議員提出議案第13号 大雨などによる災害対策充実強化についての意見書提出について 上記の議案を提出する。 令和3年9月17日 提出者 調布市議会議員 川畑 英樹 賛成者 調布市議会議員 榊原 登志子 同 井上 耕志 大雨などによる災害対策充実強化についての意見書 近年、各地で記録的な豪雨が頻発している。発生した災害への復旧・復興に全力を傾注するとともに、コロナ禍において、今後も予測される大雨や台風をはじめ、大規模な地震や津波、火山噴火等のあらゆる災害に対する万全の備えも含め、国におかれては、災害から国民の生命と財産を守るべく、災害対策の充実強化を図るため、下記事項について特段の措置を講じられるよう強く求める。 記 1 コロナ禍においても、様々な災害に襲われる可能性がある。感染症拡大阻止と両立する災害時の避難等に関する政策の確立に努めること。 2 強力な防災・災害・危機管理体制の整備、国と地方の連携強化とともに、災害対策について、関連する法案を全面的に見直すことで、国民の命と暮らしを守る実効性を高めるとともに、科学的根拠に基づき丁寧な説明を行い情報発信していくこと。 3 自然災害は、年齢性別宗教を問わず、全ての人々が突然襲われ、甚大な被害を受ける。災害時から復興そして防災においてジェンダーフリーの発想や、女性の視点を取り入れた防災対策を進めること。 4 災害に強い国土づくりに向け、流域治水の推進、河川・海岸整備等の国直轄事業を推進するとともに、再度の災害発生を防ぐため、原形復旧だけでなく、改良復旧を積極的に実施すること。 5 地方自治体の行う防災・減災事業が着実に実施されるよう必要な財政措置を講じること。 6 自然災害の発生要因の監視・観測体制や研究体制を強化するための施策を推進すること。 7 避難所の確保・充実を図ることはもとより、被災者生活再建支援制度の充実、ボランティアに対する税制優遇措置の拡充など、被災者の自立に向けた支援の強化を図ること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和3年9月 日 調布市議会議長 小林 市之 提出先 内閣総理大臣 総務大臣 国土交通大臣 衆議院議長 参議院議長