陳情文書表(平成27年12月 3 日受理) 陳情第52号 調布市庁舎における市旗,都旗及び国旗の全ての掲揚を求めることに関する陳情 (陳情事項) 1 調布市役所の庁舎並びに市長の執務室及び応接室における市旗,都旗及び国旗の全て(旗を模した図画等の壁への掲示も可)の掲揚を求める。 2 調布市役所における仕事始め及び仕事納めの日の市長の挨拶に際し,国旗へ向けた起立とともに国歌の斉唱を求める。 3 2を拒絶した者には,退場処分等の制裁を科すことを求める。 (陳情理由) 1 民主主義,国及び地方公共団体の象徴である国旗,都旗及び市旗の全てを,官公庁の庁舎に加えて代表者の執務室及び応接室に掲揚するのは,むしろ,民主主義の場として当然のことである。 2 また,国旗,都旗及び市旗の全てを掲揚することは,国,都及び市の連帯感その他の士気を高め,これを維持する上でも必要である。 3 1を拒絶することは,民主主義を否定することにもなる。 4 厳正公正たる官公庁における儀式としての要素も強い,仕事始め及び仕事納めの日の市長の挨拶にあっては,学校等の各種教育機関の例に倣って,国旗へ向けた起立とともに国歌の斉唱をすべくものと思料される。 5 4の拒絶は,「君が代起立斉唱拒否事件」に対する最高裁判所第2小法廷による平成23年5月30日付の判決を勘案しても,服務上の規律違反にも該当するのであって,思想及び言論の自由の範疇を超越している。