陳情文書表(平成27年11月25日受理) 陳情第27号 飛田給駅西側踏切の拡幅を求める陳情 付託委員会 建設委員会 (陳情趣旨) 京王線飛田給駅西側踏切(飛田給1号踏切)は,幅が狭いために,歩行者・自転車・自動車が,踏切内を危険な状態で通行しているのが現状です。 この踏切は通学路に指定されているにもかかわらず,朝の通勤・通学時間帯は,幅約1メートルの歩道を児童・生徒,通勤・通学者が,車道を走行する車と接触ぎりぎりで相互通行しているのが実態です。 駅南側から道路の左側を走行してきた自転車が,駅北側の道路東側にある駐輪場に入るのに踏切前後で斜行することもあり,市内で最も危険な踏切と言われています。 さらに,飛田給駅は,味の素スタジアムの玄関口となっているため,サッカーJリーグの試合やコンサートなどのイベント開催時には,一層混乱した状態となっています。 大きな事故には至っていませんが,自転車が踏切外に脱輪して転倒したり,高齢者や障害者が踏切内に一時的に閉じ込められてしまう事案も発生しています。 現在,駅南側で平成28年度の完成を目指し,駅前広場と道路(道路幅18メートル,歩道両側各 4.5メートル,車道9メートル)の整備が進められています。南側が整備されると,品川通りから国道20号への抜け道として,車の交通量がふえ,さらに危険な状況になることは目に見えています。 平成13年に東京スタジアム(現・味の素スタジアム)の開設に伴い,駅北側の駅前広場と道路が整備(道路幅22メートル,歩道両側各6メートル,車道10メートル)された際,踏切は2メートルだけ広がり6メートルとなりましたが,そのとき,市の担当者は「駅南側の整備にあわせて,さらに踏切を拡幅していきたい。」と地元住民に説明しました。以降,地元住民が踏切拡幅について市の考えを何回か聞いてきましたが,市は費用面を理由に拡幅の方針を明らかにしていません。 このままでは,踏切を挟んで南北の道路が整備され広がっても,踏切だけが狭くて危険なままの状態で残されることになりかねません。 調布基地跡地には特別養護老人ホームや児童養護施設などの福祉施設がありますが,こうした施設の関係者・利用者も踏切拡幅を強く望んでいます。 2019年にはラグビーワールドカップの開会式と開幕戦を味の素スタジアムで,2020年の東京オリンピックでは,近代五種・7人制ラグビーなど4種目を,パラリンピックでは車椅子バスケットボールを味の素スタジアムと周辺施設で行う予定となっています。 世界中から飛田給駅を訪れる人々が狭くて危険な踏切を渡ることが,果たして「おもてなし」と言えるのでしょうか。また,ユニバーサルデザイン・交通バリアフリーの観点から,外国の方々の目に,この踏切はどのように映るのでしょうか。 車椅子でもベビーカーでも,歩行者・自転車・自動車,誰にとっても安全で安心,快適な踏切への整備のため,調布市が東京都・国・京王電鉄と連携をして踏切を拡幅することを求めて,本年10月下旬から署名活動を行ってきました。約1カ月間で 6,588名(11月25日現在)の方から賛同の御署名をいただき,11月25日付で踏切拡幅の要望書とともに調布市長宛てに提出いたしました。なお,署名活動は3月末日まで継続される予定で,拡幅要望の輪はさらに広がっています。 私たちの切実な「声」の実現に向けて,市議会議員の皆様の御理解御支援をよろしくお願い申し上げます。 (陳情事項) 1 車椅子でもベビーカーでも,歩行者・自転車・自動車,誰にとっても安全で安心,快適な踏切への整備のため,踏切拡幅事業の主体者である調布市が,東京都・国・京王電鉄と連携をして飛田給駅西側踏切(飛田給1号踏切)を拡幅することを求めます。 ※飛田給駅西側踏切拡幅対策協議会 飛田給小学校地区協議会,飛田給自治会,西部飛田給自治会,鶴島自治会,飛田給第三自治会,西武自治会,健全育成推進飛田給地区委員会,飛田給小学校PTA,飛田給駅南口商店会,調布地区防犯協会飛田給支部・上石原支部,調布市交通安全協会第一支部,飛田給福祉のまちあるき実行委員会,CIL調布などの団体で構成されています。