【10】 令和3(2021)年6月5日 No.1684 ●6月は環境月間 問い合わせ/環境政策課電話481-7086  6月5日は環境の日です。環境の日は、昭和47年にスウェーデンのストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められました。わが国では、環境の日を含む6月を「環境月間」としています。  地球温暖化をはじめとする環境問題を解決するためには、まず、私たち一人ひとりが自らの生活・行動を見直すことが大切です。環境月間を契機に、環境のことを考え、職場や家庭など身近なところから、節電や空調の使用抑制など省エネに取り組んでみませんか。 ◎気温に合わせた柔軟なライフスタイルで地球温暖化対策  クールビズは、気温・体調・暑さ寒さの感じ方・室内での温度差などに応じて、快適で働きやすい服装で業務を行うことです。家庭・オフィスでの取り組み例・啓発ツールなどの詳細は、環境省COOL CHOICEホームページ参照。 ◇気温に合わせて柔軟な室温管理を  クールビズでは「適正な室温」の目安を摂氏28度としていますが、熱中症の予防のため、冷房時の外気温や湿度、建物の状況、体調などを考慮しながら、無理のない範囲で、冷やしすぎない室温になるよう管理してください。 ◇健康につながるクールビズ  冷えることに慣れて汗をかかないでいると、汗腺が退化して、体温調整機能が働かなくなってしまうなど、健康への影響を指摘する専門家もいます。暑くなってきているからこそ、体にやさしいクールビズを実践しましょう。 ◇冷房効率を上げてお財布にも優しく  フィルターの定期清掃や、家に帰って室内に熱がこもっている場合は、まず窓を開けて熱気を逃がしてから冷房で室内を冷やすなど、エアコンを賢く使用することで冷房効率が上がり、お金の節約にもなります。 ◇脱炭素型のライフスタイルにつながる行動を  2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、再生可能エネルギーの普及拡大と共に、エネルギーの使用量を抑制していくことが不可欠です。クールビズは、冷房時の室温の適正な管理などにより、着実に省エネ・省CO2につながる取り組みです。クールビズをきっかけにライフスタイルを見つめ直し、脱炭素型に転換するべく具体的な行動に移してみましょう。 ◎深大寺・佐須地域の公有化土地を活用した環境教育を実施 子どもたちが育てたお米を給食で提供  市の北部に位置する深大寺・佐須地域は、「はけ」と呼ばれる国分寺崖線の周辺にあり、豊かな湧水が流れる用水路に沿って都市農地や屋敷林などが広がり、武蔵野の面影を残す里山風景を形成しています。  市では、こうした地域の豊かな環境を調布の財産として次世代に引き継いでいくため、里山の風景が残る水と緑につつまれた自然環境を保全・活用する取り組みを進めています。  その取り組みの一環として、この地域で市が公有化した土地を、里山や農に触れ合える体験型の環境教育の場として活用しています。昨年、市立柏野小学校の5年生児童・保護者・教員・近隣の住民など多くの方が田植えや稲刈りを行い、収穫したお米を5月10日の給食で提供しました。  今年も環境教育の一環で5年生児童などが田植えや稲刈りを行います。 ◎調布市ふるさとのみどりと環境を守り育てる基金  緑の公有化や緑化、環境学習、ごみのリサイクルなどの経費に活用しています。ごみの分別による資源物の売り払い代金なども、基金の原資となっています。募金へのご協力をお願いします。 問い合わせ/緑と公園課電話481-7083 ●6月は浸水対策強化月間 ◎浸水に備えよう  道路にある雨水ますや側溝は雨水の入口となり、浸水を未然に防ぐ働きがあります。雨水ますや側溝にごみを入れたり、物を置かないようにしましょう。  東京都下水道局「東京アメッシュ」ホームページで降雨情報を配信しています。また、洪 水ハザードマップでは、水深の浅い浸水を軽減するために家庭でできる、ごみ袋を使った「簡易水のう」の作り方を紹介しています。 問い合わせ/浸水対策強化月間:東京都下水道局流域下水道本部電話042-527-4828 そのほかの下水道事業:下水道課電話481-7228 ◎雨水浸透ます設置にご協力を  雨水浸透ますは、屋根に降った雨水を雨どいを通して集め、地下に浸透させるための設備です。これまで下水道に流していた雨水を地中に浸透させることで、局地的な豪雨などの大雨時の浸水被害を軽減するとともに、湧水の復活、保全につなげます。  植物や魚などの生き物の生息環境を守るためにも、雨水浸透ますの設置にご協力ください。 対象/市内の既存住宅と個人所有の共同住宅 費用/無料 協力/調布管工土木事業協同組合 その他/設置可否の下見あり。設置工事は半日から1日程度。設置後の所有と管理は住宅所有者 申し込み・問い合わせ/直接または電話、ファクス、Eメールで市役所8階環境政策課電話481-7086・ファクス481-7550・Eメールkankyou@w2.city.chofu.tokyo.jpへ