【8】 No.1694 令和3(2021)年10月5日 【9】 特集 10月は食品ロス削減月間 食品ロス削減と持続可能な開発目標(SDGs) 食品ロス削減の取組はSDGs目標12 「つくる責任つかう責任」、目標1 「貧困をなくそう」につながっています。食品ロス削減でSDGsに貢献 問い合わせ/食品ロス:文化生涯学習課電話481-7140、子どもの食の確保支援など:子ども政策課電話481-7105・福祉総務課電話481-7101、ごみ減量:ごみ対策課電話042-306-8781 ●買いすぎたもの・もらいすぎたものはフードバンク調布やフードドライブへ寄付を ◎食べきれない食品はフードバンクへ  フードバンクとは、「賞味期限まで日にちがあり、まだ食べられるのに、家庭・企業で眠っている食品」を集めて、必要としている施設や家庭に無償で提供する活動です。買いすぎたもの・もらいすぎたものは寄付をして、活動に参加しませんか。 問い合わせ/フードバンク調布事務局電話070-4447-3054(月曜日・木曜日午前10時から午後3時)Eメールinfo@foodbank-chofu.org ◇フードバンク調布 理事長 安保久恵さん  飽食と言われる一方で「今日の食事に困る人がいる現実を何とかできないか」という思いで有志が集まり、活動を始めました。コロナ禍で私たちの周りにも、日々の食事に困る人が増えていると感じています。フードバンク調布は、「食」を通して、地域全体で助け合い、誰もが食べ物に困ることなく明るく暮らせる社会がくることを願い活動しています。 食品製造業者・食品小売店・卸店・個人・フードドライブ ↓ 食料品や食材を寄付 ↓ フードバンク調布 ↓ 無償で提供 ↓ 直接または福祉関係機関を通して、食品・食材を必要とする家庭へ 福祉施設や福祉団体へ ◇寄付した方からの声  買い過ぎてしまった食品が無駄にならずに、困っている方の役に立てることができて嬉しいです。 ◇食料支援「子どもプロジェクト」  学校の長期休みで給食がなく、食事に困る子育て世帯に向けて食品を届けています。昨年の新型コロナウイルス感染症の感染拡大以降、緊急支援を含め今年の夏休みまでにパントリー・宅配で総数1123世帯へ食料支援を行いました。 ◇受け取った方からの声 少ない予算の中でやり繰りして、少しでも栄養価の高い食事を提供したいので助かります ひとり親として大変な状況は続きますが、助けてくださる方のおかげで、諦めず、日々頑張ることができています ◇フードドライブで受け付けている食品 未開封で賞味期限が1カ月以上あるもの 包装や外装が破損していないもの 缶詰(肉・魚・野菜・果物など) インスタント食品(カップめんなど) レトルト食品(冷凍・冷蔵は除く) 調味料(食用油・醤油・味噌・砂糖など) 嗜好品(インスタントコーヒーなど) 乾物(パスタ・乾麺・海藻など) お菓子(大袋・小袋のどちらでも可) (注)生鮮食品、冷凍・冷蔵食品、酒類不可 ◇市内の常設フードドライブ 次の場所では、食品の寄付を受け付けています。 ○カフェ侘助(わびすけ)(上石原1丁目27番地8) 日時/月曜日・火曜日を除く午前11時から午後6時 問い合わせ/電話482-0642 ○サレジオ修道会ユースセンター(富士見町3丁目21番地12) 日時/月曜日・木曜日午前10時から午後3時 問い合わせ/電話070-4447-3054 ○調布市社会福祉協議会(小島町2丁目47番地1総合福祉センター内) 日時/平日午前9時から午後5時 問い合わせ/電話481-7693 ○リユースショップてらのサウルス(国領町8丁目1番地13) 日時/日曜日、祝日を除く午前11時から午後6時 問い合わせ/電話487-3093 ○市民活動支援センター(国領町2丁目5番地15) 日時/あくろす休館日を除く午前9時から午後9時 問い合わせ/電話443-1220 ○コープみらいコープ柴崎店(柴崎2丁目2番地1イートインコーナー内) 時間/午前9時から午後9時 問い合わせ/電話499-4114 ○ヤマト運輸 調布深大寺元町センター(深大寺元町1丁目7番地1) 時間/午前8時から午後9時 問い合わせ/電話0570-200-733 ◇食品ロス削減月間 10月のフードドライブ  市と調布パルコ・トリエ京王調布・調布市社会福祉法人地域公益活動連絡会・調布市消費者団体連合会が合同でフードドライブを実施します。この機会に「受け付けている食品」に該当するいただき物や買いすぎた食品など、余っている食品をお持ちください。 日時/10月18日(月曜日)午前9時から午後3時 会場/パルコ&トリエ合同受付:調布パルコ1階インフォメーション横(午前10時から)、市役所2階総合案内所前 その他/当日、持参が難しい方は、調布市社会福祉協議会(総合福祉センター内)で事前に預かり可 ◇フードドライブで集まった食料の配布先  集まった食品は、調布市社会福祉法人地域公益活動連絡会がフードバンク調布、子ども食堂、児童養護施設などに配布します。 ●みんなで見直そう!食品ロスって何?  「食品ロス」とは、本来食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。日本では、「食品ロス」が年間600万トン(前年比12万トン減)、このうち家庭から発生する食品ロスが年間276万トン(前年比8万トン減)発生しています((注)1)。これは、国民1人当たりに換算するとお茶碗約1杯分(約130g)((注)2)が毎日捨てられていることになります。 (注)1農林水産省及び環境省「平成30年度推計」 (注)2総務省人口推計(平成30年10月1日)平成30年度食料需給表(確定値) ◎家庭からでる食品ロスの合計 276万トン 直接廃棄 96万トン 34.7%(未開封の食品が食べずに捨てられている) 過剰除去 57万トン 20.7%(野菜の皮を厚くむき過ぎるなど、食べられる部分が捨てられている) 食べ残し 123万トン 44.6%(作りすぎや食べられずに捨てられる) ◎食品ロスの問題とは?  先進国で余った食料が捨てられる状況が続けば、世界の人口増加に伴って十分な量の食べ物が得られずに、栄養不足で苦しむ人が増えてしまいます。  また、余った食べ物は、加工業者や流通業者、飲食店、家庭などからの可燃ごみとして処分されます。処分される食品の運搬や焼却の際に、二酸化炭素を排出し、環境悪化にもつながります。 ◎食品ロスを減らすためにできること ◇消費期限と賞味期限の違いを知る  賞味期限は過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。見た目や臭いなどで食べられるか判断しましょう。 消費期限/食べても安全な期限で、期限を過ぎたら食べないほうがよい期限。お弁当やケーキなど品質の劣化が早い食品に表示 賞味期限/おいしく食べることができる期限。スナック菓子や、カップ麺などに表示 ◇実践して食品ロスを減らす ○買い物に行く時 事前に冷蔵庫や食材庫にある食品を確認する 使い切れる分だけ買う ○外食する時 小盛りや小分けメニューのあるお店を積極的に選ぶ 自分の適量を知り、食べきれる量を注文する できたての最もおいしい状態で食べる 食べ放題では、盛り過ぎず、食べ残しはやめる ○調理する時 食べられる量だけ作る 他の料理に作り替える 献立や調理方法を工夫する ◇献立や調理方法の参考に 「消費者庁のキッチン(公式ページ)」を  料理レシピサイト「クックパッド」内の「消費者庁のキッチン(公式ページ)」に「使い切りレシピ」「野菜の保存の仕方」などが載っています。 ●J:COM(地デジ11チャンネル)「テレビ広報ちょうふ」 〈1日号〉10月9日まで 職員インタビュー、「調布・木島平村採れたて旬情報」など 〈10日号〉10月10日から19日 職員インタビュー、「イベントリポート」など 放送時間 毎日正午から、午後4時から、8時から(各30分)(注)特集番組により、放送時間が変更になる場合があります ●調布FM83.8メガヘルツ市政情報番組「調布市ほっとインフォメーション」 月曜日から金曜日 午前9時15分から、午後1時30分から、4時から、9時から(各15分):5時30分から(5分) 土曜日 午後5時30分から(5分) 日曜日 午後3時30分から(5分) (注)特集番組により、放送が休止・時間変更になる場合があります。 調布FMの放送は、インターネットでも聴くことができます。詳細は調布FMのホームページをご覧ください