令和4年度 第1回調布市バリアフリー推進協議会 (事業者部会 合同開催) 議事録 開会 【事務局】 定刻となりましたので,只今から,令和4年度第1回調布市バリアフリー推進協議会を開催いたします。 本日はオンライン形式による事業者部会との合同開催としております。 協議会委員の皆様には,御多忙の中,御出席を賜り,誠にありがとうございます。 また,各事業者様におかれましても,年末の大変お忙しい中,御参加くださいまして,誠にありがとうございます。 会議に先立ちまして,委員及び傍聴の皆様に感染対策などについて,お願いをさせていただきます。 感染防止のため,会場にお越しの方は,引き続きマスクの着用をお願いいたします。 会議の時間につきましても,昨今の状況に鑑み,感染防止対策の一環として,可能な限りコンパクトに執り行いたいと考えておりますので,皆様の御協力をお願いいたします。 オンラインで出席の各事業者様向けの御案内です。 御自身が発言される場合を除き,カメラはOFF,マイクをミュート設定にしていただくようお願いします。 また,御発言される際は,Zoomの「手を挙げる機能」又は「チャット機能」を御利用のうえ,事務局にお知らせください。 続いて,委員の出欠等について報告いたします。 市民委員のB委員及び商工会のF委員におかれましては,欠席の旨,御連絡いただいております。 代理出席につきましては, 京王電鉄バス株式会社 D委員の代理としてE様に, 国土交通省関東運輸局 N委員の代理としてO様に, 警視庁調布警察署 L委員の代理としてM様に, 東京都都市整備局 P委員の代理としてQ様に, 御出席いただいております。 また,調布市福祉健康部長Rの代理として,福祉健康部参事のSが出席しておりますので,御報告申しあげます。 次に,傍聴につきましては,本日,先着10人まで受け付けることとしております。予め御承知おきください。 それでは,ここでA会長から,一言御挨拶をいただきたいと存じます。よろしくお願いいたします。 【会長】 皆さん,こんにちは。早速会議に入りたいと思いますが,1つだけバリアフリーで見落とす子育てのことについて,2~3分ちょっとお時間頂いて,お話をしたいと思いますが,つい最近大山加奈さんでしたか。2人乗りのベビーカーをバスに乗って,乗車拒否というのがいくつかの会社で,起こっていたということで,これについては自動運転だったらいいのかとか,あるいは車両が今手動なのです。 そういう技術開発の問題と,それからコミュニケーション。バスの運転手とそれから利用者との,それから周辺の一般の乗客とのコミュニケーションが,どこまで成立しているかとかさまざまな問題があります。 それから,子育て中の方々に対する補助制度が今ないのです。簡単に申し上げると,本当にバスが混雑している時にベビーカーで移動する人たちが,もし可能ならば高齢者のパスと同じように,あるいは障害者のタクシーパスと同じように,料金を少し割り引いた形とかそういうものができていないと,子育ての財源を倍にしたといってもそこには届いていないとか,さまざまな問題の集約がたまたまベビーカー問題に,顕在化したっていうそういうところです。 それで,先週ちょっとテレビの取材に受けまして,いろいろ話しましたけれども,来週はもうちょっと広めに同じ火曜日の7時半前後ぐらいに,『おはよう日本』で放送する予定だということなのですが,その話を少し披露させていただきました。もしお時間があったら,バリアフリーで見落とす点がございますので,子育ての人もぜひ考えて,バリアフリーをやりましょうというところがあると思いますので,ぜひ一度考えていただきたいと思いますので,よろしくお願いします。以上で,私の挨拶の代わりにしたいと思います。 【事務局】 ありがとうございました。 それでは,議事に入ります前に,資料の確認をお願いいたします。 本日の資料につきましては, 次第 委員名簿 協議会の要綱 資料1-1 A4横向きの調布市バリアフリー特定事業計画(案)調布駅・布田駅・国領駅周辺地区 資料1-2 同じく飛田給駅周辺地区 資料1-3 同じく京王多摩川駅周辺地区及び市全域 資料2 A4縦の心のバリアフリーに関する具体的な配慮事項 参考資料1 A3版横向きの心のバリアフリーに関する具体的な配慮事項(詳細) 参考資料2 A4カラー刷のリーフレット「合理的配慮」を知っていますか? になります。資料はお揃いでしょうか。 それでは,以降の議事進行をA会長,よろしくお願いいたします。 議題(1) 調布市バリアフリー特定事業計画(案)について 【会長】 早速議事に入りますが,本日の議題は2件ということであります。 まず,議題(1)「調布市バリアフリー特定事業計画(案)について」,事務局から説明をお願いします。 【事務局】 資料1調布市バリアフリー特定事業計画(案)をご説明します。 資料1-1は調布駅・布田駅・国領駅周辺地区,資料1-2は飛田給駅周辺地区,資料1-3は京王多摩川駅周辺地区及び市全域の教育啓発特定事業計画の案としての内容をとりまとめています。資料1-1をご覧ください。 資料の構成としては,いずれも1ページ目に特定事業計画の説明,2ページ目以降にその地域ごとの各特定事業計画の目次,6ページ目に調布駅・布田駅・国領駅周辺地区の重点整備地区図,7ページ目以降が各特定事業計画の内容を示しています。この資料構成は3部とも同様となっています。 引続き,資料1-1を例にご説明いたします。1ページ目について,調布市では,令和4年4月に「調布市バリアフリーマスタープラン」及び「調布市バリアフリー基本構想」を策定しました。これに基づき,市は積極的にバリアフリーのまちづくりを推進し,市内における移動や施設利用の利便性,安全性の向上など誰もが利用しやすい生活環境の整備を推進していきます。バリアフリー法では,基本構想に特定事業を定めた場合,事業主体となる施設設置管理者等,つまり事業者には,特定事業計画の作成と,これに基づく事業実施の義務が課せられます。 ここで,例を通して説明いたします,7ページをご覧ください。この調布駅は事業主体は京王電鉄株式会社となっています。そして,左側の「事業の内容」にあたる4項目については,令和4年4月に調布市バリアフリー基本構想を策定する際に,市から調査し,京王電鉄様側でこれから取り組む内容であったり,あるいは課題認識している項目として,「これからこの事業を実施します」と挙げていただいたものになります。 そして,今年度は,この京王電鉄様が挙げた基本構想に定めた4つの特定事業等について,具体的に「どう実施するのか」「いつ実施するのか」など詳細な内容を,再度,各事業者に御検討いただき,それを基に,調布市にて「調布市バリアフリー特定事業計画」の(案)として7ページに掲載しています。 このように,1つの事業につき,1シートずつ取りまとめを行っています。 各事業者が特定事業計画(案)を作成するにあたり,新たに追記した箇所は,表の真ん中から右側の「詳細な事業の内容」「規模」「事業実施予定期間」「実施に際し,配慮すべき事項,検討状況」などの項目になります。 なお,各特定事業計画に示す事業実施予定期間は,1ページの下表のとおりです。一部補足をしますと「継続」となっている項目は,継続的に取り組むものではありますが,対応済みの部分もあれば,中にはまだ十分に対応できていない部分もあり,この未対応部分を課題認識し,減らしていくという意味も含まれていますので,御理解のほどをよろしくお願いします。 また,「検討中」となっている項目については,何をどう検討しているのかを各シート右側の「実施に際し,配慮すべき事項,検討状況,変更点など」に記載してありますので,御確認下さい。 それでは,特定事業計画の内容について,先ほどの調布駅と道路特定事業計画ということで調布駅前広場の2つを例に説明いたします。もう一度7ページをご覧ください。 京王電鉄株式会社が作成した,調布駅の特定事業計画(案)について改めて説明いたします。対象施設の概要として,地区,施設名称,事業主体,路線名を示しています。事業計画及び配慮事項について,左側の欄に,調布市バリアフリー基本構想~地区別計画~に定めた事業の内容,右側にそれぞれの事業に対する詳細な事業の内容と規模,実施予定期間,実施に際し,配慮すべき事項,検討状況,変更などを示しています。 番号1の「車両のバリアフリー化の推進」の詳細な事業の内容は「車両リニューアル,車両新造に併せて全車両へ車椅子スペース設置を進める。」とし,事業実施予定期間は「継続」としています。「継続」となっているので,既に整備済みの車両もある中,未整備車両についてはこれから車両新造に併せて整備していくという意味も含まれています。 また,その他ソフト事業として,番号2~4において,教育啓発・心のバリアフリー,人的対応・接遇に関する事業を位置付けています。 番号2では,「筆談器の設置を示す案内を継続して掲示」を基本構想上で挙げています。 番号3では「駅係員,乗務員のバリアフリー教育の推進」を基本構想上で挙げていて,詳細な事業の内容を「視覚障害者の方への声掛けや案内誘導の訓練を継続して実施するほか,訓練内容の拡充やオンラインを活用した教育方法について検討を行う」として事業実施予定期間を継続としています。 番号4では「エレベーター,エスカレーターやトイレ等における利用ルールやマナー,バリアフリーの取組等を周知する情報提供の実施(広告・ホームページ等)」を基本構想上で挙げていて,詳細な事業の内容を「京王グループHPにてバリアフリー化の取組について継続して周知する他,設備の利用ルールやマナーに関するポスター掲示を実施する」として事業実施予定期間を継続としています。 なお,番号3~4の教育啓発・心のバリアフリーの事業について,事業を実施する際に配慮すべき事項を,市民部会にて資料2としてとりまとめております。これら事業を実施する事業者は,その配慮すべき事項に十分に留意して事業を実施していただきたいと考えております。詳細については次の議事にて説明いたします。 次に18,19ページをご覧ください。 調布市街づくり事業課が作成した,調布駅前広場の特定事業計画(案)について説明いたします。対象施設の概要として,地区,経路番号,路線名称,事業主体,事業区間,道路面積を示しています。基本構想で決まっている事業計画及び配慮事項については左側に,右側にそれぞれの事業に対する詳細な事業の内容等を示しています。 番号1の「2m以上の幅員を確保し,景観に配慮した平坦でがたつきのない滑りにくい舗装の整備」の詳細な事業の内容は「歩道舗装の実施」とし,規模は道路延長でもある250mとしています。事業実施予定期間は令和3年度着手,令和7年度完了予定です。引続き2番から8番についても同様の組み立てとなっています。 番号9維持管理の「舗装や視覚障害者誘導用ブロック,案内設備,植栽等の適切な維持管理」の詳細な事業の内容は「定期的に点検を実施」とし,規模は道路延長でもある250mとしています。 事業実施予定期間は「継続」となっているので,継続して必要箇所の点検・整備をしていくということになります。 今,調布駅と調布駅前広場を例に挙げて紹介させていただきましたが,その他の特定事業計画(案)につきましても同様の構成でシートを作成していますので,御確認いただければと思います。 なお,調布市が主体となり市全域で取り組む事業としている「教育啓発特定事業計画(案)」につきましては,資料1-3の最終ページである35ページに掲載しています。 こちらには「心のバリアフリー」や「障害の社会モデル」など事業実施に際し,事業主体のみならず各連携主体が理解すべき事項や,当事者参画の在り方,学校と連携する際の留意点等について位置付けています。 番号1は「総合的な学習の時間や職場体験学習等により,児童,生徒へのバリアフリーに関する教育・啓発の実施」を基本構想上で挙げていて,詳細な事業の内容を「令和3年度までは,オリンピック,パラリンピック教育において障害者理解というテーマでバリアフリーに関する内容を指導した。また,車いす利用者等のパラリンピアンを講師として招聘し障害者理解について深めた。令和4年度以降は,学校2020レガシーとして同様の教育活動を実施していく」とし,市内公立小中学校28校で継続実施としています。 番号2は「様々な媒体・出前講座を活用した啓発活動の実施」を基本構想上で挙げていて,詳細な事業の内容を「ハード・ソフト両面でのバリアフリーについて,市の様々な媒体や,出前講座を活用し,啓発活動を実施していく」とし,継続実施としています。 番号3は「不法占用物等の指導や看板等の違反屋外広告物の対策の実施」につきましては,継続実施としています。 番号4は「市民や職員,従業員等を対象とした心のバリアフリーの教育・啓発の実施(障害理解,適切な対応等)」を基本構想上で挙げていて,詳細な事業の内容を「各現場にて障害当事者との円滑なコミュニケーションを目指して,障害理解,必要な配慮等について研修会や講習などを適宜実施していく」とし,継続実施としています。 番号5は「エレベーターや車いす使用者用トイレ,車いす使用者用駐車施設の優先利用に関して,利用者へのマナー啓発の推進(分かりやすい場所への案内掲示 等)」を基本構想上で挙げていて,詳細な事業の内容を「バリアフリー等に寄与する設備や機器等の採用」とし,必要箇所を選別し,継続実施としています。 説明は以上になります。 【会長】 以上で説明は終わりました。御質問がある方は,挙手をお願いいたします。 【会長】 ちょっと簡単な質問ですけれども,意見が出るまでってことで,2004年以降に調布市のバリアフリー計画を,調布駅と布田駅と国領駅をずっとやってきました。それに対して今回は改定ということで,何がどのように変わったのかっていうところを,ご説明いただけますか。 多分基本構想において当時は,建築物が対象から外れていましたよね。それから公園も外れていったし,福祉車両も外れていたりしていますので,そういう外れていたものを取り込んで計画をしたと思うのですが,その辺がどう変わったのかっていうところを,ちょっともしご説明いただけたら助かりますが。皆さん,なかなか分かりにくいと思いますので。 【事務局】 まず,バリアフリー基本構想は,最初は調布,布田,国領の地区だけでしたが,前回,飛田給のエリアと,今回,京王多摩川のエリアを加えています。議題の特定事業計画は事業者が,自ら作成するものですが,資料は建物や公園を含めて市が取りまとめたものになります。 こちら事業者側のバリアフリーについて,これから取り組んでいくものということで,挙げているものですが,各事業者が掲げたものに対して,市のほうで確認させていただき,いくつかやり取りをして,地域ごとに取りまとめておりまして,このバリアフリー推進協議会で,委員の方から意見を伺い,事業者様にできる限り反映してもらいながら,計画を作成していただくというかたちで,今年度取り組んでいます。 【会長】 もう一度確認ですけれども,2004年以降に調布駅,およびその周辺を特定経路,「生活関連経路」と今は呼んでいると思うのですが,そこをバリアフリーにしますっていうことで,道路は何本か特定経路をつくりましたよね。 それから,鉄道駅の中も1ルート以上,障害者が通行できる経路を作って,そこをバリアフリーにしましょうというそういう取り決めをして,計画を市が作ってその上で事業者が鉄道だったら,京王電鉄が1ルート以上のところを,バリアフリーにするという事業を特定事業としてやり始めて,その一覧表みたいなものがそこに出されていて,そしてそれをこの委員会および調布市がチェックをして,ちゃんと事業をやっているかどうかっていうのを,確認するっていうそういう流れですか。 【事務局】 そうです。事業者が作っていただいている特定事業計画,今は案段階になるのですけれども,こちら事業者側がこれから取り組もうとしている,バリアフリーの項目になるのですけれども,こちらについては市の立場として,進捗管理をするということで,この実施期間の間にきちんと実施されているかですとか,その進捗がどうなのかというところは,チェックしていくという立場になっております。 【会長】 道路については市が独自でやって,市のこちらの部局が道路部局に対してチェックを,進捗管理をするというそういう位置付けですか。 【事務局】 そうです。市道についてです。 【会長】 そして都道とか国道も同じように,国がちゃんとやっているかどうかを,指導しないといけない立場ですよね。ですから,市が相当責任持って管理,監督っていうと変ですけど,進捗管理をしてバリアフリーを推進しているかどうかの,チェックをやるという役割があると。その報告が,今日のこの一覧表の中にあるということですね。 【事務局】 はい,そうです。 【会長】 今ご説明がありましたけれども,これについて他にご意見ございましたら,お願いをしたいと思いますがいかがでしょうか。どうぞ,Hさん。 【H委員】 調布心身障害児・者親の会のHです。まず,資料が膨大でなかなかこれを読みこなして,今日は何を言えばいいのかっていうのは,とても難しかったというのが正直なところです。これは運営する側への要望なのですけれど,特にこの点を協議するので,ここは意見をまとめてきてくれっていう1枚説明があると,助かります。 それから,各地点に非常に多くの計画があって,それはそれで1個ずつ読んで,地図も見返していけば分かってはいくのですが,やはりこれとは別に,例えば道路や歩道ではそれぞれ共通する課題があると思うのです。 歩道は特に私は,ここで繰り返し調布市の歩道の歩きにくさを伝えているので,歩道についてはこういう課題がある,その点で例えば調布駅北口のここはこうするとか,この資料とは別にそういった資料もあると各地域に共通するものについて,何の課題があるかが見えやすくて,お互いの理解も進むかなと思いました。例えばバスの正着については,バスの停留所についてはこういう課題があるとか,そういう感じのものもまとめていただけると,分かりやすいなと思いました。 具体的な意見としてはいっぱいあるのですが,やはりここで話す意味としては,異なる立場の方々がご出席くださって,意見交換ができるということなので,1つは旧甲州街道の歩道についてお伝えしたいと思います。 例えば資料1の1の51ページ,53ページなどで旧甲州街道調布駅北口交差点のことについて計画があって,ここは北多摩南部建設事務所の管轄のところと市の管轄があるかもしれないのですが,旧甲州の歩道が非常に歩きにくいということが,ずっと以前からこの会議でも出ていました。私も常々感じます。 具体的には、1つは道路面と歩道の段差が大きいということと,歩道自体がそこの道路に向かって傾斜している箇所がすごくあるのです。建物の出入り口が,大体道路に向かって斜めになっているので,歩道をずっと歩いて行くと,とても歩きにくく,娘は車いすですが,なかなか旧甲州の歩道は歩けないと感じます。 北口のパルコ北側のスクランブル交差点のところは,交差点の周りも道路に向かって斜めになっていて,とても大変です。だから旧甲州沿いをなんとか改善してもらえないかと思うのですが,計画のどこにあるのか,資料ではわかりにくいです。 この会議の最初の頃,何年か前に,老人会の代表の方が言っていらしたのですが,旧甲州街道も飛田給駅から西側に行くと,歩道と道路面の段差も少なく,歩道もフラットでいい感じに整備されています。早く調布側もそうならないかなと思っています。この辺の予定を聞きたいです。 もうひとつは,甲州街道のことです。51ページに,歩道の有効幅員の拡幅の検討,自転車走行空間の安全性の向上などがあり,これはもう既に具体的に検討されているみたいです。まず交通量が多くて自転車専用道がないので,自転車では車道をとても走りにく不安があるのと,歩道自体は,かなり街路樹がいっぱいあって,街路樹は大事なのですけど,歩道自体がとても狭くて歩きにくいとか,路面がガタガタしているっていうことがあるので,この辺りもどのような計画か具体的に教えていただけると,助かります。以上です。 【会長】 どうもありがとうございました。Hさんからは,もう少しまとめ方を道路だったら,道路の課題がどことどこにあって,こういう問題を今は対応しているとか。これは多分事業者と鉄道事業者や道路事業者,交通事業者と役所の代表みたいな,代表幹事みたいなものなので,それだと今日参加している市民の方々には,分からないと。 分からないからもっと分かりやすく,あそこの段差は解消したのかとか,それから道路の車の出入り口の勾配は直っているのか,直っていないのかとか,まだ残っているのだったら残っているとか,そういう市民感覚としてのデータとして,本来はもう一回まとめ上げるっていうことが,必要だっていうそういうご意見だと思いますので,そこは分かりやすくするという点では甲州街道の道路,歩道の問題はあるけれど,ここについてはまだ未解決の部分が,こういう形で残されているけれど,将来はそこを都道に対応していただくとか,そういうような分かりやすいメッセージが,欲しいですっていうことですので,それはぜひやっていただきたいと思うのです。 だから,全部やる必要はないのだけれど,特に問題ある箇所については,もう少し分かりやすく作ったほうがよろしいのかなと。これはやはり事業者対市の代表であると。じゃあ,この代表の中で,1から多分300とか400あると思うのですが,そのうち特に重要課題というのはどれであってとか,あるいは対策ができない課題はどれであってとか,そういう色分けも欲しいっていう,そういうことだと思いますので,少し利用者が分かる,ユーザーが分かるようなそういうレポートに,作り替えていただくといいですというご意見が,Hさんのご意見だと思いますので,よろしくお願いします。 他にいかがですか。よろしいですか。じゃあ,どうぞ,お願いします。Jさん。 【J委員】 調布市視覚障害者福祉協会のJと申します。本日タクシー会社関係の方は,お見えになってないのでしょうか。 ちょっと別の会議,タクシー券検討委員会というところに,出席をさせていただいているのですけれども,そこでちょっと出た話なのですが,タクシードライバーが私たち障害者,高齢者に対して,きちっとした研修ができているかどうかっていうところを,行政の方に聞いていただいたところ,「してはおります」というお返事は頂いていたのですけれども,多分私が利用していて,あまり研修してないのではないだろうかっていうふうな,感じがします。 なので,ここのタクシーのところですよね。ちょっとページ数,すいません。私もこれ,音声で頂いていたのですが,ほとんど何がどうやって,何が言いたいのだろうっていうことがちょっとつかみにくくて,タクシーのところだけ取りあえず,読み取ってきたのですけれども,もう少し研修しているのなら,きちっとした研修をしていただきたい。 高齢者,障害者が使いやすいというか,乗った時に不愉快な思いをしない,またそういうことをきちっと研修を義務というか,してほしいなっていうふうに思いました。以上です。 【会長】 どうもありがとうございます。タクシー会社としては,研修をやっているというところもあるけれど,Jさんとしてはきちっとした研修を,やっていないのではないかという,その齟齬があるというご指摘です。 そうするとタクシー会社の方は研修,どんな研修をどのようにどの程度の頻度で,やっているのかっていうところをちょっとご説明を,市の人にお願いしたいと思いますが,いかがでしょうか。 【事務局】 タクシー会社の方が今どういった研修を,やっているのかというところにつきましては,現在確認が必要になってくるのですけれども,こちらの今回のバリアフリーの特定事業計画を作成するに当たり,タクシー協会さんにも計画を作成していただいておりまして,コロナ禍乗務員への教育は実施していきますということで,16,17ページをご確認いただきますと,例えば17ページ,東京都個人タクシー協会の3番で,こちら高齢者や障害当事者に対する,基本的知識と接遇等について,ユニバーサルデザイン研修の実施などソフト面でのバリアフリーを,引き続き実施いたしますということで,掲げていただいております。 こちら掲げていただいている中で,この心のバリアフリーということで,これから実施する際に市の方からもこういったことには,配慮して実施してくださいということは伝える予定でして,そちらがこの後説明する,議事2の説明に関わってくるのですけれども,概略だけ説明をいたします。 資料2の2ページをご覧いただきますと,心のバリアフリーに関する事業内容として1番,多様な利用者への適切な対応について,従業員等へ教育を実施しますということで,こちらに実際にこういった経験があったということを基に,例えば盲導犬を受け入れる際には,ちゃんと法律で義務付けられているということも,しっかりと教育が必要ですということですとか,あとは視覚障害者に対しては,服を引っ張って案内したり,あっちこっちでの案内っていうことは苦手であることは,ちゃんと教育に含めてくださいということを,詳細に伝えようとは考えております。 ご質問いただいた,これまでの教育の内容というところについて,確認中ではあるのですけれども,これからの教育内容については,こういった配慮をお願いしますという市からの意見として,取り入れていただきたいと考えております。以上になります。 【会長】 どうもありがとうございます。今のところをもうちょっと具体的に見ると,ここでレポートが東京都ハイヤー協会と東京都個人タクシー協会で,調布市のタクシー協会とかタクシー会社とどういう関係になっているのか,これについてはいかがですか。東京都のハイヤーが調布市のタクシー会社に対して,ちゃんとこうしなさいということを,やれる立場にあるのですか。 【事務局】 東京ハイヤータクシー協会に,調布とどういった調布のタクシーと,どういった関係性であるのかというところについては,確認をする必要があるのですけれども,基本構想,調布市のこの基本構想を作成する段階では,ハイヤータクシー協会と東京都個人タクシー協会というこの2つの協会と,この特定事業計画基本構想を作成いたしました。 ただ,もちろん協会ですので,いろいろな事業者が入っているということもありますので,別立てて調布市内のタクシー事業者にも,市からアプローチは必要であるっていうことは,課題としては認識しておりますので,ここの内容につきましては協会だけでなく,事業者様ともう少し連携を取りながら,考えていければと考えておりますので,よろしくお願いします。 【会長】 それから,国土交通省の方にちょっとお尋ねですが,タクシー協会のこういう教育プログラムというのは,どこまで管理,監督がやれるのですか。 【O委員(代理)】 国土交通省関東運輸局のOと申します。管理,監督の観点から申し上げますと,例えば接遇研修モデルプログラム等がございますので,おそらくそれらを参考に研修が実施されているかと思われます。また,申し訳ございません,直接担当の部署でないため分からない点がございますが,管理,監督まではしておらず,自主的なところに任せていると聞いております。 【会長】 そうすると,Jさんがおっしゃっている教育プログラムが,調布のタクシー会社の個々のドライバーに,どこまでたどり着いているかを,調布市としては責任持ってそこをちゃんと,調査をしないといけないっていうご指摘ですので,今後その点も含めて調査を,しっかりやってくださいというご意見です。ありがとうございました。他にいかがですか。どうぞ,Hさん。 【H委員】 調布心身障害児・者親の会のHです。今のJさんから出たタクシー協会との件でいえば,確か京王バスさんとかは,障害当事者が一緒に研修に協力してということがあって,車内の努力ももちろんあるし,そこでのコミュニケーションがあって、その後の対応もたいへん前進していると思いますので,やはり単に書面上の研修だけではなく,当事者と一緒に接するとか,コミュニケーションを取れるような形を,市が間に入ってやっていくことで改善するのではないかと思います。 それから,資料の1-3,京王多摩川駅周辺地区の特定事業計画について,ここはやはり私は総合福祉センターが京王多摩川駅前に移転するということで,かなりこの駅周辺のバリアフリーは,力を入れなければいけないところだと思っています。 1-3の4ページ,京王電鉄さんが京王多摩川駅の計画を出していますけれど,やはり私はあそこの駅は,ホームが曲がっていて車両との隙間が非常に大きいことに,とても不安を感じるわけです。これは,可動ホーム柵の設置を検討するということで,一方で全体方針も検討中ということで,京王さんとして今どのような方向性でやっているのか,お話を伺えると助かるなと思います。 同時に,これは単に京王だけの問題ではなく,調布市としてどのようにより良い駅をつくっていくかとか,周辺の環境をつくっていくかということだと思うので,いつまでにどうするとかいうことを,調布市のお考えもお聞きしたい。 もう一点は駅の中身だけではなく,周辺の道路や歩道もかなり斜めになったり,狭かったり凸凹があったりで,街歩きした時も課題がたくさんあったと感じました。ここに調布市の周辺の道路に対する計画も,少しはあると思うのですけど,これをいつまでにやるつもりなのかということを,移転等の関係もありますし,もっと具体的にしていただきたいなと思います。現時点での市のお考えがあれば,知りたいです。 もう一点,そこに移転するということで,京王多摩川駅からのアクセスだけでなく,やはり調布駅からのアクセスを考えていただきたい。調布のいろんな交通は調布駅起点だと思いますので,調布駅からの送迎バスを出す計画もあると思うのですけど,同時にバス路線を例えば深大寺方面から来て,調布駅で終点ではなく京王多摩川駅まで延ばすというのを日に何本か作るとか考えていただきたい。障害のある方や高齢者がバスの乗り換えをするのは,とても大変なことなので,交通バリアフリーを考えれば,よりアクセスしやすいように,送迎バスだけではなく,経営が厳しい部分があるかとは思いますけれど,これは市の責任も含めてそのような,ちゃんと巡回していくバスをつくるみたいなことも構想していただきたい。 もう一つは歩いてとか,電動車いすで調布駅方面から,京王多摩川駅周辺まで行けるルートをしっかり作る。街歩きした時もこのルートは歩道がかなり狭くて,かつ,段差がありますので,そこをどう解消するかだと思いますけれど,市のそういう計画も必要かと思います。以上です。 【会長】 ありがとうございます。たくさん頂きました。京王多摩川の駅はだいぶ曲がっていて,少し段差ができていてっていうところを,どう今後考えるのかっていう,ホーム柵も含めてこれが1点です。 2点目が駅およびその周辺の道路は,いつまでにバリアフリーの整備がなされるのか。そして,なおかつ調布駅から多摩川までのルートは,ちゃんとバリアフリーで確保されるのは,どうするのかっていうこれが3つ目のお話で,4つ目が,障害者施設が移転するので,障害者施設に対するアクセシビリティを,鉄道以外どうやって作るのかというその質問が,4点ほどございましたけれども,これについて事務局,ご回答をお願いしたいと思いますが。 【T委員】 調布市の都市整備部のTと申します。よろしくお願いいたします。初めに市の方から京王多摩川駅周辺の,今いくつか出ている内容についてというところですが,まず今京王多摩川駅周辺については京王多摩川のアンジェの跡地で,京王電鉄さんの方で今開発の関係の検討を進めています。 私たち調布市の方でもその開発に合わせて,都市計画的な見直しっていうのですか,新たな建物が設置するのに合わせて,先ほどあったように道路の位置をどうするとか,あと,建物の位置を少しセットバックして,なるべく歩きやすいような,そういった街づくりをつくる方向で,具体的には地区計画といったものを,検討を進めてきています。 今のそちらの地区計画については,最終的な都市計画に位置付けをする今手続きに入っているということで,最終的な都市計画決定という手続きになりますと,それは来年年明けの今2月を予定し,また調布市の条例に位置付けをして,先に建物をつくる時にも,そういった制限を設けるためには条例化が必要ですが,それも来年度そういったものの指定を,していきたいということで考えています。 その中では今お話にあったように,周辺の道路を新たな改善を,併せて行っていくことになりますが,そちらについては建物の更新,新しく新築の建物をつくります。そこに合わせて周辺の道路の整備も一体的に,やっていくということになると思っています。 今建物については全体で3棟,建物を建築する予定になっていまして,ちょっとそれが段階的な整備になっていく想定をしています。総合福祉センターが新しく移転をする分については,令和7年以降というところが,具体的なスケジュールになりますが,その後残り2棟の建物が令和10年度以降ということで,それぞれの整備が終わるところでは,周辺の道路についても新たに整備がされる。当然バリアフリーに目指したような形の,セミフラットの形になっておりますが,歩道と車道の段差が極力ないような形,そういった道路の整備については,併せてやっていくことになるというふうに考えております。 今,京王さんの方では先ほどの駅舎の関係については,そういった電鉄さんの方の開発の関係もありますので,そういったところを見据えて今全体の計画の中で,今回の特定事業計画の中での検討ということで,記載が入っているような状況ではありますが,そこは引き続き市の方も京王電鉄さんと,いろいろ連携を図りながら開発,また合わせた駅舎のバリアフリー化,そういったものの調整は継続的にしていただければというふうに考えております。 【C委員】 京王電鉄のCでございます。まず,京王多摩川駅のホームドアについてでございます。弊社のホームドアにつきましては,これまでは10万人以上の駅や,オリンピック,パラリンピック関係,駅の地下化のタイミングなどで,69駅中8駅で整備が完了しているという状況でございます。 今年度は笹塚駅,来年度からは都立青光学園という特別支援学校がある久我山駅で進めていくということで,優先順位を付けながら,進めてきたというところでございます。 現在は,全駅整備に向け検討を進めておりまして,京王多摩川駅についても,検討を進めております。その中で今後の整備については、駅の利用状況や,技術的な側面などを含めて総合的に検討してまいりますが総合福祉センターの移設についても勘案しながら優先順位を決めていきたいというところでございます。 他に,トイレですとかエレベーターの大型化につきましても,総合福祉センター移設のスケジュールも考慮し,検討している状況でございますので,具体的な時期をお示しすることはできませんが,私どもの開発部門と共有、連携しておりますので,ご理解いただければと思います。以上でございます。 【会長】 どうもありがとうございました。あと,1つ回答が残っているのが,移転先のこれから福祉施設が移転先のところに対して,さまざまなアクセスを鉄道以外にどうするか。鉄道でできるところはある程度やるとしても,それ以外をどうするかという点が残っていますが,これについて市の方どなたか。 【S委員(代理)】 福祉健康部のRの代理で出ております,Sと申します。総合福祉センターの移転のことに関して,主に所管しております私の方から,今のご質問をお話しさせていただきたいと思います。 現在調布の駅前にある総合福祉センターを,今京王多摩川の開発地域の方に移転させるということで,これまで数年にわたって利用者の皆さんを含めて,ご意見を伺いながら計画を進めているところですけれども,やはりその中の一番大きな課題として,ご高齢の方や障害のある方が主に使う施設だということで,アクセシビリティに関することは,大きな課題として今までも検討を進めてきたところです。 現状としては,調布駅から京王多摩川に移転するところで,これまで調布駅まで電車で1本来れば,そこからすぐ歩いて通えたところが,電車の乗り換え等が必要になって,不安を感じているという課題があるということは,我々も認識しております。その解決策として一番大きな軸としては,シャトルバスの運行という形で,対応を考えているところです。 また,シャトルバスの運用の形態に関して,例えば車両の大きさはどのようなものがいいのか,または乗る人数が,1日どのくらいいらっしゃるのかなど,使用や運行方法に加え,シャトルバスを運行するだけではなくてデマンド交通やグリーンエネルギーを使った小さな交通の活用について,事務局色んな視点から想定をしながら,どんなやり方が一番いいのかということも考えたいと思います。今,総合福祉センターの検討会も開かれておりますので,そういった市からの提案も含めて,検討会において実際に使う皆さんが,どのような使い方が一番望ましいのかという意見も,きちんと踏まえて検討していきたいと考えております。私からは以上です。 【会長】 ありがとうございました。今,最後だけちょっとコメントさせていただきますと,最後の課題というのはもしかすると,ニーズがそれほど多くなくて,あるラインより下になるとタクシーでやる方が,有効で安いかもしれないというところがある。ある程度を超えると,シャトルバスみたいな方がいいかもしれない。 デマンドバスで行く場合に,通常調布でデマンドを他でこれからやるかもしれませんが,そのデマンドバスの使い方をうまくするということであれば,下手なシャトルバスよりはかなり安くなるかもしれないということで,検討は結構難しいけど,やる価値はあると思います。ぜひ頑張っていただければと思います。 それから,最初の京王電鉄の今後の計画で,多分そこでのホームドアは,付きますということがあると思いますので,それは安心していいかなと思いますけど,もうひとつ道路とか建物で地区計画をされているっていうことと,周辺の道路も改善するということが,具体的にそういうパンフレットみたいなものが,今日の中にあるのですか。 【T委員】 今日の資料にはちょっと入っていないですが,別の都市計画の今地区計画のパンフレットはございますので,また委員の方にご覧をいただけるように,ちょっと事務局通じてお出しできるように考えます。 【会長】 そうすると,ちょっと気になる点は,地区計画でやった部分に対してバリアフリーが,どこまで達成できるかということが分かるような,そういう部分があるといいです。 【T委員】 今のパンフレットでいくと平面的に,どこに何ができるっていったとこまで分かるのですが,今言われたようなバリアフリーとして,どこがフラットになっているとか,そこまでのものが今のパンフレットでは出てきていない。 【会長】 そうすると,地区計画自体が1つの地区の総合計画ですから,そのバリアフリーの計画が入らないのですね。そうすると調布市としてやるべきことは,そこがバリアフリーになるように,バリアフリーになりにくい場所があるとしたら,そこをどうやって改善するかを考えないといけない。そのための作業が実は計画として,もうひとつ必要なのです。バリアフリー計画がそこに入らなかったら,せっかくいい地区計画でももったいないと思いますので,バリアフリー計画を,地区計画をかけたところでやっていただきたい。 ただ,地区計画が計画段階ですから,それが実施の設計段階にいくと,違ってしまうかもしれませんので設計段階でのチェックも,かなり大事になってくると。そういう意味で図面を作るということではないのだけれど,そういう手続きを新たに地区計画にも加えていくってことが,これから求められてくるんだろうなと思いますので,ぜひ頑張っていただければと思います。 Hさん,そういうことでよろしいですか。もし,さらに疑問があればどうぞ。 【G委員】 身障協会のGです。これから申し上げることは,各会社によって違うと思うのですけれども,私が1つお伺いしたいのは,地下鉄の駅の一番後ろになったり,前になったりするので,そういうことができるか。 それと駅の高いとこはずっと狭いので,それと高いところのその少し先の高いのがあります。それで私が実際に経験をしたのは,やっぱり駅のカーブによって,違うと思うのですけども,そういうとこで,我々のお願いで検討していただければ,幸いと思うのですけど。 【会長】 最後のところは駅のカーブしているところを,検討してくださいということで,よろしいですね。最初のは,地下鉄っていうか,京王線が地下に入って,前に行ったり後ろに行ったりするようなことが,なかなかできないってことですか。ホームが狭いということなのでしょうか。それでホームの中を,うまく移動できないということでよろしいですか。ありがとうございました。 ということで,これは京王電鉄の方だと思いますので,カーブする,いわゆるカントが付いている曲線を,できるだけ対応を早くしてくださいというお話と,それから狭いホームだと前に行ったり後ろに行ったり,ホーム内の移動が比較的難しいので,そこを移動できるように,うまく配慮してくださいというご意見でした。どうもありがとうございました。 これについては,先ほどお答えしたということで,よろしくお願いしますということ。他にいかがですか。どうぞ。 【K委員】 都道を管理する立場で出席させていただいています,北多摩南部建設事務所補修課長,Kと申します。先ほどH委員の方から旧甲州街道,それから多摩川駅周辺の歩道が,歩きにくいというご意見を賜りましたが,今回私どもの方では特定事業計画につきまして,10カ所のエリアについて,計画を策定させていただいております。 基本的には車道の舗装のやり直し,これに合わせまして,歩道の修繕も実施しているところでありまして,例えば資料の1-3の18ページをご覧いただきますと,多摩川駅周辺の事業計画を立案させていただいておりますけども,1番目の項目,歩道の横断勾配,それから縦断勾配の改善を計画しております。 舗装の修繕の必要箇所について順次行っておりますので,地域の皆さんのご要望,ご意見,それから本協議会でのご意見も賜りながら実施箇所を特定して,進めていければというふうに考えておりますので,よろしくお願いしたいと思います。以上です。 【会長】 Hさんのご意見の中で,都道がこれから整備することを,18ページなどに記載していますということで,頑張りますということだそうです。それで,ちょっと僕から道路と鉄道との関係で,踏切がここはありましたか。何カ所かありますか。都道もありますか,それとも市道だけぐらいですか。それで,今バリアフリーで,鉄道で視覚障害者の方が亡くなったのです。ガイドラインを国土交通省でつくっている最中なのです。そして,簡易に一回形としては出したのですが,さらに検討を進めている最中で,結構難しい課題がいっぱいありますので,まだまだ議論がされているのですが,できれば鉄道を道路が横断するところの対策も,来年度はぜひ考えていただければと思います。 それについては少し道路局の議論が,間もなく3月ぐらいまでには,かなり方向性が見えてくると思いますので,それを終えた段階,来年度ぐらいに,ぜひ手を付けていただきたいなというふうに思いますので,よろしくお願いします。あと他に。 【会長】 次の議事に行きたいと思います。 それでは,議事のかっこ2ですね。心のバリアフリーに関する,具体的な配慮事項についてということで,説明をお願いします。 議題(2) 心のバリアフリーに関する具体的な配慮事項について 【事務局】 資料2,心のバリアフリーに関する具体的な配慮事項について引続き調布駅を例に御説明いたします。 「資料1:特定事業計画」に定めた心のバリアフリー(人的対応・教育啓発)に関する特定事業等について,事業主体となる施設設置管理者等が,事業を実施する際に具体的に配慮すべき事項を市民部会にてとりまとめました。施設設置管理者等は,心のバリアフリー事業を実施する際は,このとりまとめた配慮事項に十分留意したうえで実施するようお願いいたします。 それでは引続き,資料1-1の7ページの調布駅を例に説明いたします。 先ほどご説明した調布駅の4つの項目のうち,3,4の項目は「心のバリアフリー」としての項目であるため,資料2である心のバリアフリーに関する具体的な配慮事項と連携してきます。 つまり,3番で京王電鉄様が「駅係員,乗務員のバリアフリー教育の推進」を実施する際,これに対応する配慮事項,資料2の教育啓発-番号1に明記されている項目について配慮しつつ実施いただくことを,市からお願いすることになります。 例えば,京王電鉄様が駅係員さんにバリアフリー教育を推進する際,身体障害者補助犬使用者を受け入れることは法律で義務付けられていること,視覚障害の当事者に対しては,背後から声を掛けたり,服を引っ張って案内したり,あっちこっちで案内することはせずに,案内する際は腕か肩を貸すなどして,「右・左」で案内し,どう対応するか分からない場合は,御本人様に確認すること,などを初めとする,この10項目を踏まえたうえで係員等に教育を行うようにしていただく,という流れになります。 また,この資料2の参考として参考資料1があります。この参考資料1は資料2を作成する際に,いただいた市民意見を原文のまま掲載しています。そのため,各事業者はこの資料2に挙げている項目と併せて参考資料1も御確認いただき,この配慮事項が,どういった障害当事者の御意見や体験談,経緯に基づいて作成されたのか,趣旨も理解したうえで,事業を実施していただければと思いますので,よろしくお願いします。 なお,この心のバリアフリーの配慮事項について,各事業者がどの項目に該当しているのかは,資料2の7ページ~11ページに一覧表を掲載しているので,各事業者様は御確認下さい。 以降の説明は,時間の都合上,割愛させていただきますが,それぞれご確認をお願いいたします。 また,障害者差別解消法による合理的配慮について,内閣府が作成したリーフレットを参考資料2として用意しておりますので,事業者の皆様は,改めてこちらの内容を確認するようお願いいたします。 以上で資料についての説明を終わります。 【会長】 以上で説明は終わりました。御質問がある方は,挙手をお願いいたします。 【J委員】 調布市視覚障害者福祉協会のJです。事業所様にお願いをいたします。今,心のバリアフリーということでいろいろとこういうことが,心のバリアフリーと出てきましたけれども,合理的配慮と心のバリアフリーを,よく見極めていただきたいというふうに,思っております。 また,1つここで京王電鉄さんを挙げてしまうのは,大変申し訳ないのですが,今事務局から出たので例えばのことで,お話しさせていただきます。視覚障害女性が白杖を持って単独歩行している際に,白杖を狙ってストーカーや盗撮行為,または痴漢行為等を行うことが,今隠れてニュースにはなっているのですけれども,そういう場合職員の方がお声がけいただく時に,前からそしてしっかり京王の職員であることを,お名前と言っていただけると,私たちは安心してお願いすることができます。 これは今京王さんに向かって,お話しさせていただきましたけれども,ここの場所にいらっしゃる方が視覚障害者,男性が女性に声をかける時,しっかりと嫌な思いをしないように,声をかけていただきたいなと思っております。 これは視覚障害者だけでなく,例えば車いすの女性の方で,何番に何番お客様乗車しましたとか,ちょっとだいぶ暗号化されては来ているのですけれども,車いすに乗っていらした女性の方が痴漢行為にあわれ,非常に嫌な思いをして二度と電車に乗らない,乗れないという事件もございました。 私たち単独で歩いている場合,本当に誰に頼っていいか分からないところがございますので,そういう意味で皆さんの見守り,またルールを守っていただくということ,お願い申し上げます。以上です。 【会長】 ありがとうございます。特に障害者が狙われて痴漢行為とか,盗撮とかが行われていますので,これについて交通事業者の方は,ぜひ配慮してくださいということです。ありがとうございました。 他にいかがですか。Hさん。 【H委員】 調布心身障害児・者親の会のHです。これは市にもお伝えしたのですけれど,やっぱり心のバリアフリーということでなんでも解消せずに,ちゃんと障害の社会モデルということをしっかりご理解いただくということや,ハード面の対策,ソフト面の対策をきちんとするとか,合理的配慮ということをしっかり理解していただきたい。実際このことが言われて久しいので,各事業者さんの中では先進的な研修や取り組みがあると思うので,そういうことも考慮していただければと思います。 もう一点具体的に言いたいことは,資料2の4ページのバス停留所への正着です。意見としてより詳しくは参考資料1に書きましたけれど,正着についてはバス事業者の努力が足りなくて正着していないのか,そうじゃなくてそもそも構造として正着しにくいのかもあると思います。せっかく調布駅前を整備しましたけれど,やっぱりそこでも正着していなくて,この間も高齢の方々がとても苦労して降りていたのです。その辺りをやっぱり市側とバス事業者さん,運転手さんと一緒に話し合って改善していくことをしていってもらいたいと思っています。 どの項目についても,そのようにより細かくお互い顔の見える関係で,コミュニケーションを取っていくことが実際の改善につながると思います。以上です。 【会長】 どうもありがとうございました。心のバリアフリーじゃなくて,社会モデルでちゃんとバリアフリーを変えていくっていう,バリアのあるこの地域を変えていくっていうことにしてくださいというご意見と,それから正着は多分バス事業者と,道路の構造と両方がでてくると思いますが,一言で調布市の駅前広場の設計は,バスが正着できないような設計にしましたっていうことだけ申し上げたい。 これは直せば簡単に直るはずなので,数百万かかるかもしれませんが,それはちゃんとハード側でやるべきことと,それからバス事業者の方々は止まり方を教育することも,もうひとつやる必要性があるなっていう,両方から考えていくっていうこと。 さらに技術開発で,部分的に例えば駅に着いた時に,バス停に着いた時だけエンジンを切って,正着できるような電子的な装置を付けるとか,そういうようなことはできると思うのです。 ヤマハ発動機の自動運転はレベル5なのですが,その線を下に埋め込んで,そしてそこの上を通るようにしていると。だから電気自動車なんかだったら,それが即できるので,そういう努力を払っていないところも,問題ありということなのです。 どっかの誰がやるかっていうと,発注しない限り出ないと思いますので,調布市でそういうものを発注かけて,そしてやってみたらどうですか。大してかかんないと思いますので,そこの工夫をぜひやっていただきたいというのが,Hさんのお願いだろうと思います。どうもありがとうございました。 他にいかがですか。どうぞ。Iさん。 【I委員】 バス停の屋根付きのバス停の問題について,ちょっとお話ししたいと思います。少しアドバイスといいますか。今東京都では太陽光発電を使って,パネル等を設置して電気代を,消費しないような形のものを造って,推進していますよね。それをぜひ調布市のバス停のところに,節電のために太陽光パネルみたいなものを,設置できたらいかがでしょうかというちょっとご提案です。 あと,もうひとつは,京王電鉄さんの職員の方のことなのですけれども,以前と比べますととても聴覚障害者に優しく対応していただけるように変わってきた状況です。コミュニケーションも「どうしましたか」という形で,筆談等してくださるようになりまして,できれば手話を使っていただけたらほんとにありがたいことなのですが,以前に比べましたらすごくコミュニケーションを,取っていただけるような職員の方が,増えてきたということをご報告させていただきたいと思います。以上2点です。 【会長】 ありがとうございました。Iさんからは,上屋に太陽光の発電パネルを付けて,もっと節電に努めたらどうかというご提案と,それから京王電鉄の職員の方が,とても対応が良くなったので感謝申し上げると。しかし,手話を使えたらなお結構ということで,ぜひ頑張ってくださいということです。他にございますか。よろしいですか。 それでは,以上で2つ目の議題を,終了させていただきたいと思います。今日の議事はこれで全て終了しましたので,本日各事業者が作成した特定事業計画の案と,心のバリアフリーに関する具体的な配慮事項について,それぞれの委員の皆さまにご議論いただきました。 その他委員の皆さまから,何かありますか。もしなければ,事務局からの連絡事項をお願いしたいと思いますが,よろしいですか。 それと,今日議題になった何点かについては,事務局の方で,ぜひ対応していただけたらと思います。どうもありがとうございました。事務局に司会をお返ししたいと思います。 閉会 【事務局】 今後のスケジュールについて,御説明いたします。 次回の第2回協議会は,来年3月29日(水)午前10時から,本日と同じたづくり12階大会議場での開催を予定しております。 次回の協議会では,本日皆様からいただいた御意見等を反映させた,バリアフリー特定事業計画(案)について改めて議論いただき,その後,令和5年4月頃,特定事業計画を取りまとめる予定です。事務局からは以上でございます。 【会長】 本日は,スムーズな議事進行に御協力いただきありがとうございました。 以上をもちまして,令和4年度第1回調布市バリアフリー推進協議会を終了いたします。ありがとうございました。 以 上