議員提出議案第17号 東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での陥没及び新たな地中の空洞確認に対して早急な対応を求める決議 上記の議案を提出する。 令和2年12月11日 提出者 調布市議会議員 鈴木 宗貴 賛成者 調布市議会議員 井上 耕志 同 小林 市之 同 雨宮 幸男 同 阿部 草太 同 榊原 登志子 同 木下 安子 同 澤井 慧 東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での陥没及び新たな地中の空洞確認に対して早急な対応を求める決議 令和2年10月18日に、東京外かく環状道路(関越~東名)本線トンネル工事現場付近の市道等で陥没が発生した。また、その後の調査で、相次いでトンネル工事現場付近で、新たな空洞が発見された。このたびの事象は、市民の安全を脅かす大変重大なものであり、調布市議会では、市とともに10月20日及び11月24日の2回にわたり国土交通省をはじめとする事業者に、緊急要請を行った。 本事象は、シールドトンネル工事に起因する野川における漏気の発生や騒音、振動等に対する工事内容の説明を求める住民の声が数多くある中、調布市議会が、住民の安全・安心確保の取組と不安払拭に向けた分かりやすく丁寧な説明責任を果たすことを強く求めてきた中で発生したものである。 よって調布市議会は、市民の安全・安心、生命・財産を守る立場から、事業者が、これまでの2度にわたる緊急要請を重く受け止めるとともに、改めて下記の項目を、一刻も早く実行されるよう強く要望する。 記 1 早期に、当該陥没の原因を究明し、掘進が完了している箇所も含め、路面空洞調査では計測できない深さの地盤状況等の調査を迅速かつ徹底的に行うこと。 2 地域住民に対して、原因究明及び再発防止策についてこれまで以上に丁寧に説明し、誠実な対応と情報公開に努めるとともに、現場事務所を設置するなど、きめ細かな相談体制を整備し、不安解消を図ること。 3 地域住民の安全確保と不安解消のため、事業者が定めた「緊急時の対応」の抜本的な見直しと、実効性を伴う緊急時避難計画を早急に策定すること。 4 原因究明及び適切な再発防止策が図られるまで、シールドトンネル工事を停止すること。 5 被害に遭われた方々の補償問題等に関して速やかに対応するとともに、今後、万が一の事故発生に備えた当事者支援の仕組みを早急に構築すること。 以上、決議する。 令和2年12月 日 調布市議会