【8】 No.1685 令和3(2021)年6月20日 【9】 6月20日号8-9面 問い合わせ/高齢者支援室電話481-7150・健康推進課電話441-6100 夏の暑さを乗り切ろう 熱中症とは  気温や湿度の高い環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体内に熱がこもってしまう症状のことです。屋外だけでなく、約4割は屋内で発症します。 熱中症を防ぎましょう! 新型コロナウイルス感染症対策も  熱中症は、いつでも・どこでも・誰でもかかる危険があります。また、感染対策のため、気温や湿度の高い環境で長時間マスクを着用すると、さらに熱中症になるリスクが高まります。しかし、正しい予防方法を知り、普段から気を付けることで防ぐことができます。気温や湿度が急上昇するこの時期から、感染対策とともに熱中症対策も行いましょう。 ●主な症状  次のような症状が出たら、熱中症にかかっている危険があります。すぐに応急処置を行いましょう。 【軽症】 目まい、立ちくらみ、大量の汗、筋肉痛、こむら返り 【中等度】 頭痛、吐き気、嘔吐、体のだるさ、集中力低下 【重度】 けいれん、意識消失 命を落とす場合もあり ●危険 熱中症の危険が高まります!マスク着用時の注意点  マスクを着けると皮膚から熱が逃げにくくなり、気が付かないうちに脱水になるなど体温調整がしづらくなります。暑さを避け、水分補給するなどの熱中症対策と感染症対策を両立させましょう。 ◎マスクをしている時は激しい運動を控えましょう ◎のどが渇いていなくてもこまめに水分補給をしましょう ◎人との距離を十分に取った上で適宜マスクを外して休憩しましょう ●特に注意が必要な人 ◎高齢者  熱中症患者のおよそ半数は65歳以上です。高齢になると暑さや水分不足を自覚しにくくなり、暑さに対する体の調節機能も低下します。 ◎乳幼児  身長が低く、体が地面に近いため、大人以上に高温にさらされます。体温や水分調整機能も未熟です。また、遊びに熱中しすぎて暑さに気が付かない場合もあります。 ◎持病のある人や体調の悪い人 ◎暑いところで作業やスポーツを行う人 熱中症を防ぐために 予防と対策 (1)適切な温度調整を ◎外出時はできるだけ日陰を歩き、日傘や帽子で直射日光を遮(さえぎ)る ◎すだれ、打ち水を利用 ◎室内では暑さを感じなくても扇風機やエアコンを使って温度調整(室温28度以下・湿度70%以下) (2)こまめに水分補給を  マスクをしていると水分を摂ることが少なくなります。意識して水分補給をしましょう。 ◎のどの渇きを感じていなくても、こまめに水分補給をする(1日1リットル以上) ◎大量に汗をかいた場合は、水分だけでなく適度に塩分も補給 (3)涼しい服装 ◎通気性、吸汗性、速乾性のある衣類を選ぶ ◎黒は避ける、襟元などを緩め、熱を逃すなど工夫する (4)暑さに備えた体力づくり ◎日頃から適度に体を動かし、汗をかく習慣を身に付ける ◎バランスの良い食事と十分な休養や睡眠で免疫力を高めておく (5)体調に合わせて行動する ◎日頃から体温測定や健康状態を確認する ◎熱帯夜の翌日は、体が脱水傾向にあったり、寝不足だったりするため、注意する ◎体調が悪いと感じた時は、無理せずに自宅で過ごす ●熱中症を防ぐには呼び掛け合うことが大切  一人一人が周囲の人に気を配り、熱中症の予防を呼び掛け合うことで、発生を防ぐことができます。  また、一人暮らしの高齢者などで、雨戸が閉まったまま、新聞がたまっているなど、気になることを発見したらお近くの地域包括支援センターへご連絡ください。 ●熱中症かなと思ったら ◎涼しい場所へ移動しましょう ◎衣類を緩め体を冷やしましょう。首筋や脇の下、太ももの付け根など太い血管のある部分に冷えたペットボトルや保冷剤を当てると効果的です ◎水分補給をしましょう ◎意識が朦朧(もうろう)とする場合はすぐに救急車を呼びましょう ●地域包括支援センターに相談してみませんか 調布市には、サブセンターを含む10カ所の地域包括支援センターが配置されています。 ◎地域包括支援センターとは  高齢者と家族のための総合相談窓口です。高齢者や一緒に暮らす家族が、住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、福祉・介護や暮らしについての心配や悩みごとを相談できます。また、成年後見制度や権利擁護、介護保険制度の案内、要介護認定の申請代行、市が行う事業(配食サービス、おむつの助成・給付、介護予防事業など)の説明・申し込み代行なども行っています。 ◎高齢者に関するさまざまなことを相談できます 介護予防など、さまざまなサービスの利用に関する相談 虐待に関する相談 健康や福祉、医療、生活に関する相談 など ◎相談するには  地域包括支援センターにいる社会福祉士、主任ケアマネジャー、保健師などの専門職が相談に対応します。相談に行くことが難しい時は、電話での相談や、職員が自宅に訪問して、詳しく話を伺います。相談予約は不要ですが、確実に相談を受けるために予約することをおすすめしています。 ◎地域包括支援センターの連絡先 センター名/所在地 連絡先 つつじヶ丘/東つつじケ丘1丁目5番地2 電話03-5315-5400 仙川/若葉町2丁目22番地2 1階 電話03-5314-0030 至誠しばさき/菊野台1丁目52番地4 電話488-1300 はなみずき/深大寺北町4丁目17番地7 電話441-5763 ゆうあい/国領町3丁目8番地15 5-109 電話481-4973 ゆうあいサブセンター/八雲台1丁目22番地1 1階 電話484-8011 ときわぎ国領/国領町7丁目32番地2-101 電話050-5540-0860 ちょうふ花園/小島町2丁目45番地22ビル1階 電話484-2285 ちょうふの里/西町290番地5 電話441-6655 ちょうふの里サブセンター/上石原3丁目54番地2 電話444-5151 問い合わせ/高齢者支援室電話481-7150 ●知っておきたい思いやり防災 パラハートちょうふ つなげよう、ひろげよう、共に生きるまち 問い合わせ/福祉総務課電話481-7101  災害時は、障害者・高齢者・乳幼児・外国人など配慮が必要な方も安全に避難できるように、地域で手を差し伸べ助け合う「思いやり」がいつも以上に大切です。「困っている方がいたら声をかける」など、皆さんのちょっとした思いやりが、配慮を必要としている方の安心につながります。  今回は、日本語に不慣れな外国人への支援のポイントを紹介します。 ◎避難所での支援のポイント ◇不安な気持ちに寄り添う  日本語が分からず、情報を受けることや伝えることが難しいと不安になります。身振りや手振りでコミュニケ-ションを試み、孤立しないようにしましょう。笑顔でやさしく接することで、安心につながります。 ◇やさしい日本語できちんと情報を伝える  災害時の情報を、その方の言語(母語)で伝えることが難しい場合があります。伝える時は、やさしい日本語で、ゆっくり話すことが大切です。例えば、「危険」は「あぶない」、「警戒する」は「気をつける」、「余震」は「あとから来る地震」などやさしい日本語に置き換えて伝えましょう。  また、記号、ユニバーサルデザインのイラスト、地図や写真などを使って、簡潔な内容で説明することも効果的です。 ◇周りの人に協力をお願いする  その人の母語を話せる人が近くにいたら通訳してもらうなど、協力をお願いしましょう。  また、スマートフォンの翻訳アプリを活用して、情報を伝えることも有効です。 ◇掲示物を作るときには  漢字にはふりがなをふりましょう。元号は使わずに西暦で表記しましょう。  これらの内容は、「障害のある方への災害時支援ガイド」「高齢者・乳幼児・外国人など支援が必要な方への災害時支援ガイド」に掲載しています。 配布場所/福祉総務課(市役所3階)、神代出張所、地域福祉センター、市民活動支援センター、総合福祉センター その他/市ホームページで閲覧可 ●J:COM(地デジ11チャンネル)「テレビ広報ちょうふ」 〈20日号〉6月20日から26日 職員インタビュー、「見て、聞いて、知って、行ってみよう」など 〈27日号〉6月27日から7月4日 職員インタビュー、「コロナ禍の中で頑張るお店を応援しよう」など 放送時間/毎日正午から、午後4時から、8時から(各30分)(注)特集番組により、放送時間が変更になる場合があります ●調布FM83.8メガヘルツ市政情報番組「調布市ほっとインフォメーション」 月曜日から金曜日 午前9時15分から、午後1時30分から、4時から、9時から(各15分)/5時30から(5分) 土曜日 午後5時30分から(5分) 日曜日 午後3時30分から(5分) (注)特集番組により、放送が休止・時間変更になる場合があります 調布FMの放送は、インターネットでも聴くことができます。詳細は調布FMのホームページをご覧ください