議員提出議案第7号 東京都シルバーパスの負担軽減と制度改善を求める意見書提出について 上記の議案を提出する。 平成30年6月18日 提出者 調布市議会議員 岸本 直子 賛成者 調布市議会議員 雨宮 幸男 同 武藤 千里 東京都シルバーパスの負担軽減と制度改善を求める意見書 超高齢社会を迎え、高齢者の生活を支え社会参加を促進する上で、移動手段としての交通機関の充実とその利用の改善は重要な課題となっている。この点で東京都が実施している70歳以上の高齢者を対象としたシルバーパス制度は多くの高齢者に利用され、歓迎されているものである。 同時に制度発足当時は無料パスであったものが、その後、利用者の費用負担が導入され、現在、住民税非課税または所得125万円以下の高齢者は1000円、それ以外の高齢者は一律に2万510円の負担が求められるものとなっている。このため利用者が激減し、1999年度には全部で72%の利用があったものが、2016年度には46%と半分以下となるなど、制度の趣旨である高齢者の社会参加、高齢者福祉の充実とはかけ離れたものとなっている。 高齢者が地域で元気に暮らしていく上で、シルバーパスはかけがえのない制度である。介護予防の観点からも、より多くの高齢者がシルバーパスを利用できるよう制度の改善を要望する。 よって、下記項目について実施を強く求めるものである。 1 利用者の負担軽減を図ること。急激な負担増を緩和するために、中間所得層に向けた新たな利用料軽減枠を設けるなど、多段階の料金制度に改善すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成30年6月 日 調布市議会議長 田中 久和 提出先 東京都知事 小池百合子殿