晶テレビ(32V型)の画面の輝度を最適(最大→中間)にした場合=CO2削減量13.2キログラム/年(約730円の節約) 〇照明器具 電球形LEDランプに取り替える 白熱電球(54ワット)を電球形LEDランプ(9ワット)に交換した場合(年間2000時間使用)=CO2削減量43.9キログラム/年(約2430円の節約) ◇お風呂編 ○シャワーはこまめに止める  シャワーを1分間使うと12リットルのお湯が流れます。家族4人が4分ずつシャワーを使うと、浴槽1杯分とほぼ同じになります。 45度の湯を流す時間を1分間短縮した場合=CO2削減量28.7キログラム/年(約3210円の節約) 参考:経済産業省資源エネルギー庁省エネポータルサイト/クール・ネット東京家庭の省エネハンドブック2022(東京都) ◎調布市は「ゼロカーボンシティ」を目指しています  世界は今、気候非常事態に直面しています。豪雨や熱波などの異常気象は大規模な災害を引き起こし、人類を含むさまざまな生きものに対する脅威となっています。  このままでは、21世紀末の世界の平均気温は最大で4.8度上昇すると予測されています。東京では、1年の約3割が真夏日(最高気温が30度以上)になるという試算もあります。こうした気候危機の状況を広く共有し、将来に向けて生活や文化を継承するため、令和3年4月、市と市議会はゼロカーボンシティ宣言を行いました。 (注)ゼロカーボンシティとは:2050年に二酸化炭素(CO2)排出量ゼロを目指すことを公表した地方自治体のこと ○家庭での省エネが重要 調布市のCO2排出量部門別の割合 産業(製造業・建設業・農業など) 5% 家庭 43%(約4割が日常生活にあたる「家庭」から排出されています) 業務(会社・商業施設・学校など) 32% 運輸(自動車・鉄道) 19% 廃棄物 1% (注)調布市のCO2排出量(2019年度)約65万トン-CO2  市では、2030年の市内のCO2排出量を2013年度と比べ、40パーセント(約31万トン)削減することを目標に掲げています。  家庭部門で、CO2排出量を1世帯当たり年間約1.1トン削減する必要があります。 (注)現在、約2.4トンが1世帯から排出されています。 ◇東京都「家庭のゼロエミッション行動推進事業」ポイントをもらってお得に買い替え  家電製品の省エネ技術は年々進歩しており、買い換えるだけでも省エネになります。都は、省エネ性能の高いエアコンや冷蔵庫などへの買い換えに対して、LED割引券と商品券に交換可能な「東京ゼロエミポイント」を付与しています。 期間/令和5年3月31日(金曜日)まで(注)予算が無くなり次第終了 対象/基準を満たしたエアコン、冷蔵庫、高効率給湯器 内容/対象製品に応じて1万から2万1000ポイントを付与 問い合わせ/コールセンター電話0570-005-083(年末年始を除く午前9時から午後5時) 電話03-6634-1337(携帯・IP電話から) 調布市地球温暖化対策啓発キャラクター ゴヤたん「建物の外部からの熱は、窓から約7割強、壁面から約1割弱が入るんだよ」 ◇「緑のカーテン」設置プロジェクト ゴーヤを育てて楽しく地球温暖化防止に取り組みませんか  夏は、直射日光が窓から入り、直射日光を受けた壁面からも熱が室内に入るため、建物の室内温度が上昇し、冷房負荷が大きくなります。  窓や壁面をゴーヤなどの緑で覆う「緑のカーテン」を設置することで、冷房負荷を減らすことができます。また、成長し収穫したゴーヤを味わう楽しみもあります。ぜひ、自宅や職場で「緑のカーテン」を設置し、楽しく取り組んでみましょう。 ◇生物多様性パネル展を開催中 生物多様性を考えよう!市内のさまざまな生きものたち  生物多様性とは、多様な種類の生きものがさまざまな自然環境の中で、それぞれに特有の個性を持ってつながっていることです。  市内で見られる動・植物や魚などの生物多様性に関するパネル展示を行っています。生物多様性を守るために、私たちにできることは何か、一緒に考えてみませんか。 期間/6月15日(水曜日)まで 会場/市役所2階エントランスホール ◎6月は浸水対策強化月間 浸水に備えよう  道路にある雨水ますや側溝は雨水の入口となり、浸水を未然に防ぐ働きがあります。雨水ますや側溝にごみを入れたり、物を置かないようにしましょう。  東京都「東京アメッシュ」ホームページで降雨情報を配信しています。また、洪水ハザードマップでは、水深の浅い浸水を軽減するために家庭でできる、ごみ袋を使った「簡易水のう」の作り方を紹介しています。 問い合わせ/浸水対策強化月間:東京都下水道局流域下水道本部電話042-527-4828 そのほかの下水道事業:下水道課電話481-7228 「雨水ます」にゴミを入れたり、上に物を置いたりしないでください ●調布市公式SNS  さまざまな市政情報のほか、調布のまちの魅力を発信しています。  LINE・ツイッター・フェイスブック・インスタグラム ●空間放射線量の測定結果(5月)  市内公共施設の定点測定場所で空間放射線量を測定した結果、全測定場所で除染実施区域となる基準の0.23マイクロシーベルトの4分の1程度でした。 問い合わせ/環境政策課電話481-7087