陳情文書表(平成27年11月25日受理) 陳情第45号 市道の維持保全業務を強化することを求める陳情 付託委員会 建設委員会 (要旨) 調布市における道路の維持保全活動は,都市整備部道路管理課維持保全係の担当で行われているが,その予算やそこからくる人員の不足などにより,市職員の努力にもかかわらず,業務に追われて後追い的になっており,安全や快適な交通という市民のニーズに十分応えていないように見受けられる。 昨年末から今年にかけて実施された道路に関するアンケートの自由意見にも,道路の補修等に関するものが見受けられる。 例えば,道路の水たまりなどを十分に点検する余裕がなく,市民が要望するまで長期に放置されているものもある。もっとも,ICTを活用したGOVERNMENT 2.0のようなものでなくても,市民の要望を活用する手法もあってよい。 また,安全対策としての道路反射鏡についても十分と言えない。議員の方々も要望されている。なお,道路反射鏡の設置に関する文書化された基準が存在していない。また,設置や維持保全に関する管理体制(設置年度や設置理由等を記載した文書管理を含む)も十分と思えない。 一方で,全国で道路標識等の老朽化が進んでおり,調布市においても同様の事態に対処する必要があると思われる。最近のNHKの報道によれば,「中には,腐食した根元から倒れ,子どもがけがをする事故が起きている。倒れた道路標識は多くが設置後20年以上経過している。こうした事態を受け東京都中野区では昨年から区が管理する全ての標識や街路灯の点検や修繕を行っている。中野区の管理する道路標識は 1,561本,そのうち倒壊・落下のおそれがあると診断されたものは 137本に上った。今,腐食の激しいものから優先的に取りかえ作業を進めている」とのことである。 このようなことから,安全安心な通行のために,後追いでなく予防的なものにすることを目指して,市道の維持保全業務を強化することを求めます。 以上について陳情いたします。