議員提出議案第19号 鉄道駅の安全対策強化を求める意見書提出について 上記の議案を提出する。 平成28年9月15日 提出者 調布市議会議員 内藤 美貴子 賛成者 調布市議会議員 渡辺 進二郎 同 井樋 匡利 同 大河 巳渡子 同 小林 市之 同 平野 充 同 須山 妙子 鉄道駅の安全対策強化を求める意見書 今年8月15日、東京都港区の東京メトロ青山一丁目駅で、盲導犬を連れていた視覚障害のある男性がホームから転落して死亡するという、痛ましい事故が起きた。 国交省は2011年より利用者が1日10万人以上の 251駅に優先的にホームドアを整備すると打ち出したが、現在までに設置されたのは優先設置指定駅の約3割に当たる77駅にとどまり、青山一丁目駅も1日の利用者が10万人以上であるが、ホームドアは設置されていなかった。 設置が困難な理由として、1駅数億円から10数億円かかるとされる設置費用が課題となっている。しかし視覚障害者のみならず、聴覚など各種障害者や通学の児童のためにも鉄道駅の安全・安心の対策は急務である。よって国と政府に対し、鉄道駅利用者の安心・安全対策を強く求めるものである。 1 国としてホームドアの整備促進策を全ての鉄道事業者に示すこと。またホームドア、ホーム柵の設置促進のため財政措置を図ること強く求める。 2 鉄道駅における歩行空間のバリアフリー化推進、また情報アクセス確保のため、鉄道事業者に対し、内方線付き点状ブロック設置やピクトグラム等わかりやすい案内サインの設置を求めること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成28年9月 日 調布市議会議長 鮎川 有祐 提出先 内閣総理大臣 国土交通大臣 衆議院議長 参議院議長