【8】 No.1721 令和4(2022)年9月20日 【9】 特集 ●家族みんなで確認を!特殊詐欺見破りポイント  特殊詐欺の被害者は、金銭的な損害だけでなく、自信をなくして落ち込みがちになるなど、精神的にもダメージを受けます。「普段しっかりしているから大丈夫」と油断せず、日ごろから家族で話し合い対策しましょう。 問い合わせ/調布警察署電話488-0110、総合防災安全課電話481-7547 ◎詐欺事例1 (犯人)特殊詐欺グループを捜査している警察です。あなたのキャッシュカード(銀行口座)が悪用されていることが分かりました。 (被害者)えっ、それは大変! (犯人)大丈夫です。保護申請の手続きができます。キャッシュカードを確認したいので、ご自宅に伺ってもよろしいですか? ニセ警察官・ニセ銀行職員が自宅に訪問 (犯人)手続きを行いますので、この封筒にキャッシュカードと暗証番号を書いたメモを入れてください。 (犯人)封筒に割印が必要です。印鑑を持ってきてください。 (被害者)取ってきますね。 目を離した隙に、偽物のカードが入った封筒と本物のカードが入った封筒をすり替えられてしまいます。 (犯人)割印ありがとうございます。手続完了の連絡がくるまで、封筒を開けず大切に保管してください。 ◇これは…キャッシュカードすり替え詐欺です!!  警察官などと偽って電話をかけ「キャッシュカード(銀行口座)が悪用されている」「預金を保護する」などと説明し、キャッシュカードをすり替えて盗む手口です。 いま市内で最も多い詐欺です!! ◇全部気付けましたか?見破りポイント 〇キャッシュカード・暗証番号を要求してくる  警察、銀行員、市職員が暗証番号を聞いたり、キャッシュカードを封筒に入れさせることは絶対にありません。要求してきた時点で詐欺です。 〇「印鑑を取ってきて」と席を外させようとする  印鑑を取りに行くよう指示してきます。被害者が目を離した隙に、用意してきた偽物のカードが入った封筒とすり替えられてしまいます。 〇「封筒を開けず保管して」と時間を稼いでくる  封筒を開けず保管するとキャッシュカードのすり替えに気付くまでに時間がかかってしまい、その間に口座から現金が引き出されてしまいます。  「切りこみを入れれば使えません」と言って、被害者を安心させてから持ち去る詐欺が増えています。  キャッシュカードはICチップや磁気部分を避けて切れ込みを入れれば使用できるため、ATMで口座から現金を引き出されてしまいます。 ◎詐欺事例2 (犯人)母さん、オレだよオレ。風邪をひいて、喉の調子が悪いんだ。会社のお金が入ったカバンを落としちゃった。今日中にお金が必要なんだけど、何とかならない? (被害者)えっ、それは大変! (犯人)銀行で引出理由を聞かれたら、リフォーム代とか、うまくごまかしてね。 (被害者)お金、用意できたよ。 (犯人)ありがとう。自分は仕事で行けないから、代わりに同僚に行ってもらうね。 ◇これは…オレオレ詐欺です!!  家族、警察、弁護士、銀行員などを装い、家族が起こした事件・事故に対する示談金などを名目に金銭などをだまし取る(脅し取る)手口です。 ◇全部気付けましたか?見破りポイント 〇普段と違うことを怪しまれないよう説明してくる  「風邪をひいて喉の調子が悪い」など、声が違う理由を説明した後、「携帯をなくした(盗まれた、壊れた)」と言って、携帯電話番号が変わったと思い込ませます。 〇「至急で手続き・入金が必要」と急かしてくる  「会社のお金を株に使い込んでしまった」「会社のお金(小切手)が入ったカバンを落としてしまった」などと話し、お金が至急必要であることを持ちかけてきます。 〇「銀行でこう説明して」とごまかし方を教えてくる  犯人側は金融機関の窓口で詐欺被害防止のために引出理由を確認することを知っているため、銀行での振る舞いについても指示してくることがあります。 〇代理人に訪問させる  受け子と呼ばれる犯人がお金を引き取るように仕向けるので、本物のお子さんが来ることはありません。 ◎注意して!これらは全て詐欺です!! キャッシュカードを回収しに来る→渡さない 暗証番号を聞いてくる→教えない ATMでお金が戻ってくると言う→信じない ◇ほかにもあります!こんな詐欺 〇還付金詐欺  「ATMで操作すれば医療費が戻ってくる」などとATMに誘導し、携帯電話を通して操作させ、お金を振り込ませようとします。ATMでお金が戻ってくることはありません。 詐欺犯人の発言例 調布市役所です。医療費の過払いがあり、還付金があります。 携帯電話を持って、近くのATMに行ってください。ATMに着いたら連絡してください。 〇アポ電強盗  電話で警察や市職員をかたって資産状況を聞き出し、強盗に押し入ります。電話から日数が経ってから強盗被害に遭う場合もあります。 ◎撃退法1 被害者の多くは「自分は大丈夫だと思って何も対策していなかった」方です! 24時間ずっと留守番電話に設定!!または自動通話録音機を設置!!  犯人と会話しないことが重要です。犯人は声を録音されることを嫌がるので、この対策だけでもかなりの効果が期待できます。 ◇自動通話録音機を貸し出し  使用中の電話機に警告メッセージを流して、会話内容を録音できる「自動通話録音機」を貸し出しています。 対象/おおむね65歳以上の方がいる世帯 費用/無料 申し込み/申込書(総合防災安全課(文化会館たづくり西館3階)で配布または市ホームページから印刷可)と身分証明書(住所、氏名、年齢が分かるもの)を総合防災安全課へ持参 家族やケアマネジャーも申請できます! ◎撃退法2 電話でお金の話が出たらすぐに電話を切り、家族・警察に相談!! 電話でお金の話をされたら、とにかく一度電話を切りましょう。落ち着いて、家族・警察に相談しましょう。 ◇電話を切った後は  強盗が押し入ってくる可能性もあります。警察に通報し、在宅中でも玄関の鍵を必ず施錠してください。  また、モニター付きインターホンやドアスコープで必ず訪問者を確認してください。見知らぬ訪問者は、ドアチェーンやドアガードを掛けたまま対応しましょう。 ◇お金を振り込んでしまったら  被害者の中には、大切なお金を奪われた罪悪感や羞恥心などから、通報や相談をしない方もいます。  しかし、犯人から繰り返し狙われる可能性もあります。また、被害状況は貴重な捜査情報にもなります。一人で抱え込まず、警察に相談してください。 ●J:COM(地デジ11チャンネル)「テレビ広報ちょうふ」 〈5日号〉5日から19日 職員インタビュー、ミニコーナーなど 〈20日号〉20日から翌月4日 職員インタビュー、特集など 放送時間 毎日午前9時から、正午から、午後8時から(各30分)(注)特集内容により、放送時間が変更になる場合があります ●調布FM83.8メガヘルツ市政情報番組「調布市ほっとインフォメーション」 月曜日から金曜日 午前9時15分から、午後1時30分から、4時から、9時から(各15分)/5時30分から(5分) 土曜日 午後5時30分から(5分) 日曜日 午後3時30分から(5分)(注)特集番組により、放送が休止・時間変更になる場合があります 調布FMの放送は、インターネットでも聴くことができます。詳細は調布FMのホームページをご覧ください