【8】 No.1699 令和3(2021)年12月5日 【9】 特集 ●頼れる地域のパートナー「シャキョウ」って?  「シャキョウ」という言葉に馴染みのない方もいるかもしれません。通称「社協(しゃきょう)」と呼ばれる調布市社会福祉協議会は、高齢者、障害者、子ども・若者などの支援のほか、市民による地域活動の支援などを通じて、「福祉のまちづくり」を進めています。  福祉について相談したい・学びたい時や活動に参加したい時、社協を思い出してください。 問い合わせ/調布市社会福祉協議会電話481-7693 ◎こんな時はご連絡を! ◇相談したい  個人や世帯が抱える生活上の困りごとから、地域活動の立上げや運営に関することまで、いろいろな相談をお受けしています。 ◇学びたい  手話講習会や福祉の資格研修など、福祉について学ぶことができます。 調布市登録手話通訳者 小松さん:4年間、社協の手話講習会に楽しく通うことができました。今では手話通訳者として活動しています。 問い合わせ/手話講習会について(毎年3月頃に募集):障がい者支援係電話481-7800 福祉の資格研修について:福祉人材育成センター電話452-8180 ◇参加したい  子ども・若者総合支援事業「ここあ」では、総勢100人の学生ボランティアの皆さんが中・高校生の学習支援スタッフとして活躍しています。  ボランティアや寄附・募金など、さまざまな方法で活動に参加できます。自動販売機や募金箱を置くだけ、という参加も可能です。 「楠カンフォーラ」店主 野田さん:経営している飲食店に募金箱を置いています。置くだけで気軽に地域福祉に貢献できて嬉しいです。 問い合わせ/ボランティアについて:市民活動支援センター電話443-1220 寄附・自動販売機・募金箱について:総務課電話481-7617 ◎今年で法人化50周年  10月に迎えた法人化50周年を記念し、冊子を発行しました。ほかにも、活動方針や内容をまとめたPR動画を制作し、社会福祉協議会公式YouTubeで公開しています。 ◎インタビュー 緑ケ丘でパン屋・カフェを営む川崎さんと社協地域福祉コーディネーター坂本さんが「みんな食堂 仙川スープ」を立ち上げるまで  「みんな食堂 仙川スープ」は、緑ケ丘でパン屋とカフェを営む川崎さんが、社協の地域福祉コーディネーターの坂本さんに相談しながら、さまざまな方と一緒に立ち上げました。食堂のオープンに向けて、社協と一緒にどのように進めたか伺いました。 Qこの活動のきっかけは?  「誰もが理由なく集える食堂」を作りたいと考え、コミュニティスペース「仙川POSTO(ポスト)」の方に場所の提供を受けた際、「そういう活動をするなら社協に相談するといい」と社協の坂本さんを紹介いただきました。坂本さんに相談したところ、私の希望を尊重しながら整理してくれて、実現に向けてどんどん進んでいきました。 Q社協に相談してよかったことは?  コロナ禍で中断してしまったほかの子ども食堂の方をスタッフとして紹介してくれるなど、自分では知り合えなかった人と知り合えたことです。電話やメールでのやり取りだけでなく、打ち合わせにも顔を出してくれて、こまめに相談できました。 Q地域福祉コーディネーターの業務内容は?  人のつながりの起点になる仕事をしています。地域で活動したい方や、まだ制度を利用できていない方、複合的な悩みを抱える方へ、頼れる人や制度を紹介しています。 Q人や制度を紹介する時に心掛けていることは?  それぞれの悩みが解消できるよう、地域の人や団体同士をつないでいます。例えば、今回野菜の調達先として紹介した、地域住民が野菜を作っている「ひだまりサロン((注))農園サロン ののはな」は、参加者の減少に悩んでいましたが、野菜を提供することで活気が戻りました。 (注)住み慣れた地域で孤立することなく、助け合いながら安心した生活が送れるよう、社協が推進している交流の場。現在98サロンが、お茶やおしゃべりだけでなく、工夫を凝らした活動を行っています。 ◇こんな風に相談しながら進めました 無農薬の野菜を使いたい! →「ひだまりサロン 農園サロン ののはな」から仕入れませんか? 多世代が集う場にしたい! →食堂の活動に興味のある地域の方に声をかけていいですか? ◇運営スタッフ募集中! みんな食堂 仙川スープ  月に1回、「理由がなくても誰もが集える食堂」として開催しています。開催日になると幅広い年代の方が集い、食事しながら身の回りのことを話すような交流が生まれています。 場所/仙川町1丁目19番地10仙川POSTO 次の開催日時/12月22日(水曜日) 午後5時から8時 費用/乳幼児は無料、小学生から高校生は100円、大学生以上は任意の金額 ◎相談窓口(無料で相談できます) ◇地域福祉コーディネーター  各地域の担当者が、さまざまな機関・団体と連携しながら課題の解決を目指します。 日時/平日午前8時30分から午後5時30分 主な相談例/近所で心配な人がいる 相談先が分からず困っている 生活で悩んでいる 地域で活動を立ち上げたい 問い合わせ/電話481-7693 ◇福祉相談 日時/平日午前9時から午後4時 場所/総合福祉センター1階 主な相談例/福祉サービスについて知りたい 高齢の親の介護や家族との関係で悩んでいる 問い合わせ/電話481-7693 ◇調布ライフサポート 日時/平日午前9時から午後5時 場所/総合福祉センター1階 対象/生活保護を受給していない方 主な相談例/生活や家計が苦しい 仕事をやめて家賃が払えない 問い合わせ/電話481-7693(注)事前に電話で要問い合わせ ◇子ども・若者総合支援事業「ここあ」 日時/平日午前10時から午後8時(木曜日は5時まで) 場所/総合福祉センター5階 対象/おおむね中学生以上の子ども・若者と家族 主な相談例/学校に通いづらい 学校や家以外の居場所がほしい どのように進路を考えればいいかわからない 問い合わせ/電話452-8816・Eメールcocoa@ccsw.or.jp ◇障害者地域活動支援センタードルチェ 日時/平日午前9時から午後5時 場所/総合福祉センター4階 対象/身体に障害や疾患のある方、高次脳機能障害のある方、その家族 主な相談例/障害福祉サービスを使って自分らしく暮らしたい 高次脳機能障害のことで相談したい 同じ悩みをもつ人と交流したい 問い合わせ/電話490-6675・Eメールdolce@ccsw.or.jp ◇こころの健康支援センター 日時/月曜日から土曜日午前8時30分から午後5時30分 場所/布田5丁目46番地1 対象/15歳以上(精神科に通院していない方も相談可) 主な相談例/憂鬱(ゆううつ)な気分が続いている 対人関係がうまくいかない 外出できない 精神障害や発達障害があり、仕事・生活が不安 問い合わせ/電話490-8166 ◇市民活動支援センター 休館日/毎月第3月曜日(祝日の場合は翌平日)(注)あくろす休館日に準ずる 時間/午前8時30分から午後10時 場所/市民プラザあくろす2階 主な相談例/ボランティアとして活動したい 活動する場所がない 災害ボランティアについて知りたい ボランティアを募集したい 問い合わせ/電話443-1220 ◎第44回調布市福祉まつり  福祉施設などの活動資金確保や福祉啓発、参加者の交流を目的に実施するイベントです。期間/12月6日(月曜日)から令和4年1月28日(金曜日) ◇カフェ&ショップめぐり  市内全戸配布している「ふくしの窓」11月号2面のガイドマップを持って巡った店舗数に応じて景品をプレゼントします。 ◇動画配信(社会福祉協議会YouTube) ◇福祉まつり募金 ●J:COM(地デジ11チャンネル)「テレビ広報ちょうふ」 〈1日号〉12月9日まで 職員インタビュー、「見て、聞いて、知って、行ってみよう」など 〈10日号〉12月10日から19日 職員インタビュー、「イベントリポート」など 放送時間 毎日正午から、午後4時から、8時から(各30分)(注)特集番組により、放送時間が変更になる場合があります ●調布FM83.8メガヘルツ市政情報番組「調布市ほっとインフォメーション」 月曜日から金曜日/午前9時15分から、午後1時30分から、4時から、9時から(各15分):5時30分から(5分) 土曜日/午後5時30分から(5分) 日曜日/午後3時30分から(5分) (注)特集番組により、放送が休止・時間変更になる場合があります 調布FMの放送は、インターネットでも聴くことができます。詳細は調布FMのホームページをご覧ください