議員提出議案第1号 統計調査の不正問題の徹底究明を求める意見書提出について 上記の議案を提出する。 平成31年3月18日 提出者 調布市議会議員 岸本 直子 賛成者 調布市議会議員 雨宮 幸男 同 武藤 千里 同 大河 巳渡子 同 二宮 陽子 統計調査の不正問題の徹底究明を求める意見書 厚生労働省の毎月勤労統計調査の偽装に端を発した統計不正問題は、雇用保険などで 2000万人以上の国民への給付減を発生させ、統計調査に対する国民の不信を高めている。 賃金実態などを示す毎月勤労統計の不正は、2004年から行われており、始まった動機や背景、それが長期に隠され続けた要因は依然として不明である。また、調査方式の変更をめぐって、4年前に当時の首相秘書官が調査方式についての「問題意識」を厚労省側に伝えていた事実だけでなく、「官邸関係者に説明をしている」などと書かれたメールが同省担当者から発信されていたことも明らかになった。安倍晋三首相や政府は、影響や関与、圧力を否定しているが、国民の疑念は払拭されておらず、調査方式の変更の経過を知る全ての関係者の国会招致、関連する資料の提出を初め、事実関係を徹底的に解明することは、最優先課題である。 よって調布市議会は、中立・独立性が求められる統計のあり方の根幹にかかわる大問題として、統計調査の不正問題の徹底究明を行い、統計調査への一刻も早い信頼回復を求めるものである。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成31年3月 日 調布市議会議長 田中 久和 提出先 内閣総理大臣 財務大臣 厚生労働大臣 衆議院議長   参議院議長