議 会 報 告 会 ~開かれた議会をめざして~ 報 告 会 記 録 日  時  平成29年11月19日(日) 午後2時~午後4時 場  所  文化会館たづくり12階大会議場   開会 午後2時0分 ○井上副議長  それでは、定刻となりましたので、第7回目となります調布市議会議会報告会を始めさせていただきます。  私は、本日の司会進行を務めさせていただきます調布市議会副議長の井上耕志と申します。どうぞよろしくお願いいたします(拍手)。  まず初めに、開会の挨拶といたしまして、調布市議会議会報告会実行委員長の渡辺進二郎議員から、御挨拶を行わせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○渡辺市民への議会報告実行委員会委員長  皆さん、こんにちは。ただいま御紹介いただきました渡辺進二郎でございます。よろしくお願いいたします。  本当に早いもので、平成25年から始まりました議会報告会、きょうで第7回目ということになりました。この間、本当に、きょう御参加の皆さんを初め、多くの方に参加いただきまして成功裏になってきたわけでございますが、この間、いろいろな御意見も頂戴いたしました。  今回は、これから始まる各委員会の委員長からの報告を簡素化させていただきまして皆さんの御希望の中で非常に強かった――広聴、皆さんとの話し合いの時間を多くとってほしいという御意見が強かったということで、今回はそのことを重視させて進行させていただきたいと思っております。この話は、全国的にも議会報告会というのをやられているところがあるんですが、そういった中でも、やっぱり皆さんとの話し合いを多く持ったほうがいいでしょうという意見も正直なところございますので、ある意味では、今回私どもがそういう方法をとらせていただくのは、その流れに沿っているのではないかなと思っておりますので、よろしく御協力のほどお願いいたします。ありがとうございます(拍手)。 ○井上副議長  ありがとうございました。  本日の議会報告会ですけれども、お配りをさせていただいておりますこちらの資料の表面の裏側に、議会報告会次第ということで開会挨拶以降、閉会挨拶まで記載をさせていただいております。  まず本日は、議長から調布市議会全体の報告を行わせていただきまして、その後、4つあります各常任委員会から5分程度で、議会の中でさまざまな議論が行われたわけですけれども、その中で重点的に行われた議論を各委員会から御紹介をさせていただき、その後、休憩を挟みまして委員会ごとに分かれておよそ1時間程度の広聴という時間を設けさせていただいております。また最後に、その広聴の中で皆様方からさまざまな意見が出るかと思いますが、そちらのほうを御紹介をさせていただいて閉会という流れになります。短い時間ではございますけれども、どうぞ御協力いただければと思います。  それでは、議長の田中調布市議会議長から、議長報告を行わせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○田中議長  改めまして、皆様こんにちは。大変お忙しい中、大勢の皆様に、この議会報告会に御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。  調布市議会では、二元代表制の一翼を担います議事機関といたしまして市民の皆様の負託に応えるとともに、信頼され、そして市民に開かれた、わかりやすい議会を目指しまして、現在、議会改革に取り組ませていただいているところでございます。この議会報告会は、この議会改革の一環としてスタートをさせていただきました。今回で第7回目を数えます。市民の皆様方から、もう少し回数をふやすべきだという御意見なども頂戴いたしまして、昨年度から年2回開催をさせていただいているところでございます。  調布市議会は、3月、6月、9月、12月、年4回の定例会、そして、その間に場合によって開催をする臨時会などによりまして、その時々の課題に対応をさせていただいているところでございます。  3月の第1回定例会におきましては予算についての審査をしております。次年度どんな事業を行っていくのか、幾らお金を投じていくのかなどにつきまして、委員会の中で審査をさせていただいているところでございます。  それから、9月の第3回定例会におきましては決算について審査をさせていただいております。前年度の予算の執行につきまして、委員会の中で審査をしているということになるわけでございます。  この議会報告会におきましては、予算、それから決算、春に1回、そして秋に1回、合計年2回の議会報告会を開催させていただいているところでございます。今回は9月4日から9月21日までの会期18日間の決算の内容につきまして皆様方に御説明をさせていただきたいと思っております。この会期18日間に及びました中身につきましては、これから各4常任委員会のほうから説明をさせていただきます。皆様方にぜひ、よく、この内容につきまして各委員会のテーブルの中で御確認をいただければと、このように思っているところでございます。  今回、先ほど実行委員長のほうからお話がございましたけれども、市民の皆様方から広聴に多くの時間をとってもらいたいという御意見、御要望もございました。今回、1委員会5分の枠で説明をさせていただきます。ですので、それなりのといいましょうか、限られた報告ということになりますけれども、皆様方には御理解賜りますよう、よろしくお願いを申し上げたいと思います。  それでは、こちらのスクリーンのほうを見ていただきたいと思います。 (パワーポイント)  私のほうからは、平成28年度の調布市の一般会計決算の概要につきまして御説明をさせていただきたいと思います。  まず、平成28年度の一般会計歳入決算でございます。 911億 1,600万円でございました。歳入は、わかりやすく言いますと収入でございます。内訳といたしまして、市税、これは皆様からの税金でございますけれども、個人市民税、法人市民税、固定資産税、都市計画税などでございまして、収入の約半分を占めているところでございます。27年度との比較では、個人市民税は増、法人市民税は減でございまして、市税全体では14億円余の減という結果でございました。  そのほか、市が実施する事業に伴い国や東京都からの補助金、負担金などが主な歳入でございます。  次のシートをお願いいたします。平成28年度の一般会計歳出決算でございます。 871億 5,800万円でございました。こちらは、わかりやすく言いますと支出でございます。主に民生費――保育園の整備、管理運営などの経費、高齢者、障害のある方などの福祉施策の経費など 423億円余でございまして、支出のおよそ半分を占めております。保育園待機児童解消に向けた経費の増や臨時福祉給付金などがありまして、前年度より13億円余の増でございます。  続いて、たづくりの管理運営費や市税の徴収の事務に充てられる総務費、そして教育費、それから都市基盤整備などの経費である土木費、衛生費と続いております。  次のシートをお願いいたします。平成28年度の一般会計歳出決算の、これは歳出を4つの常任委員会ごとにまとめたものでございます。総務委員会 171億円余、文教委員会 117億円余、厚生委員会 452億円余、建設委員会 129億円余でございます。先ほどの民生費を主に所管する厚生委員会が約半分を占めております。  次のシートをお願いいたします。平成28年度決算収支でございます。歳入をごらんになっていただきまして、27年度と28年度を比較いたしますと15億円余の減でございます。  歳出につきましては、これも比較していただきまして3億円余の増でございます。  繰越財源、次年度に繰り越すべき財源を除きますと、一番下の実質収支19億円の減という結果でございます。28年度の実質収支の34億円余が次年度への繰越金となり、将来の負担に備えた基金、家計で言いますと目的を持った貯金などに充てられていくこととなります。  次のシートをお願いいたします。都内26市の市民1人当たりの市債・基金残高順位でございます。市債は、わかりやすく言いますと借金でございます。公共施設など、将来にわたって市民生活の基盤となるものの整備費用などについて、分割して支出することで世代間で公平に負担するというものでございます。市債残高は約 395億円で、前年度と比較しますと5億円ふえております。市民1人当たりに換算しますと17万円余であります。26市の比較では、借金が少ないほうから9番目です。26市の平均は20万円程度ですので、比較的借金は少ないほうであることが見てとれます。  また、基金は大きな支出に備える貯金であります。基金残高は 163億円で、前年度と比較しますと約28億円貯金が増加しましたが、市民1人当たりに換算しますと約7万円ということで26市の中で貯金が多いほうから数えますと10番目、27年度末が13位でありましたので、若干順位が上がっております。今後、公共施設の老朽化対応や、まちづくり、都市基盤整備などに想定されます財政需要に対応するためには、この基金を多く確保していくことが必要な状況となっております。  以上が平成28年度の一般会計決算の概要でございます。  この決算に対しまして私ども市議会といたしましては、4つの常任委員会に分かれまして、それぞれの所管の事項について慎重に審査を行い、総務委員会、建設委員会では賛成多数により認定、文教委員会と厚生委員会は全員異議なく認定となり、本会議ではそれぞれの委員会から報告を受けた後、各会派により認定するか否かについて討論を行い、採決の結果、賛成多数により認定と決しました。討論の概要につきましては、お手元の市議会だよりにも記載がございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。  以上をもちまして私からの議長報告とさせていただきます。御清聴いただきまして、まことにありがとうございました(拍手)。 ○井上副議長  それでは、これより各常任委員会の報告を行わせていただきますが、先ほど議長からもお話がありましたとおり、調布市議会は4つの常任委員会がございます。それぞれどういった担当分野を持っているのかというのは、本日お配りをさせていただきました、こちらのペーパーの一番後ろのページに各委員会の担当分野ということで所管の一覧をつけさせていただいておりますので、こちらのほうも御参考にいただければというふうに思います。  それでは、まず初めに総務委員会の委員会報告を鈴木委員長からよろしくお願いいたします。 ○鈴木総務委員長  皆様、こんにちは。総務委員会でございます。 (パワーポイント)  初めに、委員の紹介をさせていただきます。委員長は私、鈴木宗貴です。副委員長、平野充委員、大河巳渡子委員、榊原登志子委員、田中久和委員、林明裕委員、そして丸田絵美委員でございます。  なお、写真は総務委員会の行政視察にて、調布市と災害時相互応援協定を昨年3月に締結いたしました遠野市を先月中旬に訪れた際のものになります。  今議会での全般についての報告は先ほど議長よりありましたので、各委員会からの報告の後、委員会ごとテーブルに分かれた際のテーマについて、簡単に説明をさせていただきます。  なお、テーマの選択に当たっては、委員会審査において各委員より多くの質疑、意見があったものとしております。  1つ目、女性職員の活躍推進については、女性の管理職比率を平成30年度末までに20%まで上げる目標が調布市の行革プランで掲げられていますが、課長以上の女性の比率は平成28年度10.6%という状況です。市の取り組みにより少しずつ効果が上がっているところですが、負担軽減などの配慮や相談体制、意識改革などさまざまな環境づくりに対しての質疑、意見が出されました。  2つ目、市政情報の発信については、皆様、市報が10月5日発行号がカラーになり、12ページから16ページになったことをお気づきでございましょうか。発行にかかわる経費は変えず、試行実施として市民の皆様からのアンケートを12月10日まで募集をしております。この市報リニューアルを次年度より実施するに当たっての経費や効果、そしてフェイスブック、ツイッター、ケーブルテレビ、ホームページなどを通した情報発信や、情報の公開の仕方、共有などについて、多くの質疑、意見が出されました。  最後に、総務委員会は歳入全般を審査します。歳入に対する委員からの要旨を簡単に御報告させていただきます。  市政経営の羅針盤となる経常収支比率が悪化している。公共施設整備基金に一定額を当初予算に計上することを堅持すること。  法人市民税の一部国税化や法人税率引き下げ等の減収影響から市税総体として減収している。収納率向上への努力と、産業振興等を積極的に図り、歳入の確保に努力をすること。また、近隣市よりも高い都市計画税率の見直しを求める。各種財政指標は他団体と比較しても良好な水準。経費縮減と補助金確保の推進を求める。財政健全性の維持と繰越金を優先的に基金へ積み立て、財政基盤の取り組み強化を評価する。  前年度比較で15億円余の減となったが、地方創生交付金の有効活用への努力や基金への残高充実に努めたことを評価するというものでございました。  採決の結果、賛成多数で原案認定となりました。  以上で総務委員会の報告を終わります。ありがとうございました(拍手)。 ○井上副議長  それでは続きまして、文教委員会の報告に入らせていただきます。では、清水委員長、よろしくお願いいたします。 ○清水文教委員長  皆様、こんにちは。ただいまから文教委員会の報告を行います。 (パワーポイント)  初めに、委員紹介をいたします。私は委員長を務めております清水仁恵です。副委員長の橘正俊委員、鮎川有祐委員、伊藤学委員、井上耕志委員、二宮陽子委員、武藤千里委員でございます。よろしくお願いいたします。  第3回定例会開催の文教委員会では、3本の議案を審査し平成28年度決算は認定、補正予算、条例議案もそれぞれ全会一致で可決されました。これら審査の中で、活発な議論が交わされました小・中学校のプール改修についてとせんがわ劇場の現状と課題について御報告をいたします。  初めに、小・中学校のプール改修についてです。  ことし4月、調布中学校のプール水槽が破損するという事案発生により、市内小・中学校全校のプール点検が実施された結果、国領小学校の昭和54年設置のプール水槽内に複数箇所の破損が確認されました。水漏れが発生するようなふぐあいはないんですが、部分的でなく全面的な改修が必要と判断され、来年度のプール指導時期に間に合うように、改修工事費用 8,300万円が増額補正予算として計上されました。  委員から、これまで学校施設の耐震化、老朽化対策は行われてきたが、プールに関してはどうなっていたのかと質問があり、昭和61年以降、19校のプールが順次改築され更新された。平成10年にかけて定期的に改築工事を実施してきたが、平成10年以降、調和・杉森小学校2校を除き改築は実施していない。これまでの計画的取り組みの中でプールについて若干盲点だったのは否めないとの答弁がありました。  答弁を受け委員からは、プールが授業中に破損することがあれば子どもたちの命に直結する、行政には子どもたちの命を守る最大限の義務がある、計画的な改修や更新が必要ではないか、予算化を含め学校施設全体の維持保全について速やかに計画策定することを求めるなどの意見が付されました。  学校施設の耐震化や老朽化対策などは校舎や体育館が優先され、プールの改修は先送りになってきてしまったようです。子どもたちが安心してプールを利用し、授業を受けられる教育環境を確保するため、文教委員会では小・中学校プール維持保全についても引き続き注視してまいります。  続きまして、28年度決算認定議案の中から、せんがわ劇場の現状と課題について御報告をいたします。  広報について委員からの質問には、調布エフエムと年1回発行の「せんがわ劇場ニュース」があるが、28年度ニュースは市全域に配布できておらず、つつじヶ丘から東の地区に配布していると答弁があり、市民全体への広報や情報提供は非常に大事な視点との委員の意見には、広報、啓発、周知をしていく考え方は重要、全戸配布について検討との答弁がありました。  また、経営や運営に関する行政経営の視点が必要では、経営方針、施設運営をどのように考えるのかなどの委員からの質問には、コスト縮減、補助金、特定財源を確保しながら収支を意識し運営していきたい、グリーンホール、たづくりと連携した事業展開を進めていきたい、芸術文化拠点として積極活用できる取り組みを進めたい、10周年記念事業を検討しておりアウトリーチに力を入れ全市的にアピールしていきたいなどの答弁があり、委員からは経理的な視点を、仙川を拠点として市内各地へ回る運営の努力を、調布全体に広がる取り組みを、なぜ公共なのか、せんがわ劇場は何を背負っているのか、10周年はいま一度考える大事な機会などの意見が付されました。  市民が舞台芸術に触れ、新たな活動を創造する支援拠点であるせんがわ劇場が、来年10周年という節目の年を迎えるに当たりましても、その運営のあり方や取り組みについて引き続き注視し、慎重に審査してまいります。  以上、文教委員会からの報告でした。御清聴ありがとうございます(拍手)。 ○井上副議長  続きまして、厚生委員会の委員会報告に移らせていただきます。須山委員長、よろしくお願いいたします。 ○須山厚生委員長  皆様、こんにちは。厚生委員会でございます。 (パワーポイント)  私、委員長の須山妙子でございます。狩野明彦副委員長です。元木勇委員です。小林市之委員です。宮本和実委員です。岸本直子委員です。よろしくお願いいたします。  では、決算審査のうち、活発に議論が交わされました2点につきまして御報告を申し上げます。  初めに、次世代育成支援協議会と子ども・子育て会議についてでございます。決算書には、この2つの会議について運営費と委員報酬が計上されています。  次世代育成支援協議会も子ども・子育て会議もどちらも、調布市の子育て支援策を決定していく上で大切な会議ですので、委員からさまざまな質問がございました。まず、それぞれの委員の人選と会議内容についての質問があり、行政からは委員は子育て中の保護者の方、子育て支援に携わっている関係者の方、学識経験者など19名で構成され、2つの会議とも同じ方が委員を務めている。  そして、次世代育成協議会は、調布市の子ども条例に設置が定められており、子どもとその家庭への支援のあり方について、市民の皆様との意見を伺い施策に反映させるための協議会であり、これまでも基金の活用など子ども施策全般について意見を伺っている。一方、子ども・子育て会議は、平成27年度から国の子ども・子育て支援法で定められ、調布市子ども・子育て支援事業計画、調布っ子すこやかプランについて点検・評価するための会議であり、子育てプランの進行管理に集約をされているとの答弁がありました。  そこで私ども委員からは、委員報酬もそれぞれ2つの会議分支払われているかとの質問があり、行政の答弁から1つの会議分のみの支払いであることが確認されました。  最後に私ども委員から、2つの会議について、それぞれの役割をきちんと果たしていただけるよう環境整備をすること、また2億円を超える子ども基金の使い道などについて行政で全てを決めてしまうのではなく、広く市民の意見を聞くことは大切なので、さまざまな意見をもっと出してもらえるような会議運営をすることとの意見を付し認定をいたしました。  続きまして2点目、特別養護老人ホームについての審査につきまして御報告をいたします。  補正予算としてちょうふの里の運営負担金過年度清算金が計上され、決算では特別養護老人ホーム建設費補助金として1億 1,150万円余が計上されています。  委員からはまず、特別養護老人ホームの現在の待機者数と今後の見通しについて質問がありました。行政からは、特養に現在あきがあるとの情報も入っているが、これは待機者がいないというわけではなく、施設側の働き手の確保が困難であいている状況と聞いている。現在、調布市の待機者は平成28年4月時点で 435名との答弁がありました。  そこで委員から、介護施設への従業員不足を解消するための支援策は行われているかを聞いたところ、行政からは、高齢者家事援助ヘルパーの養成を行っているが、施設の働き手に関する施策はとっていない、東京都では宿舎の借り上げや家賃補助などの制度が始まっている、今後東京都や国と連携しながら人材確保に努めたいとの答弁がありました。  最後に委員より、特養の建設は市民の要望、入居希望者は増加するだろう、高齢者の安心のために老健も含め東京都や国の土地を貸与してもらうなど、工夫をしながら踏み込んだ努力をすることとの意見を付して認定をいたしました。  以上で報告を終わります。これからも子ども、障害者、そして高齢者を初め、皆様の福祉のためにしっかりと審査を進めてまいります。ありがとうございました(拍手)。 ○井上副議長  それでは最後に、建設委員会からの報告を行わせていただきます。小林委員長、よろしくお願いいたします。 ○小林建設委員長  皆さん、こんにちは。建設委員長の小林充夫でございます。 (パワーポイント)  初めに、建設委員を紹介いたします。副委員長の広瀬美知子委員、渡辺進二郎委員、大須賀浩裕委員、川畑英樹委員、内藤美貴子委員、雨宮幸男委員です。よろしくお願いいたします。  建設委員会では、調布の環境部と都市整備部を所管しております。それでは、報告をさせていただきます。  9月議会の建設委員会には、平成28年度の各会計決算など、議案10件が付託されました。審査結果は画面にあるとおり、議案第44号を除き全会一致で原案認定となりました。  本日は、委員で賛否が分かれた議案第44号について委員から出された主な意見を紹介いたします。  まず、決算認定に反対するとして、駅前広場整備について樹木関連の補正予算5号に反対したが、樹木の会の皆さんを初め広範な市民の皆さんの声に寄り添うという点で、なお不十分であり、駅前広場整備に係る市政運営の不透明さを指摘せざるを得ない。整備計画については一旦立ちどまり、十分時間をかけて再検討すべき、認定に反対との意見がありました。  また、決算認定に賛成する意見として、調布駅前広場整備の課題は明らかであり、議会、市民への丁寧な説明、議論をするとともに市民参加のもと推進していくことを要望。オリンピック・パラリンピックの準備で飛田給駅周辺整備、都市計画道路事業、柴崎駅周辺まちづくりの取り組みを評価する。認定に賛成。  また、深大寺・佐須地域の生産緑地保全、みんなの森及び若葉町の国分寺崖線用地を取得し、緑地保全に努めたことを評価するとの意見がありました。  続きまして都市整備部所管では、路面下空洞調査によるふぐあい箇所の適切な対応を評価する。空き家対策は、利活用政策の取り組みを要望。調布駅前広場の整備は、市民参加のもとスケジュールどおり着実な推進を図ることを要望する。賛成。  また、調布駅周辺整備は、まちづくりに造詣の深い専門家や高齢者、障害者、子育て世代の方々の意見を十分聞き、新生調布の駅前広場を要望する。快適で安全・安心、魅力あるまちづくりに期待し賛成。  また、環境部所管では、生産緑地など水と緑の環境保全の取り組みを評価する。公園樹木の倒木対策として健全度調査を要望する。  また、総ごみ量の減少、ごみアプリの導入等、利便性向上やゲリラ豪雨対応、道路照明、反射鏡の設置等、多様な市民要望に取り組まれ市民生活の安心・安全施策を評価する。賛成。  以上のような意見表明がございました。  この議案については、採決の結果、賛成多数で原案認定となりました。  以上、報告といたします。ありがとうございました(拍手)。 ○井上副議長  お疲れさまでした。以上で4つの常任委員会からの報告を終了とさせていただきます。  ここで一旦休憩とさせていただきまして、45分から、今各テーブルに、こちらは議会全般、その次が厚生、真ん中が文教、一番奥の角が建設、それからそちらのほうが総務ということで、4つの常任委員会と議会全般、全部で5つのブースを分けさせていただいております。  先ほどもこちらの本日の資料のほうで各委員会の担当分野ということで御紹介させていただいたんですけど、皆様、45分から席を移動していただきまして各委員会、こちらの担当分野も参考にしていただきまして委員会の委員との広聴ということで、意見交換ということにさせていただきたいというふうに思います。こちらを参考にいただいた上で各ブース、それぞれ1時間程度時間を見ておりますけれども、皆様方で移動をしていただきまして、その時間内で各委員会の委員とお話をいただければというふうに思っております。  それでは、14時45分まで休憩ということにしていただきまして、45分から広聴ということで再開をしたいと思います。よろしくお願いいたします。    午後2時38分 休憩        ――――――――――― ―― ―――――――――――    午後2時45分 開会 ○井上副議長  では、済みません、45分になりましたけれども、準備のほうはよろしいでしょうか。                                                                              ――よろしいですか。それでは、ただいまから広聴ということで進めさせていただきたいと思いますが、ちょっと3点だけ皆様方にお伝えをさせていただきます。  1点目が、広聴のお尻の時間なんですけれども、3時35分までに広聴ということで、皆様方とさまざまな意見交換ができればというふうに思っております。その後で、各テーブルごとに出されました意見を発表する機会も設けさせていただきたいと思います。  それから2点目ですけれども、1人でも多くの方から御意見を頂戴をしたいという趣旨で時間を大幅に延ばさせていただいておりますので、発言に関しましては、おひとり様、大体2分程度で、2分をめどに1回の発言を終わっていただければと思います。  それから3点目ですけれども、35分まで時間をとりましたが、各テーブルごとの移動は、この時間内でさまざまに移動していただいて構いませんので、そのような形で進めていただければと思います。それでは、広聴を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。    (広聴) ○井上副議長  それでは、3時40分となりましたので、各テーブルごとに、皆様方から出されました御意見の紹介を行っていただければというふうに思います。それでは、議会全般のテーブルのほうから発表のほう、よろしくお願いいたします。 ○田中議長  それでは、一番最初に議会全般から報告をさせていただきます。活発な意見が出ました。5名の方がこのテーブルにおいでになられまして、順次御意見をいただいたところでございます。  まず1つ目としましては、議会報告会がどのようにやられているのかということで、他市町村にもお出かけにはなっていないようですけれども、今回この調布の議会の議会報告会をきょう初めて見せてもらったんだよという方がおいでになられまして、広聴の場がこんなに長くとってあるんで、それはいいことですねという御意見をいただいたところでございます。  それから、分科会だけではなくて、最後に全体で意見を言える場を設けてほしいなという、こういう御意見もございました。これにつきましては、今まで何度か開催、今回7回目でございますけれども、開催する中で皆様方の御意見、御要望をお聞きして、きょうのこのスタイルをとっているわけでございまして、このことにつきましては、また後日、実行委員会の中で検討させていただくというお話をさせていただきました。  それから、これは入間町の方なんですけれども、近隣に自治会等もないということで、なかなか御自分の御意見等を発信できない、こういうお話でございまして、市報が一番の頼りなんだよ、回覧板もないんですと。そのためにどうしたらいいのかなという、こういう御相談もございまして、その方は声を行政のほうに大きく発信をしていきたいという御希望もあるわけでございまして、地区協、入間町ですので、若葉小学校地区ということになるんでしょうかね、地区協などもございますので、そういったところへの参加などもというお話をさせていただきました。その方は入間町で、ある議員さんもその方のところにお邪魔をしているようでございますけれども、その方によく御相談をされたほうがいいですねというお話をさせていただきました。  それから11月5日号の市議会だよりでございますけれども、議員提出議案の11号が可決されていて、同じような内容で12号がなぜ可決されないのかということでございまして、これもなかなか、表題部だけではわかりませんので、全体がインターネットなどにも出ておりますけれども、中をよく見て議員としての判断は1項目でも反対をするような部分があれば反対になるというケースもありますという、こういうお話をさせていただきました。  それから、これは議員提出議案の13号でございますけれども、自民党だけが反対しているという、こういう御意見もございまして、これも先ほどお話ししましたように、同じです。表題だけではなかなかわかりませんので、中身をよく吟味して私たちは判断をさせていただいておりますという御答弁をさせていただいたところでございます。  それからもう一方、最後には樹木を守る会の1名の方からは、先般の特別委員会のあり方についていろいろと厳しい御意見をいただいたところでございます。  以上、御報告させていただきました。 ○井上副議長  ありがとうございました。それでは、各4つの常任委員会から、1テーブル3分以内で報告をさせていただきたいと思います。総務、文教、厚生、建設の順番でよろしくお願いいたします。 ○鈴木総務委員長  総務委員会でございます。コンパクトに報告させていただきます。  基本計画、そしてそれに付随します各種計画についての御意見をいただきました。中間報告の必要性、あるいは、各計画がばらばらに進んでいるのではないか、あるいは進行管理がどうなっているのか、また行政評価、これはマル、バツ、三角という形になるんですが、これは職員で行っていますが、これを第三者の目で見るような工夫等々をしっかりできないのかというようなこと等含めて、議会、各委員会の役割というものについても説明をさせていただいております。  また、オリンピック・パラリンピックを調布市は控えておりまして、そういう中で障害者との共生という部分ですね、障害者理解をもっと深めるソフトの部分での取り組みをしっかりしていただきたいというような御意見もいただきました。また、防災面におきまして、それぞれ一時避難所が指定されていますが、住所によっては、住所というか丁目によっては大変遠いところもあるというところで、その辺の対策について、また防災全般についてもっと強化をしてほしいというような御意見をいただいております。  簡単ではございますが、以上でございます。 ○井上副議長  それでは、続きまして文教委員会のほうから御報告をお願いいたします。 ○武藤委員  文教委員会です。  文教委員会ではまず、国領小のプールの改修の関係では、プールなど施設の事故のときの消防団との連携のことなど、しっかり取り組んでほしいということだとか、あと、室内プールにできないかというような御要望もいただきました。  もう1つ、せんがわ劇場のほうでも施設の防火などのためにも消防団との連携が必要じゃないかということや、せんがわ劇場、報告にもありましたが、広報についてもう少しいろいろ工夫をしてほしいと。近所に住んでいるけど、何をやっているかわからないというお声もいただきました。  また、学校などとの連携や学校教育の中での活用なども、ぜひ頑張ってほしいという御意見もいただきました。  それ以外でもいろいろ話が弾みまして、子どもの貧困が広がっている中で学校の中ではどういう形で子どもたちのそういうものを受けとめたり対策しているんでしょうかというお話の中で、スクールソーシャルワーカーが教育センターに今いるんですけれども、そうしたスクールソーシャルワーカーの増員だとか、どういう対策が必要なのか、現場の声も聞いて進めてほしいという御意見がありました。  あと、そのほか、オリ・パラの件では、ぜひ市民の手をかりて取り組んでほしいということと、ボランティアは調布としてどの程度力を入れて積極的にやっているのか、しっかりしてほしいという御意見もありました。  いろいろ積極的な、建設的な御意見をいただいてきたんですけれども、例えば産業振興では、調布として今後、映画のまちをぜひ頑張ってほしいということで、高校生の、例えば映画甲子園でいいんですか、済みません、全国の人が来てくれるような、そういう企画も考えて、やったら、すごく活発になって注目されていいんじゃないかという御意見だとか、あとロードレースやマラソンとか、オリ・パラの関係もあるし、そういうものもただ走るだけじゃなくて、例えばスイーツマラソンとか、いろんなそういう付加価値をつけてやっていくこともいいんじゃないかということの御意見もいただきました。  あと委員会に対して、例えば養護学校だとか、そういった施設の視察も積極的に、ぜひお願いしたいということだとか、あと教育委員会と文教委員会の懇談の場は持つことはできないのかという御要望などもいただいたところです。  以上です。 ○井上副議長  ありがとうございました。続きまして厚生委員会の報告をお願いいたします。 ○須山厚生委員長  ありがとうございます。まず、厚生委員会の本日の発表を見ていただいた上で、発表では高齢者の施設について申し上げましたが、それでは認知症の取り組みはどうなっているか、また在宅の介護の取り組みは調布市でどうしているかというような御質問をいただきました。  また、高齢者の施設でインフルエンザワクチンがことし足りなくて、未来を担う子どもたちに先に回しますので、高齢者は後にと言われたというような切実な御意見もいただきまして、これにつきましては、12月ぐらいからワクチンは十分補充されるようでございますが、しっかりと事前に準備をしていくことをこれからも要望していかなければならないというふうに、委員のほうからも声がありました。  また、子どもの貧困、それから親の格差というところについてどう取り組んでいるかということ、そして、学校の先生たちが、様子を見ていると9時まで電気がついている、土日も9時まで電気がついていて、こういう中で子どもの小さな変化を先生たちが見逃さないでいることができるかどうか、そこにどんな支援をしていったらいいのかというような御意見も頂戴いたしました。  また、障害をお持ちの方が地震が来たときに救援物資をどうやって取りに行くことができるかということが実は御心配で、調布市にこういう場合はどうしたらいいですかと言われて、では行政のあそこの部門に聞きに行ってくださいといって聞きに行きましたら、そんな訓練は全然していないんですよというような答弁があったというようなお話もあり、調布市ではしっかりそこの計画も立てていますし訓練もしているんですが、全庁的な意識共有というところでもう一歩突っ込んでいかなければいけない。私たちも委員として、そこをしっかり聞いていきましょうというような大事な意見交換もできました。  また、調布に住んで50年という方が、今も調布の地域福祉のために御尽力をいただいているんですが、やっぱり子どもの貧困というところでも心配。そういう中で調布市は食べ物をどうやって扱っていくか、食品の廃棄というのが本当に大きな問題になっていますが、そのことに調布市はどう取り組んでいくのか、命をつなぐ一番大切な食品について、食べ物について、しっかりと取り組んでいくべきだ、命を大事にしていくべきだという大事な御意見もいただきました。  きょうここにおいでくださった方は、御自身も認知症の支援のための協議会に入ってくださっていたり、子どもの施設で働いてくださっていたり、本当に意識のある、調布市を市民の側から支えてくださっている方がたくさんお集まりいただきました。これからも手を携えて前に進めてまいりたいと思います。  長くなって済みません、終わります。 ○井上副議長  ありがとうございました。最後に建設委員会の報告をよろしくお願いいたします。 ○小林建設委員長  それでは、建設委員会から報告をさせていただきます。ごらんのとおり建設委員会は大変盛り上がりまして、いろいろな意見をいただきました。  そういった中で、ロータリーの整備に当たっては、駅前広場の樹木は大切であり調布の景観を忘れないでほしい、また、環境部と都市整備部がもう少ししっかりとした連携をとっていただかないと困るという話がございました。  また、ロータリー、広場の合意は得られたという話をいただいているけれども、その各代表の中でも意見が曲げられた感じがする、その中の代表さんは代表ではなくて個人的に出てきたんではないかという意見がありましたけども、私のほうが代表は代表であって、その地域の人が代表として送り込んでいるんだから、その地域の中で話し合ったほうがよろしいんじゃないですかという話はさせていただきました。  それと、交番移設に関しましては、議会は説明に対してオーケーを出したけれども、大変不信を抱いている、また、市議会だよりの中での記述の仕方に関しても、大変不快を感じる記述で、もうちょっと市民がわかりやすい説明、書き方にしてほしいという意見がございました。  それから、要望としましては、トリエの横、今現在、京王さんで緑の人工芝と、子どもたちが遊べるようなちょっとしたスペースをつくってありますけれども、やはり年寄りが来るよりも若い人のほうがいいから、そこのところを水木ロードではなくて、できれば子どもたちがずっと遊べるような場所にしていただきたいという要望もございました。  それから、市長は市民に説明会を開いてほしい、これは大変強い要望でございました。  それから、最後になりますけれども、南口に関しましては事業決定はしているんであろうけれども、今後の進め方としては、必要な自転車台数やロータリーの形状、そういったものをアンケートをして、その結果をもって進めていただきたいということは、役所がするのではなくて議会が市民に問いかけをしたらどうだという意見がございました。  以上でございます。ありがとうございます。 ○井上副議長  ありがとうございました。各テーブル、本当に活発な御発言を頂戴したということで、まことにありがとうございました。  それでは最後になりますが、議会報告会実行委員会の須山副委員長から、閉会に当たりまして御挨拶を申し上げたいと思います。よろしくお願いします。 ○須山市民への議会報告実行委員会副委員長  本日はありがとうございました。寒い中、大勢の方にお越しいただきまして、また活発な御意見をいただき、貴重なお話をいただきましたこと、心から感謝を申し上げます。  調布市は、御存じのようにトリエの3館がオープンいたしまして、これからラグビーワールドカップ、またオリンピックと喜び事が続いております。私ども議員は、一緒に喜び合うことはもちろんでございますが、皆様お一人お一人の暮らしの中にあるお困り事や苦しいこと、そこにこそしっかりと寄り添って、そして、ともに手を携えながら解決の道筋をつけていくことに私たち議員の役割があるかなというふうに思っております。これからもたくさんのお声を伺いまして、その議員の役割は全うできますよう御意見交換を続けさせていただきましたら、ありがたいと思っております。  この12月にも議会がございまして、11月30日を開会日といたしまして本会議が行われます。ぜひ本会議場にも足をお運びいただきたいとお願いを申し上げます。きょうは大勢お越しいただきまして、本当にありがとうございました(拍手)。 ○井上副議長  ありがとうございました。以上をもちまして、第7回目となります議会報告会を終了とさせていただきます。  なお、アンケート、設問の2なんですけれども、本日の開催場所、日時、土曜日の午後の設定についてと記載させていただいているんですけども、こちら、日曜日の午後という設定でございます。おわびして訂正をさせていただきます。こちらのアンケートの回収箱のほうに、ぜひ最後、アンケートを入れてお帰りいただければ、大変ありがたいです。  最後に、議会から1つ告知なんですけれども、先ほど実行委員会の副委員長からもお話しさせていただきましたが、今月の11月30日から調布市議会第4回定例会が実施されます。こちらの冒頭で桐朋学園大学の皆様方の御協力によりまして議場コンサートというのを今回も開かせていただきますので、お1人でも多くの方の議会の傍聴をお待ち申し上げております。  それでは、以上で本日は終了とさせていただきます。大変ありがとうございました(拍手)。   閉会 午後4時0分