議員提出議案第25号 「桜を見る会」問題の真相究明を求める意見書提出について 上記の議案を提出する。 令和元年12月12日 提出者 調布市議会議員 岸本 直子 賛成者 調布市議会議員 武藤 千里 同 坂内 淳 同 雨宮 幸男 「桜を見る会」問題の真相究明を求める意見書 各界の「功労者」などを招き、懇談する首相主催の「桜を見る会」は、第2次安倍政権以降、参加者・経費が急増している。 この問題は、東京新聞が4月に桜を見る会の支出が大幅にふえていることを報じ、国会議員が資料請求したその日に名簿をシュレッダーにかけたと政府が説明したことが始まりである。 「桜を見る会」は、各界の功労者等を招待者とし、内閣府がその取りまとめをするとしてきたが、安倍首相や自民党などが大量の招待枠を設け、功労者であるかどうかの確認もなく招待されていたことや、地元の支援者をもてなしていたこと、行政指導を受け、起訴された企業の役員や反社会的な団体の人物を安倍首相の招待で参加させていたことなどが次々と明らかになり、公金私物化の疑惑は深まるばかりである。 また、後援会主催の前夜祭での不明朗な会計処理、公職選挙法や政治資金規正法違反の疑いについても、領収書や明細書など必要な資料もなく、招待者名簿のデータも破棄したなど、「国民の税金を使って開催してきた」という自覚が欠落した内容に、国民が怒るのは当然である。 よって調布市議会は、「桜を見る会」問題の徹底的な真相究明、国民への説明責任を果たし、その責任をとるよう強く求めるものである。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和元年12月 日 調布市議会議長 渡辺 進二郎 提出先 内閣総理大臣 総務大臣 法務大臣 外務大臣 財務大臣 文部科学大臣 厚生労働大臣 農林水産大臣 経済産業大臣 国土交通大臣 環境大臣 防衛大臣 衆議院議長 参議院議長