議 会 報 告 会 ~開かれた議会をめざして~ 報 告 会 記 録 日  時  令和3年11月19日(金) 場  所  オンライン開催   開会 ○丸田副議長  皆様、こんにちは。ただいまより調布市議会第14回議会報告会を始めさせていただきます。  本日の司会進行を担当いたします副議長の丸田絵美でございます。よろしくお願いいたします。  開会に先立ちまして、今回の報告会につきましての流れを御紹介いたします。  まず、実行委員長より御挨拶をさせていただき、次に、調布市議会第3回定例会で審議されました決算について全体的な総括を議長より報告させていただきます。  続きまして、4つの常任委員会の各所管で審議されたことにつきまして、各委員長より報告をさせていただきます。  それでは、調布市議会第14回議会報告会実行委員長、大野祐司議員より開会の挨拶をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○大野市民への議会報告実行委員会委員長  皆さん、こんにちは。議会報告実行委員長の大野祐司です。  調布市議会では、市民の皆さんに分かりやすく開かれた議会を目指すとともに、市民の皆さんへの情報提供と情報の共有化を図るため、平成25年から議会報告会を開催しています。  昨年の令和2年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響から、第11回議会報告会と第12回議会報告会の開催を見合わせ、市議会だよりで審査状況などを報告させていただきました。前回の第13回議会報告会につきましては、いまだコロナウイルスの感染拡大が収まらない状況から、会場を設けず、議場システムを使ったオンラインで視聴いただく形式とさせていただきました。  今回の第14回議会報告会は、9月に開催された第3回定例会の内容を中心に、令和3年度の補正予算と令和2年度の決算概要について、議長報告の後、総務委員会、文教委員会、厚生委員会、建設委員会の審査経過と結果についてなどを御報告させていただきます。  市議会の議場システムを使って、今回は録画配信といたします。前回は、手話通訳の方の画面が暗かったなどの課題もありましたが、議場システムが更新されたため、見やすくなると思います。  それでは、よろしくお願い申し上げます。 ○小林議長  皆さん、こんにちは。調布市議会議長の小林市之です。調布市議会の議会報告を御覧いただきまして、ありがとうございます。  調布市議会では市民の皆様に信頼され、より分かりやすく開かれた議会を目指し、様々な議会改革に取り組んでおり、その一環として議会報告会を開催しております。先ほどの大野実行委員長の挨拶にもありましたが、今回も新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、オンラインでの配信といたしましたことに御理解いただきたいと思います。  それでは、私から、各常任委員会からの報告に先立ち、9月6日から27日までに開催いたしました第3回定例会の概要について報告いたします。  この定例会では、主に令和2年度の決算に関して、どのような事業にどれだけの税金が投じられ、どのような成果があったのか、そうしたことを各常任委員会において審査をし、次年度の予算へいかに反映していくのか議論を重ねてまいりました。  令和2年度は、主に新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、市民の安全の確保と市民生活、そして子どもたちや地域経済への支援に取り組みました。  また、東京外かく環状道路本線トンネル工事現場付近で陥没事故が発生し、その後の調査でも相次いで空洞が発見されました。調布市議会としては、事業者に対して、地域住民の安全確保と不安解消に向けて誠実な対応と迅速な情報提供に努めること、補償問題等に関して速やかに対応すること及びこれから実施される地盤補修工事について、安全確認しながら丁寧に実施していくことなどを強く要望しております。  それでは、私から、令和2年度調布市一般会計決算の概要について御説明いたします。  次の資料を御覧ください。 (パワーポイント)  令和2年度一般会計歳入決算は 1,264億 8,300万円でありました。  歳入では市税、これは皆様からの税金であります個人市民税、固定資産税、法人市民税、都市計画税など、収入全体の約4割を占めております。  次に、市が実施する事業に伴う国や都からの補助金等であります国・都支出金ですが、令和2年度は特別定額給付金や地方創生臨時交付金など、コロナ関連で国庫支出金が大幅な増となりました。  続いて、次の資料を御覧ください。 (パワーポイント)  令和2年度一般会計歳出決算です。  目的別の経費を多い順に見ていきますと、まず民生費です。総額 481億円余となり1位となりました。主に高齢者や障害のある方に対する福祉施策、保育園などの子ども施策などに充てられる予算で、支出全体の約4割を占めております。待機児童対策としての民間保育所施設整備助成費や新型コロナウイルス感染症対応に係る給付金事業費の増などにより、前年度より5億円余の増となりました。  次に、総務費が前年度比 234億円余の増となり 369億円余となっています。これは新型コロナウイルス感染症対策としての特別定額給付金の増によるものです。  次の資料を御覧ください。 (パワーポイント)  令和2年度の一般会計決算の歳出を4つの常任委員会ごとにまとめたものです。  総務委員会 415億円余、文教委員会 143億円余、厚生委員会 520億円余、建設委員会                                                                               128億円余です。先ほどの民生費と総務費を主に所管する厚生委員会と総務委員会で全体の約8割近くを占めております。  次の資料を御覧ください。 (パワーポイント)  続いて、令和2年度の決算収支です。  歳入では左から、令和2年度 1,264億円余、その右の元年度が 977億円余で、表の右端にありますように、前年度と比べると 287億円余の増です。  次に、歳出ですが、令和2年度 1,206億円余、元年度は 942億円余であり、 263億円余の増となり、歳入歳出決算は過去最高額となりました。  そして、その下の段の繰越財源を差し引いたものを実質収支といいますが、令和2年度が53億円余で、前年度と比べ23億円余の増という結果です。この実質収支の53億円余が次年度への繰越金となり、将来の負担に備えた基金への積立てなどに活用されます。  これで資料を終わります。  この決算に対し、私ども市議会では4つの常任委員会に分かれ、それぞれの所管の事項について慎重に審査を行い、全ての委員会で原案認定と決し、本会議では各委員会から報告を受けた後、各会派による討論を経ての採決の結果、賛成多数で認定いたしました。  各会派の討論の概要と決算に対する賛否については、11月5日発行の市議会だより第                                                                               247号を御覧ください。  以上で令和2年度調布市一般会計決算の概要についての報告を終わります。ありがとうございました。 ○狩野総務委員長  皆様、こんにちは。総務委員長の狩野明彦です。ただいまから総務委員会の報告を行います。  初めに、委員を紹介いたします。  資料を御覧ください。 (パワーポイント)  画面の写真は総務委員会のメンバーで、左から委員長の私、狩野明彦、清水仁恵副委員長、小林市之委員、伊藤学委員、そして坂内淳委員、井上耕志委員、阿部草太委員です。よろしくお願いいたします。 (パワーポイント)  総務委員会では、行政経営部と総務部、市民部及び会計管理者、監査委員、選挙管理委員会に関する事項を所管しています。  令和3年第3回定例会開催の総務委員会では2本の議案を審議、令和3年度一般会計補正予算(第4号)と令和2年度一般会計歳入歳出決算がそれぞれ全会一致で可決、認定されましたので、各議案に対して議論された内容を御報告いたします。 (パワーポイント)  初めに、令和3年度一般会計補正予算(第4号)のうち、キャッシュレス収納事務費についてです。  キャッシュレス決済を進める上での費用対効果や手数料としてのコストについてと、コロナ禍での収納方法についてなどの質問が上がりました。それらについては、コロナ禍で現在も行っているペイジーや口座振替といった取組を含めて、非接触での収納が増えており、納期内納付の向上も見込めるとの答弁がありました。  また、滞納等の納税相談を手厚くすることや収納手数料などに当たっては、東京都23区部との公平性を求める要望が委員からありました。 (パワーポイント)  続いて、令和2年度一般会計歳入歳出決算です。ここでは防犯対策、防災対策についてと、デジタル行政の推進についてを中心に御報告いたします。  まず、防犯対策では防犯カメラについて、緑と公園課、学務課、総合防災安全課がそれぞれで管理している調布市設置の防犯カメラの管理の一元化についての質問がありました。  市からの答弁として、情報の共有はなされているが、今後の一元化については協議をしており、さらに空白地域を少なくすることを目指し、メッシュで埋めていくとの答弁がありました。委員からは、さらに国や都、警察との連携の要望、また、防犯カメラの増設時の個人情報手続についての要望もありました。 (パワーポイント)  続いて、所管委員会での今回の最大の課題である防災対策についてですが、一昨年の台風19号による被害もあり、質問も多岐にわたりました。  備蓄しているものを定期に市民に還元する取組、ローリングストックの現状についてや、実際に全ての要支援者に手が回るか危惧される要支援者の支援の仕組みについて、堤防内への出入口である陸閘の考え方について、さらには、今年改定された福祉避難所の今後の誘導方法、地域との協力体制が重要となる協力井戸について、また、実際に命を守る避難情報の発令判断や多言語化についてなどの質問がありました。 (パワーポイント)  次に、デジタル行政の推進についての議論です。  何枚も書類を書かされたり、いろいろな窓口に行かされる煩雑になりやすい行政の手続をできる限り簡便にするため、また現在、コロナ禍での非対面、非接触を受けて、デジタル行政の推進が進められています。  委員会では、住民基本台帳などの基幹システム、電子申請、情報セキュリティーの強化、東京都情報セキュリティクラウドの運用、地方公共団体情報システム機構、J-LISに関する質問がありました。ここでは細かな内容についての御説明はいたしませんが、市からは、それぞれにおいてセキュリティーを十分に確保した上で、住民の利便性向上のため、電子申請、マイナンバーを活用した情報連携を推進していくとの丁寧な答弁がありました。  以上、資料を終わります。  総務委員会では、今後も市民の皆様の安全・安心の確保と手続などの利便性の向上を図るため、さらなる検討をしてまいります。ありがとうございました。 ○鈴木文教委員長  皆様、こんにちは。文教委員長の鈴木宗貴です。これより文教委員会の報告を始めさせていただきます。  初めに、委員の紹介させていただきます。  資料を御覧ください。 (パワーポイント)  左から、委員長、鈴木宗貴、平野充副委員長、大須賀浩裕委員、丸田絵美委員、岸本直子委員、木下安子委員、澤井慧委員です。 (パワーポイント)  文教委員会からの報告事項は、プレミアム付商品券事業についてとICT教育についての2点です。 (パワーポイント)  商品券事業については、補正予算と決算の審査で様々な質疑、意見が出されました。概要は、記載のとおりになります。この御報告では、委員から出されました文書をそのまま記載しています。 (パワーポイント)  商品券事業については、昨年の市民アンケートにおいても市民のニーズも高く、8割を超える方々が今後利用したいと期待が大きい事業と考える。また、本事業を行うことで関連事業者にも効果が波及し活性化につながる。商工会と相談し、市内商工業の活性化につなげてほしい。 (パワーポイント)  商品券事業は、事業実施後の消費の冷え込みも含めた効果検証が必要、第1弾の効果検証を実施しないまま、同じ形での第2弾実施は問題。事業者経営実態調査では、消費喚起を目的とした事業への期待は12.3%にとどまる。  第1弾の商品券事業実施後のアンケートで、あまり効果がなかったと回答している20%の店舗や効果が見込めないと参加を見送った事業者にこそ公的支援が行き渡る事業展開を期待。1冊1万円の価格設定では、購入できる市民が限られる。  コロナ禍において市民生活支援を目的とするのであれば、購入できない市民も視野に入れた福祉的視点を持った工夫が必要だと考える。 (パワーポイント)  プレミアム付商品券については、国と都の補正予算と連動し、プレミアム分6億円を含む27億円もの予算が計上され、一般財源として 5,100万円余が投じられた。これは市内事業者との連携が不可欠な事業だが、 1,453店舗のうち 109の店舗については利用実績がない結果となった。本事業の経済効果と課題をしっかりと検証し、市内経済活性化につなげていただきたい。 (パワーポイント)  商品券事業実施は否定しないものの、営業を続けるための家賃や営業に対する金銭的な支援策の構築は急務。経営対策会議でも、商品券は利用されない事業者もあるという声もあり、課題がある。今後の経営実態調査でつかんだ声を調布市の施策に生かし、家賃支援、経営への直接支援を構築することを要望。 (パワーポイント)  第1弾は8万冊用意する中、17万冊のニーズがあった。抽選に外れた人のほうが多かった。プレミアム付商品券は、1万円で1万 2,000円分の商品券が得られる。その1万円を用意することが困難な方もいる。既に収入の少ない児童育成手当受給世帯や非課税世帯には1人2万円分、それ以外の世帯には1人 5,000円分が第1弾と並行して同じ商品券が支援されている。産業振興セクションから子ども支援セクションに本事業評価の声を伺っているか。  事務費の割合もチェックすべきところだが、何より事業の工夫が必要である。取扱店の拡大も1つ。どのように工夫して本事業の成功に取り組んでいるか。 (パワーポイント)  続きまして、ICT教育全般について報告させていただきます。  GIGAスクール構想について、LTE回線を利用したモバイル端末の導入を実現したことにより、いち早く試験的にオンライン授業をできたことは評価する。タブレットを利用したいじめの温床となり得るため、児童・生徒と併せて教員向けのセキュリティーリテラシーの向上を要望する。 (パワーポイント)  現在のタブレットに入っているアプリを使って、子どもたちは既に個人同士のメッセージのやり取りをしていると聞いている。失敗の経験も学びのプロセスでは必要だが、いじめの温床になる危険性もあるので、教育委員会のほうで機能の把握は必要。一斉休校中に学校に来た生徒がいたり、オンライン朝礼で学校につながったりした不登校児がいたが、通常登校が始まり、再び学校とのつながりが切れてしまった。  コロナ不安で登校を諦めている子どもも多い。タブレット導入により、登校スタイルの選択肢が増え、より多くの子どもに対して公教育の責任が果たせるよう、さらなる取組を求める。 (パワーポイント)  昨年度は一斉休校もあり、子どもたちや教職員に少なくない混乱を与えたが、その後、全小・中学生へのタブレットやノートPCの支給、オンライン授業の開始など取り組んできた。いかなるときも子どもの学びを保障するのが市の責務。オンライン授業は、コロナ禍による自主休校、低学年の不登校児童への活用も行うべき。  以上、資料を終わります。  これで文教委員会の報告を終わります。ありがとうございました。 ○内藤厚生委員長  皆様、こんにちは。委員長の内藤美貴子でございます。  それでは、厚生委員会からの御報告をさせていただきます。  資料を御覧ください。 (パワーポイント)  初めに、委員の紹介をさせていただきます。大野祐司副委員長、橘正俊委員、宮本和実委員、武藤千里委員、元木勇委員、委員長の内藤美貴子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  厚生委員会では、新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた対策について御報告をさせていただきます。  調布市では、連日、感染者数ゼロという日が続き、大幅に減少することができました。改めて市民の皆様の御理解、御協力に感謝申し上げるとともに、医師会の先生方や会場を提供してくださった電気通信大学をはじめ、各関係機関の皆様の御尽力に対しまして敬意を表させていただきます。  それでは、御報告をさせていただきます。 (パワーポイント)  まず、令和3年度一般会計補正予算(第4号)では、新型コロナウイルスワクチン接種回数の増加に伴う接種費用の増及び国制度による医療機関等が時間外、休日に接種を行った場合に接種費用に上乗せ支給するために3億 9,000万円余の増額補正が計上されました。 (パワーポイント)  まず、ワクチン接種に関する質問です。  調布市では、調布駅前広場と電気通信大学の集団接種と個別医療機関でワクチン接種が実施されました。現在は個別医療機関のみとなっております。  委員からは、ワクチン接種費用は市民の何割が接種できる費用かとの質問に対し、答弁では、国からの通知により8割接種の予算を確保する。  また、いつまでに市民の8割が接種するのかとの質問に対し、答弁では、国が示している10月ないし11月までに接種完了を目指す。  今現在2回目が約5割だが、8割まで上げるには相当な労力が必要ではないかとの質問に対し、答弁では、電気通信大学で2回目が終われば約7割を超えてくる。あとは個別の医療機関の接種を合わせると上がってくる。  また、若者へのワクチン接種は奨励しているのかとの質問に対し、答弁では、ホームページ、SNS等で情報提供していく。  また、妊婦は優先接種しているのかとの質問に対し、答弁では、優先枠は設けず、いつでも予約できる体制を維持していく。 (パワーポイント)  また、女子中高生の親御さんは、ワクチン接種を悩んでいる。安全性の情報提供はどうなっているのかとの質問に対し、答弁では、市報、ホームページ等、あらゆるものを使って現状を伝えていく。  ネットで予約が取れるクリニックは空き状況が分かるが、ほかは電話しないと分からない。市ホームページで空き状況の表示ができないのかとの質問に対し、答弁では、約50の医療機関があり、何か工夫しながら検討していく。  また、個別医療機関に対して、休日、時間外対応のお願いはしているのかとの質問に対し、答弁では、医師、看護師を確保するために時間外、休日等の加算を実施しているとの説明がありました。 (パワーポイント)  次に、自宅療養者等への支援に関する質問です。  東京都では、自宅療養中に救急搬送を要した軽症、中等症の方などを一時的に受け入れる酸素・医療提供ステーションを味の素スタジアム内に設置しました。  委員からは、味の素スタジアムの酸素・医療提供ステーションでは何人収容できるのか。答弁では、東京都の正式発表はないが、50人から 100人ではないかとの情報があるとのことでした。  また、自宅療養者に血中酸素飽和度を測定するパルスオキシメーターや食事の提供をしているのか、その周知は。保健所に情報提供されているのかとの質問に対し、答弁では、画像の下の写真にありますように、食料などの支給とパルスオキシメーターの貸与を行っている。調布市医師会からそれらの貸与の案内チラシが渡されている。保健所にも送付されているとの説明がありました。  そのほか、医療従事者への支援として、訪問ヘルパーや訪問看護等の従事者が使用するビニール手袋は、高騰しているのでサポートが必要。従事者が今一番困っていることへの調査はとの質問に対し、答弁では、医療機関と協議をする中で必要な支援、補助を検討しているとの答弁がありました。 (パワーポイント)  次に、令和2年度決算では、地域の医療体制の支援として、こちらに記載のとおり、発熱外来や感染症患者の入院に対応する医療機関への支援やPCRセンターの開設、運営などの費用。新型コロナワクチン接種体制を確保する費用として、コールセンター費用や調布駅前の集団接種会場の設置に要した費用など、総額で2億 1,560万円余となりました。 (パワーポイント)  委員からは、保育園などで陽性者が増えているが、出向いてのPCR検査を行っているのかとの質問に対し、答弁では、その都度、医師会に相談し、必要に応じて範囲を定め実施している。  また、医療支援の補助金について具体的に何があるのかとの質問に対しては、昨年度の補助金は、発熱者外来を設置した医療機関への補助金、調布市のPCRセンターに紹介した医療機関に対し1人当たり2万円の補助、入院体制を整備した医療機関に対し1床当たり 300万円の補助、PCR検査を実施する医療機関に対し設置に必要な経費として1か所につき20万円の補助等を行った。現在もそれらの補助を継続。令和3年度は、在宅医療に関する支援として、各医療機関で往診、電話相談、自宅療養者に対して行ったものについて補助しているとの答弁がありました。  資料を終わります。  今後も市民の声や現場の現状を確認しながら、感染症防止への様々な体制に対し支援できますよう取り組んでまいります。ありがとうございました。 ○川畑建設委員長  皆さん、こんにちは。ただいまより建設委員会における令和3年度第3回定例会の議会報告をさせていただきます。  初めに、委員の紹介をいたします。私は、委員長を務めさせていただいております川畑英樹でございます。よろしくお願いいたします。  資料を御覧ください。 (パワーポイント)  続きまして、雨宮幸男副委員長、榊原登志子委員、須山妙子委員、西谷徹委員、古川陽菜委員、渡辺進二郎委員です。よろしくお願いいたします。  建設委員会は、環境部と都市整備部の2つの部で構成されております。 (パワーポイント)  環境部では、環境政策、ごみ対策、緑と公園、下水道に関する事項を所管しております。 (パワーポイント)  また、都市整備部では、都市計画、まちづくり、交通対策、用地、道路、建築指導、空き家対策などを所管しております。  それでは、これより建設委員会の報告をさせていただきます。 (パワーポイント)  今、令和3年度第3回定例会で審議された議案は、令和3年度一般会計補正予算(第4号)、令和2年度一般会計歳入歳出決算、用地特別会計、下水道事業会計、また市道路線の廃止について、一部廃止についてなどの各議案が提出されました。 (パワーポイント)  令和3年度一般会計補正予算(第4号)では、緑化推進について、都市基盤整備事業基金の基金積立てについて審議され、全員異議なく原案了承されました。 (パワーポイント)  令和2年度一般会計歳入歳出決算の審査の中で、特に活発な議論がされ、多くの意見が出された項目について御報告させていただきます。  まず、環境部についてであります。環境部の令和2年度の決算額は、総額56億 9,387万 2,465円となります。  審査の中で、公園整備事業に関し多くの意見が出されました。ボール遊びができる公園、オリ・パラのレガシーとしてスケボーができる公園、お年寄りがくつろげる公園など、年齢に応じた公園づくりの機能再編を要望する意見が出されました。  市は、公園の機能再編を進めているが、1つの公園の中に様々な機能を持たせることは難しいが、地域の特色を持たせることができるよう、地域の方々の意見を聞きながら再編を進めていければと思っているとの答弁がありました。  また、鉄道敷地についてでは、映画ゾーンなどのゾーニングについて、調布の顔となる取組だと認識している。副市長を筆頭に、緑と公園課だけでなく、関係する各部をまたいで連携し進めるよう意見が出されました。  駅前のトイレについては、埋設物や使い勝手と利便性を最優先に尊重し、できれば市民の声を聴き進めるよう意見が出されました。 (パワーポイント)  次に、都市整備部について御報告いたします。令和2年度の決算額は、総額56億 7,969万 3,696円となります。  都市整備部部分の審査で多く意見が出されましたのは、中心市街地整備事業についてでありました。  委員から、中心市街地のまちづくりとして、大きな課題であるという意識で、駅前整備について多くの意見が出されました。  令和7年度の完成に向けてスケジュールはどのようになっているのか。また、コロナの影響により、市民サロンなどの意見交換の場が中止になった。今後は市民参加ができる機会があるのか。そして、16歳以上の市民意識調査を反映すること、多世代の意見、子どものことは子どもに聞くということから、子どもたちへのアンケートについて、学校や現地などで工夫して行うことを考えてほしいという意見が出されました。  しつらえの詳細についても、市民が期待する噴水に関することや、暑さ対策やミストの設置について議論がありました。一方では、自信を持って進めてほしいという意見も出されました。  市からは、令和7年度の完成に向けて設計を行っていく。整備設計を取りまとめ、施行の段階に入ったが、それぞれの段階での市民参加を行う予定との答弁がありました。また、16歳以上は市民意識調査を使い、16歳以下は学校や現地での声かけをしてアンケートを取るなど、工夫をしたいとの答弁もありました。  鉄道敷地跡地については、ゾーニングの意味を明確にして整備を進めるよう、意見が環境部に続き出されました。  空き家対策について、委員から、先駆的な取組が多く、専門的知識の観点からも、市民に寄り添う対応がなされてきた。今後も期待をしているという意見が出されました。 (パワーポイント)  用地特別会計では、歳入歳出同額で8億 4,066万円余でありました。  主な歳入としては、不動産売払い収入で8億 2,204万円余、歳出は、深大寺・佐須地域環境資源保全用地買収費で7億 2,219万円余でありました。 (パワーポイント)  下水道事業会計について調布市では、令和2年度から地方公営企業法の適用により、官庁会計から公営企業会計へ移行しての初の決算となりました。  市は、昨今の激甚化する災害へ対応していくための施策や、今後の経営状況の分析も含めた令和3年度から令和12年度までを計画期間とする下水道ビジョンと、平成27年度から取り組んできた下水道長寿命化計画から移行する形で、市域全体の管路の老朽化、劣化対策に取り組む下水道ストックマネジメント計画を策定しました。  委員からは、台風19号の浸水被害を受け、原因究明のため、浸水シミュレーションによる検証や対策案の検討や水位計の設置、監視カメラなどの観測機器、可搬式排水ポンプの配備などが行われたことを評価するとともに、市民の安全・安心はもちろんのこと、今後の財政についても分析して進めていただきたいという要望が出されました。  資料を終わります。  最後に、建設委員会の所管部分の令和2年度一般会計歳入歳出決算については認定、議案については全員異議なく可決されました。  以上で建設委員会の議会報告とさせていただきます。ありがとうございました。 ○榊原市民への議会報告実行委員会副委員長  議会報告実行委員会副委員長の榊原登志子でございます。本日は、オンライン議会報告会を御覧いただきまして、誠にありがとうございました。  コロナウイルス感染症拡大から改善が見られた状況ではありますが、安全の確信がいまだ確立されていないことから、今回もオンラインによる報告とさせていただきました。オンラインによる報告ではありますが、市民の方々への報告はしっかりと行いたいという市議会議員全員の思いから、開催をさせていただきました。オンラインにより気楽に見ていただけたかどうか、また、興味を持っていただけたかなど心配は尽きませんが、今後も皆様からの御感想やアンケートの結果を基に改善を行ってまいりたいと思います。  アンケートにつきましては、インターネットを利用したウェブアンケートで回答していただく方法、またはアンケート用紙をダウンロードしていただき郵送、ファクス、メールに添付して送信していただければ幸いです。詳しくは、市議会ホームページ内の右上にある検索欄に第14回議会報告会と入力をしていただき、「第14回議会報告」のページを御覧ください。  恐れ入りますが、アンケートの締切りは令和3年11月30日火曜日までとさせていただきます。皆様から多くの御感想と御意見をお待ちしております。今後へ向けて改善を進めてまいりたいと思いますので、小さなことでも構いませんので、御協力をお願い申し上げます。  以上です。 ○丸田副議長  長時間にわたり御視聴いただきまして、誠にありがとうございました。  先ほど副実行委員長からもございましたが、今回もオンラインでの議会報告会となりました。今後につきましては、調布市議会がより開かれた議会となりますよう、工夫を凝らした報告会を目指してまいります。また、活気のある議会となるよう、引き続き議員全員で努力をしてまいります。  以上をもちまして、第14回議会報告会を終了させていただきます。ありがとうございました。   閉会